20130707 雨中の散歩道:ジョウザンミドリシジミの交尾など
2013年 07月 08日
≪梅雨明け≫
土曜日(7月6日)、気象庁は「関東甲信地方の梅雨明け」を発表。今年の梅雨明けは、平年より15日早く、去年よりも19日早い。どうやら、夏の太平洋高気圧がいつもより早く強まり、梅雨前線を北へ押し上げたためらしい。以前には梅雨明け宣言が出された後に取り消されたこともあったように記憶しているけど、今年の早い宣言は大丈夫なのかな?また、この短い梅雨による水不足の可能性は?
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▊Diary #524 :
梅雨明け宣言が出された翌日の日曜日。
ダンダラさん(小畔川日記)とご一緒して、ゼフィルス(ミドリシジミの仲間)の撮影に長野県の白馬村に向かった。早朝に到着した白馬村では、kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)と ネイチャーkendamarさん(ネイチャーkendamarの歳時記)とお会いし、午前中はウラクロシジミなどのゼフィルスを目的に近くのフィールドを散歩することにした。
白馬の空は朝から厚い雲で覆われ、時々雨も降ってきた----梅雨明けなのに。
▊ウスイロオナガシジミ
小雨の中、道路脇の枝をたたくと、ウスイロオナガシジミがイタドリの葉に降りた。
雨に濡れた草を少し気にしながら、斜面に少し上って撮影した。

-▶A Brown-banded Hairsreak resting on the leaf.
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊ジョウザンミドリシジミ
雨脚が激しくなったので、開店前の喫茶店を開けてもらい雨宿りと休憩。
一杯のうまいコーヒーと気のおけない仲間とのチョウ談義----雨に感謝。
しばらくして、窓から外をみると、雨も小降りになったので、意を決して再びフィールドに戻って散策していたところ、kmkurobeさんから「こちらでジョウザンミドリが交尾しているよ」という連絡が入った。ゼフィルス(ミドリシジミの仲間)の交尾シーンとは何とも珍しい。虫林はこれまでアカ系ゼフの交尾シーンは撮影しているが、ミドリ系ゼフの交尾は初めてなのだ。
下の写真は、ジョウザンミドリの交尾シーンを撮影するkmkurobeさん+カメラ。

-▶A mating couple of the Cognatus Green Hairstreak
-----Canon EOS 7D, EF100mm Macro
交尾する個体を見ると、裏面が黒味がのったオスと綺麗な茶色のメスとのコントラストが面白い。
顔もオスは精悍で、メスは優しい感じがします。


-▶A mating couple of the Cognatus Green Hairstreak
----- Canon EOS 69D, Sigma 10mm Fisheye, Canon EOS 7D, EF100mm Macro
周囲が少し明るくなると、ジョウザンミドリシジミの占有行動が始まった。
ここでは、背の低い下草に静止するので、撮影がとても楽だった。



-▶ The Cognatus Green Hairstreak
----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
ジョウザンミドリの♂が、目の高さより高い位置のクズの葉に開翅したので、1脚+雲台にオリンパスOMDを付けて、モニターで確認しながら開翅写真を撮影した(kmkurobeさんのシステムを参考)。僕のこの撮影システムは少し時代遅れのような気がするけど、モニターで確認しながら撮影すると、失敗は少なくて使い勝手もとても良い。

-▶A male of the Cognatus Green Hairstreak resting with the wings opened
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
ジョウザンミドリの♂による巴卍飛翔が始まったので、広角レンズに変えて飛翔撮影。


-▶Flying features of the Cognatus Green Hairstreak
----- Canon EOS 60D, Sigama10mm Fisheye, Flash (+)
▊ウラキンシジミ
雨脚が激しくなったので帰宅しようと思った時に、黄色いチョウが下草に舞い降りてくれた。みると、黄色味が強くでた新鮮なウラキンシジミ♀だった。
ウラキンシジミの翅裏の地色は、雌雄差だけではなく個体変異もあるようだ。これまで、何度か本種を撮影しているが、これほど美しい裏面を持つ個体はなかったように思う。久々に気持ちの高揚を抑えながら撮影した。

-▶The Golden Hairstreak
----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro
▊今回は雨のために、かなり早めに切り上げて帰途につきましたが(梅雨明け宣言が嘘のよう---白馬だけ?)、雨の中とはいえ、気のおけない仲間との撮影行はやはり楽しいものでした。これから昆虫撮影のハイシーズンも1か月ほどですので、週末の一日を大事に過ごしていきたいと思います。
今回は不順な天気にも関わらず、ジョウザンミドリシジミの交尾シーンや黄色味の強いウラキンシジミの♀などの僕にとって貴重な写真が撮影できたのはとてもラッキーでした。この結果は、同行した皆さんのおかげです----感謝。また、機会がありましたら、ご一緒できれば幸いです。
Nature Diary vol.8(39): #526
Date: July-08 (Sunday)/2013
Place: Hakuba-mura, Nagano
土曜日(7月6日)、気象庁は「関東甲信地方の梅雨明け」を発表。今年の梅雨明けは、平年より15日早く、去年よりも19日早い。どうやら、夏の太平洋高気圧がいつもより早く強まり、梅雨前線を北へ押し上げたためらしい。以前には梅雨明け宣言が出された後に取り消されたこともあったように記憶しているけど、今年の早い宣言は大丈夫なのかな?また、この短い梅雨による水不足の可能性は?
▊Diary #524 :
梅雨明け宣言が出された翌日の日曜日。
ダンダラさん(小畔川日記)とご一緒して、ゼフィルス(ミドリシジミの仲間)の撮影に長野県の白馬村に向かった。早朝に到着した白馬村では、kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)と ネイチャーkendamarさん(ネイチャーkendamarの歳時記)とお会いし、午前中はウラクロシジミなどのゼフィルスを目的に近くのフィールドを散歩することにした。
白馬の空は朝から厚い雲で覆われ、時々雨も降ってきた----梅雨明けなのに。
▊ウスイロオナガシジミ
小雨の中、道路脇の枝をたたくと、ウスイロオナガシジミがイタドリの葉に降りた。
雨に濡れた草を少し気にしながら、斜面に少し上って撮影した。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊ジョウザンミドリシジミ
雨脚が激しくなったので、開店前の喫茶店を開けてもらい雨宿りと休憩。
一杯のうまいコーヒーと気のおけない仲間とのチョウ談義----雨に感謝。
しばらくして、窓から外をみると、雨も小降りになったので、意を決して再びフィールドに戻って散策していたところ、kmkurobeさんから「こちらでジョウザンミドリが交尾しているよ」という連絡が入った。ゼフィルス(ミドリシジミの仲間)の交尾シーンとは何とも珍しい。虫林はこれまでアカ系ゼフの交尾シーンは撮影しているが、ミドリ系ゼフの交尾は初めてなのだ。
下の写真は、ジョウザンミドリの交尾シーンを撮影するkmkurobeさん+カメラ。

-----Canon EOS 7D, EF100mm Macro
交尾する個体を見ると、裏面が黒味がのったオスと綺麗な茶色のメスとのコントラストが面白い。
顔もオスは精悍で、メスは優しい感じがします。


----- Canon EOS 69D, Sigma 10mm Fisheye, Canon EOS 7D, EF100mm Macro
周囲が少し明るくなると、ジョウザンミドリシジミの占有行動が始まった。
ここでは、背の低い下草に静止するので、撮影がとても楽だった。



----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
ジョウザンミドリの♂が、目の高さより高い位置のクズの葉に開翅したので、1脚+雲台にオリンパスOMDを付けて、モニターで確認しながら開翅写真を撮影した(kmkurobeさんのシステムを参考)。僕のこの撮影システムは少し時代遅れのような気がするけど、モニターで確認しながら撮影すると、失敗は少なくて使い勝手もとても良い。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
ジョウザンミドリの♂による巴卍飛翔が始まったので、広角レンズに変えて飛翔撮影。


----- Canon EOS 60D, Sigama10mm Fisheye, Flash (+)
▊ウラキンシジミ
雨脚が激しくなったので帰宅しようと思った時に、黄色いチョウが下草に舞い降りてくれた。みると、黄色味が強くでた新鮮なウラキンシジミ♀だった。
ウラキンシジミの翅裏の地色は、雌雄差だけではなく個体変異もあるようだ。これまで、何度か本種を撮影しているが、これほど美しい裏面を持つ個体はなかったように思う。久々に気持ちの高揚を抑えながら撮影した。

----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro
▊今回は雨のために、かなり早めに切り上げて帰途につきましたが(梅雨明け宣言が嘘のよう---白馬だけ?)、雨の中とはいえ、気のおけない仲間との撮影行はやはり楽しいものでした。これから昆虫撮影のハイシーズンも1か月ほどですので、週末の一日を大事に過ごしていきたいと思います。
今回は不順な天気にも関わらず、ジョウザンミドリシジミの交尾シーンや黄色味の強いウラキンシジミの♀などの僕にとって貴重な写真が撮影できたのはとてもラッキーでした。この結果は、同行した皆さんのおかげです----感謝。また、機会がありましたら、ご一緒できれば幸いです。
Nature Diary vol.8(39): #526
Date: July-08 (Sunday)/2013
Place: Hakuba-mura, Nagano
お疲れ様でした。
電話をいただいたときの雰囲気から、かなりのインパクトを感じましたが、このウラキンはまさに金バリですね・・・・これは凄い・・・・・おそれいりました。
ちなみに本日夕方、ウスイロを撮影された場所に行ったら、やはりあそこは大当たりのポイントでした。
ウラクロが乱舞して、エゾミドリもテリハリしていました。
次回ご一緒できるのが楽しみです。
電話をいただいたときの雰囲気から、かなりのインパクトを感じましたが、このウラキンはまさに金バリですね・・・・これは凄い・・・・・おそれいりました。
ちなみに本日夕方、ウスイロを撮影された場所に行ったら、やはりあそこは大当たりのポイントでした。
ウラクロが乱舞して、エゾミドリもテリハリしていました。
次回ご一緒できるのが楽しみです。
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日曜日は雨でしたか。雨の中でジョウザンの交尾やらピカピカのウラキンとは恐れ入りました。
前日(土曜日)に行きましたが、朝の気温が高いせいか狙いのゼフは降りても開翅してくれずNGでした。
今年は、早々に梅雨明けも含めておかしな天候ですね。
前日(土曜日)に行きましたが、朝の気温が高いせいか狙いのゼフは降りても開翅してくれずNGでした。
今年は、早々に梅雨明けも含めておかしな天候ですね。
お久しぶりです。
ミドリ系のゼフィルスの交尾には驚きました。
経験の浅い私は勿論見たことはないですが、ブログの記事などでも初めてだと思います。
そして最後のウラキンシジミの美しいこと。
もっと気の利いた形容をしたいのですが、言葉が思いつきません。
ミドリ系のゼフィルスの交尾には驚きました。
経験の浅い私は勿論見たことはないですが、ブログの記事などでも初めてだと思います。
そして最後のウラキンシジミの美しいこと。
もっと気の利いた形容をしたいのですが、言葉が思いつきません。
どれもすごい写真ばかりですが、ウラキンのメスはこんな感じなのですね。どこかチョウセンアカシジミと似た印象を受けました。
ジョウザンミドリの交尾ですか!
凄いし、メスがなんとも言えずいい感じですね。
すみません、これって何時くらいですか?てっきり占有行動が終わるころに見れるものだと思っていたのですが…(^_^;)考えを改めないといけない?(笑)
ウラキンシジミが羨ましいです。
凄いし、メスがなんとも言えずいい感じですね。
すみません、これって何時くらいですか?てっきり占有行動が終わるころに見れるものだと思っていたのですが…(^_^;)考えを改めないといけない?(笑)
ウラキンシジミが羨ましいです。
同じ日に同じ白馬にいながらなんという結果の違いでしょう !
ジョウザンの交尾にウスイロ、ウラキンとは素晴らしいですね。
私が撮影できたのはハヤシ、アイノの裏とクロシジミだけでした。
その後訳あって早めにミョウコウ狙いに切り替えましたが大雨の中を4時間彷徨っただけでした(涙)。
ジョウザンの交尾にウスイロ、ウラキンとは素晴らしいですね。
私が撮影できたのはハヤシ、アイノの裏とクロシジミだけでした。
その後訳あって早めにミョウコウ狙いに切り替えましたが大雨の中を4時間彷徨っただけでした(涙)。
お疲れ様でした。
雨の中でしたが、おかげさまで楽しい一日になりました。
卍飛翔、ちゃんと写っていますね。
それに、一脚+モニター確認の撮影の様子も拝見しましたが、確実でいい方法ですね。
このシーズンオフに試してみようと思います。
雨の中でしたが、おかげさまで楽しい一日になりました。
卍飛翔、ちゃんと写っていますね。
それに、一脚+モニター確認の撮影の様子も拝見しましたが、確実でいい方法ですね。
このシーズンオフに試してみようと思います。
kmkurobeさん、
お世話になりました。
期待以上の成果をあげることができました。
有難うございました。
最後のウラキンは以前から撮影したかったので、
とても嬉しかったです。
次回も楽しみにしています。
お世話になりました。
期待以上の成果をあげることができました。
有難うございました。
最後のウラキンは以前から撮影したかったので、
とても嬉しかったです。
次回も楽しみにしています。
ジョウザンの交尾がいいですね。僕もミドリ系のゼフは交尾は未撮影なので羨ましいです。
先日のメスアカ観察で雌か確認できていないのですが、絡んで葉の奥に潜り込んだのが交尾かと気になっています。
ウラキンも新鮮で素晴らしいですね。舞い降りたということは羽化して上がってきたのではないのですね。
先日のメスアカ観察で雌か確認できていないのですが、絡んで葉の奥に潜り込んだのが交尾かと気になっています。
ウラキンも新鮮で素晴らしいですね。舞い降りたということは羽化して上がってきたのではないのですね。
素敵な一日となったようで、何よりでしたね!
雨の中、開店前の喫茶店で蝶談義かぁ。。
そしてゼフィルスたちが、こんなにもたくさん出迎えてくれて♪
交尾シーンも素晴らしいですね!
ウラキンシジミ・・綺麗~
私もいつか出会いたいです♪
雨の中、開店前の喫茶店で蝶談義かぁ。。
そしてゼフィルスたちが、こんなにもたくさん出迎えてくれて♪
交尾シーンも素晴らしいですね!
ウラキンシジミ・・綺麗~
私もいつか出会いたいです♪
ジョウザンの交尾は、金紙・銀紙でつつまれた高級洋菓子の雰囲気ですね。
見て見たいものです。
ゼフの後尾は一度も見たことがありません。
短時間で終了してしまうのでしょうかね。
最後のウラキンも溜まりませんね。擦れてる個体でもいいから初見したいものです。
見て見たいものです。
ゼフの後尾は一度も見たことがありません。
短時間で終了してしまうのでしょうかね。
最後のウラキンも溜まりませんね。擦れてる個体でもいいから初見したいものです。
Shippoさん、
雨の中でまったりと喫茶店でお話しできるのは良かったです。
ちょうど雨の中で無理に活動すると疲れますのでね。それに
色々なことを皆さんに教えてもらう良い機会でした。
ウラキンの黄色いメスが以前から憧れていました。
雨の中でまったりと喫茶店でお話しできるのは良かったです。
ちょうど雨の中で無理に活動すると疲れますのでね。それに
色々なことを皆さんに教えてもらう良い機会でした。
ウラキンの黄色いメスが以前から憧れていました。
akakokkoさん、
ミドリ系ゼフの交尾って木の上で成立するのかな。
見た人は少ないですものね。
でも、いつか目にする機会ができますよ。
ウラキンて撮影が比較的難しいものかもしれません。
今回のものは本当にきれいでうれしかったです。
ミドリ系ゼフの交尾って木の上で成立するのかな。
見た人は少ないですものね。
でも、いつか目にする機会ができますよ。
ウラキンて撮影が比較的難しいものかもしれません。
今回のものは本当にきれいでうれしかったです。
by tyu-rinkazan
| 2013-07-08 22:03
| ▣ジョウザンミドリシジミ
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