20150815 高原の散歩道:アサギマダラとスジボソヤマキチョウほか
2015年 08月 16日
▊DIARY Vol.10 (682): #44, 2015 ▊:
<写真とは>
ある人から「虫との自撮り写真集」なるものを見せていただいた。内容は実にファニーで笑ってしまった。よくもまぁ-----である。そもそも、写真とは瞬間的にその場面を記録する手段であるが、そこには「撮影者すなわち自分」が必ずいる(リモート撮影以外はね)。つまり、写真撮影とは(自撮りではなくても)、その時、その瞬間の自分自身の記録に他ならない。自撮り写真集をみながらふとそんなことを考えた。
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▊ 高原にて
本日(土曜日)は信州の某高原を散歩することにしました。
穏やかな起伏の草原には咲く花も少なく、時折、ススキの間からヒョウモンチョウが飛び出した。そういえば、そろそろ夏も終盤で、吹く風に秋の気配がただよう。思い起こせば、今年の夏も何かと忙しくて夏休みがあまり取れないでいる。不完全燃焼の夏(完全燃焼の夏なんて無いかも)。
----▶ 晩夏の草原 -A Landscape of Glassland in the late summer
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
▊ アサギマダラ
道路脇のヒヨドリバナやアザミの花に多くのアサギマダラが集まっていた。
彼らは「命がけの秋の渡り」にそなえて集まってきたのだろう。
ゆっくりと栄養をとり(吸蜜して)、体力をつけて旅立って欲しいと思う。
それにしても、アサギマダラの「浅葱色」はなんとも綺麗だな。
----▶ アサギマダラ -A Chestnut Tiger Butterfly
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM
----▶ 飛翔するアサギマダラ -A flying feture of Chestnut Tiger Butterfly
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
▊ ヒメキマダラヒカゲ
日陰の花で吸蜜するヒメキマダラヒカゲを見つけた。
この蝶は存在感が薄くて(失礼)、これまでレンズを向けることが少なかった。
今回はマクロレンズできっちりと撮影してみよう。
----▶ ヒメキマダラヒカゲ - The Small Labyrinth
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM MACRO
▊ スジボソヤマキチョウ
スジボソヤマキチョウは高原の蝶だ。
この蝶に出会うと高原を実感。
アザミやマルバダケブキの花を渡り歩いて吸蜜していた。
----▶ スジボソヤマキチョウ- The Lesser Brimstone
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
スジボソヤマキチョウは逆光気味に撮影すると黄色が鮮やかだ。
----▶ スジボソヤマキチョウ- The Lesser Brimstone
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 6D EF100mm F4/L IS USM MACRO
▊ ミドリヒョウモン
湖畔のハンゴンソウの花にミドリヒョウモン。
----▶ ミドリヒョウモン- The Silver-washed Fritillary
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
▊ アカセセリ
----▶ アカセセリ-The Oriented Chequuered Darter
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
🔍虫眼鏡ノート
撮影対象を決めずに散歩することはストレスフリーで気楽。とくに今回は、昆虫写真家の山口進さんと出版社のIさんが一緒だったので、フィールド散歩が一段と楽しかった。ここ数年、柳の木のヒメオオクワガタを探していたが、クワガタムシの大御所(山口進さん)から生態に関する有意義なコメントをいただいた。秋になるのが楽しみです。また、ご一緒したいと思います。
Written by 虫林花山
<写真とは>
ある人から「虫との自撮り写真集」なるものを見せていただいた。内容は実にファニーで笑ってしまった。よくもまぁ-----である。そもそも、写真とは瞬間的にその場面を記録する手段であるが、そこには「撮影者すなわち自分」が必ずいる(リモート撮影以外はね)。つまり、写真撮影とは(自撮りではなくても)、その時、その瞬間の自分自身の記録に他ならない。自撮り写真集をみながらふとそんなことを考えた。
▊ 高原にて
本日(土曜日)は信州の某高原を散歩することにしました。
穏やかな起伏の草原には咲く花も少なく、時折、ススキの間からヒョウモンチョウが飛び出した。そういえば、そろそろ夏も終盤で、吹く風に秋の気配がただよう。思い起こせば、今年の夏も何かと忙しくて夏休みがあまり取れないでいる。不完全燃焼の夏(完全燃焼の夏なんて無いかも)。
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
▊ アサギマダラ
道路脇のヒヨドリバナやアザミの花に多くのアサギマダラが集まっていた。
彼らは「命がけの秋の渡り」にそなえて集まってきたのだろう。
ゆっくりと栄養をとり(吸蜜して)、体力をつけて旅立って欲しいと思う。
それにしても、アサギマダラの「浅葱色」はなんとも綺麗だな。
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
▊ ヒメキマダラヒカゲ
日陰の花で吸蜜するヒメキマダラヒカゲを見つけた。
この蝶は存在感が薄くて(失礼)、これまでレンズを向けることが少なかった。
今回はマクロレンズできっちりと撮影してみよう。
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM MACRO
▊ スジボソヤマキチョウ
スジボソヤマキチョウは高原の蝶だ。
この蝶に出会うと高原を実感。
アザミやマルバダケブキの花を渡り歩いて吸蜜していた。
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
スジボソヤマキチョウは逆光気味に撮影すると黄色が鮮やかだ。
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 6D EF100mm F4/L IS USM MACRO
▊ ミドリヒョウモン
湖畔のハンゴンソウの花にミドリヒョウモン。
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
▊ アカセセリ
-----(Nagano, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE
🔍虫眼鏡ノート
撮影対象を決めずに散歩することはストレスフリーで気楽。とくに今回は、昆虫写真家の山口進さんと出版社のIさんが一緒だったので、フィールド散歩が一段と楽しかった。ここ数年、柳の木のヒメオオクワガタを探していたが、クワガタムシの大御所(山口進さん)から生態に関する有意義なコメントをいただいた。秋になるのが楽しみです。また、ご一緒したいと思います。
Written by 虫林花山
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namiheiii at 2015-08-17 10:09
どれも凄い写真ですが、とくに飛ぶアサギマダラが太陽と一緒に写っているいるショットはどうしたらこんな写真が撮れるのかと首をひねっています。
0
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Sippo5655 at 2015-08-17 21:46
晩夏の信州の高原・・・
空気感まで伝わってくるようです。
遠い東京にいるとなおさら、憧れが強まり
このまま夏が終わって欲しくない・・・なんて
想ってしまうほど。
浅葱色 深く、美しいですね!
ウラギンヒョウモンも、ミドリヒョウモンも、
やっぱり私にとっては信州の蝶、という印象が深いです。。
空気感まで伝わってくるようです。
遠い東京にいるとなおさら、憧れが強まり
このまま夏が終わって欲しくない・・・なんて
想ってしまうほど。
浅葱色 深く、美しいですね!
ウラギンヒョウモンも、ミドリヒョウモンも、
やっぱり私にとっては信州の蝶、という印象が深いです。。
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蝶山人
at 2015-08-18 12:24
x
高原の常連さん達をじっくり構図を考えながら撮られていてどの写真も本当に素晴らしいですね。
いよいよ夏も終わり近しですか。寂しいような、何処かほっとするような。
完全燃焼の夏・・・ないですねえ。
でも完全燃焼したら燃え尽きちゃう訳ですから、燻っているくらいでちょうど良いような気もします。
いよいよ夏も終わり近しですか。寂しいような、何処かほっとするような。
完全燃焼の夏・・・ないですねえ。
でも完全燃焼したら燃え尽きちゃう訳ですから、燻っているくらいでちょうど良いような気もします。
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yurinBD at 2015-08-20 06:43
一枚一枚のお写真を丁寧に撮影されておられ、
爽やかな高原を背景にした蝶達は皆、
美しくかつ幸せそうに見えますね!
アサギマダラの飛翔、遠方まで旅をする
力強さと雄大さを感じました。
スジボソヤマキチョウのレモンイエローも
眩しいくらい美しいですね!
爽やかな高原を背景にした蝶達は皆、
美しくかつ幸せそうに見えますね!
アサギマダラの飛翔、遠方まで旅をする
力強さと雄大さを感じました。
スジボソヤマキチョウのレモンイエローも
眩しいくらい美しいですね!
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虫林
at 2015-08-22 16:37
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虫林
at 2015-08-22 16:39
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虫林
at 2015-08-22 16:42
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虫林
at 2015-08-22 16:45
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虫林
at 2015-08-22 16:47
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by tyu-rinkazan
| 2015-08-16 22:00
| ▣アサギマダラ
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Comments(10)