20070402 武漢にて3 (中華人民共和国湖北省武漢市)
2007年 04月 03日
武漢は「中国のかまど」といわれているが、今日も曇り空で風が強く肌寒い。
朝起きて、1人で朝食をとりながら地図を眺めてみると、○×森林公園という場所を見つけた。
ウーム、なかなかいい名前じゃないか。ホテルのフロントでその場所を尋ねたところ、タクシーで50元(日本円で750円くらい)そこそこで行ける距離だという。
よし、午前中は何も予定が無いので、そこをゆっくり散歩してみよう。
現地にタクシーで到着したが、降りようとしたところ、運転手がここで待つという(多分)。
ここで待ってもらっても困るので、お引きとり願いたいといったのだが、英語が通じない(そりゃそうだよな)。そこで、ホテルのフロントに彼の携帯電話で電話して、中国語と英語が両方できるフロント係りを介して、目の前の運転手と会話し、納得してもらった。
後で聞けば笑い話になるようなことだが、なかなか良いアイデアであったと自分では思っている。
**************************************************
やっと雑木林の中の道を歩くことができた。
樹相はクロマツと広葉樹からなるが混合林で、このような混合林をあるくとその土地のファウナを理解しやすい。日本とは樹種が似ているが少しづつ異なるようで面白い。
スギは無いようだが、どういうわけか虫林の花粉症の症状が出ている。抗原は何だろうか?

。。◆雑木林 Copse ◆
。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
稜線にでると風が強く寒い。しかし、下草の中にスミレを見つけた。どうやら、マンジュリカ(スミレ)らしい。タチツボスミレが日本を中心に分布するのに対して、マンジュリカは大陸を中心に分布するのだ。マンジュリカの名前が満州に語源があることでもわかるだろう。

。。◆中国のマンジュリカ(スミレ) Viola mandshurica of China◆
。。。 A Viola mandshurica found on the brow of a hill
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
花の正面、側面、葉の拡大写真。花は濃い紫色で、花弁基部に毛をもち、距は少し長く、どこから見てもマンジュリカ(スミレ)である。
マンジュリカは数も少なく、この稜線にだけ見られた。他のスミレも探したが、見つけることはできなかった。日本でこの時期に同じような場所には、スミレ類が群落を形成して今を盛りと咲いているに違いない。こうしてみると、日本は「スミレ天国」であることが再認識させられる。

。。◆中国のマンジュリカ(スミレ) Viola mandshurica◆
。。。 Frontal view, Side view, Leaves
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
天候のせいもあるが、昆虫を見つけることができない。しばらく歩いて、やっと見つけた甲虫が、日本でも普通にいるウリハムシだった。

。。◆ウリハムシAulacophora femoralis (Motschulsky) (cucurbit leaf beetle)◆
。。。 Mating Aulacophora femoralis
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
さらにカキドオシに良く似た花もあった。

。。◆カキドオシに似た花 ◆
。。。A flower similar to ground ivy
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
大きなノバラの花を見つけた。
はじめ斜面にこの花を見つけたときは、白いクレマチスかと思った。
野生のバラだとすれば、すごく綺麗だ。

。。◆野バラ Wild rose ◆
。。。A beautiful wild rose found on a slope .
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
クサボケに似た白い花。日本のクサボケは橙色であるが、ここでは白い。

。。◆クサボケDwarf quinceに似た花 ◆
。。。This flowers similar to Dwarf quince in Japan .
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
稜線で見つけた斜めの木。風が右から左にいかに強く吹くのかわかるだろう。

。。◆稜線の斜めの木◆
。。。The woods being in an oblique deposition due to strong wind from right to left
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
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森林公園を早々に抜けて、山側にでると、綺麗なお寺があった。そこで、そのお寺のトイレを貸していただくことにした。虫林は消化器が弱いほうではないが、旅行3日目くらいで下痢気味になることが多い。
トイレにいったところ先客が入っていて驚いた。ここではトイレはただの溝の上にまたがって用を足す。覆いがすこしあるが、写真のような具合なので、文字通り「頭隠して尻隠さず」状態になるのだ。
実際、使用してみると後ろの方がスースーして落ち着かない。

。。◆山の寺(右下がトイレ) Temple (under-right: toilet) ◆
。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
綺麗なドアノブがあったので、思わず撮影してしまった。
お寺の傍にはお店があり、現地の人が大声で話し合っていた。まるで怒っているようにみえるが、そうではないみたいだ。

。。◆ドアノブdoor knob と店 shop◆
。。。(2007-Apr-02, Wuhan/China)
下町のラーメン屋に入り、昼食を食べた。写真のように数種類の麺が用意されてあり、その中から好きな麺を選べる。味はラーメンというよりはウドンに近いような気がした。
そのとき同時に食べた水餃子がニラが一杯で◎。餃子は北のものらしいが、ここでも実に旨い。

。。◆下町のラーメン店◆
。。。The noodle shop in downtown
。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
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今回は残念ながら蝶の姿を写真におさめる事は難しいみたいである。
まあ、それが目的で来たのではないので、自然の中をゆっくりと歩けただけでよいのだろうと思う。
朝起きて、1人で朝食をとりながら地図を眺めてみると、○×森林公園という場所を見つけた。
ウーム、なかなかいい名前じゃないか。ホテルのフロントでその場所を尋ねたところ、タクシーで50元(日本円で750円くらい)そこそこで行ける距離だという。
よし、午前中は何も予定が無いので、そこをゆっくり散歩してみよう。
現地にタクシーで到着したが、降りようとしたところ、運転手がここで待つという(多分)。
ここで待ってもらっても困るので、お引きとり願いたいといったのだが、英語が通じない(そりゃそうだよな)。そこで、ホテルのフロントに彼の携帯電話で電話して、中国語と英語が両方できるフロント係りを介して、目の前の運転手と会話し、納得してもらった。
後で聞けば笑い話になるようなことだが、なかなか良いアイデアであったと自分では思っている。
やっと雑木林の中の道を歩くことができた。
樹相はクロマツと広葉樹からなるが混合林で、このような混合林をあるくとその土地のファウナを理解しやすい。日本とは樹種が似ているが少しづつ異なるようで面白い。
スギは無いようだが、どういうわけか虫林の花粉症の症状が出ている。抗原は何だろうか?

。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
稜線にでると風が強く寒い。しかし、下草の中にスミレを見つけた。どうやら、マンジュリカ(スミレ)らしい。タチツボスミレが日本を中心に分布するのに対して、マンジュリカは大陸を中心に分布するのだ。マンジュリカの名前が満州に語源があることでもわかるだろう。

。。。 A Viola mandshurica found on the brow of a hill
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
花の正面、側面、葉の拡大写真。花は濃い紫色で、花弁基部に毛をもち、距は少し長く、どこから見てもマンジュリカ(スミレ)である。
マンジュリカは数も少なく、この稜線にだけ見られた。他のスミレも探したが、見つけることはできなかった。日本でこの時期に同じような場所には、スミレ類が群落を形成して今を盛りと咲いているに違いない。こうしてみると、日本は「スミレ天国」であることが再認識させられる。

。。。 Frontal view, Side view, Leaves
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
天候のせいもあるが、昆虫を見つけることができない。しばらく歩いて、やっと見つけた甲虫が、日本でも普通にいるウリハムシだった。

。。。 Mating Aulacophora femoralis
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
さらにカキドオシに良く似た花もあった。

。。。A flower similar to ground ivy
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
大きなノバラの花を見つけた。
はじめ斜面にこの花を見つけたときは、白いクレマチスかと思った。
野生のバラだとすれば、すごく綺麗だ。

。。。A beautiful wild rose found on a slope .
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
クサボケに似た白い花。日本のクサボケは橙色であるが、ここでは白い。

。。。This flowers similar to Dwarf quince in Japan .
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
稜線で見つけた斜めの木。風が右から左にいかに強く吹くのかわかるだろう。

。。。The woods being in an oblique deposition due to strong wind from right to left
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
森林公園を早々に抜けて、山側にでると、綺麗なお寺があった。そこで、そのお寺のトイレを貸していただくことにした。虫林は消化器が弱いほうではないが、旅行3日目くらいで下痢気味になることが多い。
トイレにいったところ先客が入っていて驚いた。ここではトイレはただの溝の上にまたがって用を足す。覆いがすこしあるが、写真のような具合なので、文字通り「頭隠して尻隠さず」状態になるのだ。
実際、使用してみると後ろの方がスースーして落ち着かない。

。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
綺麗なドアノブがあったので、思わず撮影してしまった。
お寺の傍にはお店があり、現地の人が大声で話し合っていた。まるで怒っているようにみえるが、そうではないみたいだ。

。。。(2007-Apr-02, Wuhan/China)
下町のラーメン屋に入り、昼食を食べた。写真のように数種類の麺が用意されてあり、その中から好きな麺を選べる。味はラーメンというよりはウドンに近いような気がした。
そのとき同時に食べた水餃子がニラが一杯で◎。餃子は北のものらしいが、ここでも実に旨い。

。。。The noodle shop in downtown
。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)
今回は残念ながら蝶の姿を写真におさめる事は難しいみたいである。
まあ、それが目的で来たのではないので、自然の中をゆっくりと歩けただけでよいのだろうと思う。
虫林さん、「トイレ」の苦労と「麺屋さん」の話、懐かしく拝見しました・・・タイにいたときの思い出が一気に噴出したように懐かしく拝見しました。「トイレ」の苦労は、紙がなくて=手桶の水=と自分の手で始末すると言う風習に閉口した思い出がありますし、ネパールでトイレを借りたら板の上に跨る方式で困難を極めた事を思い出しました・・・。旅の安全を祈ります。
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樹相や咲いている花も似てはいるが微妙に違うのが面白いですね。
北海道に来た時も内地との樹相の違いに驚いたのですがその時と比べると違和感が少く親近感があります。
お寺の池、ハスの花が咲く時期に行けば絵になる写真が撮せそうですね。
北海道に来た時も内地との樹相の違いに驚いたのですがその時と比べると違和感が少く親近感があります。
お寺の池、ハスの花が咲く時期に行けば絵になる写真が撮せそうですね。
よさげな林道がようやく見られました。
なにやら蝶がと期待しましたが、難しいですね。
私も花粉症なのですが広島を離れて直りました。広島の時も不思議で町中では症状が出るのですが、山手に行くと直ります。しかも目の前に杉が花粉を飛ばしているのですけど。
思うに大気汚染物資がいろいろな花粉と共通抗原になっているのではないでしょうか?
友人も花粉症ですが杉が沢山あるゴルフ場へ行くと調子良いと言っております。
なにやら蝶がと期待しましたが、難しいですね。
私も花粉症なのですが広島を離れて直りました。広島の時も不思議で町中では症状が出るのですが、山手に行くと直ります。しかも目の前に杉が花粉を飛ばしているのですけど。
思うに大気汚染物資がいろいろな花粉と共通抗原になっているのではないでしょうか?
友人も花粉症ですが杉が沢山あるゴルフ場へ行くと調子良いと言っております。
この公園は恐らく5月下旬~6月にかけて、急に蝶影が濃くなる
ポイントと推測されます。その頃、ご出張されたら・・・・
それは無理ですかね?
マンジュリカの株下にはヒョウモン類の幼虫も潜んでいそうですね。
ポイントと推測されます。その頃、ご出張されたら・・・・
それは無理ですかね?
マンジュリカの株下にはヒョウモン類の幼虫も潜んでいそうですね。
日本はスミレ王国・・海外でスミレを見かけたことはないですけど、この頃の野山を歩いているとほんとにスミレが多いですね。
たいていはタチツボスミレですけど、この種が日本特産に近いというのは知りませんでした。
だとすると、タチツボスミレに吸蜜しているギフチョウというのは、まさに日本的風景と言うことになるんですね。
なんかうれしい感じです。
たいていはタチツボスミレですけど、この種が日本特産に近いというのは知りませんでした。
だとすると、タチツボスミレに吸蜜しているギフチョウというのは、まさに日本的風景と言うことになるんですね。
なんかうれしい感じです。
maedaさん、
こっちにきてやっとまともな場所を歩いた気がします。
スギなど無いのに目がしょぼしょぼしています。多分、こちらでもっとも多いススカケの木の花粉でしょうか、現地の人でも少数の人はなるそうです。確かに花粉が多い少ないだけでは、花粉症の症状は説明がつきませんね。何かそれを修飾する他の因子が関係しているかも知れません粘。
こっちにきてやっとまともな場所を歩いた気がします。
スギなど無いのに目がしょぼしょぼしています。多分、こちらでもっとも多いススカケの木の花粉でしょうか、現地の人でも少数の人はなるそうです。確かに花粉が多い少ないだけでは、花粉症の症状は説明がつきませんね。何かそれを修飾する他の因子が関係しているかも知れません粘。
fanseabさん、
ここは森林公園の裏山ともいえる場所で、稜線まで登ると武漢と湖が一望できる場所です。天候さえ改善されれば蝶はかなり見られると思いますが、なにしろ天気が悪くて、気温があがらないと全く無理ですね。
ここは森林公園の裏山ともいえる場所で、稜線まで登ると武漢と湖が一望できる場所です。天候さえ改善されれば蝶はかなり見られると思いますが、なにしろ天気が悪くて、気温があがらないと全く無理ですね。
ダンダラさん、
この時期に他の国に行くと、あまりスミレを観察できませんので、日本は種類も多く、量もすごいので、本当に「スミレ天国」あるいは「スミレ王国」だと思われますね。
なるほどおっしゃるとおりで、ギフチョウのタチツボスミレでの吸蜜風景は日本ならではのものと思います。
この時期に他の国に行くと、あまりスミレを観察できませんので、日本は種類も多く、量もすごいので、本当に「スミレ天国」あるいは「スミレ王国」だと思われますね。
なるほどおっしゃるとおりで、ギフチョウのタチツボスミレでの吸蜜風景は日本ならではのものと思います。
by tyu-rinkazan
| 2007-04-03 04:45
| ● China
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Comments(10)
