20141121 ハイサイ沖縄の散歩道:公園でクマソやイチジクカミキリに会う
2014年 11月 24日
▊DIARY 9 (70): #631 ▊:
沖縄に出張した。訪問先でのフィールド散歩は、予めアレンジしないで「行き当たりばったりの出たとこ勝負」になることが多い。今回の沖縄では、学会場になっている「国立劇場おきなわ」の周囲をグーグルアースでググってみたところ、会場の近くに「浦添大公園」という良さそうな場所を見つけた。ここなら小川や林も残っていて何とかなりそうだ。本当は「やんばる」まで行きたいところだが、遠すぎるので今回はあきらめよう。
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▶「ハブ注意の看板」が立つ公園を歩いた
林の縁の所々に何やら看板がある。
見ると「ハブ注意」と書いてあるではないか。
「立ち入り禁止」なら入ることはできないが、「ハブ注意」であれば、ハブに注意すれば入っても良いということなのだろう。是非とも毒蛇ハブの姿を見てみたいと思ったが、万一噛まれた時には「ほーれ、それ見たことか、虫林のバカ、アホ」といわれるに違いないので止めておいた。

-----▊ ハブ注意の看板が立つ小径-- Walking Path with Danger Signs for “Habu”
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD14-150mm
▶イチジクではない木の下で美虫イチジクカミキリに会う
鞘翅に黄色い小紋が並び、前胸背の赤い紋も目立つ「イチジクカミキリ」を見つけた。このカミキリはもともと東南アジアに広く分布していて、沖縄県には比較的最近に入ってきた外来性昆虫だ。とにかく「大きい」、「美しい」、「格好が良い」と3拍子揃った美ムシだと思う。
下の写真の1枚目は通常の60mmマクロレンズ、2枚目はTG-3の顕微鏡モードでなるべく離れ、さらに深度合成機能を用いて撮影したので背景までピントがきている。最近のコンデジの特殊化された機能の発達には驚くばかりだ。


-----▊ イチジクカミキリ-- Batocera rubus
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro, Olympus Stylus Tough TG-3
イチジクカミキリの頭部を顕微鏡モードで深度合成。
体表面の凸凹が岩手県の名産の「南部鉄瓶」のようにみえる。

-----▊ イチジクカミキリ-- Batocera rubus
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus Stylus Tough TG-3
▶食いしんぼのイシガケチョウを近接撮影した】
イシガケチョウは思ったよりも敏感で、そっと近づいてもすぐに飛び立ってしまう------憎い奴だ。でも、(タチアワユキ)センダングサで一心不乱に吸蜜している個体はかなり寄れた。翅の地図状の模様があって、英名の「Map」という名前が納得できる。


-----▊ イシガケチョウ-- Common Map
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus Stylus Tough TG-3
▶侵入者のクロマダラソテツシジミを撮影した
センダングサに低温期型のクロマダラソテツシジミが多い。
今回の散歩道では最もよく見られた蝶の一つだが、僕自身は日本での初撮影種。
この蝶もイチジクカミキリと同じく東南アジアからの外来性昆虫で、沖縄では約20年前(1992年)に発見されたそうだ。南国ムードを演出するために公園やホテルの庭にソテツの木が植栽されことによる。今では関東地方の太平洋岸でも見ることができるが、さすがに「冬越え」は厳しいかもしれない。
小さくて可憐に見えるが、実はしたたかで強い。



-----▊ クロマダラソテツシジミ--The Plain Cupid
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro, Olympus Stylus Tough TG-3
▶センダングサに幽霊を見つけた
ユウレイセセリという名前はふざけているわけではなく、れっきとした正式和名。
発見されてからしばらく学名が付かなかったので幽霊になったらしい。
この辺りではチャバネセセリも棲息しているので、同定には自信ない。

-----▊ ユウレイセセリ?-- Rice Swift
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro
▶その他の蝶の集合写真
写真は上段左から
カバマダラ、ツマムラサキマダラ、リュウキュウヒメジャノメ、アサギマダラ、テングチョウ、アオタテハモドキ、クロコノマチョウ、オオゴマダラ、タテハモドキ秋型
11月後半とはいえ、短時間でこれだけの種類の蝶が観察できる。

-----▊ 観察できたその他の蝶たち-- Miscellaneous Butteflies
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro
▶苦手なカマキリが撮影できた
直翅目の昆虫はもともと好きではなかった。しかし、写真を撮影するようになってその考えは変わってきた。カマキリやバッタにはそれぞれ表情があり、また形態的多様性も面白いなと思えるようになったのだ。でも、今でもそれらを触ろうという気にまではなれない。


-----▊ カマキリ-- Mantis
------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus Stylus Tough TG-3
沖縄は物価が安く、海にも山にも近い。とにかくウィークエンドナチュラリストを自認する虫林には住みやすそうな町に思えた。食事も美味くて、滞在中に2キロもウエイトゲインしてしまったのは問題だけどね------。僕の友人は沖縄で老後をのんびりと過ごしてみたいといっていた。そんなことを本気で考えることができる場所かなと思う。ウーム、家内が反対するかもしれないな。
沖縄の記事はあと1回続く。
沖縄に出張した。訪問先でのフィールド散歩は、予めアレンジしないで「行き当たりばったりの出たとこ勝負」になることが多い。今回の沖縄では、学会場になっている「国立劇場おきなわ」の周囲をグーグルアースでググってみたところ、会場の近くに「浦添大公園」という良さそうな場所を見つけた。ここなら小川や林も残っていて何とかなりそうだ。本当は「やんばる」まで行きたいところだが、遠すぎるので今回はあきらめよう。
▶「ハブ注意の看板」が立つ公園を歩いた
林の縁の所々に何やら看板がある。
見ると「ハブ注意」と書いてあるではないか。
「立ち入り禁止」なら入ることはできないが、「ハブ注意」であれば、ハブに注意すれば入っても良いということなのだろう。是非とも毒蛇ハブの姿を見てみたいと思ったが、万一噛まれた時には「ほーれ、それ見たことか、虫林のバカ、アホ」といわれるに違いないので止めておいた。

------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD14-150mm
▶イチジクではない木の下で美虫イチジクカミキリに会う
鞘翅に黄色い小紋が並び、前胸背の赤い紋も目立つ「イチジクカミキリ」を見つけた。このカミキリはもともと東南アジアに広く分布していて、沖縄県には比較的最近に入ってきた外来性昆虫だ。とにかく「大きい」、「美しい」、「格好が良い」と3拍子揃った美ムシだと思う。
下の写真の1枚目は通常の60mmマクロレンズ、2枚目はTG-3の顕微鏡モードでなるべく離れ、さらに深度合成機能を用いて撮影したので背景までピントがきている。最近のコンデジの特殊化された機能の発達には驚くばかりだ。


------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro, Olympus Stylus Tough TG-3
イチジクカミキリの頭部を顕微鏡モードで深度合成。
体表面の凸凹が岩手県の名産の「南部鉄瓶」のようにみえる。

------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus Stylus Tough TG-3
▶食いしんぼのイシガケチョウを近接撮影した】
イシガケチョウは思ったよりも敏感で、そっと近づいてもすぐに飛び立ってしまう------憎い奴だ。でも、(タチアワユキ)センダングサで一心不乱に吸蜜している個体はかなり寄れた。翅の地図状の模様があって、英名の「Map」という名前が納得できる。


------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus Stylus Tough TG-3
▶侵入者のクロマダラソテツシジミを撮影した
センダングサに低温期型のクロマダラソテツシジミが多い。
今回の散歩道では最もよく見られた蝶の一つだが、僕自身は日本での初撮影種。
この蝶もイチジクカミキリと同じく東南アジアからの外来性昆虫で、沖縄では約20年前(1992年)に発見されたそうだ。南国ムードを演出するために公園やホテルの庭にソテツの木が植栽されことによる。今では関東地方の太平洋岸でも見ることができるが、さすがに「冬越え」は厳しいかもしれない。
小さくて可憐に見えるが、実はしたたかで強い。



------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro, Olympus Stylus Tough TG-3
▶センダングサに幽霊を見つけた
ユウレイセセリという名前はふざけているわけではなく、れっきとした正式和名。
発見されてからしばらく学名が付かなかったので幽霊になったらしい。
この辺りではチャバネセセリも棲息しているので、同定には自信ない。

------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro
▶その他の蝶の集合写真
写真は上段左から
カバマダラ、ツマムラサキマダラ、リュウキュウヒメジャノメ、アサギマダラ、テングチョウ、アオタテハモドキ、クロコノマチョウ、オオゴマダラ、タテハモドキ秋型
11月後半とはいえ、短時間でこれだけの種類の蝶が観察できる。

------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus OM-D EM-1, MZD60mm Macro
▶苦手なカマキリが撮影できた
直翅目の昆虫はもともと好きではなかった。しかし、写真を撮影するようになってその考えは変わってきた。カマキリやバッタにはそれぞれ表情があり、また形態的多様性も面白いなと思えるようになったのだ。でも、今でもそれらを触ろうという気にまではなれない。


------- Urasoe in Okinawa, Nov. 21, 2014、Olympus Stylus Tough TG-3
沖縄は物価が安く、海にも山にも近い。とにかくウィークエンドナチュラリストを自認する虫林には住みやすそうな町に思えた。食事も美味くて、滞在中に2キロもウエイトゲインしてしまったのは問題だけどね------。僕の友人は沖縄で老後をのんびりと過ごしてみたいといっていた。そんなことを本気で考えることができる場所かなと思う。ウーム、家内が反対するかもしれないな。
沖縄の記事はあと1回続く。
ご無沙汰しています。
仕事とはいえ、この時期の沖縄はうらやましいです。
TG-3の深度合成機能は良いですね。
カミキリの全体像の写真は素晴らしいです。
ちょっと前だったら、この写真を撮るのにどれだけ知恵と工夫がいったかなと言う感じで、素人には夢のような写真ですよね。
仕事とはいえ、この時期の沖縄はうらやましいです。
TG-3の深度合成機能は良いですね。
カミキリの全体像の写真は素晴らしいです。
ちょっと前だったら、この写真を撮るのにどれだけ知恵と工夫がいったかなと言う感じで、素人には夢のような写真ですよね。
0
虫林さん
ご無沙汰しています。
仕事で沖縄ですか、いいですね。
私も2週間ほど前に孫を連れて沖縄ヘ行ってきました。
暖かくて過ごしやすく物価も安いですし、物件も安いですよ(笑)。
以前、老後はこちらでというようなことを妻に提案したら、一笑に付されました。
この公園行ったことはありませんが、最近フタオチョウも見られるようです。もう一か月前なら見られたかも知れませんね。
イチジクカミキリ、迫力満点です。こんなカミキリが我が家のイチジクに侵入したら、一年で枯れてしまいそうです。
ご無沙汰しています。
仕事で沖縄ですか、いいですね。
私も2週間ほど前に孫を連れて沖縄ヘ行ってきました。
暖かくて過ごしやすく物価も安いですし、物件も安いですよ(笑)。
以前、老後はこちらでというようなことを妻に提案したら、一笑に付されました。
この公園行ったことはありませんが、最近フタオチョウも見られるようです。もう一か月前なら見られたかも知れませんね。
イチジクカミキリ、迫力満点です。こんなカミキリが我が家のイチジクに侵入したら、一年で枯れてしまいそうです。
ダンダラさん、
こちらこそご無沙汰ですいません。
沖縄はこの時期にはとても良いですね。
丸一にでも空けば、やんばるに行きたいと思っていましたが、そうはいきませんでした。でも、近くで何とか撮影できたので、僕なりに満足です。
おっしゃる通りで、この深度合成はなかなかすごいですね。広角的にも上手くやればできるのが気に入っています。
こちらこそご無沙汰ですいません。
沖縄はこの時期にはとても良いですね。
丸一にでも空けば、やんばるに行きたいと思っていましたが、そうはいきませんでした。でも、近くで何とか撮影できたので、僕なりに満足です。
おっしゃる通りで、この深度合成はなかなかすごいですね。広角的にも上手くやればできるのが気に入っています。
Katawaraさん、
コメントありがとうございました。
やはり老後は沖縄という気持ちになりましたか。
僕も一笑に付された口です。
ウーム、フタオチョウですか----。
大きな木の幹にトラップが掛けてあったのはそのためかもしれないな。
イチジクカミキリは大きくて立派でした。
コメントありがとうございました。
やはり老後は沖縄という気持ちになりましたか。
僕も一笑に付された口です。
ウーム、フタオチョウですか----。
大きな木の幹にトラップが掛けてあったのはそのためかもしれないな。
イチジクカミキリは大きくて立派でした。
by tyu-rinkazan
| 2014-11-24 22:00
| ■カミキリムシ
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Comments(4)
