20130511 小雨の散歩道:虫の目レンズ(魚露目8)撮影
2013年 05月 11日
▊Diary #513 :
本日は雨時々曇り。久しぶりに魚露目8レンズを持ち出した。魚露目は「超接写+超広角+超深度の虫の目レンズ」。今回はオリンパスのOM-Dにアダプターを介してフォーサーズのZD50㎜マクロレンズ(f2.0) をつけ、その先に魚露目を装着した。50mm マクロ(35mm換算で100㎜相当)だと辺縁がわずかにケラれるが、少量トリミングすれば問題ないと思う。本日は曇って光量が乏しかったので外部ストロボも使用した。魚露目はそのままだといわゆる「ねむたい像」になるが、ストロボを使用することにより像が格段に引きしまる。
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最初の「虫の目ネタ」は、エノキの葉上のオオムラサキの幼虫。
オオムラサキの幼虫は偽眼があるので、超接写するとキュートな表情に見える。
-▶The Caterpillar of Great Purple Emperor
----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ
クヌギの太い幹でトゲアリを見つけた。
このアリの特異な習性として、他の種類のアリ(クロオオアリ、ムネアカオオアリ、ミカドオオアリ)に一時的に寄生することが知られている(一時的社会寄生)。清書によれば、巣に入ったトゲアリは、その巣の主のアリに抱き着き(上に乗り)、そのニオイを体につけてそこのアリになりすまして攻撃を免れる。そして、攻撃から逃れることができたトゲアリはさらに内部に侵入し、最終的には女王を殺してその巣を乗っ取るそうだ。恐ろしいけど面白いストーリー。
トゲアリのハタラキアリの胸部には長いトゲがある。
魚露目で拡大するトゲが釣り針のようでユニーク----釣り針アリ。
-▶ Polyrhachis lamellidens
----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ
クヌギの細い枝にコミミズク。
同じ名前の鳥がいるが、こちらのコミミズクはヨコバイ科ミミズク亜科。
下の写真の上はOM-DにMZDの60mmマクロレンズで撮影。下の写真の下はリバースレンズで拡大。
リバースレンズではかなり接写できるけど、焦点深度がとても浅い。
-▶ Polyrhachis lamellidens
----- Olympus OM-D E-M5, MZD 60mm Macro + Reverse lens
▊久しぶりに魚露目を用いて虫の目撮影してみると、他のレンズでは描出できない虫の目の世界が広がった。最近、E-5 のフォーサーズ系はあまり使用しなくなってしまったが。フォーサーズの50㎜マクロレンズはとても明るくて良いレンズなので、魚露目との組み合わせでOM-Dのマイクロフォーサーズでも用いていこうと思う。
Nature Diary vol.8(26): #513
Date: May-11 (Saturday)/2013
Place: Kofu-shi (Shikishima) in Yamanashi
本日は雨時々曇り。久しぶりに魚露目8レンズを持ち出した。魚露目は「超接写+超広角+超深度の虫の目レンズ」。今回はオリンパスのOM-Dにアダプターを介してフォーサーズのZD50㎜マクロレンズ(f2.0) をつけ、その先に魚露目を装着した。50mm マクロ(35mm換算で100㎜相当)だと辺縁がわずかにケラれるが、少量トリミングすれば問題ないと思う。本日は曇って光量が乏しかったので外部ストロボも使用した。魚露目はそのままだといわゆる「ねむたい像」になるが、ストロボを使用することにより像が格段に引きしまる。
最初の「虫の目ネタ」は、エノキの葉上のオオムラサキの幼虫。
オオムラサキの幼虫は偽眼があるので、超接写するとキュートな表情に見える。
----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ
クヌギの太い幹でトゲアリを見つけた。
このアリの特異な習性として、他の種類のアリ(クロオオアリ、ムネアカオオアリ、ミカドオオアリ)に一時的に寄生することが知られている(一時的社会寄生)。清書によれば、巣に入ったトゲアリは、その巣の主のアリに抱き着き(上に乗り)、そのニオイを体につけてそこのアリになりすまして攻撃を免れる。そして、攻撃から逃れることができたトゲアリはさらに内部に侵入し、最終的には女王を殺してその巣を乗っ取るそうだ。恐ろしいけど面白いストーリー。
トゲアリのハタラキアリの胸部には長いトゲがある。
魚露目で拡大するトゲが釣り針のようでユニーク----釣り針アリ。
----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ
クヌギの細い枝にコミミズク。
同じ名前の鳥がいるが、こちらのコミミズクはヨコバイ科ミミズク亜科。
下の写真の上はOM-DにMZDの60mmマクロレンズで撮影。下の写真の下はリバースレンズで拡大。
リバースレンズではかなり接写できるけど、焦点深度がとても浅い。
----- Olympus OM-D E-M5, MZD 60mm Macro + Reverse lens
▊久しぶりに魚露目を用いて虫の目撮影してみると、他のレンズでは描出できない虫の目の世界が広がった。最近、E-5 のフォーサーズ系はあまり使用しなくなってしまったが。フォーサーズの50㎜マクロレンズはとても明るくて良いレンズなので、魚露目との組み合わせでOM-Dのマイクロフォーサーズでも用いていこうと思う。
Nature Diary vol.8(26): #513
Date: May-11 (Saturday)/2013
Place: Kofu-shi (Shikishima) in Yamanashi
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thecla
at 2013-05-11 18:50
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トゲアリの造形が虫の目レンズ&ストロボで際立ちますね。
雨の日でもフィールドに出られるとは、私はごろごろして過ごしてしまいました(^^;
雨の日でもフィールドに出られるとは、私はごろごろして過ごしてしまいました(^^;
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himeoo27 at 2013-05-11 19:03
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namiheiii at 2013-05-12 11:36
私も2枚目のオオムラサキの幼虫が気に入りました。トゲアリの棘にびっくりしました。貴重な写真を見せていただきありがとうございました。
namiheiiiさん、
コメントありがとうございます。
オオムラサキの幼虫はとてもかわいく撮影することができます。
むしろトゲアリのトゲには僕も驚きました。どうしてこんなものが
必要なんですかね。自然界は不思議です。
コメントありがとうございます。
オオムラサキの幼虫はとてもかわいく撮影することができます。
むしろトゲアリのトゲには僕も驚きました。どうしてこんなものが
必要なんですかね。自然界は不思議です。
by tyu-rinkazan
| 2013-05-11 18:01
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Comments(6)