20250119 冬の散歩道：越冬ウラギンシジミ、フユワラビ、ヤノナミガタチビタマ

▊DIARY Vol.18 (821): #02, 2025 ▊

🔍 虫眼鏡ノート
朝は朝食をとりながらテレビのワールドニュースをみています。世界各地で起きている戦争の悲惨な映像や様々な犯罪や事件の報道を見ると、何とも言えず気分が滅入ってしまいます。それなら報道番組なんて見なければ良いのに----と思うかもしれないが、この「苦悩暗然たる人間社会」の中で、なんとか生きていくためにはそうもいってられないのだ。そんな暗い気分を晴らすためにはフィールド散歩をするのが良い。外に出て太陽の光を浴びることでセロトニン(幸せホルモン)の分泌が促進し、それが脳をリラックスさせて、ストレスを軽減させるのだ。ということで、本日（日曜日）もカメラを片手に近くの公園を散歩してみることにしました。

▊ 越冬するウラギンシジミ 　Overwintering Brown Hairstreak
アオキなどの常緑樹の葉を丁寧に見ていくと３頭のウラギンシジミを見つけました。ウラギンシジミは翅裏が輝くような純白（銀色？）で、葉裏に潜んでいても結構目立ちます。こんな目立つ色彩では天敵の鳥に見つかってしまうのではないかと心配になるが、多分、鳥の目には保護色になっているのだろう。
▶ウラギンシジミ
山梨県甲府市 Fujifilm X-H2S, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro

このウラギンシジミは、シジミチョウにしては太い足をもっているのがわかる。その太い脚で、ガッチリと葉裏にしがみつたまま冬を越すのだ。
▶ウラギンシジミ
山梨県甲府市 OM system TG-7



▊ フユワラビ 　Blechnum nipponicum
散歩道の横で、フユワラビ（冬蕨）を見つけた。
手で弾いてやると煙のように胞子が飛散するのが面白い。
▶フユワラビの胞子飛散
山梨県甲府市 Fujifilm X-H2S, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro


▊ ヤノナミガタチビタマタマムシ 　Trachys yanoi Kurusawa
杉の樹皮をそっと捲ってみると、ヤノナミガタチビタマムシを見つけた。

▶ヤノナミガタチビタマムシ
山梨県甲府市 Fujifilm X-T4, XF16mm F1.4 R WR, X-H2S, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro




Written by 虫林花山