20170128 南米フランス領ギアナの散歩道(2):世界一大きな甲虫(タイタンオオウスバカミキリ)を見た
2017年 02月 12日
▊DIARY Vol.12 (739): #02, 2017 ▊:
フレンチギアナ(French Guiana)は「熱帯モンスーン気候」で、我々が滞在したKaw山あたりの年間降水量は4000mmを越えます。滞在中、毎日雨が降り、しばしばバケツをひっくり返したような土砂降りになることもありました。広大な熱帯雨林とそこに棲む生物は、この豊かな雨に育まれているのが良くわかります。彼らにとってこの雨は慈雨なのでしょうか。


----▶雨で川のようになった道 - (January-28-2017, Kaw mountain, French Guiana)
▊ライトトラップ
世界一大きな甲虫として広く知られるタイタンオオウスバカミキリは、

----▶雨の中のライトトラップ - (January-28-2017, Kaw mountain, French Guiana)
▊タイタンオオウスバカミキリ
滞在二日目の夜、夜半過ぎにロッジに帰って寝ていると、山口 進氏に突然起こされました。眠い目をこすりながら時計をみると午前2時。山口氏が笑いながら差し出した容器には、なんと15cmはあろうかという巨大な甲虫が入っていました。それは紛れもなくタイタンオオウスバカミキリでした。聞くところによれば、後ろで音がしたので探してみるとこの虫がいたということでした。さすがに、持っていますね。
実際に目の前で動くタイタンの「存在感」はこれまで見てきた虫とは全く別次元といえるもので、南米の森の主、王様という貫禄でした。甲虫とくにカミキリムシに興味がない方は、大きなゴキブリにしか見えないかもしれませんが-----。以前カミキリ屋だった虫林には、その美しい姿(?)、圧倒的な迫力(今風にいうとオーラ)に言葉を失ってしばし見入ってしまいました。


----▶タイタンオオウスバカミキリ Titanus giganteus ---- (January-28-2017, Kaw mountain, French Guiana)
驚くことに、後日、同行の丸山宗利氏が、ライトトラップでタイタンをさらに2頭も追加してくれました。この撮影行でタイタンの姿を拝める確率は良くて五分五分かなと踏んでいたのですが----意外でした。
タイタンを手で触れてみると、鞘羽は意外に薄くて柔らかでした。大きな体ですが、飛びやすくする工夫が体の各所にされているのでしょう。こんな巨大甲虫が棲んでいるフレンチギアナの広大な熱帯雨林の自然力の大きさには驚くほかありませんでした。


----▶タイタンオオウスバカミキリ Titanus giganteus ---- (January-28-2017, Kaw mountain, French Guiana)
キープしていたタイタンを、日中に戸外で撮影をしました。



----▶タイタンオオウスバカミキリ Titanus giganteus ---- (January-28-2017, Kaw mountain, French Guiana)
さらに、恥ずかしながら虫林とともに記念撮影。


----▶タイタンオオウスバカミキリ Titanus giganteus ---- (January-28-2017, Kaw mountain, French Guiana)
▊虫眼鏡ノート
僕自身は今回のフレンチギアナ行で、ライトトラップでタイタンを見る確率は良くて五分五分かなと思っていたので、3頭ものタイタンが飛来したのは、よほど我々の運が良かったのかもしれません。結局のところ、タイタンが飛来するライトの場所はかなり限られているようで、飛来時間は夜半過ぎから5時まで、雨か雨後間も無くという条件でした。昨年タイタンを見ている丸山氏の経験がとても有用であったことは言うまでもありません。THANKS!
僕自身もポンチョ、傘、長靴などの雨対策はしていましたが、野外での撮影ではどうしてもカメラ機材は濡れてしまうのが不安でした。とくに、レンズが曇ってしまうのにはしばしば困惑しました。これはレンズの温度が低いための飽和水蒸気量の問題ですので、レンズを冷やさない工夫が必要ですね。ちなみに、ツインストロボMT-24EXは結露のために使用不可になってしまいました。
Written by 虫林花山
フレンチギアナ(French Guiana)は「熱帯モンスーン気候」で、我々が滞在したKaw山あたりの年間降水量は4000mmを越えます。滞在中、毎日雨が降り、しばしばバケツをひっくり返したような土砂降りになることもありました。広大な熱帯雨林とそこに棲む生物は、この豊かな雨に育まれているのが良くわかります。彼らにとってこの雨は慈雨なのでしょうか。


▊ライトトラップ
世界一大きな甲虫として広く知られるタイタンオオウスバカミキリは、
雨期、
豪雨、
深夜(夜半過ぎ)、
に光に飛んでくるといわれています。
日本の感覚では、雨が強いと虫の飛来が少ないように思えますが、ここフレンチギアナの夜は雨が降ると虫の活性がにわかに上がるようです。実際、雨の中でも沢山の昆虫がライトに飛来します。

▊タイタンオオウスバカミキリ
滞在二日目の夜、夜半過ぎにロッジに帰って寝ていると、山口 進氏に突然起こされました。眠い目をこすりながら時計をみると午前2時。山口氏が笑いながら差し出した容器には、なんと15cmはあろうかという巨大な甲虫が入っていました。それは紛れもなくタイタンオオウスバカミキリでした。聞くところによれば、後ろで音がしたので探してみるとこの虫がいたということでした。さすがに、持っていますね。
実際に目の前で動くタイタンの「存在感」はこれまで見てきた虫とは全く別次元といえるもので、南米の森の主、王様という貫禄でした。甲虫とくにカミキリムシに興味がない方は、大きなゴキブリにしか見えないかもしれませんが-----。以前カミキリ屋だった虫林には、その美しい姿(?)、圧倒的な迫力(今風にいうとオーラ)に言葉を失ってしばし見入ってしまいました。


驚くことに、後日、同行の丸山宗利氏が、ライトトラップでタイタンをさらに2頭も追加してくれました。この撮影行でタイタンの姿を拝める確率は良くて五分五分かなと踏んでいたのですが----意外でした。
タイタンを手で触れてみると、鞘羽は意外に薄くて柔らかでした。大きな体ですが、飛びやすくする工夫が体の各所にされているのでしょう。こんな巨大甲虫が棲んでいるフレンチギアナの広大な熱帯雨林の自然力の大きさには驚くほかありませんでした。


キープしていたタイタンを、日中に戸外で撮影をしました。



さらに、恥ずかしながら虫林とともに記念撮影。


▊虫眼鏡ノート
僕自身は今回のフレンチギアナ行で、ライトトラップでタイタンを見る確率は良くて五分五分かなと思っていたので、3頭ものタイタンが飛来したのは、よほど我々の運が良かったのかもしれません。結局のところ、タイタンが飛来するライトの場所はかなり限られているようで、飛来時間は夜半過ぎから5時まで、雨か雨後間も無くという条件でした。昨年タイタンを見ている丸山氏の経験がとても有用であったことは言うまでもありません。THANKS!
僕自身もポンチョ、傘、長靴などの雨対策はしていましたが、野外での撮影ではどうしてもカメラ機材は濡れてしまうのが不安でした。とくに、レンズが曇ってしまうのにはしばしば困惑しました。これはレンズの温度が低いための飽和水蒸気量の問題ですので、レンズを冷やさない工夫が必要ですね。ちなみに、ツインストロボMT-24EXは結露のために使用不可になってしまいました。
Written by 虫林花山
生きた「タイタンオオウスバカミキリ」大迫力
に吃驚しました。
豪雨の夜半に飛来するところも面白い生態だと
思います。
に吃驚しました。
豪雨の夜半に飛来するところも面白い生態だと
思います。
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by tyu-rinkazan
| 2017-02-12 09:49
| ● France
|
Comments(1)
