20150718 ベトナム国の散歩道:カッティエン国立公園の蝶たち
2015年 07月 25日
▊DIARY Vol.10 (674): #36, 2015 ▊:
今回のベトナム・ホーチミン滞在では、日曜日が1日だけフリーになった。
そこで、「カッティエン国立公園 Vuon Quoc Gia Cat Tien」に行くことにした。この公園は広大な低地熱帯雨林の一つで、貴重な動植物の宝庫になっている。ホーチミン市から北に約150キロに位置し、車で3時間ほどもかかるが、フン(Hun)くん(ホーチミン在住の大学院生)が案内してくれることになった---ありがたい。
▊ キタカササギサイチョウに出会った
国立公園の熱帯雨林の中を貫く小道を歩いた。
歩き始めると間もなく、木の上からガサガサと大きな音がした。
びっくりして音の方向をみると、2羽の大きな鳥が降りてきた。
みると、嘴が異様に大きくて、絵に描いたような目をしている。
この鳥はあまり人を怖がらないので、近接して撮影できた。
----▶ キタカササギサイチョウ- Oriental Pied Hornbill
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
▊ 吸水するチョウたち
吸水集団はシロチョウ集団、アゲハ集団、混合集団に分けることができる。
下の写真はあまり大きくはないが、アゲハ集団。ナガサキアゲハとともに吸水しているアゲハはモンキアゲハに似ているが、翅裏の模様(大きな白紋や小さな薄黄色紋)からタイワンモンキアゲハだ。こちらではモンキアゲハよりもタイワンモンキの方が多いように思える。
----▶ アゲハの吸水集団-Swallowtails congregated on the wet road
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus E-P5, ED MZD12mm F2.0 Pro
ゆっくりと飛翔するタイワンモンキアゲハを撮影してみた。
タイワンモンキアゲハは東南アジアに広く分布し、別名シロオビモンキアゲハとも呼ばれている。シロオビモンキは前翅にシロオビが出現する個体にちなむが、ベトナムでみた個体に白帯は無かった。
----▶ 飛翔するタイワンモンキアゲハ- Papilio nephelus
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
▊ トラフタテハ
トラフタテハは大きくて美しい。
これまでタイでも見かけてはいたが、まともな写真は撮影できていない。
ここでは個体数が多くて、花での吸蜜や地面での吸水をしばしば見かけた。
----▶ トラフタテハ-Parthenos sylvia
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
突然、どこからともなく現れて、目の前の葉上で開翅した。
少し古い個体だったが、せっかくなのでTG3で接写してみた。
----▶ トラフタテハ-Parthenos sylvia
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus Styrus TG-3 Tough
▊ その他のチョウ
ずいぶん派手な模様のイシガケチョウが動物の落し物を訪れていた。
----▶ イシガケチョウの仲間- Cyrestis thyodamas
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
」」」」」」」」
これまでタイでシロスソビキアゲハは撮影していたが、どういうわけかアオスソビキアゲハには出会ったことがなかった。この公園ではアオスソビキアゲハしか見なかった。撮影したことがなかったので嬉しい。
----▶ アオスソビキアゲハ-Lamproptera meges meges
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
----▶ ドウケシジミ- Castalius rosimon rosimon
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
----▶ リカエニーナオナシウラナミシジミ- Anthene lycaenina lycambes
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
🔍虫眼鏡ノート
これでベトナムの記事は終了します。
今回はキャットティエン国立公園に行くことができた。午後から豪雨(雷も伴う)になってしまい、公園を歩いたのは3時間あまりしかなかった。僕はポンチョを持参したので、豪雨の中でも問題なかったが、同行のフン君はだいぶ濡れてしまい申し訳ないことをした。この公園には宿泊施設もあるみたいなので、いつかゆっくりと滞在してみたいと思いました。
ご案内いただいたフン君に心から感謝します。
Written by 虫林花山
今回のベトナム・ホーチミン滞在では、日曜日が1日だけフリーになった。
そこで、「カッティエン国立公園 Vuon Quoc Gia Cat Tien」に行くことにした。この公園は広大な低地熱帯雨林の一つで、貴重な動植物の宝庫になっている。ホーチミン市から北に約150キロに位置し、車で3時間ほどもかかるが、フン(Hun)くん(ホーチミン在住の大学院生)が案内してくれることになった---ありがたい。
▊ キタカササギサイチョウに出会った
国立公園の熱帯雨林の中を貫く小道を歩いた。
歩き始めると間もなく、木の上からガサガサと大きな音がした。
びっくりして音の方向をみると、2羽の大きな鳥が降りてきた。
みると、嘴が異様に大きくて、絵に描いたような目をしている。
この鳥はあまり人を怖がらないので、近接して撮影できた。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
▊ 吸水するチョウたち
吸水集団はシロチョウ集団、アゲハ集団、混合集団に分けることができる。
下の写真はあまり大きくはないが、アゲハ集団。ナガサキアゲハとともに吸水しているアゲハはモンキアゲハに似ているが、翅裏の模様(大きな白紋や小さな薄黄色紋)からタイワンモンキアゲハだ。こちらではモンキアゲハよりもタイワンモンキの方が多いように思える。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus E-P5, ED MZD12mm F2.0 Pro
ゆっくりと飛翔するタイワンモンキアゲハを撮影してみた。
タイワンモンキアゲハは東南アジアに広く分布し、別名シロオビモンキアゲハとも呼ばれている。シロオビモンキは前翅にシロオビが出現する個体にちなむが、ベトナムでみた個体に白帯は無かった。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
▊ トラフタテハ
トラフタテハは大きくて美しい。
これまでタイでも見かけてはいたが、まともな写真は撮影できていない。
ここでは個体数が多くて、花での吸蜜や地面での吸水をしばしば見かけた。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
突然、どこからともなく現れて、目の前の葉上で開翅した。
少し古い個体だったが、せっかくなのでTG3で接写してみた。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus Styrus TG-3 Tough
▊ その他のチョウ
ずいぶん派手な模様のイシガケチョウが動物の落し物を訪れていた。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
」」」」」」」」
これまでタイでシロスソビキアゲハは撮影していたが、どういうわけかアオスソビキアゲハには出会ったことがなかった。この公園ではアオスソビキアゲハしか見なかった。撮影したことがなかったので嬉しい。
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
🔍虫眼鏡ノート
これでベトナムの記事は終了します。
今回はキャットティエン国立公園に行くことができた。午後から豪雨(雷も伴う)になってしまい、公園を歩いたのは3時間あまりしかなかった。僕はポンチョを持参したので、豪雨の中でも問題なかったが、同行のフン君はだいぶ濡れてしまい申し訳ないことをした。この公園には宿泊施設もあるみたいなので、いつかゆっくりと滞在してみたいと思いました。
ご案内いただいたフン君に心から感謝します。
Written by 虫林花山
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himeoo27 at 2015-07-25 11:06
「カッティエン国立公園」さっそくノートに
メモしました。
どの種も魅力的なので、魅了されると同時に
目移りして、見終わる のに時間がかかってし
まいました(笑)。
メモしました。
どの種も魅力的なので、魅了されると同時に
目移りして、見終わる のに時間がかかってし
まいました(笑)。
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namiheiii at 2015-07-25 11:39
キタカササギサイチョウ、作り物のようですね。こんな鳥が実際にいるとは!どうしてこんなに大きな嘴が要るのか知りたいです。
見たこともない蝶たち、やはりベトナムは遠い国なのですね。
見たこともない蝶たち、やはりベトナムは遠い国なのですね。
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tyu-rinkazan at 2015-07-27 00:38
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tyu-rinkazan at 2015-07-27 00:41
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fanseab at 2015-07-27 22:03
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tyu-rinkazan at 2015-07-30 03:47
by tyu-rinkazan
| 2015-07-25 02:37
| ● Vietnum
|
Comments(6)