20160522 富士山麓の散歩道:イワワキセダカコブヤハズカミキリなど
2016年 05月 30日
▊DIARY Vol.11 (724): #20, 2016 ▊:
<虫屋の魂百まで>
思い起こせば、若い時(高校生)はカミキリムシに傾倒し、当時活発だった京浜昆虫同好会(昔の虫屋さんは知っているね)に入って、大人たちのなかで背伸びしていた(生意気だった)。時は過ぎ、現在では昆虫とは関係がない仕事についているが、週末になると相変わらず虫を追っている。人の本質的な趣味嗜好は、若い時に形成され、年が経ってもほとんど変わりがないのかもしれないな。ということで、本日はFBでお知り合いになった虫虫さんとラスカルさんの甲虫探索行にご一緒させていただいた。
▊富士山コーラ
最近、道の駅に行くと「ご当地もの」が並んでいることが多い。この道の駅で見つけた「富士山サイダー」、「富士山コーラ」は多分ご当地清涼飲料なのだろう。さっそく、富士山コーラを購入して飲んでみることにした。驚いたことにというか、このコーラはカルピスのような乳白色をしているが、味はまさしくコーラであった。以前、ペプシから季節限定で「ホワイトコーラ」なるものが発売されていたが、富士山コーラもその類なのだろうか。
曰く、「富士にはコーラがよく似合う?」。

----▶富士山コーラ--
There were some local products at the Michi-no-eki Narusawa, I bought a “Fuji-san Cola” and took a picture of it in the background of Mt. Fuji
May-22-2016, Yamanashi, Panasonic Lumix CM-10
▊ゴマダラオトシブミ
途中待ち合わせ場所に向う途中でちょっと寄り道してみた。
クリの葉で揺籃を作るゴマダラオトシブミを見つけた。
今年は春先からオトシブミ類を追っているが、この仲間の中でもゴマダラオトシブミは黄色時に黒い点が鮮やかで、なかなかフォトジェニックな虫だ。彼らの揺籃作りをみると、メスはとても力持ちで、設計図もないのに葉を折りたたんで綺麗に葉を巻いていく。揺籃作りは学習したものではなくて、生まれ持ったものなのだろうか。オスは揺籃作りしているメスの周りをウロウロしているだけで、あまり役にたっていないようだ。むしろ邪魔しているようにみえるから情けないな。

----▶ Paroplapoderus pardalis
------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)

----▶ Euurobracon jokohamae
------ May-22-2016, Yamanashi, Olympus Stylus TG-3 Tough
▊イワワキセダカコブヤハズカミキリ
ある花を探しながら山の斜面を登った。
結構急な斜面で、日頃の不摂生が身にしみる。
そろそろ汗ばんできた時に、虫虫さんが大きな立ち枯れの幹でセダカコブヤハズカミキリを見つけてくれた。ちょうど大きなサルノコシカケの下で少し薄暗い場所だが、よく見つけたものである。宮下、白州、渡辺らによる「富士山のフジコブとセダカコブの調査報告」によれば、富士山では両種が同所的に混棲するが、セダカコブの分布は狭く、個体数も少ないようだ。ちなみに富士山のセダカコブはイワワキセダカコブヤハズカミキリ(本州:関東中部太平洋側、近畿地方中南部)という名前が付いている。
これまで山梨県産のコブヤハズ3種の中で、セダカコブだけは撮影したことがなかったので喜んで撮影させていただいた。初見の昆虫をみると、どうも冷静になれずに納得する写真を撮るのが難しい。まだまだ未熟ということかな。

----▶ Parechthistatus gibber shibatai
------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 70D, EF8-15mm Fisheye, flash (+)

----▶ Parechthistatus gibber shibatai
------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊トウカイコルリクワガタ
大きな倒木に腰掛けて、ラスカルさんからオキナワホソコバネカミキリ発見のお話を聞いたり、写真を見せてもらったりしていた。すると、虫虫さんが小さな甲虫を持ってきた。なんとコルリクワガタではないか。昆虫を見つける能力は、人によって大きく差があるようだが、その違いは、経験、知識、性格とともに「センス」が大きな要因になるように思う。虫虫さんはもっていますね。

----▶ Platycerus acuticollis takakuwai
------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊ルイスクビナガハムシ
別の林道に移動して、ラスカルさんと話しながら歩いていると、虫虫さんが小さなハムシを持ってきてくれた。ラスカルさんによれば、この虫はちょうど話に出たルイスクビナガハムシということだ。美麗かつ局所的なハムシで、その道の愛好者に人気が高いらしい。富士山以外にはなかなかお目にかかれないということなので撮影させていただいた。

----▶ Lilioceris lewisi
------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊オオモンキゴミムシダマシ
サルノコシカケで大きな甲虫を見つけた。てっきりオオキノコムシだと思っていたが、調べてみるとオオモンキゴミムシダマシのようだ。このムシは北海道~九州に分布するが,山地帯に局地的に分布し個体数も少ないとのこと。

----▶ Diaperis niponensis
------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊虫眼鏡ノート
今回の散歩では、当初目的とした昆虫は撮影できなかった。多分、鹿の食害が影響しているのかもしれない。鹿や猿による自然破壊が富士山ばかりでなく多くの地域で深刻な問題となっている。動物の保護と自然破壊、動物愛護と被害(食害)-----難しいが、我々ナチュラリストが最も感じることができる問題だね。そろそろ真剣に対処しないと取り返しがつかない事態になる。今回は、虫虫さんとラスカルさんにご一緒させていただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。感謝します。
春は瞬く間に過ぎ、夏も短い-----うーむ、なんとなく焦ってくるな
Written by 虫林花山
<虫屋の魂百まで>
思い起こせば、若い時(高校生)はカミキリムシに傾倒し、当時活発だった京浜昆虫同好会(昔の虫屋さんは知っているね)に入って、大人たちのなかで背伸びしていた(生意気だった)。時は過ぎ、現在では昆虫とは関係がない仕事についているが、週末になると相変わらず虫を追っている。人の本質的な趣味嗜好は、若い時に形成され、年が経ってもほとんど変わりがないのかもしれないな。ということで、本日はFBでお知り合いになった虫虫さんとラスカルさんの甲虫探索行にご一緒させていただいた。
▊富士山コーラ
最近、道の駅に行くと「ご当地もの」が並んでいることが多い。この道の駅で見つけた「富士山サイダー」、「富士山コーラ」は多分ご当地清涼飲料なのだろう。さっそく、富士山コーラを購入して飲んでみることにした。驚いたことにというか、このコーラはカルピスのような乳白色をしているが、味はまさしくコーラであった。以前、ペプシから季節限定で「ホワイトコーラ」なるものが発売されていたが、富士山コーラもその類なのだろうか。
曰く、「富士にはコーラがよく似合う?」。

There were some local products at the Michi-no-eki Narusawa, I bought a “Fuji-san Cola” and took a picture of it in the background of Mt. Fuji
May-22-2016, Yamanashi, Panasonic Lumix CM-10
▊ゴマダラオトシブミ
途中待ち合わせ場所に向う途中でちょっと寄り道してみた。
クリの葉で揺籃を作るゴマダラオトシブミを見つけた。
今年は春先からオトシブミ類を追っているが、この仲間の中でもゴマダラオトシブミは黄色時に黒い点が鮮やかで、なかなかフォトジェニックな虫だ。彼らの揺籃作りをみると、メスはとても力持ちで、設計図もないのに葉を折りたたんで綺麗に葉を巻いていく。揺籃作りは学習したものではなくて、生まれ持ったものなのだろうか。オスは揺籃作りしているメスの周りをウロウロしているだけで、あまり役にたっていないようだ。むしろ邪魔しているようにみえるから情けないな。

------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)

------ May-22-2016, Yamanashi, Olympus Stylus TG-3 Tough
▊イワワキセダカコブヤハズカミキリ
ある花を探しながら山の斜面を登った。
結構急な斜面で、日頃の不摂生が身にしみる。
そろそろ汗ばんできた時に、虫虫さんが大きな立ち枯れの幹でセダカコブヤハズカミキリを見つけてくれた。ちょうど大きなサルノコシカケの下で少し薄暗い場所だが、よく見つけたものである。宮下、白州、渡辺らによる「富士山のフジコブとセダカコブの調査報告」によれば、富士山では両種が同所的に混棲するが、セダカコブの分布は狭く、個体数も少ないようだ。ちなみに富士山のセダカコブはイワワキセダカコブヤハズカミキリ(本州:関東中部太平洋側、近畿地方中南部)という名前が付いている。
これまで山梨県産のコブヤハズ3種の中で、セダカコブだけは撮影したことがなかったので喜んで撮影させていただいた。初見の昆虫をみると、どうも冷静になれずに納得する写真を撮るのが難しい。まだまだ未熟ということかな。

------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 70D, EF8-15mm Fisheye, flash (+)

------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊トウカイコルリクワガタ
大きな倒木に腰掛けて、ラスカルさんからオキナワホソコバネカミキリ発見のお話を聞いたり、写真を見せてもらったりしていた。すると、虫虫さんが小さな甲虫を持ってきた。なんとコルリクワガタではないか。昆虫を見つける能力は、人によって大きく差があるようだが、その違いは、経験、知識、性格とともに「センス」が大きな要因になるように思う。虫虫さんはもっていますね。

------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊ルイスクビナガハムシ
別の林道に移動して、ラスカルさんと話しながら歩いていると、虫虫さんが小さなハムシを持ってきてくれた。ラスカルさんによれば、この虫はちょうど話に出たルイスクビナガハムシということだ。美麗かつ局所的なハムシで、その道の愛好者に人気が高いらしい。富士山以外にはなかなかお目にかかれないということなので撮影させていただいた。

------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊オオモンキゴミムシダマシ
サルノコシカケで大きな甲虫を見つけた。てっきりオオキノコムシだと思っていたが、調べてみるとオオモンキゴミムシダマシのようだ。このムシは北海道~九州に分布するが,山地帯に局地的に分布し個体数も少ないとのこと。

------ May-22-2016, Yamanashi, Canon EOS 6D, EF100mm Macro, Twin flash (+)
▊虫眼鏡ノート
今回の散歩では、当初目的とした昆虫は撮影できなかった。多分、鹿の食害が影響しているのかもしれない。鹿や猿による自然破壊が富士山ばかりでなく多くの地域で深刻な問題となっている。動物の保護と自然破壊、動物愛護と被害(食害)-----難しいが、我々ナチュラリストが最も感じることができる問題だね。そろそろ真剣に対処しないと取り返しがつかない事態になる。今回は、虫虫さんとラスカルさんにご一緒させていただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。感謝します。
春は瞬く間に過ぎ、夏も短い-----うーむ、なんとなく焦ってくるな
Written by 虫林花山
こんばんは!
褒め過ぎですよ。
こちらこそ
撮影の心得てなどを勉強させていただきました。
ラスカルさんとも、きっと初めてじゃ無いですよね?
次は大菩薩、御案内致します。
褒め過ぎですよ。
こちらこそ
撮影の心得てなどを勉強させていただきました。
ラスカルさんとも、きっと初めてじゃ無いですよね?
次は大菩薩、御案内致します。
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私が初めて虫を撮影したのは、高校生の時でした。
でも、虫が好きというわけでもなく
写真部に入って、カマキリを撮影したんです。
なんとなくカマキリは好きで^^;
以来、一眼を持つまで虫とは無縁でしたー
高校生の時に撮影したカマキリは、自分で現像して
モノクロ
今でも額に入れて持ってます。
でも、虫が好きというわけでもなく
写真部に入って、カマキリを撮影したんです。
なんとなくカマキリは好きで^^;
以来、一眼を持つまで虫とは無縁でしたー
高校生の時に撮影したカマキリは、自分で現像して
モノクロ
今でも額に入れて持ってます。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
非公開コメントさん、
今回は失礼しました。
今回は失礼しました。
by tyu-rinkazan
| 2016-05-30 23:08
| ■カミキリムシ
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Comments(8)
