20140601 ズミの花咲く散歩道:ヤマキチョウの産卵とハヤシミドリの幼虫
2014年 06月 02日
▊DIARY #585 :
今年もすでに6月になった。
本日(日曜日)は早朝にクヌギ林に立ち寄った後、暑いので高原に移動。
ここにはまだズミの花が沢山咲いていて、まるで時期外れの花見気分。
ズミは小林檎(コリンゴ)、小梨(コナシ)などの別名がある。
---- Malus toringo
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
█ 草原を飛び回るギンイチモンジセセリの撮影
高原の小道を歩くと、足元から次々とギンイチモンジセセリの春型が飛び出した。
春型のギンイチは翅裏の白線紋が太くてとても美しい。
---- The Silver-lined Skipper
---- Olympus Pen E-P5, MZD60mm Macro,
█ ヤマキチョウの産卵シーンの撮影
黄色いチョウが飛ぶ姿を時々見かけた。
下の写真のヤマキ♂の翅の一部にはシミのようなものがある。
でも、越冬個体とは思えないほど保たれている。
---- A male of the Brimstone
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
クロツバラの木にからむように飛ぶヤマキチョウ♀を見つけた。
どうも産卵する葉を探してタッチングしているようだ。
そういえば、今年の5月中旬banyanさん(てくてく写日記)が長野県でヤマキチョウの産卵シーンを撮影されていたことを思いだした。僕としてはこの時期に美しいヤマキチョウの♀に出会えただけも十分に満足だ。
---- A female of the Brimstone
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
チョウの後をついていくと、案の定、腹部をまげて産卵。
でも、産卵時間が短くてなかなかフォーカスがあわせ難い。また、すぐに木を移るのでその後をついていくのも一苦労だった(チョウの後について走ったのは何年振りだろう)。とにかく初めてヤマキチョウの産卵シーンを撮影できて嬉しかったが、高原をハフハフと走らされて疲れた。
人間の♀も♂を振り回すが蝶も------ウーム、関係ないか。
---- Egg-laying of the Brimstone
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
産卵したと思われた葉裏には卵も確認できた。
---- An egg of the Brimstone
---- Olympus Tough TG2
█ ハヤシミドリシジミの幼虫を発見
カシワの葉上でハヤシミドリの幼虫を運よく見つけた。
幼虫の周りにはアリがいて時々タッチしていた。
---- A caterpillar of the Hayashi Hairstreak
---- Olympus E-PL6, Lumix G Fisheye 8mm
█ ヤマキマダラヒカゲ
---- The Japanese Labyrinth
---- Olympus Tough TG2 + GYOROME8
▊ Notes :
クヌギ林の主が気になる季節になってきたが、どうも今年のクヌギ林のチョウ活性はいまいちのようだ。一方、テングチョウの新成虫が異常に多いように思う-----気のせいだろうか。本日は避暑をかねて高所に移動して散歩した。まったく期待はしていなかったが、運よくギンイチモンジセセリやヤマキチョウに出会え、さらにハヤシミドリの幼虫まで撮影できたのだからいうことはないよね。
Nature Diary vol.9 (25): #585 2014
Date: June-1 (Sunday)
Place: Yamanashi
今年もすでに6月になった。
本日(日曜日)は早朝にクヌギ林に立ち寄った後、暑いので高原に移動。
ここにはまだズミの花が沢山咲いていて、まるで時期外れの花見気分。
ズミは小林檎(コリンゴ)、小梨(コナシ)などの別名がある。
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
█ 草原を飛び回るギンイチモンジセセリの撮影
高原の小道を歩くと、足元から次々とギンイチモンジセセリの春型が飛び出した。
春型のギンイチは翅裏の白線紋が太くてとても美しい。
---- Olympus Pen E-P5, MZD60mm Macro,
█ ヤマキチョウの産卵シーンの撮影
黄色いチョウが飛ぶ姿を時々見かけた。
下の写真のヤマキ♂の翅の一部にはシミのようなものがある。
でも、越冬個体とは思えないほど保たれている。
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
クロツバラの木にからむように飛ぶヤマキチョウ♀を見つけた。
どうも産卵する葉を探してタッチングしているようだ。
そういえば、今年の5月中旬banyanさん(てくてく写日記)が長野県でヤマキチョウの産卵シーンを撮影されていたことを思いだした。僕としてはこの時期に美しいヤマキチョウの♀に出会えただけも十分に満足だ。
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
チョウの後をついていくと、案の定、腹部をまげて産卵。
でも、産卵時間が短くてなかなかフォーカスがあわせ難い。また、すぐに木を移るのでその後をついていくのも一苦労だった(チョウの後について走ったのは何年振りだろう)。とにかく初めてヤマキチョウの産卵シーンを撮影できて嬉しかったが、高原をハフハフと走らされて疲れた。
人間の♀も♂を振り回すが蝶も------ウーム、関係ないか。
---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm
産卵したと思われた葉裏には卵も確認できた。
---- Olympus Tough TG2
█ ハヤシミドリシジミの幼虫を発見
カシワの葉上でハヤシミドリの幼虫を運よく見つけた。
幼虫の周りにはアリがいて時々タッチしていた。
---- Olympus E-PL6, Lumix G Fisheye 8mm
█ ヤマキマダラヒカゲ
---- Olympus Tough TG2 + GYOROME8
▊ Notes :
クヌギ林の主が気になる季節になってきたが、どうも今年のクヌギ林のチョウ活性はいまいちのようだ。一方、テングチョウの新成虫が異常に多いように思う-----気のせいだろうか。本日は避暑をかねて高所に移動して散歩した。まったく期待はしていなかったが、運よくギンイチモンジセセリやヤマキチョウに出会え、さらにハヤシミドリの幼虫まで撮影できたのだからいうことはないよね。
Date: June-1 (Sunday)
Place: Yamanashi
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banyan10 at 2014-06-02 08:14
さっそくヤマキチョウの産卵を撮影とは恐れ入りました。
卵の2つ上は腹部もしっかり写って素晴らしいですね。
僕のときは追いかけなくても撮影できて幸運でしたが、苦労した甲斐のある写真ですね。
ハヤシの幼虫もさすがです。広角もアリと一緒の写真も雰囲気が伝わってきます。
卵の2つ上は腹部もしっかり写って素晴らしいですね。
僕のときは追いかけなくても撮影できて幸運でしたが、苦労した甲斐のある写真ですね。
ハヤシの幼虫もさすがです。広角もアリと一緒の写真も雰囲気が伝わってきます。
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虫林
at 2014-06-03 06:19
x
banyanさん
僕もまさかヤマキチョウの産卵に出会えるとは思っていませんでし
た、もう少しゆっくりと産卵してくれればよいのですが、なかなか写
すのが難しかったです。
ハヤシの幼虫も低いところで見つけることができました。
僕もまさかヤマキチョウの産卵に出会えるとは思っていませんでし
た、もう少しゆっくりと産卵してくれればよいのですが、なかなか写
すのが難しかったです。
ハヤシの幼虫も低いところで見つけることができました。
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虫林
at 2014-06-03 06:23
x
Akakokkoさん、
幼虫は動きませんので撮影は楽です。
発見できたのはこの一頭だけだったのですが、通常はもっと見にくい場所にいるのかもしれませんね。ラッキーでした。
ヤマキマダラは近づくのに苦労しました。
幼虫は動きませんので撮影は楽です。
発見できたのはこの一頭だけだったのですが、通常はもっと見にくい場所にいるのかもしれませんね。ラッキーでした。
ヤマキマダラは近づくのに苦労しました。
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22wn3288 at 2014-06-03 15:52
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yoda-1 at 2014-06-04 18:40
どれも素晴らしい出会いと適切な撮影機材に、思わず自分のレヴェルの低さを思い知る感じであります。
充実した一日、おめでとうございます。
充実した一日、おめでとうございます。
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虫林
at 2014-06-05 04:05
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虫林
at 2014-06-05 04:07
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虫林
at 2014-06-05 04:10
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by tyu-rinkazan
| 2014-06-02 06:01
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Comments(10)