20220707 信州のゼフィルス散歩道：ウラジロミドリシジミなど

▊DIARY Vol.16 (814): #25, 2022 ▊


🔍 虫眼鏡ノート
この時期になると、恒例の「夜討ち朝駆けのゼフィルス撮影行」を敢行します。まだ暗いうちに家を出発して、日が昇る頃に信州のポイントに到着します。いい歳をしてクレイジーに思えますが、我々ゼフィリスト（ゼフィルスが好きな人）にとっては当たり前のこと、平気の平左なのです。

現地では古い友人の小田さんに各所を案内していただきました-----いつも感謝。


▊ ウラジロミドリシジミ 　Favonius saphirinus

カシワ林を訪れた。

下草に降りたウラジロミドリが太陽が当たると同時におもむろに開翅した。
この蝶の翅表は他のゼフィルスとも違う独特のもの。
学名のサファイアがこの蝶の色合いにふさわしい（サファイアブルー）。
▶ウラジロミドリシジミ♂
長野県 　　Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro



太陽の直射光では、この蝶のサファイアブルーが出ないようです。
▶ウラジロミドリシジミ♂
長野県 　　Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro


オスの背面は真っ白い。
▶ウラジロミドリシジミ♂
長野県 　　Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro



▊ ハヤシミドリシジミ 　Favonius ultramarinus

カシワ林ではハヤシミドリも常連です。
▶ハヤシミドリシジミ♂
長野県 　Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro

▶ハヤシミドリシジミ♀
長野県 　Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro



▊ エゾミドリシジミ 　Favonius jezoensis

午後の日が少し傾くと、エゾミドリシジミのテリ張りが始まりました。
▶エゾミドリシジミ
長野県 　Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR


▶エゾミドリシジミミ
長野県 　Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR



▊ ウラクロシジミ 　Iratsume orsedice orsedice

薄暗くなるとあちらこちらでウラクロシジミが飛び始めました。
これまでウラクロシジミ♂の開翅は満足のいく写真が撮れていません。
飛ぶ姿を注視していると、かなり離れた葉上に雄が静止しました。
望遠レンズで見るとなんと開翅していました。

下の写真はかなりのトリミングをしています。
いつかしっかりと撮影してみたいと思います。
▶ウラクロシジミ
長野県 　Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR



▊ キマダラモドキ 　Kirinia fentoni

キマダラモドキの生息地に案内していただいた。
古いお宮の周りで本種が飛び回っていた。
▶キマダラモドキ
長野県 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro


▶キマダラモドキ
長野県 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro<


▶キマダラモドキ
長野県 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro<



Written by 虫林花山