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20150605 豪州ブリスベンの散歩道:ラミントン自然公園を訪れた

DIARY Vol.10 (666): #28, 2015 :  

今回はオーストラリアのブリスベンに学会出張。

この時期の南半球は日本とは真逆で気温も低いし、現地の事情もよく分からないので「虫散歩」はかなり難しいかなと思っていた。そんな時、昆虫写真家の山口進さんからブリスベン在住のOさんをご紹介いただいた。さっそく、Oさんに連絡を取ってみると、有難いことに仕事を調整してラミントン国立公園 Lamington National Park を案内していただけるとのご返事をいただいた。ラミントン国立公園はブリスベンから南に120kmほどの距離にあり、広大な熱帯雨林(ゴンドワナ多雨林)でユネスコの世界自然遺産に登録されている「ナチュラリストのワンダーランド」。



ラミントン国立公園にて

幾重にもなだらかな起伏を見せる丘の向こうに山々が朝靄に霞んで見える。
そこには思い描いていた荒々しさはなく、穏やかで豊かな光景が目に映る。
この限りない森林はグリーンマウンテンと呼ばれている。

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---- ラミントン国立公園-Lamington National Park

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm)



道端のワラビー

走る車の窓から薄茶色の動物が目に入った。
カンガルー?
「あれは小さいのでワラビーです」-----とOさん。

その後も道の脇を注意して見ていくと、何頭ものワラビーを見かけた。
野生動物なのにあまり人間を恐れない。

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---- ワラビー-Wallaby

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm)



Wishing Tree

レンジャーから教えられたクリークまではジャングルの中の道を進んだ。
途中、「Wishing Tree」と名付けられた巨木があった。
幹の中は大きな空洞になり、人が楽に通れるくらいだ(空洞の中はOさん)。

Wishing Treeとは「願いの木」という意味だろうか。
自然界を神格化して畏怖するのは日本人だけではないようですね。

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---- 願いの木-Wishing Tree

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD12mm)



オオカバマダラが飛んだ

気持ちが良いクリークに沿った小道を歩いた。
日差しは暖かく、吹き抜ける風も格別気持ちが良い。

突然、オレンジ色の大きな蝶が飛んでいるとOさんが教えてくれた。
駆けつけてみると、オオカバマダラだった。
葉の上で日光浴を始めたのでそっと近づいて撮影した。

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---- オオカバマダラ-Wanderer

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD12mm, 40-150mm)



その他の蝶

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---- ニサカザリシロチョウ-Nysa Jesabel

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm)

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---- ホソシロオビセセリ-Narrow-banded Awl

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm)

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---- ミナミパールホワイト-Southern Pearl White

-----(Australia, 05/June/2015、Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm)



🔍虫眼鏡ノート

ラミントン国立公園のインフォメーションセンターには教育用としてオーストラリの蝶の標本がドイツ式標本箱で10箱ほど置いてあった。標本ダンスからそれを引き出してみると、色とりどりの蝶の中に、緑色に輝くリッチモンドトリバネアゲハが並んでいた。虫林にとって、リッチモンドトリバネアゲハは、美しさ、形態的な面白さ、希少性などの全てにおいて憧れの蝶だ。今回は冬なので出会うことはかなわないが、いつかまた訪れてリッチモンドに会ってみたいと思う。

このセンターには色々なグッズも販売されていた
「オーストラリアの蝶」という本を購入した。
とにかく、ゴンドワナ大陸のオーストラリの昆虫は面白そうだ。

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オーストラリアの記事はもう少し続きます・

Written by 虫林花山


Commented by ita at 2015-06-08 23:38 x
始めまして。いつも生態写真を拝見し刺激をうけております。
ところでブリスベンやフィジー、ニューカレドニアあたりには蟻にそっくりなカミキリがいるそうなので、もし機会があれば探してみてください。
www.qm.qld.gov.au/~/media/Documents/QM/About%20Us/Publications/Memoirs%20-%20Nature/N56-1/n56-1-vives.pdf
Commented by himeoo27 at 2015-06-09 20:13
琉球列島で見かけると「オキナワビロードセセリ」
と思うホソシロオビセセリの顔が可愛いですね!
Commented by Sippo5655 at 2015-06-10 21:25
トップの光景、なんとも美しいですね・・!!

ワラビー 優しいお顔をしていますね。
こんなに間近に、見られるんですね。

Wishing Tree・・・

どれほどの巨木なんだろう!!

オオカバマダラ圧巻の迫力、太陽色!


リッチモンドトリバネアゲハ・・・

この本の右上の子ですか。

願い、叶うと良いですね!!


私、アマゾン流域のなんとかスカシジャノメ?
本で見て一目惚れしましたが、
憧れのままになることは間違いないでしょう(笑)
Commented by fanseab at 2015-06-11 00:18
熱帯雨林を売り物にする国立公園・・・とのことですが、冒頭の2枚の画像を見る限り、かなり乾燥したオープンランドの多い環境に見えてしまいます。ボルネオ辺りとは別の光景で、驚きました。
ホソシロオビセセリ(恐らくHasora khoda)の吸蜜源は明らかにランタナですよね。生態系保全がきちんとされているべき国立公園に既に危険な外来種が侵入していることにも驚きました。ランタナは将に
土地固有の生態系を侵略するインベーダーですね!
Commented by 虫林 at 2015-06-14 14:52 x
itaさん、
貴重なコメントありがとうございました。
記載されたアドレスで見ることができませんでしたが、調べてみることにします。
今後ともよろしくお願いします。
Commented by 虫林 at 2015-06-14 14:53 x
ヒメオオさん、
コメントありがとうございます。
このセセリチョウはなかなか立派でした。
沖縄で見てみたいものです。
Commented by 虫林 at 2015-06-14 14:55 x
Shippoさん、
コメントありがとうございます。
リッチモンドトリバネアゲハは次回に是非とも見てみたいものです。何分、チョウの撮影が目的ではないので、いつも欲求不満ですが、仕方が無いですね。
Commented by 虫林 at 2015-06-14 14:58 x
fanseabさん、
ありがとうございます。
おっしゃる通りで、この国立公園内の道路脇にはランタナの花が多く見られました。
せっかくの世界自然遺産なので、この侵入植物の管理は重要な気がしました。
この花に蝶は良く集まりますけどね。
Commented by valeroth at 2016-02-05 20:10 x
Exceptionally well written!
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by tyu-rinkazan | 2015-06-08 22:33 | ●Australia | Comments(9)