20140720 高原の散歩道:スジボソヤマキチョウの集団吸水とオオヒカゲの開翅など
2014年 07月 21日
▊DIARY #598 :
今週末は海の日を含めて3連休になった。もちろん、わくわくしながらこの連休を待っていた。でも、天気は相変わらず微妙。とにかく、梅雨時に雨のことを考えても仕方がないので、カメラを片手にフィールド散歩に出よう。虫屋の夏は残り少ない-----。
本日(日曜日)は「オオヒカゲ」を探して野辺山高原を越えた。クロスフィンガー!
█ オナガシジミ
湿地帯の周りにはヤマハンノキとオニグルミの木が多い。
クルミといえばオナガシジミ。
注意深く葉を見ていくとその姿を見つけることができた。
オリンパスの標準レンズ14-42mmは電動になったが、これまで使用していた純正ワイコンが使用できなくなって残念に思っていた。しかし、以前にご一緒したネイチャーKendamarさんからPanasonicのワイコン(DMW GWC1)が装着できることを教えていただいた。このワイコンはx 0.79なので、広角側が11.6mm(実質23.2mm)になる。

------- Wide view of a walnut hairstreak on the walnut leaf
-------- (Olympus E-PL6, MZD14-42mm + DMW GWC1)

------- The Walnut Hairstreak
-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
█ スジボソヤマキチョウの集団吸水
スジボソヤマキチョウだけの吸水集団を見かけた。
スジボソヤマキチョウは集団吸水することがよく知られている。これまでアゲハチョウやセセリチョウの仲間の吸水シーンはしばしば出会ってきたが、スジボソヤマキチョウの吸水集団は見たことがなかった。
今回の集団は20頭前後なので大きな集団とは言えないかも知れないが、黄色いチョウが乱舞する光景は4年前の南米イグアスで見た「オオキチョウ(Phoebis)の集団吸水(クリックでジャンプ)」を思い出させる。感動よ再び。



------- Lesser brimstones forming a drinking group
-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
█ オオヒカゲの開翅
オオヒカゲは地味なヒカゲチョウの仲間だが、何といってもその大きさは圧倒的な存在感がある。湿地帯に棲息していて、夕方にならないとその姿を現してくれないので、朝昼行性の虫林には見る機会が少ない。文字通りの「魅力的な日陰者」なのだ。
オオヒカゲを探して小径を辿った。
奥は行き止まりで、そこは湿地になっていた。
足元から大きな灰色の蝶が飛び出してコンクリートの壁に静止。

-------A female of the Large Brown resting on the wall
-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
オオヒカゲはとても敏感。
近づくと逃げる、近づくと逃げる----繰り返し。
そこで近づかないフリをしながら近づいて撮影。
アキタブキの大きな葉や茎に静止。


------- A female of the Large Brown resting on the leaf
-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm, E-P5, MZD60mm Macro)
かなりクローズアップで撮影。

------- A female of the Large Brown resting on the leaf
-------- (Olympus E-P5, MZD60mm Macro)
良い場所に静止した。
期待を込めて見守った----全開翅。
灰色の地に黒い紋が並ぶ。
翅表には少しスクラッチが入っているがほぼ綺麗。

------- A female of the Large Brown resting on the leaf
-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
オオヒカゲは虫林のズボンで吸汁までしてくれた。それは何となく嬉しいのだが、一人なのでうまく撮影し難い。何とか体をひねってカメラで撮影した。

------- A female of the Large Brown on my trouser leg
-------- (Olympus E-PL6, MZD14-42mm + DMW GWC1)
█ ミヤマカラスシジミ


--------The Mera Black Hairstreak
-------- (Olympus E-PL6, MZD14-42mm + DMW GWC1, E-P5, MZD60mm Macro)
▊ Notes :
今回は南アルプスに登りたいと思っていたが、夜叉神峠から広河原の間で土砂崩落のために通行止めになってしまった。そこで、目的を変えてオオヒカゲの撮影に野辺山高原を越えて、記録がある場所を訪れてみた。オオヒカゲとの出会いはもちろん嬉しいが、期待していなかったスジボソヤマキチョウの集団吸水も印象的な驚きだった。
もうすぐ梅雨が明けて暑くなる。

Nature Diary vol.9 (38): #598, 2014
Date: July-20 (Sunday)
Place: Minamimakimurai, Nagano
今週末は海の日を含めて3連休になった。もちろん、わくわくしながらこの連休を待っていた。でも、天気は相変わらず微妙。とにかく、梅雨時に雨のことを考えても仕方がないので、カメラを片手にフィールド散歩に出よう。虫屋の夏は残り少ない-----。
本日(日曜日)は「オオヒカゲ」を探して野辺山高原を越えた。クロスフィンガー!
█ オナガシジミ
湿地帯の周りにはヤマハンノキとオニグルミの木が多い。
クルミといえばオナガシジミ。
注意深く葉を見ていくとその姿を見つけることができた。
オリンパスの標準レンズ14-42mmは電動になったが、これまで使用していた純正ワイコンが使用できなくなって残念に思っていた。しかし、以前にご一緒したネイチャーKendamarさんからPanasonicのワイコン(DMW GWC1)が装着できることを教えていただいた。このワイコンはx 0.79なので、広角側が11.6mm(実質23.2mm)になる。

-------- (Olympus E-PL6, MZD14-42mm + DMW GWC1)

-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
█ スジボソヤマキチョウの集団吸水
スジボソヤマキチョウだけの吸水集団を見かけた。
スジボソヤマキチョウは集団吸水することがよく知られている。これまでアゲハチョウやセセリチョウの仲間の吸水シーンはしばしば出会ってきたが、スジボソヤマキチョウの吸水集団は見たことがなかった。
今回の集団は20頭前後なので大きな集団とは言えないかも知れないが、黄色いチョウが乱舞する光景は4年前の南米イグアスで見た「オオキチョウ(Phoebis)の集団吸水(クリックでジャンプ)」を思い出させる。感動よ再び。



-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
█ オオヒカゲの開翅
オオヒカゲは地味なヒカゲチョウの仲間だが、何といってもその大きさは圧倒的な存在感がある。湿地帯に棲息していて、夕方にならないとその姿を現してくれないので、朝昼行性の虫林には見る機会が少ない。文字通りの「魅力的な日陰者」なのだ。
オオヒカゲを探して小径を辿った。
奥は行き止まりで、そこは湿地になっていた。
足元から大きな灰色の蝶が飛び出してコンクリートの壁に静止。

-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
オオヒカゲはとても敏感。
近づくと逃げる、近づくと逃げる----繰り返し。
そこで近づかないフリをしながら近づいて撮影。
アキタブキの大きな葉や茎に静止。


-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm, E-P5, MZD60mm Macro)
かなりクローズアップで撮影。

-------- (Olympus E-P5, MZD60mm Macro)
良い場所に静止した。
期待を込めて見守った----全開翅。
灰色の地に黒い紋が並ぶ。
翅表には少しスクラッチが入っているがほぼ綺麗。

-------- (Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm)
オオヒカゲは虫林のズボンで吸汁までしてくれた。それは何となく嬉しいのだが、一人なのでうまく撮影し難い。何とか体をひねってカメラで撮影した。

-------- (Olympus E-PL6, MZD14-42mm + DMW GWC1)
█ ミヤマカラスシジミ


-------- (Olympus E-PL6, MZD14-42mm + DMW GWC1, E-P5, MZD60mm Macro)
▊ Notes :
今回は南アルプスに登りたいと思っていたが、夜叉神峠から広河原の間で土砂崩落のために通行止めになってしまった。そこで、目的を変えてオオヒカゲの撮影に野辺山高原を越えて、記録がある場所を訪れてみた。オオヒカゲとの出会いはもちろん嬉しいが、期待していなかったスジボソヤマキチョウの集団吸水も印象的な驚きだった。
もうすぐ梅雨が明けて暑くなる。

Date: July-20 (Sunday)
Place: Minamimakimurai, Nagano
スジボソヤマキチョウ集団吸水からの一斉
舞い上がり綺麗ですね!特に舞い上がった
雄の表翅黄色がとても鮮やかです。
舞い上がり綺麗ですね!特に舞い上がった
雄の表翅黄色がとても鮮やかです。
0
スジボソヤマキチョウの集団 今でもこんなに沢山集まるのを見ることか出来るのですね。興奮しますね。
オオヒカゲの開翅も見事です。
オオヒカゲの開翅も見事です。
dragonbutterさん、
フィールド散歩には予想外の出来事が起こりますね。
スジボソヤマキはかなりの数が発生していて、もしか
してと思いました。でも予想外ですね。
オオヒカゲの開翅もやはり期待して待ったものです。
フィールド散歩には予想外の出来事が起こりますね。
スジボソヤマキはかなりの数が発生していて、もしか
してと思いました。でも予想外ですね。
オオヒカゲの開翅もやはり期待して待ったものです。
yurinさん、
コメントありがとうございます。
スジボソヤマキの吸水乱舞は遠くからでもわかりまし
た。驚きました。
フィールド散歩はこんな出会いがあるのでやめられま
せん。オオヒカゲも至近距離で開始してくれたので迫
力満点でしたよ。
コメントありがとうございます。
スジボソヤマキの吸水乱舞は遠くからでもわかりまし
た。驚きました。
フィールド散歩はこんな出会いがあるのでやめられま
せん。オオヒカゲも至近距離で開始してくれたので迫
力満点でしたよ。
スジボソの集団いいですね。
僕もかなり前に10程度の集団を観察したことがありますが、当時はデジカメで何も考えずに撮っていただけでした。
こんな集団に出会いたいものです。
オオヒカゲは栃木には多いのですが、新鮮な開翅は未撮影です。個体数と撮影チャンスは比例しないものですね。(笑)
僕もかなり前に10程度の集団を観察したことがありますが、当時はデジカメで何も考えずに撮っていただけでした。
こんな集団に出会いたいものです。
オオヒカゲは栃木には多いのですが、新鮮な開翅は未撮影です。個体数と撮影チャンスは比例しないものですね。(笑)
banyanさん、
ありがとうございます。
スジボソの吸水集団は初めての出会いでした。
ここはスジボソの数が多いので、かなりの確率で見る
ことができるかもしれません。
オオヒカゲは岩手にも多いのですが、こちらではあまり見ることができませんでした。でも、今回は何とか開
翅まで撮影できたので嬉しかったです。、
ありがとうございます。
スジボソの吸水集団は初めての出会いでした。
ここはスジボソの数が多いので、かなりの確率で見る
ことができるかもしれません。
オオヒカゲは岩手にも多いのですが、こちらではあまり見ることができませんでした。でも、今回は何とか開
翅まで撮影できたので嬉しかったです。、
by tyu-rinkazan
| 2014-07-21 17:41
| ▣オオヒカゲ
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Comments(14)
