20130711 タイ王国の散歩道 (1):国立公園のチョウたち
2013年 07月 15日
≪Thailand≫
タイ王国 (Thailand) のバンコク (Bangkok) に出張。タイへの訪問は今回が初めてだが、出発前は発表の準備や色々な雑務をこなすだけに終始し、フィールド散歩のことまで考える余裕はなかった。すなわち、タイの自然に関する事前情報は皆無の状態での訪問だったといえる。まあ、僕の海外出張では、時間ができた時に適当に行先をきめることも多いのだ(行き当たりばったりフィールド散歩かな)。本当は日本にいるときにもっと調査をしてくれば良いのにといつも思うだが----後の祭り。
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▊Diary #527 :
タイ西部のE国立公園を訪問。
バンコク市内のセブンイレブンで購入した地図を見ると、ここは映画「戦場にかける橋」で有名なクワイ川の支流源流付近に位置しているようだ。バンコク市内からはおおよそ200㎞弱、車で3時間ほどの距離にある。
この公園は「7つの滝めぐりトレッキング」を売りしていて、トイレなどもしっかりと整備されている。トレッキングコースを歩いていると、山の中にもかかわらず「滝つぼで水浴び」にした水着姿の若い女性たちとしばしばすれ違った。ちょっと目のやり場に困った----ウーム、本当は困らないか。実のところ、日中のむし暑さで汗だくになったので、虫林も滝つぼで泳いでみたかったが、時間がもったいないので我慢。

-▶National Park
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊タイジャコウアゲハ(アダムソニーベニモンアゲハ)
歩き始めて間もなく、湿った地面に新鮮なタイジャコウアゲハが吸水していた。
当初、ベニモンアゲハと思っていたが、カオヤイさんにタイジャコウアゲハであることをご教示していただいた。カオヤイさん有り難うございます。南国にはその他にもベニモンアゲハに擬態しているシロオビアゲハのメスがいるので注意が必要ですね。

-▶Byasa adamsoni
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊ルリモンアゲハ
トレールを歩いていると、時折、大きなルリモンアゲハが現れては飛び去っていく。このチョウが飛ぶ姿は、大きな青い紋がチラチラ点滅してとても綺麗だ。虫林はこの蝶を初めて見たのは台湾で、以後、インド、中国南部、フィリピンなどでも見た。以後、このチョウを見ると熱帯アジアに来たことが実感できて嬉しくなる。
午後になると地面で吸水してくれた。


-▶Papilio paris paris
-----Canon EOS 7D, EF300mm
▊シロオビアゲハ
このトレッキングコースで最も多く見たのがシロオビアゲハだった。実はベニモンアゲハに擬態したシロオビアゲハ♀の方が撮影したかったのだが、目撃はできたものの残念ながら撮影はできなかった。

-▶Papilio polytes
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊マハデヴァオナシモンキアゲハ
マダラチョウに見えるがモンキアゲハの仲間。

-▶Papilio mahadeva mahadeva、:Burmese Raven
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊チビフタオチョウ
タイにはフタオチョウが数種いるらしいが、その仲間では最も多いチビ(ヒメ)フタオチョウが現れた。タイの山岳地帯では多いといっても、もちろん僕には初見となる貴重なチョウなので喜んで撮影した。

-▶The Common Nawab
-----Canon EOS 7D, EF100mm Macro
▊レクタリクイナズマ
トレッキングの道脇でレクタリクイナズマが占有行動をしていた。
このチョウは黒い地色に白い線が目立ち、とても上品で美しい。黒服の紳士淑女といったところかな。残念なことに、シャッターを数回押しただけで飛び去ってしまい。しばらく待っていたが戻ってこなかった。タイでは市街地で暑すぎるが、山岳地域のトレッキングは思ったよりも暑くなくて、しばしばこういうチョウたちに出会えるのも嬉しい。

-▶The Red-spot Marquis
----- Canon EOS 7D, EF300mm
▊マルバネイシガケチョウ
やや薄暗い場所で、白いチョウが飛来した。
当初は蛾だろうと思っていたが、近寄ってみるとチョウだった。
(種名はカオヤイさんからのご教示による)

-▶Cyrestis cocles.
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊チャイロタテハ
チャイロタテハがしばしばトレールの地面で日光浴をしていた。
警戒心はあまり強い方ではなさそうで、ゆっくりと近づいて近接撮影できた。

-▶ Vindula erota
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊シロチョウの集団吸水
広場の湿った地面では50頭ほどのウスキシロチョウたちが吸水集団を形成していた。虫林は以前に南米でもっと大きな集団を経験しているが、このくらいの規模の集団でも久々に見ると心臓が高鳴り、心拍数は2倍くらいに増える。さすが南国だな。ウスキシロチョウは斑紋多型があってなかなか味わい深いな。
よくみると、ウスキシロチョウの集団の中にメスジロキチョウやツマベニチョウ、スジグロマダラシロチョウなどが見られた。s

-▶ Feeding water of Catopsilia pomona in group
----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊シジミチョウ
トレールを歩くとロクスシロサカハチシジミやナツメシジにしばしば出会う。
これらのチョウたちも他の東南アジアでも見ているが、これほど数が多いのはタイの山岳地帯ならではかもしれない。時々、サカハチシジミは吸水集団も形成していた。

-▶ The Banded Blue Pierrot and the CommonPierrot
----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊ 残念ながら今回の散歩では、午後2時を回った時に突然暗くなり、風と強い雨に見舞われました。そのため、公園に滞在したのはわずか3時間ほどということになりました。3時間もかけて訪れて、3時間後に帰るというのもつらいものがありました。でも、タイはこの時期は「雨期」なのですから仕方がありませんね。
最近、カメラの重さがずいぶんと気になってきました。キャノン EOS 7Dに300㎜の望遠レンズを装着すると2㎏を軽くこえるので、ずっしりと肩にこたえます(首や肩にダメージ)。やはり、これから海外でのフィールド散歩では、オリンパスのOMDと交換レンズ数本、コンデジだけにするのがよいかもしれないなと考えています。
明日は世界自然遺産カオヤイ国立公園を歩いてみようと思います。
Nature Diary vol.8(40): #527
Date: July-11 (Thirsday)/2013
Place: Erawan National Park, Thailand
タイ王国 (Thailand) のバンコク (Bangkok) に出張。タイへの訪問は今回が初めてだが、出発前は発表の準備や色々な雑務をこなすだけに終始し、フィールド散歩のことまで考える余裕はなかった。すなわち、タイの自然に関する事前情報は皆無の状態での訪問だったといえる。まあ、僕の海外出張では、時間ができた時に適当に行先をきめることも多いのだ(行き当たりばったりフィールド散歩かな)。本当は日本にいるときにもっと調査をしてくれば良いのにといつも思うだが----後の祭り。
▊Diary #527 :
タイ西部のE国立公園を訪問。
バンコク市内のセブンイレブンで購入した地図を見ると、ここは映画「戦場にかける橋」で有名なクワイ川の支流源流付近に位置しているようだ。バンコク市内からはおおよそ200㎞弱、車で3時間ほどの距離にある。
この公園は「7つの滝めぐりトレッキング」を売りしていて、トイレなどもしっかりと整備されている。トレッキングコースを歩いていると、山の中にもかかわらず「滝つぼで水浴び」にした水着姿の若い女性たちとしばしばすれ違った。ちょっと目のやり場に困った----ウーム、本当は困らないか。実のところ、日中のむし暑さで汗だくになったので、虫林も滝つぼで泳いでみたかったが、時間がもったいないので我慢。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊タイジャコウアゲハ(アダムソニーベニモンアゲハ)
歩き始めて間もなく、湿った地面に新鮮なタイジャコウアゲハが吸水していた。
当初、ベニモンアゲハと思っていたが、カオヤイさんにタイジャコウアゲハであることをご教示していただいた。カオヤイさん有り難うございます。南国にはその他にもベニモンアゲハに擬態しているシロオビアゲハのメスがいるので注意が必要ですね。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊ルリモンアゲハ
トレールを歩いていると、時折、大きなルリモンアゲハが現れては飛び去っていく。このチョウが飛ぶ姿は、大きな青い紋がチラチラ点滅してとても綺麗だ。虫林はこの蝶を初めて見たのは台湾で、以後、インド、中国南部、フィリピンなどでも見た。以後、このチョウを見ると熱帯アジアに来たことが実感できて嬉しくなる。
午後になると地面で吸水してくれた。


-----Canon EOS 7D, EF300mm
▊シロオビアゲハ
このトレッキングコースで最も多く見たのがシロオビアゲハだった。実はベニモンアゲハに擬態したシロオビアゲハ♀の方が撮影したかったのだが、目撃はできたものの残念ながら撮影はできなかった。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊マハデヴァオナシモンキアゲハ
マダラチョウに見えるがモンキアゲハの仲間。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊チビフタオチョウ
タイにはフタオチョウが数種いるらしいが、その仲間では最も多いチビ(ヒメ)フタオチョウが現れた。タイの山岳地帯では多いといっても、もちろん僕には初見となる貴重なチョウなので喜んで撮影した。

-----Canon EOS 7D, EF100mm Macro
▊レクタリクイナズマ
トレッキングの道脇でレクタリクイナズマが占有行動をしていた。
このチョウは黒い地色に白い線が目立ち、とても上品で美しい。黒服の紳士淑女といったところかな。残念なことに、シャッターを数回押しただけで飛び去ってしまい。しばらく待っていたが戻ってこなかった。タイでは市街地で暑すぎるが、山岳地域のトレッキングは思ったよりも暑くなくて、しばしばこういうチョウたちに出会えるのも嬉しい。

----- Canon EOS 7D, EF300mm
▊マルバネイシガケチョウ
やや薄暗い場所で、白いチョウが飛来した。
当初は蛾だろうと思っていたが、近寄ってみるとチョウだった。
(種名はカオヤイさんからのご教示による)

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊チャイロタテハ
チャイロタテハがしばしばトレールの地面で日光浴をしていた。
警戒心はあまり強い方ではなさそうで、ゆっくりと近づいて近接撮影できた。

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊シロチョウの集団吸水
広場の湿った地面では50頭ほどのウスキシロチョウたちが吸水集団を形成していた。虫林は以前に南米でもっと大きな集団を経験しているが、このくらいの規模の集団でも久々に見ると心臓が高鳴り、心拍数は2倍くらいに増える。さすが南国だな。ウスキシロチョウは斑紋多型があってなかなか味わい深いな。
よくみると、ウスキシロチョウの集団の中にメスジロキチョウやツマベニチョウ、スジグロマダラシロチョウなどが見られた。s

----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊シジミチョウ
トレールを歩くとロクスシロサカハチシジミやナツメシジにしばしば出会う。
これらのチョウたちも他の東南アジアでも見ているが、これほど数が多いのはタイの山岳地帯ならではかもしれない。時々、サカハチシジミは吸水集団も形成していた。

----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01
▊ 残念ながら今回の散歩では、午後2時を回った時に突然暗くなり、風と強い雨に見舞われました。そのため、公園に滞在したのはわずか3時間ほどということになりました。3時間もかけて訪れて、3時間後に帰るというのもつらいものがありました。でも、タイはこの時期は「雨期」なのですから仕方がありませんね。
最近、カメラの重さがずいぶんと気になってきました。キャノン EOS 7Dに300㎜の望遠レンズを装着すると2㎏を軽くこえるので、ずっしりと肩にこたえます(首や肩にダメージ)。やはり、これから海外でのフィールド散歩では、オリンパスのOMDと交換レンズ数本、コンデジだけにするのがよいかもしれないなと考えています。
明日は世界自然遺産カオヤイ国立公園を歩いてみようと思います。
Nature Diary vol.8(40): #527
Date: July-11 (Thirsday)/2013
Place: Erawan National Park, Thailand
タイの蝶は、多種多様で魅力的なので
カメラを担いで出かけてみたくなりました。
最後のゴイシシジミに似た蝶可愛いですね!
カメラを担いで出かけてみたくなりました。
最後のゴイシシジミに似た蝶可愛いですね!
0
いずれも写欲をそそる素晴らしい蝶ですね。
ベニモンアゲハとシロオビアゲハは八重山で見るものと比べて、ちょっと雰囲気が違うなと思い、自分の写真を見たところ、
ベニモンアゲハ・・・後翅外縁の斑点が八重山産は全て赤で6あるのに対してここのは前寄りが白で数も少なくハート型、後翅中央の白帯もより太いですね。
シロオビアゲハ・・・後翅中央の白帯がここのものの方が明らかに太いです。
暑い所ほど白化するのでしょうか。
ベニモンアゲハとシロオビアゲハは八重山で見るものと比べて、ちょっと雰囲気が違うなと思い、自分の写真を見たところ、
ベニモンアゲハ・・・後翅外縁の斑点が八重山産は全て赤で6あるのに対してここのは前寄りが白で数も少なくハート型、後翅中央の白帯もより太いですね。
シロオビアゲハ・・・後翅中央の白帯がここのものの方が明らかに太いです。
暑い所ほど白化するのでしょうか。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
maximiechanさん、
おっしゃる通りでベニモンアゲハではなさそうです。
あまり深く考えないでアップしてしまいました。
シロオビアゲハはモンキアゲハの一種との区別が
問題になるようですが、今回のものはシロオビ
で良さそうです。地域変異ですかね。
おっしゃる通りでベニモンアゲハではなさそうです。
あまり深く考えないでアップしてしまいました。
シロオビアゲハはモンキアゲハの一種との区別が
問題になるようですが、今回のものはシロオビ
で良さそうです。地域変異ですかね。
カオヤイさん、
コメント有り難うございます。
のちほどブログの記載を変更させていただきます。
今回は仕事の方で頭がいっぱいで、事前に連絡するの
を控えてしまいました。それにしても、タイのチョウ
たちは奥が深いですね。驚きましたし、そんな場所で
撮影を楽しんでいらっしゃるカオヤイさんたちが羨ま
しくも思いました。
タイには来年も行く機会がありそうですので、次回は
是非ともお会いしたいと思います。
今後とも宜しく恩r害します。
コメント有り難うございます。
のちほどブログの記載を変更させていただきます。
今回は仕事の方で頭がいっぱいで、事前に連絡するの
を控えてしまいました。それにしても、タイのチョウ
たちは奥が深いですね。驚きましたし、そんな場所で
撮影を楽しんでいらっしゃるカオヤイさんたちが羨ま
しくも思いました。
タイには来年も行く機会がありそうですので、次回は
是非ともお会いしたいと思います。
今後とも宜しく恩r害します。
by tyu-rinkazan
| 2013-07-15 03:00
| ● Thailand
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Comments(8)
