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20130607 北海道の散歩道:ジョウザンシジミなど

Diary #519 :
6月の北海道」は美しく、吹く風は爽やか。

久しぶりに札幌を訪れたが、今回は予定が立て込んでいて、フィールド散歩に出る時間などほとんど無いように思えた。でも、この一年中で最も良い季節に北海道まできているのに、5日間も建物の部屋の中に閉じこもったままなんて-----ウーム、耐えられません。とにかく、「人生には限りがあって、サメは泳ぐのを止めれば死に、虫林は散歩を止めると廃人と化す」----関係がありそうでいてなさそうなありとあらゆる理由を周囲に羅列して、なんとか金曜日の午前中に3時間だけ時間をつくることができた。


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札幌市郊外のジョウザンシジミのポイントに到着。
そこは足がすくむような切り立った崖だった。

眼下には、白波を立てながら蛇行して流れる豊平川。その流れは太くて荒々しく、凛として人間への妥協を許さない野生がそこに感じられた。この川を見ただけで北海道の自然力の大きさがわかるというものだ。

20130607 北海道の散歩道:ジョウザンシジミなど_d0090322_7202481.jpg
- A Landscape of the Toyohira River from the Edge of Cliff.

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye



崖に面したイタドリの葉にドリス君(カラカネハナカミキリ)とカツオ君(カツオゾウムシ)を見つけた。

20130607 北海道の散歩道:ジョウザンシジミなど_d0090322_721029.jpg
- Gaurotes (Paragaurotes) doris

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye


20130607 北海道の散歩道:ジョウザンシジミなど_d0090322_7212049.jpg
- Lixus impressiventris

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye




ジョウザンシジミ
エゾノキリンソウが繁茂する斜面を見上げていると、小さなシジミチョウの飛ぶ姿。
ウーム、まさしくジョウザンシジミだ。
ジュースのボトルで吸水した姿を撮影した。

ここ石狩の個体は十勝平野の個体よりも翅表の青鱗の発達が弱くて黒っぽい。

20130607 北海道の散歩道:ジョウザンシジミなど_d0090322_7221540.jpg
-The Orion Blue resting on the bottle cap

----- Olympus OM-D E-M5, MZD 50mm Macro



ポイントでは何人もの地元の方たちとお会いしました。ご挨拶して様子を聞くと、今年の北海道は5月中の天候不順で季節が2週間ほど遅れ、そのためジョウザンの発生状況はあまり思わしくないとのことでした。

ちなみにジョウザンシジミは僕にとっては Mile Stone Butterfly といえます。というのも、このチョウは今から9年前(2004年)の6月に道東(帯広の近く)でも撮影していますが、実はこの時の北海道旅行がきっかけになって、ホームページ(虫林花山の散歩道)を作成•開設することになり、その後にブログ(Nature Diary)までも開始したのでした。今回、このチョウに再び出会えて感慨深いものでした。

今回はフィールド散歩を諦めていましたが、札幌で滞在中に思い立ち、maedaさん蝶の観察記録-十勝蝶改め相模蝶の観察記録」に突然メールして、札幌市近郊の情報をご教示いただきました----感謝。


いつかまたこの愛らしいシジミチョウに会いたいものです。


Nature Diary vol.8(32): #519
Date: June-08 (Friday)/2013
Place: Hokkaido


Commented by 蝶山人 at 2013-06-09 11:00
蝶過激ならぬ超過激日程で
ジョウザン仕留めてしまうなんて
虫林さんで無いと出来ません
表も裏も見えてそそるアングルです
未見の蝶なので是非青い春型見たいです
Commented by midori at 2013-06-09 13:21
毎回、広角画像うっとり拝見させて頂いております。
今回も雄大な景色をバックに甲虫2種、何か覗き込むような仕草滑稽
です。この子たちは、高所恐怖症だったりして...(笑)!!
3時間のフリータイムで目的の蝶をゲットしてしまうとは...思い入りが強い蝶のようなので、出迎えてくれたのですかね。
Commented by banyan10 at 2013-06-09 19:25
時間が少なくて残念でしたね。
それでも、しっかりとジョウザンを撮影するのはさすがです。
また会ってじっくり撮影したい蝶です。
カツオゾウムシの背景も山と川と青空で素晴らしいです。
Commented by daron3 at 2013-06-09 19:58
北海道での蝶探しはまだ札幌周辺だけ、しかも7月にいつも
行っているので黒い擦れたジョウザンしかみたことありません(^^;;
虫林さんや他の方のブログを拝見して、いつもこんな風に広角で、とか思うのですが、どうしても蝶(また被写体)だけってことになってしまいます。
背景まで気にする余裕を持ちたいのですが、どうも自分には難しいです(汗
Commented by hemlenk at 2013-06-10 05:46
お疲れ様でした。(^_^;)
とてもお忙しそうですね。
ハードスケジュールの中で、少ない貴重な時間でのジョウザンシジミとの出会い。素晴らしいですね。
出会った時の喜びが伝わってきます。
まだ、足を踏み入れたことがない北海道…うーん(=^・^=)
Commented by namiheiii at 2013-06-10 12:08
超広角のマジックに目からウロコですね。足が震えてくる。小さな虫にこの広く深いバック!ダイナミックですね。
Commented by kmkurobe at 2013-06-10 16:09
ミッション完了ですね。良かったですね。
懐かしいです。北海道初日は1973年定山渓でした。
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:31
蝶山人さん、
いえいえ、maedaさんに札幌市の近郊のポイントを教えて
いただきましたので、何とか撮影できました。でも、そこは
地元の方たちも多くて、少し早めに切り上げて戻りました。
この時期の北海道は美しいです。
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:33
midoriさん、
そこは本当に崖の上の細い小道で、下をみると足が震えるほど
怖かったです。ちょうどイタドリが崖に飛び出すように生えていた
ので、下の川を背景にして撮影することができました。
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:35
banyanさん、
ジョウザンシジミは定山渓の名前がついているので、定山渓で
撮影したかったのですが、今年は発生が遅れているので、無理
かもしれないと思い、別の場所で何とか撮影できました。
やはり、春型のジョウザンはきれいでした。
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:37
daronさん、
お久しぶりです。
僕は夏型のジョウザンを撮影したことがないのです。学生時代に
カミキリムシで盛夏の北海道を回ったことがありますが、夏の北
海道もなかなか良いですね。
広角は気合かな?
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:40
ヘムレンさん、
北海道でのチョウの撮影はこれで2度目ですが、今回はほとんど
近場だけの撮影だったので、欲求不満です。
もう少し、しっかりと時間をかけて撮影してみたいものですね。
いつか6月の北海道をお楽しみくださいね。
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:42
namiheiiiさん
コメントありがとうございます。
フィッシュアイレンズは、かなり近寄れますので、小さな昆虫を
大きく写しながら、背景を写し込むことができます。その時に、
背景に広がりがあると嬉しいですね。
今回の場所は少し危険かもしれません。
Commented by 虫林 at 2013-06-11 12:44
kmkurobeさん、
突然のメールで失礼しました。
お蔭様で、無事にmaedaさんと連絡がとれ、ジョウザンが撮影
することができました。今回は時間が取れるかどうか心配でした
ので、札幌に行ってからメールしてみました。
有難うございました。
Commented by Sippo5655 at 2013-06-11 21:11
北海道へお出かけでしたか!
ジョウザンシジミ、、なんて可愛らしい♪
知人がこの蝶に会いたくて出かけたけど、会えなかったと、
素敵な再会でしたね♪
ジュースのフタの上というところが、、また愛らしいです(*´∀`*)
Commented by otto-N at 2013-06-14 16:06
この時期、なかなか北海道へ行くことができませんが、子供のころ、ジョウザンシジミは、札幌と小樽の中間くらいにある頂上の南側が絶壁の山に採りに行ってました。国道やJrから見えます。子供のころは感じませんでしたが、今では、冒頭の写真のように身がすくむかもしれませんね。
Commented by ごま at 2013-06-17 10:34
ジョウザンシジミお見事、懐かしく拝見しました。
この場所は昔よく通った場所のようです。
ここはジョウザン以外にもオオムラサキ、ゼフ類など実績のある場所です。
★昨日は大変お世話になりました。お会いできなかったら証拠写真だけに終わるところでした。お陰様で今年の重要課題のひとつがクリアできました。有難うございました。
Commented by 虫林 at 2013-06-18 11:25
Shippoさん、
遅レスで大変失礼しました。
ジョウザンシジミはとても可愛いチョウですが、断崖の
草を食べるので、撮影が少し怖かったです。
久しぶりで会うことができ嬉しかったです。
お勧めですよ〜。
Commented by 虫林 at 2013-06-18 11:28
otto-Nさん、
コメント有り難うございます。
子供の頃にジョウザンシジミはかなり本格的でしたね。
ここもかなりの絶壁で、その上下がポイントでした。
道はあるものの崩れていて、かなり足がすくむような
おもいでした。でも、ジョウザンが出てくれてよかった
です。
Commented by 虫林 at 2013-06-18 11:32
ごまさん、
ジョウザンの場所はおっしゃるように夏にはオオムラサキ
が多いと地元の人が言っていました。
今年は2週間ほど季節が遅れているようで、いつものだと
この場所のジョウザンは遅いということでした。
@撮影できて良かったですね。
遠くからお越しなのに撮影できないのは残念ですので、是非と
も撮影していただきたいと思いました。
ご苦労様でした。
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by tyu-rinkazan | 2013-06-09 07:29 | ▣ジョウザンシジミ | Comments(20)

Photographic Adventures for Insects and Flowers


by 虫林花山
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