061014 秋の河原のミヤマシジミ1 (山梨県甲府市)
2006年 10月 14日
■ 秋の河原のミヤマシジミ2。。。
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天気予報は晴れであったが、起床して外をみるとうす曇だ。
本日は午前中だけ時間が出来たので、GRデジタルとワイコンGW-1だけをポケットに入れて、近場の散歩道に行ってみることにした。
向かったのは虫林のお気に入りの散歩道、「ミヤマシジミの河原」に行ってみた。
到着してゆっくり歩き回るが、いつも出てくる可愛いシジミチョウ君が現れてくれない。
しばらく散歩してみたら、青いシジミチョウが足元の草むらから飛び立った。静止したところに駆け寄り、覗いてみるとやはりミヤマシジミ君だった。
。◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon ◆

この河原もご他聞にもれず外来種「セイタカアワダチソウ」の黄色い花が群生している。このこの花は、もうすでに日本の秋の風景として定着してしまった感がある。
ちなみにセイタカアワダチソウは、他の植物の生育を妨げる物質を発ながら生育する。このような作用をアレロパシー(他感作用)というらしい。それでは、この植物が、日本の固有種を全て駆逐してしまうかというと、そうではない。増えすぎると、今度は自分の出した毒に自分がおかされ衰えるというのだ。
自然界とはうまく出来ているものだ。
ミヤマシジミのオスがセイタカアワダチソウの花で吸蜜を始めた。
みると、小型のクモがその蝶にゆっくりと近づいてきたではないか。何となく嫌な予感がしたが、どうやらそのクモにはミヤマシジミが大きすぎたみたいで、また諦めて戻っていた。
。◆セイタカアワダチソウで吸蜜するミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon とクモ◆

ミヤマシジミの個体数はさすがに少なく。見ることが出来たのはわずか数頭だけであった。多分、採集などによる減少ではなく、時期的なものと思うが------。
ここは、甲府市内で虫林の知る唯一のミヤマシジミの棲息地なので、いつも心配している。
不思議なことに、見ることが出来た個体は全てオスなのだ。実は、♀の産卵写真を目的として訪れたのだが------。
でも見かけたオスは嬉しいことに結構綺麗だった。
それにしても、開翅したミヤマシジミ君は本当に美しい。他のブルーとは一味違うのだ。
ところで、後翅表面の外縁の黒い帯が広く、紋がかなり大きいが、これは第3化の特徴だろう。
。◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の開翅◆

ミヤマシジミの飛翔は遅く、長い距離を飛ばない。その意味では飛翔写真は比較的楽な種類に属すると思われる。
GRデジタルを飛翔写真用のセッティングにする。なかなか利口なカメラで、マイセッティングを登録しておくと、通常撮影から1発でチェンジすることが出来るのだ。
飛翔写真ではシャッター速度を1/600以上で撮影したいが、本日は曇っているので絞りの方を小さくせざるをえない。


ミヤマシジミのポイントを1時間ほどで後にし、シルビアのポイントをのぞいて見ることにした。
到着してみると人影がある。ネットマン?
ご挨拶してお話を聞いてみると、「蝶の玉手箱」のcactussさんとそのお師匠さんであった。
3人で周辺を探した。
シルビアシジミの食草であるミヤコグサの葉を見ていたときに、お二人がシルビアシジミの卵を発見してくれた。かなり小さい-------。
後で、幼虫図鑑で調べたら、この蝶卵はシジミチョウのものに違いなく、形や色もシルビアシジミのものとして矛盾しない。また、さらに食草のミヤコグサ葉上だとすると、シルビアシジミの可能性がかなり高いと思われる。
そういえば、今日はGRデジタルしかもって来ていないので、マニュアルフォーカスに切り替えて最短撮影距離にあわせた。そして、ポケットにあった自作デフューザ(単なる紙)を手で押さえてストロボをたいた。
あとで拡大してみると、ちゃんと卵の輪郭がわかるではないか。
。◆シルビアシジミの卵 Lycaeides argyrognomon ◆

シルビアシジミを探しているときに、ヤマトシジミ♀の低温型を発見し、撮影してみた。これからもっと綺麗になるんだよ。
。◆ヤマトシジミ♀低温型 Pseudoziseeria maha ◆

小生がご一緒した間に、シルビアシジミを発見することが出来なかったのは残念であるが、12時近くになったので、そろそろ帰らなくてはならない。cactussさんとお師匠さんにご挨拶して帰宅した。
短い時間でしたが、お2人とお話できてとてもよかったです。
そういえば、シルビアポイントで、ネットマン1人とも出会ってしまった。
小生は昔、カミキリムシの採集を行っていたので、偉そうなことはいえない。
むしろ、採集者の気持ちが少し分かる虫写真屋として、一言だけ言わせていただければ、採集よりもカメラで撮影する方が楽しいし、もっと自然が見えてくるよ!
ヒメアカタテハの英名は「お化粧した淑女」という意味の名前だ。それほど厚化粧というようなイメージは無く、むしろ薄化粧の乙女の印象だったのだが、裏面をゆっくりと見てみると、確かに厚化粧だな~。
。◆ヒメアカタテハ painted lady ◆

河原にはカーネーションの仲間のカワラナデシコがまだ結構咲いていた。
。◆カワラナデシコ◆

本日はいろいろ教えて頂き、ありがとうございました。GRデジタルで撮ったミヤマシジミの広角接写は雰囲気が良く出ていていいですね。あの後、小生も教えてもらったミヤマシジミの生息地へ行き、撮影しました。
当方のブログにリンクさせて頂きました。今後ともよろしくお願いします。
当方のブログにリンクさせて頂きました。今後ともよろしくお願いします。
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cactussさん、シルビアは少ないのでいつも撮影できるとは限りません。今日は卵を発見していただき、大変感謝します。越冬態は幼虫ですので、これから幼虫の撮影の楽しみが増えました。来週から、時間が出来次第探してみたいと思います。
ミヤマシジミは多分少ないでしょうけど、撮影できて良かったです。
こちらもリンクしたします。
今後ともよろしくお願いします。
ミヤマシジミは多分少ないでしょうけど、撮影できて良かったです。
こちらもリンクしたします。
今後ともよろしくお願いします。
maedaさん、コメント有難うございます。
ミヤマシジミは♀の産卵(晩秋はコマツナギの根元に産卵するらしい)を狙っていたのですが、♂しか見ることが出来ませんでした。でも、その♂がとても綺麗で感激しました。
シルビアシジミは本当に風前の灯火といったところで、何とかしないと山梨でも見ることが出来なくなりそうです。すこし、行政に動いてみますね。
ミヤマシジミは♀の産卵(晩秋はコマツナギの根元に産卵するらしい)を狙っていたのですが、♂しか見ることが出来ませんでした。でも、その♂がとても綺麗で感激しました。
シルビアシジミは本当に風前の灯火といったところで、何とかしないと山梨でも見ることが出来なくなりそうです。すこし、行政に動いてみますね。
GRデジタルをポケットにお散歩でミヤマとはえぇですな。
♂の鮮度を見ると、まだこれから♀の発生があるかもですね。
シルビアは採集規制も必要かもしれませんが、生息環境の維持管理はどんな感じなんでしょうか。広大な生息環境が維持できると良いのですが・・・
ヤマト♀・・・いきなり青いです。
♂の鮮度を見ると、まだこれから♀の発生があるかもですね。
シルビアは採集規制も必要かもしれませんが、生息環境の維持管理はどんな感じなんでしょうか。広大な生息環境が維持できると良いのですが・・・
ヤマト♀・・・いきなり青いです。
kenkenさん
実は天気が良いので、日曜日も散歩しましたが、♀も見ることができました。私もおっしゃるように環境の保全や維持管理が重要と思っています。広大な環境の維持だとなかなか難しいかもしれませんが、やはり将来、狭くても人為的に理想的な環境をつくってやる必要があるかもしれませんね。他県のように絶滅してしまう前に。でも、個体維持にはそれこそがけっぷちに来ていますので、正直な話、今の状態での採集行為はかなりクリティカルだと思いますよ。
実は天気が良いので、日曜日も散歩しましたが、♀も見ることができました。私もおっしゃるように環境の保全や維持管理が重要と思っています。広大な環境の維持だとなかなか難しいかもしれませんが、やはり将来、狭くても人為的に理想的な環境をつくってやる必要があるかもしれませんね。他県のように絶滅してしまう前に。でも、個体維持にはそれこそがけっぷちに来ていますので、正直な話、今の状態での採集行為はかなりクリティカルだと思いますよ。
ミヤマシジミ♂のブルー鮮やかですね。
やはり栃木へ行ってみようかなあ。(^^;
シルビアの卵を見つけるとはさすがに各種のステージを多く観察している師弟ですね。いつか産卵シーンと合わせて撮影したいですね。
やはり栃木へ行ってみようかなあ。(^^;
シルビアの卵を見つけるとはさすがに各種のステージを多く観察している師弟ですね。いつか産卵シーンと合わせて撮影したいですね。
banyanさん
ミヤマシジミは意外に新鮮な個体がまだ多く見ることが出来ましたよ。
cactussさんたちに卵を見つけてもらいました。幼虫も探したのですが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。みつけたシルビアの卵はかなり成熟していると思われます(白いので)。シルビアは幼虫越冬ですので、幼虫を見るのが楽しみになりました。
ミヤマシジミは意外に新鮮な個体がまだ多く見ることが出来ましたよ。
cactussさんたちに卵を見つけてもらいました。幼虫も探したのですが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。みつけたシルビアの卵はかなり成熟していると思われます(白いので)。シルビアは幼虫越冬ですので、幼虫を見るのが楽しみになりました。
虫林さん、「ミヤマシジミ」の素晴らしい色彩にビックリしました。素晴らしいです。撮影技術もさることながら、アングルのとり方が素晴らしいですね、こういう風に撮ってみたいものです。私には無理かも・・・です。
シルビアシジミの「卵」素晴らしい!こういう風に葉表に産卵するのですね、とても参考になりました。ありがとうございます。
シルビアシジミの「卵」素晴らしい!こういう風に葉表に産卵するのですね、とても参考になりました。ありがとうございます。
chochoensisさん、
有難うございました。広角写真での撮影はレンズで決まりますので、chochoensisさんももちろん十分可能だと思います。
シルビア卵は拡大してみると面白いですね。肉眼でよく見えない形が現れると単純に感激してしまいます。でもヤマトシジミとそっくりさんですね。
有難うございました。広角写真での撮影はレンズで決まりますので、chochoensisさんももちろん十分可能だと思います。
シルビア卵は拡大してみると面白いですね。肉眼でよく見えない形が現れると単純に感激してしまいます。でもヤマトシジミとそっくりさんですね。
KAZさん、
そうなのです。3化になってからの発生のパターンが読みにくいですね。
どういうわけか、♂は結構綺麗ですね。オスはこれが最後で、メスがこれから綺麗な個体(本当の晩秋型)が出てくるのでしょう。都合よく期待しています。
そうなのです。3化になってからの発生のパターンが読みにくいですね。
どういうわけか、♂は結構綺麗ですね。オスはこれが最後で、メスがこれから綺麗な個体(本当の晩秋型)が出てくるのでしょう。都合よく期待しています。
by tyu-rinkazan
| 2006-10-14 22:14
| ▣ミヤマシジミ
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