20071007 暖帯林散歩:ツマグロキチョウ、クロコノマ(山梨県)
2007年 10月 08日
本棚の奥に、以前に購入したままでまだ開いてない本があった。買ったものの、多分、何かの事情で失念してしまったのだろう。その本は、「山梨自然の極」というタイトルのガイドブック(樋口富士雄編著)で、平成18年3月現在の山梨県指定自然環境保全地区など69箇所を紹介している。
この本は山梨日日新聞社の編集で、いわゆるご当地本といえるものだ。一応、県指定環境保全地区とやらにどの場所が入るのかを知る目的には良さそうな本である。しかし、内容面からすると、動植物に関する記載が簡単すぎるのが残念だ。
本を手に取って、パラパラとめくってみると、その中に「佐野の暖帯林」という記事があった。記事によれば、そこは高温多湿で、暖かい地方に産する樹木がまとまって生えているらしい。ほほ~、いつか山梨でキリシマミドリを撮影してみたいと思っている虫林は、その記事を読んで唾を飲み込んだ。
朝起きて、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、地図で場所を確認してみると、昨年、ツマグロキチョウを見つけた河原と近いみたいだ。まあ、チョウの少ないこの時期だから、ツマグロキチョウの調査も兼ねて出かけてみることにしよう。
--------ということで、本日は県南の南部町までドライブすることにした。
**************************************************
§佐野の暖帯林Warm temperate forest in Sano§
南部町までは、車で2時間ほどの距離である。山梨県最南の町で、一年中温暖な気候のためにfloraeも甲府市周辺とは異なり、暖地性の植物が多い。特記すべきは、江戸時代に現在の岩手県、青森県の一部を統治した南部藩のルーツがこの南部町であることだ。
写真は南部町の山間の立派な農家を撮影したものだ。このあたりの家ではお茶の栽培がとても盛んで、家屋裏の斜面を利用してお茶畑にしていること多い。
。。◆茶畑を持つ典型的な南部町の農家◆
。。。Typical farmer’s house with tea field in Nanbu-cho
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
この辺りを訪れるといつも気になる看板がある。それは、「蝮(マムシ)養殖場」と書かれた看板だ。決してマムシが好きなわけではないが(むしろヘビはダメ)、ただ怖いものみたさとマムシ養殖場がどのようなものかという好奇心だけで、是非ともいつか見てみたいと思う。
ちなみに虫林は、これだけフィールドに出ていても、マムシは過去2度ほどしか出会ったことがないのだ(東京の高尾山と山梨の本栖高原)。
。。◆マムシ養殖場の看板◆
。。。Nameboard of pit viper breeding farm
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
車ですれ違うのが困難な細い山道を少しひやひやしながら抜け、やっと着いた佐野の部落には案内板など全く無い。あれれ、どうしようかと思案していると、ちょうど現地の人がふらっと現れた。地獄に仏とばかりに、佐野の暖帯林のことを訪ねると、後ろの斜面の上にある林を指差し「多分、八幡神社の森だ!」という。なるほど、その暖帯林とは、どうやらこのあたりの鎮守の森のことなのだ。納得、納得
早速、行ってみると、たしかに暖帯林の林の前に神社を示唆する赤い鳥居があった。鳥居をくぐり、急な階段を登ると、ひどいクモの巣だ(あまりヒトが来ないところらしい)。一番奥には、少し崩れかけたような舞台があるだけで、ほかに何も無かった。
確かに暖地性の常緑広葉樹の巨木があったが、その林の規模は非常に小さい。正直なところ少しガッカリしてしまった。はるばる2時間もかけて来たのに------。
これはハズレだ!
。。◆佐野の暖帯林◆
。。。Warm-temperate forest in Sano
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
しかし、よくみるとそこにはタブの巨木が1本あった。タブの木は海岸性の樹木のはずだ。そのタブがなぜこんな内陸にあるのだろうか?---------驚きだ。
。。◆タブノキの葉◆
。。。Machilis thunbergii”
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
カシなどは、佐野の部落の周りにかなりある。むしろこちらの方が面白そうだ。
また、春にはこの辺りにギフチョウも発生するが、採集禁止の看板がところどころに出ていた。
いつかゆっくりと昆虫相を調査してみたいと思う。
**************************************************
§クロコノマチョウ The dark evening brown§
早々に、暗くて蚊が多い「佐野の暖帯林」を離れて、ツマグロキチョウのポイントに向かうことにした。途中で、眼下に良さそうな河原があり、もしかしてハンミョウでもいないかと思い寄り道してみることにした。河原までは林の中の斜面をしばらく降りなくてはならない。ゆっくりと注意深く斜面を降り、下の林に着いたときに、大きな黒いチョウが足元から飛び出した。
クロコノマチョウに違いない!
静止した場所を一瞥して、カメラの準備をした。しかし、それがまずかった。クロコノマは地面で静止していると、忍者のように全く気配を消してしまう。
よーし、勝負じゃ! 絶対に見つけてやる!
-----と心に誓い、じっくりとチョウが静止したあたりを凝視した。
視力の良くない虫林であるが、虫を見つける目(虫眼力)は多少は持っているはずなのだ。
しかし、どうしたことだろう見つからない。
そんなはずは無いとさらにゆっくりと見てみると、やっと枯葉の上で“枯葉化けの術”を使って息を殺しているクロコノマを発見することができた。
僕の勝ちだ! (勝手に勝負して、勝手に喜んでいる)
写真はGR-Dで撮影したものだが、クロコノマがどこにいるのか簡単にわかるかな?
。。。。。。。。。。◆地面で静止するクロコノマチョウ◆
。。。。。。。。。。。The dark evening brown resting on the ground
。。。。。。。。。。。 Ricoh GR-D, GW-1, ASA 100
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
クロコノマは山梨県では南部町で棲息が確認されているが、他所では遇産的に見られる程度だ。多分、他所で発生した固体は、簡単には冬を越せないのだろう。まあ、暖冬とはいえ、あまり北上して欲しくないものだ。
とにかく、南部町でもそれほど個体数は多くないので、見つけると嬉しい。
。。◆地面で静止するクロコノマチョウ◆
。。。The dark evening brown resting on the ground
。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 500
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
**************************************************
§ツマグロキチョウ The angulated grass yellow§
昨年見つけたツマグロキチョウの棲息する河川敷に到着して、探し始めるとすぐに葉の上に静止する秋型の個体を発見することができた。
今年もどうやら健在みたいだ。
本種の夏型は発生地からあまり離れることが無いみたいだが、秋型は結構分散してしまうみたいだ。しかし、この時期ではまだ分散前のようで、比較的まとまってみることができた。ツマグロキチョウは秋になると「旅人」に変身する。
食草のカワラケツメイの分布状態を調査してみたが、どういうわけかカワラケツメイが見当たらないのだ。昨年は所々で見た記憶があるのだが--------。おかしいな?
。。◆葉の上に静止するツマグロキチョウ:広角◆
。。。Wide angle view of the angulated grass yellow on the leaf
。。。 Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
GR-Dで近接撮影した。葉上に静止しているツマグロキチョウをみると、秋型の特徴である翅先のトンガリがめだち、後翅裏面に横縞がある。
この蝶は昔は秋になると家の庭にも良くやってきた。しかし、よく言われることであるが、最近はその数が減少してしまったということだ。「増えるチョウ」と「減るチョウ」の要因はなかなか難しいよね。
。。。。。。。。。。◆葉の上に静止するツマグロキチョウ◆
。。。。。。。。。。。: Wide angle view of the angulated grass yellow on the leaf
。。。。。。。。。。。 Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
写真は100mmマクロでの写真である。
虫林は100mmマクロレンズで撮影した写真の独特の雰囲気がとても好きである。バックのボケもやわらかで良い。ペンタのデジタル対応の100mmマクロは非常に小さくて、使い易いですぞ!
。。。。。。。。。。◆葉の上に静止するツマグロキチョウ◆
。。。。。。。。。。。: The angulated grass yellow resting on the leaf
。。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 200
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
ツマグロキチョウは、ナミキチョウと混生していることが多い。
ツマグロは飛んでいるときにキチョウとの区別が難しい(無理かも?)。印象としては、キチョウよりも少し小型で、飛翔も本種の方が少し弱々しい。
。。◆飛翔するツマグロキチョウ◆
。。。Flying :the angulated grass yellow
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 800
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
キチョウの仲間の飛翔はそれほど速くないので、飛翔写真が撮影し易いチョウといえる。今回は、横位置とともに初めから縦位置でも撮影してみた。写真は少しトリミングしているが、初めから縦位置でねらってもそれほど難しくはない。
。。。。。。。。。。◆飛翔するツマグロキチョウ◆
。。。。。。。。。。。 Flying :the angulated grass yellow
。。。。。。。。。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 800, trimming(+)
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
飛翔するツマグロキチョウを追跡していると、くもの巣に引っかかってしまった。
クモが素早く寄ってきたが、間一髪で逃れることができた。クモの巣にかかった時は、どうなることかと思い、少し緊張したが、逃げることができてホッとした。
。。◆クモの巣にかかったツマグロキチョウ◆
。。。An angulated grass yellow caugh with spider web
。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
**************************************************
§ウラギンシジミ§
この時期、車を運転しながら外をみると、ウラギンシジミが飛ぶのが目立つ。南部町ではとくに個体数も多いようだ。翅を開いて葉上に静止した本種が、青空をバックにしてとても綺麗だった。
。。。。。。。。。。◆葉上に静止するウラギンシジミ◆
。。。。。。。。。。。 Curetis acuta paracuta resting on the leaf
。。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 200
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
**************************************************
§キタテハ§
タテハチョウの仲間は季節によって「衣替え」をする。キタテハもごたぶんにもれず、ギザギザした橙色の秋服を身にまとって、すっかり秋の装いだ。
キタテハは夏服よりも秋服の方が何となく好ましい。
---と思うのは虫林だけか?
。。。。。。。。。。◆吸蜜するキタテハ◆
。。。。。。。。。。。 Polygonia c-aureum feeding on the flower
。。。。。。。。。。。Ricoh GR-D, GW-1, ASA 100
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
**************************************************
§Epilogue§
この時期になると、蝶の撮影も一段落といったところで、来年の撮影のための調査も兼ねて出かけることが多くなる。汗ばむほどの暑さも過ぎ、気持ちよい秋の一日をのんびりと散歩するのはとても嬉しいものだ。
今回訪れた「佐野の暖地林」は、あまりに規模が小さすぎて期待はずれであった。でも、暖地性植物はこの辺り一体に分布し、林の中にはいるとクロコノマチョウも出現して、暖地の雰囲気を満喫できた。
しかし、暖地性のチョウの調査なら、いっそのこと伊豆半島の南端周辺に行きたいものである。秋から冬にかけて、毎年そう思いながら、いざ行くとなると二の足を踏んでしまう。
この本は山梨日日新聞社の編集で、いわゆるご当地本といえるものだ。一応、県指定環境保全地区とやらにどの場所が入るのかを知る目的には良さそうな本である。しかし、内容面からすると、動植物に関する記載が簡単すぎるのが残念だ。
本を手に取って、パラパラとめくってみると、その中に「佐野の暖帯林」という記事があった。記事によれば、そこは高温多湿で、暖かい地方に産する樹木がまとまって生えているらしい。ほほ~、いつか山梨でキリシマミドリを撮影してみたいと思っている虫林は、その記事を読んで唾を飲み込んだ。
朝起きて、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、地図で場所を確認してみると、昨年、ツマグロキチョウを見つけた河原と近いみたいだ。まあ、チョウの少ないこの時期だから、ツマグロキチョウの調査も兼ねて出かけてみることにしよう。
--------ということで、本日は県南の南部町までドライブすることにした。
§佐野の暖帯林Warm temperate forest in Sano§
南部町までは、車で2時間ほどの距離である。山梨県最南の町で、一年中温暖な気候のためにfloraeも甲府市周辺とは異なり、暖地性の植物が多い。特記すべきは、江戸時代に現在の岩手県、青森県の一部を統治した南部藩のルーツがこの南部町であることだ。
写真は南部町の山間の立派な農家を撮影したものだ。このあたりの家ではお茶の栽培がとても盛んで、家屋裏の斜面を利用してお茶畑にしていること多い。
。。。Typical farmer’s house with tea field in Nanbu-cho
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
この辺りを訪れるといつも気になる看板がある。それは、「蝮(マムシ)養殖場」と書かれた看板だ。決してマムシが好きなわけではないが(むしろヘビはダメ)、ただ怖いものみたさとマムシ養殖場がどのようなものかという好奇心だけで、是非ともいつか見てみたいと思う。
ちなみに虫林は、これだけフィールドに出ていても、マムシは過去2度ほどしか出会ったことがないのだ(東京の高尾山と山梨の本栖高原)。
。。。Nameboard of pit viper breeding farm
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
車ですれ違うのが困難な細い山道を少しひやひやしながら抜け、やっと着いた佐野の部落には案内板など全く無い。あれれ、どうしようかと思案していると、ちょうど現地の人がふらっと現れた。地獄に仏とばかりに、佐野の暖帯林のことを訪ねると、後ろの斜面の上にある林を指差し「多分、八幡神社の森だ!」という。なるほど、その暖帯林とは、どうやらこのあたりの鎮守の森のことなのだ。納得、納得
早速、行ってみると、たしかに暖帯林の林の前に神社を示唆する赤い鳥居があった。鳥居をくぐり、急な階段を登ると、ひどいクモの巣だ(あまりヒトが来ないところらしい)。一番奥には、少し崩れかけたような舞台があるだけで、ほかに何も無かった。
確かに暖地性の常緑広葉樹の巨木があったが、その林の規模は非常に小さい。正直なところ少しガッカリしてしまった。はるばる2時間もかけて来たのに------。
これはハズレだ!
。。。Warm-temperate forest in Sano
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
しかし、よくみるとそこにはタブの巨木が1本あった。タブの木は海岸性の樹木のはずだ。そのタブがなぜこんな内陸にあるのだろうか?---------驚きだ。
。。。Machilis thunbergii”
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
カシなどは、佐野の部落の周りにかなりある。むしろこちらの方が面白そうだ。
また、春にはこの辺りにギフチョウも発生するが、採集禁止の看板がところどころに出ていた。
いつかゆっくりと昆虫相を調査してみたいと思う。
§クロコノマチョウ The dark evening brown§
早々に、暗くて蚊が多い「佐野の暖帯林」を離れて、ツマグロキチョウのポイントに向かうことにした。途中で、眼下に良さそうな河原があり、もしかしてハンミョウでもいないかと思い寄り道してみることにした。河原までは林の中の斜面をしばらく降りなくてはならない。ゆっくりと注意深く斜面を降り、下の林に着いたときに、大きな黒いチョウが足元から飛び出した。
クロコノマチョウに違いない!
静止した場所を一瞥して、カメラの準備をした。しかし、それがまずかった。クロコノマは地面で静止していると、忍者のように全く気配を消してしまう。
よーし、勝負じゃ! 絶対に見つけてやる!
-----と心に誓い、じっくりとチョウが静止したあたりを凝視した。
視力の良くない虫林であるが、虫を見つける目(虫眼力)は多少は持っているはずなのだ。
しかし、どうしたことだろう見つからない。
そんなはずは無いとさらにゆっくりと見てみると、やっと枯葉の上で“枯葉化けの術”を使って息を殺しているクロコノマを発見することができた。
僕の勝ちだ! (勝手に勝負して、勝手に喜んでいる)
写真はGR-Dで撮影したものだが、クロコノマがどこにいるのか簡単にわかるかな?
。。。。。。。。。。。The dark evening brown resting on the ground
。。。。。。。。。。。 Ricoh GR-D, GW-1, ASA 100
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
クロコノマは山梨県では南部町で棲息が確認されているが、他所では遇産的に見られる程度だ。多分、他所で発生した固体は、簡単には冬を越せないのだろう。まあ、暖冬とはいえ、あまり北上して欲しくないものだ。
とにかく、南部町でもそれほど個体数は多くないので、見つけると嬉しい。
。。。The dark evening brown resting on the ground
。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 500
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
§ツマグロキチョウ The angulated grass yellow§
昨年見つけたツマグロキチョウの棲息する河川敷に到着して、探し始めるとすぐに葉の上に静止する秋型の個体を発見することができた。
今年もどうやら健在みたいだ。
本種の夏型は発生地からあまり離れることが無いみたいだが、秋型は結構分散してしまうみたいだ。しかし、この時期ではまだ分散前のようで、比較的まとまってみることができた。ツマグロキチョウは秋になると「旅人」に変身する。
食草のカワラケツメイの分布状態を調査してみたが、どういうわけかカワラケツメイが見当たらないのだ。昨年は所々で見た記憶があるのだが--------。おかしいな?
。。。Wide angle view of the angulated grass yellow on the leaf
。。。 Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
GR-Dで近接撮影した。葉上に静止しているツマグロキチョウをみると、秋型の特徴である翅先のトンガリがめだち、後翅裏面に横縞がある。
この蝶は昔は秋になると家の庭にも良くやってきた。しかし、よく言われることであるが、最近はその数が減少してしまったということだ。「増えるチョウ」と「減るチョウ」の要因はなかなか難しいよね。
。。。。。。。。。。。: Wide angle view of the angulated grass yellow on the leaf
。。。。。。。。。。。 Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
写真は100mmマクロでの写真である。
虫林は100mmマクロレンズで撮影した写真の独特の雰囲気がとても好きである。バックのボケもやわらかで良い。ペンタのデジタル対応の100mmマクロは非常に小さくて、使い易いですぞ!
。。。。。。。。。。。: The angulated grass yellow resting on the leaf
。。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 200
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
ツマグロキチョウは、ナミキチョウと混生していることが多い。
ツマグロは飛んでいるときにキチョウとの区別が難しい(無理かも?)。印象としては、キチョウよりも少し小型で、飛翔も本種の方が少し弱々しい。
。。。Flying :the angulated grass yellow
。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 800
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
キチョウの仲間の飛翔はそれほど速くないので、飛翔写真が撮影し易いチョウといえる。今回は、横位置とともに初めから縦位置でも撮影してみた。写真は少しトリミングしているが、初めから縦位置でねらってもそれほど難しくはない。
。。。。。。。。。。。 Flying :the angulated grass yellow
。。。。。。。。。。。 Pentax K100D, Sigma 18-50mm, ASA 800, trimming(+)
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
飛翔するツマグロキチョウを追跡していると、くもの巣に引っかかってしまった。
クモが素早く寄ってきたが、間一髪で逃れることができた。クモの巣にかかった時は、どうなることかと思い、少し緊張したが、逃げることができてホッとした。
。。。An angulated grass yellow caugh with spider web
。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 200
。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
§ウラギンシジミ§
この時期、車を運転しながら外をみると、ウラギンシジミが飛ぶのが目立つ。南部町ではとくに個体数も多いようだ。翅を開いて葉上に静止した本種が、青空をバックにしてとても綺麗だった。
。。。。。。。。。。。 Curetis acuta paracuta resting on the leaf
。。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 200
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
§キタテハ§
タテハチョウの仲間は季節によって「衣替え」をする。キタテハもごたぶんにもれず、ギザギザした橙色の秋服を身にまとって、すっかり秋の装いだ。
キタテハは夏服よりも秋服の方が何となく好ましい。
---と思うのは虫林だけか?
。。。。。。。。。。。 Polygonia c-aureum feeding on the flower
。。。。。。。。。。。Ricoh GR-D, GW-1, ASA 100
。。。。。。。。。。。(2007-October-07, Nanbu-cho, Yamanashi)
§Epilogue§
この時期になると、蝶の撮影も一段落といったところで、来年の撮影のための調査も兼ねて出かけることが多くなる。汗ばむほどの暑さも過ぎ、気持ちよい秋の一日をのんびりと散歩するのはとても嬉しいものだ。
今回訪れた「佐野の暖地林」は、あまりに規模が小さすぎて期待はずれであった。でも、暖地性植物はこの辺り一体に分布し、林の中にはいるとクロコノマチョウも出現して、暖地の雰囲気を満喫できた。
しかし、暖地性のチョウの調査なら、いっそのこと伊豆半島の南端周辺に行きたいものである。秋から冬にかけて、毎年そう思いながら、いざ行くとなると二の足を踏んでしまう。
実は、渋滞で断念しましたが、土曜日にシジミ類とツマグロキチョウを探しながら富士川を南下してみようと考えていました。
ツマグロキチョウも他の河川敷の蝶や植物と同様、礫河原の減少が影響しているのでしょうかね。
昔は小学校の行き帰りにちょっとした空き地で見られたものですが、そういえば今はちょっとした空き地も無くなっていますね。
マムシは、私も2度くらいしか見ていません。単に接近遭遇に気付いてないだけかもしれません。
ツマグロキチョウも他の河川敷の蝶や植物と同様、礫河原の減少が影響しているのでしょうかね。
昔は小学校の行き帰りにちょっとした空き地で見られたものですが、そういえば今はちょっとした空き地も無くなっていますね。
マムシは、私も2度くらいしか見ていません。単に接近遭遇に気付いてないだけかもしれません。
0
theclaさん、コメントどうもです。
ツマグロキチョウは、富士川流域で広く分布しているとは思いますが、やはり局所的みたいです。というのも、小生の見つけた河原以外で、まとまってみていないからです。
マムシは見たいですが、近くには寄りたくないですね。
ツマグロキチョウは、富士川流域で広く分布しているとは思いますが、やはり局所的みたいです。というのも、小生の見つけた河原以外で、まとまってみていないからです。
マムシは見たいですが、近くには寄りたくないですね。
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by
banyan10 at 2007-10-08 16:14
Commented
by
chochoensis at 2007-10-08 16:41
虫林さん、新しい棲息地の捜索、お疲れ様でした・・・今後を期待しています・・・「クロコノマチョウ」・「ツマグロキチョウ」綺麗に撮影されていますね、素晴らしいです。とくに「ツマグロキチョウ」の飛翔写真は見事ですね、流石です・・・。「ウラギン」と「キタテハ秋型」も季節感が出ていて素敵ですね。私は、「蜘蛛」と「ツマグロキチョウ」の戦いが見たかったです・・・残酷かな???
banyanさん、
カワラケツメイが見当たらなかったのは少し心配です。
この河原もどこでも良いと言うわけでは無さそうで、範囲は狭いのです。
ウラギンシジミの広角は、僕も気に入っています。有難うございました。
カワラケツメイが見当たらなかったのは少し心配です。
この河原もどこでも良いと言うわけでは無さそうで、範囲は狭いのです。
ウラギンシジミの広角は、僕も気に入っています。有難うございました。
chochoensisさん、
この時期は、蝶の撮影もひと段落ですので、できるだけ来年のための調査にも行きたいなと思っています。
ツマグロキチョウがくもの巣につかまったときは、もうだめだと思いましたが、間一髪でしたね。どきどきしてしまいました。でも、クモも生きるために必死なんですよね。
この時期は、蝶の撮影もひと段落ですので、できるだけ来年のための調査にも行きたいなと思っています。
ツマグロキチョウがくもの巣につかまったときは、もうだめだと思いましたが、間一髪でしたね。どきどきしてしまいました。でも、クモも生きるために必死なんですよね。
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by
kmkurobe at 2007-10-08 18:49
広角の絵いつもながら美しいですね。
白馬はまむしの多いところで、わが家の庭でも時々ドキッとすることがあります。大型の個体は黒化しているものが多いようです。
ドキッとしたことが多いので、やはり長靴が必須ですね・・・・・
ある時ミヤマアオイをひっくり返していたら、すぐ横にいらっしゃいました。
春先の撮影は注意しましょうね・・・・・
白馬はまむしの多いところで、わが家の庭でも時々ドキッとすることがあります。大型の個体は黒化しているものが多いようです。
ドキッとしたことが多いので、やはり長靴が必須ですね・・・・・
ある時ミヤマアオイをひっくり返していたら、すぐ横にいらっしゃいました。
春先の撮影は注意しましょうね・・・・・
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by
6422j-nozomu2 at 2007-10-08 19:28
すっかり秋の風情ですね。蝮をあまり見ていないとの由。私なんぞ1分間で3匹見たこともあり、嬉しいような悲しいような。ツマグロ秋型エエです。私この蝶狙いで秋に出撃したことがありませんので羨ましいです。リコーの広角クロコノマ辛うじて発見出来ましたが、確かに不気味で忍者のような子ですね。山梨ではレアのようですが、撮影成功、嬉しいような悲しいような。
Commented
by
maeda
at 2007-10-08 20:41
x
kmkurobeさん、いつも暖かいコメント有難うございます。
白馬はマムシが多いのですね。
それは少し心配ですね。
僕もマムシが心配なときは、長靴を履くようにしています。
来年は白馬にもお邪魔しようと思っていますが、長靴が良さそうですね。
白馬はマムシが多いのですね。
それは少し心配ですね。
僕もマムシが心配なときは、長靴を履くようにしています。
来年は白馬にもお邪魔しようと思っていますが、長靴が良さそうですね。
nozomuさん、
ツマグロは関西では、比較的楽に見ることができるのでしょうか?
こちらでは、やはり県南の富士川流域まで行きませんと困難です。
クロコノマは目を離した瞬間にわからなくなりました。何とか見極める事ができてよかったです。
ツマグロは関西では、比較的楽に見ることができるのでしょうか?
こちらでは、やはり県南の富士川流域まで行きませんと困難です。
クロコノマは目を離した瞬間にわからなくなりました。何とか見極める事ができてよかったです。
maedaさん、
Sigmaは18-55mmではなくて、18-50mmでした。お恥ずかしい。
数週間前に購入しましたが、f2.8通しで、5万円台(ペンタックス用)はリーズナブルな値段だと思いました。ニコン、キャノン用は何と1万円ほど安く、4万円台です。一応、飛翔用レンズとして、活躍してくれる事を祈っています。
Sigmaは18-55mmではなくて、18-50mmでした。お恥ずかしい。
数週間前に購入しましたが、f2.8通しで、5万円台(ペンタックス用)はリーズナブルな値段だと思いました。ニコン、キャノン用は何と1万円ほど安く、4万円台です。一応、飛翔用レンズとして、活躍してくれる事を祈っています。
Commented
by
grassmonblue
at 2007-10-08 21:16
x
同じ時刻にツマグロキチョウをUPしていたみたいです。
広角マクロの撮影さすがです。私の場合、とても接近できませんでした。
istDS*とTamron90mmから、SIGMA105mmに換えましたが、合焦感度は良くなったけれど、ソフトな画像が苦手なようです。PENTAX100mm( ..)φメモメモです。
広角マクロの撮影さすがです。私の場合、とても接近できませんでした。
istDS*とTamron90mmから、SIGMA105mmに換えましたが、合焦感度は良くなったけれど、ソフトな画像が苦手なようです。PENTAX100mm( ..)φメモメモです。
いよいよツマグロも秋型ですね。
そろそろ出かけようかなと思っています。シルビアも新鮮なのが出始めるでしょうか。
飛翔写真は素晴らしいですね。直線的ですが、結構スピードがあってそう簡単ではないですよね。
そろそろ出かけようかなと思っています。シルビアも新鮮なのが出始めるでしょうか。
飛翔写真は素晴らしいですね。直線的ですが、結構スピードがあってそう簡単ではないですよね。
虫林さん、
クロコノマチョウが山梨県で局地的にしか棲息していないとは知りませんでした。やっぱり南方系の蝶なんですね。そろそろ10月型が発生している頃ですね。今度の週末に会えるかな?
クロコノマチョウが山梨県で局地的にしか棲息していないとは知りませんでした。やっぱり南方系の蝶なんですね。そろそろ10月型が発生している頃ですね。今度の週末に会えるかな?
grassmonblue さん、
そうですね。ツマグロキチョウのアップは重なってしまいましたね。
SIGMAの105mmマクロも以前使用したことがありますが、Pentaxのデジタル対応の100mmマクロは、とにかく小さくて、その大きさがPentaと良くふぃっとするような気がして常用しています。
そうですね。ツマグロキチョウのアップは重なってしまいましたね。
SIGMAの105mmマクロも以前使用したことがありますが、Pentaxのデジタル対応の100mmマクロは、とにかく小さくて、その大きさがPentaと良くふぃっとするような気がして常用しています。
ダンダラさん、
ツマグロはナミキチョウよりも飛翔が下手で、飛翔写真は撮りやすいかもしれません。これからが秋型のシーズンですから楽しみですね。
シルビアは先週末は覗いていませんが、そろそろ新しいの出てくる頃ですよね。
ツマグロはナミキチョウよりも飛翔が下手で、飛翔写真は撮りやすいかもしれません。これからが秋型のシーズンですから楽しみですね。
シルビアは先週末は覗いていませんが、そろそろ新しいの出てくる頃ですよね。
アッキーマッキーさん、
クロコノマは、山梨県では南部で越冬が確認されていますが、そのほかの場所では、神出鬼没で、出現したと思うと消えてしまいます。
静岡県では、広く分布しているので、これからが楽しみですね。
クロコノマは、山梨県では南部で越冬が確認されていますが、そのほかの場所では、神出鬼没で、出現したと思うと消えてしまいます。
静岡県では、広く分布しているので、これからが楽しみですね。
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mtana2
at 2007-10-09 17:07
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ツマグロキチョウが蜘蛛の餌食にならなくてよかったです。
以前に、クロシジミを飛ばしてしまって、蜘蛛の巣に引っ掛かって、助ける暇もなくやられてしまったことがありましたが、後味が悪かったことを思い出します。
クロコノマ、今年はまだ見ていません。MFで探してみようかと思います。
以前に、クロシジミを飛ばしてしまって、蜘蛛の巣に引っ掛かって、助ける暇もなくやられてしまったことがありましたが、後味が悪かったことを思い出します。
クロコノマ、今年はまだ見ていません。MFで探してみようかと思います。
mtanaさん、
ツマグロキチョウは、ほんの一瞬で難を逃れたようでした。危なかったです。クロコノマは神出鬼没で、どうも苦手です。今回はあきらめていたのですが、比較的フレンドリーな個体が出てきてよかったです。
ツマグロキチョウは、ほんの一瞬で難を逃れたようでした。危なかったです。クロコノマは神出鬼没で、どうも苦手です。今回はあきらめていたのですが、比較的フレンドリーな個体が出てきてよかったです。
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miyagi
at 2007-10-09 20:58
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虫林さん☆ツマグロキチョウは未だ撮ったことがありません。多分キチョウと一緒のときなどは見過ごしているのかもしrません。表のツマグロが鮮やかですね。
キタテハのオレンジ色が秋の澄んだ青空に映えて綺麗です。
キタテハのオレンジ色が秋の澄んだ青空に映えて綺麗です。
クロコノマ、山梨にも生息しているとは驚きです。小生は去年の秋に町田で初めて本種を見つけました。他のヒカゲチョウの仲間とは一回り大きい存在感で飛翔していて、最初見たときはなんだかまったく想像がつきませんでした。それにしても写真が見事です。GR-DかGX100が欲しくてたまりません。
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Noreen05 at 2007-10-09 23:19
クロコノマチョウを見つけることが出来ません・・・蝶を見失う天才です!
いつも逃げられ見失うことが多いので、きっとクロコノマチョウは自分では見つけられない蝶でしょう(笑)。
ツマグロキチョウやキチョウも撮影したい蝶ですが、秋の青空を見上げるキタテハは最高!ですね。どの蝶もこちらでは見られません・・・
いつも逃げられ見失うことが多いので、きっとクロコノマチョウは自分では見つけられない蝶でしょう(笑)。
ツマグロキチョウやキチョウも撮影したい蝶ですが、秋の青空を見上げるキタテハは最高!ですね。どの蝶もこちらでは見られません・・・
miyagiさん、
コメント有難うございます。
沖縄に台風が訪れるたびに、大丈夫かな?と時々考えています。
ツマグロは、山梨ではここ南部町までこないと、見ることができない蝶です。以前はかなり広く分布していたみたいですが、「減少する蝶」なのです。
コメント有難うございます。
沖縄に台風が訪れるたびに、大丈夫かな?と時々考えています。
ツマグロは、山梨ではここ南部町までこないと、見ることができない蝶です。以前はかなり広く分布していたみたいですが、「減少する蝶」なのです。
ぴくぱさん、
クロコノマは、神出鬼没な蝶で、怪しい奴です。
山梨でも各所で出現しているみたいですが、越冬が確認されているのは南部町だけみたいですね。
GX-100は新しいので良く分かりませんが、GR-Dは小さく、厚みも薄いので、ポケットに入れて気になりません。写りはご覧の通りです。2005年の発売のカメラですが、今でも重宝しています。
クロコノマは、神出鬼没な蝶で、怪しい奴です。
山梨でも各所で出現しているみたいですが、越冬が確認されているのは南部町だけみたいですね。
GX-100は新しいので良く分かりませんが、GR-Dは小さく、厚みも薄いので、ポケットに入れて気になりません。写りはご覧の通りです。2005年の発売のカメラですが、今でも重宝しています。
Noreenさん、
何をおっしゃる私こそ見失いの達人ですぞ。自慢してもしょうがないか。
それにしても、クロコノマは「枯葉化け」のうまい怪しい奴でしたね。
私の意見では、視力と虫を見つける虫目力は違います。私はすでに視力は全く自信がないので、虫目力に磨きをかけようと思っています。---ダメかな?
北海道にはこちらにいない蝶も沢山います。来年あたり、蝶と甲虫を見に行きたいな。虫目力をもっとつけて。
何をおっしゃる私こそ見失いの達人ですぞ。自慢してもしょうがないか。
それにしても、クロコノマは「枯葉化け」のうまい怪しい奴でしたね。
私の意見では、視力と虫を見つける虫目力は違います。私はすでに視力は全く自信がないので、虫目力に磨きをかけようと思っています。---ダメかな?
北海道にはこちらにいない蝶も沢山います。来年あたり、蝶と甲虫を見に行きたいな。虫目力をもっとつけて。
クロコノマは、はたはたって感じでゆっくり飛ぶ割には、よく見失いますね。
ツマグロ、個人的に秋型が最も好きです。後翅裏面の2本の黒条が独特なので。
キタテハといい、ウラギンといい、空の青の表現が決まっていますねぇ~
ツマグロ、個人的に秋型が最も好きです。後翅裏面の2本の黒条が独特なので。
キタテハといい、ウラギンといい、空の青の表現が決まっていますねぇ~
kenkenさん、今回も見失いそうでした(笑)。
でも、向きになって何とか見つけることができてよかったです。
ツマグロは小生も秋型が好きで、何となく夏型とはかなり印象が違いますよね。ウラギンはちょっと引いて、100mmマクロで、空を入れて広角的な写真して見ましたが、なかなかいけるので驚いています。
でも、向きになって何とか見つけることができてよかったです。
ツマグロは小生も秋型が好きで、何となく夏型とはかなり印象が違いますよね。ウラギンはちょっと引いて、100mmマクロで、空を入れて広角的な写真して見ましたが、なかなかいけるので驚いています。
こんばんは。
秋はどこも同じ様な蝶が見られますね、でもさすがです、クロコノマを見つけ出したのですね。
クロコノマは広く分布している千葉県でもなかなか出会いません。
いつも予想していない時に現れて慌てます。
そのくせ以前見かけた所を探しても見つからない事が多いです。
まさに神出鬼没で苦労します。
秋はどこも同じ様な蝶が見られますね、でもさすがです、クロコノマを見つけ出したのですね。
クロコノマは広く分布している千葉県でもなかなか出会いません。
いつも予想していない時に現れて慌てます。
そのくせ以前見かけた所を探しても見つからない事が多いです。
まさに神出鬼没で苦労します。
KAZさん、
クロコノマはどこに行けば必ず見ることができる---という蝶ではなさそうですね。昨年見た場所では陰も形もありませんでした。でも、今回のクロコノマはわりと近くまで寄らせてくれたので、助かります。
クロコノマはどこに行けば必ず見ることができる---という蝶ではなさそうですね。昨年見た場所では陰も形もありませんでした。でも、今回のクロコノマはわりと近くまで寄らせてくれたので、助かります。
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ぽんぽこ山本
at 2007-10-11 22:53
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皆様どうもクロコノマの神出鬼没さにてこずっていらしゃる様ですね!
確かに発見の難しい蝶ですが、道脇の食草を見ていくと弩派手な食痕があります。この食痕を目安にすると意外に見つかります。 また、飛び回る個体を見つければ生息が確認できますが・・・・飛ぶのは早いは、ランダムな曲線だは、オマケに限りなく暗い時間帯だはで、撮影には三重苦ですね! ポイントの目安を付けるのには良いかとおもいます。
ちなみに早川町の雨畑ダム周辺も結構見られます。おまけはヒサマツが・・・・!
確かに発見の難しい蝶ですが、道脇の食草を見ていくと弩派手な食痕があります。この食痕を目安にすると意外に見つかります。 また、飛び回る個体を見つければ生息が確認できますが・・・・飛ぶのは早いは、ランダムな曲線だは、オマケに限りなく暗い時間帯だはで、撮影には三重苦ですね! ポイントの目安を付けるのには良いかとおもいます。
ちなみに早川町の雨畑ダム周辺も結構見られます。おまけはヒサマツが・・・・!
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霧島緑
at 2007-10-12 00:02
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地元山梨県を丹念に探索される探究心に感心します。
ツマグロやクロコノマを無事撮影され、なかでもツマグロの飛翔は見事です。
キリシマミドリやギフなど今後の探索が楽しみなポイントのようですね。また、マムシ養殖場も興味をそそられます。
ツマグロやクロコノマを無事撮影され、なかでもツマグロの飛翔は見事です。
キリシマミドリやギフなど今後の探索が楽しみなポイントのようですね。また、マムシ養殖場も興味をそそられます。
ぽんぽこ山本さん、
有難うございます。早川町の雨畑ダム周辺は今年様子を見に行きたいと思っていましたが、何となくいけずにいました。クロコノマやヒサマツなどがいる可能性があるとすれば、他にも何かいますよね(例えばキリシマミドリ)。様子を見に行くのが楽しみになりました。
有難うございます。早川町の雨畑ダム周辺は今年様子を見に行きたいと思っていましたが、何となくいけずにいました。クロコノマやヒサマツなどがいる可能性があるとすれば、他にも何かいますよね(例えばキリシマミドリ)。様子を見に行くのが楽しみになりました。
霧島緑さん、
偶然に今、kリシマミドリについてコメントをしたときに、突然、霧島緑さんからコメントが入ってビックリしています。
この秋の間に、あまり訪れることのない場所に足を運んで、下見をしたいと思っています。
南部町には、春にギフチョウがかなり発生するので、毎年楽しみですよ。
まだまだ、山梨でも調査していない場所が幾つもあって、困ってしまうとともに楽しみです。
偶然に今、kリシマミドリについてコメントをしたときに、突然、霧島緑さんからコメントが入ってビックリしています。
この秋の間に、あまり訪れることのない場所に足を運んで、下見をしたいと思っています。
南部町には、春にギフチョウがかなり発生するので、毎年楽しみですよ。
まだまだ、山梨でも調査していない場所が幾つもあって、困ってしまうとともに楽しみです。
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at 2007-10-12 11:06
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
ぽんぽこ山本さん、
そうでしたか、有難うございました。
そうでしたか、有難うございました。
by tyu-rinkazan
| 2007-10-08 10:58
| ▣クロコノマチョウ
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Comments(36)