20070908 河原散歩:カワラバッタ、ミヤマシジミ(山梨県)
2007年 09月 08日
イソップ童話の「アリとキリギリス」に出てくるキリギリスのように、ちょっとばかりノンビリした今年の夏休みのツケが一気にきたみたいだ(といっても夏休み休暇は3日間しかとっていないが)。とにかく、9月に入ったとたん、間近にせまった主催学会の準備やその他の雑事に追われて非常に忙しかった。
もともと無い頭を無理に使ったことによる酸欠で、脳が凝固壊死してしまったようだ。青息吐息のハフハフだ。これは大変だ、週末に何とかして、脳の凝固壊死を手当てしないと狂ってしまうぞ。
--------とかなんとかいいながら、本日も午前中3時間ほど、近くの河原に出撃することにした。
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先ず初めに、シルビアシジミのポイントに立ち寄ったが、到着するとすでにネットマン2人が徘徊していた。どうやらシルビアは少ないながらも発生しているみたいだ。人ごみの嫌いな虫林は、横須賀からオートバイで来たという方と少し立ち話をした後、ミヤマシジミのポイントに移動することにした。
ミヤマシジミの棲む河原は、今春に河川敷整備が行われたため、少し心配したが、どうやら食草とともに蝶たちも無事だったようで安心した。この河原整備については、以前、日本チョウ類保全協会のN氏に県庁に問い合わせていただいたことがある。

。。◆ミヤマシジミの河原◆
。。。 Habitat of Lycaeides arygrognomon praeterinsularis
。。。. Ricoh GR-D, GW-1, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
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§カワラバッタ§
この河原には夏の終わりになると多くのバッタが出現するが、その中で面白いのがカワラバッタだ。このカワラバッタは、河原の石の色と本当に良く似ており、静止しているとなかなか発見できない。

。。◆カワラバッタ◆
。。。 A locust, Gastrimargus marmoratus, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
このバッタ君はなかなか敏感なので、近くに寄れなかったが、なんとかGR-Dでの縦位置広角写真を撮影することができた。GR-Dは今では少し古いカメラになってしまった感がいがめないが、非常にコンパクトで、シャープに写る。単焦点なのも良い。
GR-D+ワイコンGW-1の組み合わせは、今でもとても気に入って使っている。
この写真のどこにカワラバッタがいるか、すぐに分かるかな?

。。。。。。。。。。◆カワラバッタ◆
。。。。。。。。。。。A locust,Gastrimargus marmoratus
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR, GW-1, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
カワラバッタの特徴は飛翔した時に、後翅は帯状の紋があり、基部は青くとても綺麗だ。

。。◆カワラバッタの飛翔◆
。。。 Flying feature of A locust, Gastrimargus marmoratus
。。。.Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA400
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
さらに、虫の目レンズで近寄ってみた。ここまでレンズが寄るのは結構難しいのだ。

。。◆虫の目像:カワラバッタ◆
。。。 Insect-eye image of Gastrimargus marmoratus resting on the ground
。。。.Ricoh GX-8, Gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
これが、カワラバッタの顔のアップ写真だ!どこか仮面ライダーかロボットのような印象をうける顔だ。目の中に偽瞳孔があり、表情がでているようだ。さすがにここまで寄ると、レンズが虫体にくっついてしまい、バッタは飛んでしまった。

。。。。。。。。。。◆虫の目像:カワラバッタ◆
。。。。。。。。。。。 Insect-eye image of Gastrimargus marmoratus
。。。。。。。。。。。.Ricoh GX-8, Gyorome-8, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
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§ミヤマシジミ§
ミヤマシジミは、山梨県で近年急速に減少したシジミチョウだ。この河原は、甲府市との境界に位置し、小生が知る市内のポイントはここだけだ。ところが、今年の春にブルトーザーが入り、潅木は引き抜かれ、地面は大きく整地されてしまったのだ。
もうミヤマシジミは見ることが出来ないかも知れないと思った。
しかし、嬉しいことにミヤマシジミは生きていた。
どうやら、聞くところによると、ナチュラリストのWさんが、直接指導しながらの河原整備だったようだ。------良かった。
本日は数匹のミヤマシジミが観察できた。食草のコマツナギは、以前より数が増しているようで、これから楽しみである。
Sigmaの18-50mmで、広角写真を撮影してみた。

。。◆広角:ミヤマシジミ◆
。。。 Wide angle view of Lycaeides arygrognomon praeterinsularis
。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
こちらは少し近寄って、縦位置で撮影してみた。地面近くに静止する蝶の写真を撮影するときはライブビューで、バリアングルの液晶が欲しくなってしまう。かがむとお腹の部分が苦しいのだ。

。。。。。。。。。。◆草上で静止するミヤマシジミ◆
。。。。。。。。。。。 Lycaeides arygrognomon praeterinsularis resting on the grass
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
gyrome-8での撮影もしてみたが、今一寄りが甘かったようだ。このくらいの寄りの写真だと、広角レンズとそれほど画角的に差が無いみたいに見える。しかし、被写界震度の深さはこのレンズ独特のものだと思われます。

。。。。。。。。。。◆草上で静止するミヤマシジミ◆
。。。。。。。。。。。 Lycaeides arygrognomon praeterinsularis resting on the grass
。。。。。。。。。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8 ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
本日は天気が良いので、飛翔写真も撮影してみた。
チョウはピンとはうまくいったのだが、位置がずれてしまったので、縦位置にトリミングした。

。。。。。。。。。。◆飛翔するミヤマシジミ◆
。。。。。。。。。。。 Flying feature of Lycaeides arygrognomon praeterinsularis
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
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§Epilogue§
本日は午前中の数時間だけ、自宅から来るまで10分の距離にある河原を散歩してみた。
シルビアポイントでは、相変わらずネットマンが多いので、ガッカリしてしまう。彼らも同じ自然の愛好者であることは間違いないと思うが、シルビアは本当に少ないのだ。
ミヤマシジミの棲息は確認できたが、個体数はまだ非常に少なかった。でも、環境は以前よりも向上しているように思えるので、これから期待できると思う。
本日は台風一過の晴れで、とても暑い。軟弱な虫林は、日中の炎天下の河原にはあまり長くいられない。河原は近いので、また時々観察することにする。
もともと無い頭を無理に使ったことによる酸欠で、脳が凝固壊死してしまったようだ。青息吐息のハフハフだ。これは大変だ、週末に何とかして、脳の凝固壊死を手当てしないと狂ってしまうぞ。
--------とかなんとかいいながら、本日も午前中3時間ほど、近くの河原に出撃することにした。
先ず初めに、シルビアシジミのポイントに立ち寄ったが、到着するとすでにネットマン2人が徘徊していた。どうやらシルビアは少ないながらも発生しているみたいだ。人ごみの嫌いな虫林は、横須賀からオートバイで来たという方と少し立ち話をした後、ミヤマシジミのポイントに移動することにした。
ミヤマシジミの棲む河原は、今春に河川敷整備が行われたため、少し心配したが、どうやら食草とともに蝶たちも無事だったようで安心した。この河原整備については、以前、日本チョウ類保全協会のN氏に県庁に問い合わせていただいたことがある。

。。。 Habitat of Lycaeides arygrognomon praeterinsularis
。。。. Ricoh GR-D, GW-1, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
§カワラバッタ§
この河原には夏の終わりになると多くのバッタが出現するが、その中で面白いのがカワラバッタだ。このカワラバッタは、河原の石の色と本当に良く似ており、静止しているとなかなか発見できない。

。。。 A locust, Gastrimargus marmoratus, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
このバッタ君はなかなか敏感なので、近くに寄れなかったが、なんとかGR-Dでの縦位置広角写真を撮影することができた。GR-Dは今では少し古いカメラになってしまった感がいがめないが、非常にコンパクトで、シャープに写る。単焦点なのも良い。
GR-D+ワイコンGW-1の組み合わせは、今でもとても気に入って使っている。
この写真のどこにカワラバッタがいるか、すぐに分かるかな?

。。。。。。。。。。。A locust,Gastrimargus marmoratus
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR, GW-1, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
カワラバッタの特徴は飛翔した時に、後翅は帯状の紋があり、基部は青くとても綺麗だ。

。。。 Flying feature of A locust, Gastrimargus marmoratus
。。。.Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA400
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
さらに、虫の目レンズで近寄ってみた。ここまでレンズが寄るのは結構難しいのだ。

。。。 Insect-eye image of Gastrimargus marmoratus resting on the ground
。。。.Ricoh GX-8, Gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
これが、カワラバッタの顔のアップ写真だ!どこか仮面ライダーかロボットのような印象をうける顔だ。目の中に偽瞳孔があり、表情がでているようだ。さすがにここまで寄ると、レンズが虫体にくっついてしまい、バッタは飛んでしまった。

。。。。。。。。。。。 Insect-eye image of Gastrimargus marmoratus
。。。。。。。。。。。.Ricoh GX-8, Gyorome-8, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
§ミヤマシジミ§
ミヤマシジミは、山梨県で近年急速に減少したシジミチョウだ。この河原は、甲府市との境界に位置し、小生が知る市内のポイントはここだけだ。ところが、今年の春にブルトーザーが入り、潅木は引き抜かれ、地面は大きく整地されてしまったのだ。
もうミヤマシジミは見ることが出来ないかも知れないと思った。
しかし、嬉しいことにミヤマシジミは生きていた。
どうやら、聞くところによると、ナチュラリストのWさんが、直接指導しながらの河原整備だったようだ。------良かった。
本日は数匹のミヤマシジミが観察できた。食草のコマツナギは、以前より数が増しているようで、これから楽しみである。
Sigmaの18-50mmで、広角写真を撮影してみた。

。。。 Wide angle view of Lycaeides arygrognomon praeterinsularis
。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 100
。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
こちらは少し近寄って、縦位置で撮影してみた。地面近くに静止する蝶の写真を撮影するときはライブビューで、バリアングルの液晶が欲しくなってしまう。かがむとお腹の部分が苦しいのだ。

。。。。。。。。。。。 Lycaeides arygrognomon praeterinsularis resting on the grass
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
gyrome-8での撮影もしてみたが、今一寄りが甘かったようだ。このくらいの寄りの写真だと、広角レンズとそれほど画角的に差が無いみたいに見える。しかし、被写界震度の深さはこのレンズ独特のものだと思われます。

。。。。。。。。。。。 Lycaeides arygrognomon praeterinsularis resting on the grass
。。。。。。。。。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8 ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
本日は天気が良いので、飛翔写真も撮影してみた。
チョウはピンとはうまくいったのだが、位置がずれてしまったので、縦位置にトリミングした。

。。。。。。。。。。。 Flying feature of Lycaeides arygrognomon praeterinsularis
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-9 Kofu-shi, Yamanashi)
§Epilogue§
本日は午前中の数時間だけ、自宅から来るまで10分の距離にある河原を散歩してみた。
シルビアポイントでは、相変わらずネットマンが多いので、ガッカリしてしまう。彼らも同じ自然の愛好者であることは間違いないと思うが、シルビアは本当に少ないのだ。
ミヤマシジミの棲息は確認できたが、個体数はまだ非常に少なかった。でも、環境は以前よりも向上しているように思えるので、これから期待できると思う。
本日は台風一過の晴れで、とても暑い。軟弱な虫林は、日中の炎天下の河原にはあまり長くいられない。河原は近いので、また時々観察することにする。
例のミヤマシジミ、無事だったのですね、ほっとしました。
シルビアはそんなにネットマンが多いのですか。少ないとなるとネットマンが集中して悪循環ですね。
シルビアはそんなにネットマンが多いのですか。少ないとなるとネットマンが集中して悪循環ですね。
0
南西諸島のシルビアが別種になったので、余計に本島のシルビアは狙われていますね。各地で同じ現象のようです。
かわいそうです。
かわいそうです。
ミヤマシジミの生息地が無事だったようでとりあえず安心しました。今月下旬あたりに秋のシジミ3種を探すときに立ち寄りたいと思います。
theclaさん、
ミヤマシジミの棲息地は無事でした。河川敷が整備されたものの、ネイチャーセンターのW氏がちゃんと指導されていたそうです。ブルトーザーなどが入ったために、食草の被害は少しありますが、発生していました。
ほっとしました。
ミヤマシジミの棲息地は無事でした。河川敷が整備されたものの、ネイチャーセンターのW氏がちゃんと指導されていたそうです。ブルトーザーなどが入ったために、食草の被害は少しありますが、発生していました。
ほっとしました。
maedaさん、
仰るとおり、シルビアシジミの人気はかなり高いようで、シルビアポイントでは、ネットマンが網を振りかざして、堂々と採集しています。
かなり少ない蝶なので、できるだけ採集は控えてもらいたいです。
仰るとおり、シルビアシジミの人気はかなり高いようで、シルビアポイントでは、ネットマンが網を振りかざして、堂々と採集しています。
かなり少ない蝶なので、できるだけ採集は控えてもらいたいです。
cactussさん、
昨年、シルビアポイントでお会いしましたね。相変わらず、シルビアの人気は高いようです。ポイントが限られているので、何時も心配しています。
ミヤマシジミは無事でよかったです。ホッとしました。
昨年、シルビアポイントでお会いしましたね。相変わらず、シルビアの人気は高いようです。ポイントが限られているので、何時も心配しています。
ミヤマシジミは無事でよかったです。ホッとしました。
虫林さん、シルビア受難のお話し胸が痛みます・・・いつまでも残されますように祈っています・・・それと、「カワラバッタ」の近接撮影と飛翔写真、素晴らしいですね・・・ビックリしました。流石です!
シルビアはこれだけ採集者が徘徊している場所でもまだ生きながらえているのが不思議なくらいです。個人的な楽しみだけでなく、ネットオークションで、この場所のシルビアが売りに出ていたと聞きました。がっかりです。
カワラバッタは面白いでしょ!本当に河原の石の色とそっくりです。
それが飛ぶと綺麗な羽が見えてびっくりしました。
カワラバッタは面白いでしょ!本当に河原の石の色とそっくりです。
それが飛ぶと綺麗な羽が見えてびっくりしました。
カワラバッタ、地味なのに実は青く美しいはねを隠し持っている、いいですね。 僕はバッタの類が大好きです! カワラバッタをこんな間近な写真で見るのは初めてなのでよかったです!
by tyu-rinkazan
| 2007-09-08 23:13
| ▣ミヤマシジミ
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Comments(11)
