20080406 ギフチョウの飛翔
Place: Nanbu-cho (Yamanashi Pref.), Shibakawa-cho (Shizuoka Pref.)
Date: April 5th and 6th (Saturday and Sunday)
Weather:Fine
飛翔写真
チョウの特性の一つは“飛翔”。
したがって、飛んでいるチョウの撮影は重要な課題といえる。しかし、撮影機材の性能が進歩した今日でさえも、飛翔撮影はけっして容易ではない。今回の飛翔写真は、いつものように MDMSS方式 (metabo dash and multiple shooting system: メタボダッシュ + 数打ちゃ当たる方式) にて撮影。
参考までに、レンズは22mm(35mm換算)、シャッター速度は1/1000か1/2000秒でASA800。ストロボ(FL-36R)で弱い補助光使用。また、多くは片手でカメラをぶら下げるようにして、やや下から縦位置で撮影(カメラが重いのでこの方が楽)。以下の写真はトリミングして掲載している。
。。。。。。。。。。◆青空を飛翔するギフチョウ (2008-April-5th, 芝川町) ◆

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。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD8mm + EC14, FL-36R ASA 800, trimming (+)
◆ 翅の透過光が綺麗なギフチョウ (2008-April-5th, 南部町) ◆

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Olympus E-3, ZD8mm + EC14, FL-36R ASA 800, trimming (+)
。。。。。。。。。。◆ギフチョウの飛翔 (2008-April-5th, 南部町) ◆

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。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD8mm + EC14, FL-36R ASA 800, trimming (+)
ここでは、ギフチョウは周遊しながらテリ張りをしているので、飛翔写真が撮影しやすい。写真は、周遊してきたギフチョウが、カメラの前で、驚いて翻ったものと思われる。
。。。。。。。。。。◆カメラに驚いて翻るギフチョウ (2008-April-6th, 芝川町) ◆

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。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD8mm + EC14, FL-36R ASA 800, trimming (+)
テリ張りしている個体はのんびりと周遊するので、かなりの近接撮影が可能になる。この写真はもちろんトリミングしているが、そのような状態で撮影したものだ。
◆ 拡大:飛翔するギフチョウ (2008-April-6th, 芝川町) ◆

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Olympus E-3, ZD8mm + EC14, FL-36R ASA 800, trimming (+)
太陽に薄い雲がかかると、暈(かさ)という大気光学現象が起こり、太陽の周囲に光の輪ができる。この暈は撮影時には気づかなかったが、後で写真を見たときに発見して驚いた。
。。。。。。。。。。◆ ギフチョウの飛翔と暈がかかった太陽 (2008-April-5th, 南部町) ◆

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。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD8mm + EC14, FL-36R ASA 800, trimming (+)
§Afterword§
ギフチョウの飛翔は個体を選んで撮影すればさほど難しくはないだろう。とくに、林のなかの陽だまりでテリ張りをしている個体を見つければしめたもので、かなりの近接撮影が可能となる。今回もモミジイチゴポイントでテリ張りするギフチョウが良いモデルになってくれた。
ここ数年飛翔写真を撮影しているが、なかなか難しい。今年は何とか飛翔写真でのブレークスルーを見つけたいと思いシャッター速度に全速同調するストロボ併用を試している。
お蔭様で楽しくギフチョウの撮影ができました。シャッター速度優先にしていますので、あの場所では空に向けたほうが、シボリの関係で有利かなと思っています。でも、場所によりけりですね。僕はあまり連射を使用するほうではないのですが、cactussさんを参考にして、これからは少し連射も使って飛翔写真を撮影したいと思いました。
また、どこかでご一緒しましょう。
ストロボ併用もちょっと試してみようかなと思ってしまいます。
ただ、内蔵ストロボだと秒8コマに対応して光ってくれないので、そのあたりが不満と言えば不満なのですが。
皆さん、独自の境地を開かれて飛翔写真も面白くなりましたね。

一寸下から見上げた私のとっても好きなアングルです。
またまたご謙遜を、小生も貴ブログではいろいろ勉強させていただいています。この時は、林の中でしたので、被写界深度を確保するには空バックで撮影すると有利でした。技なんて主のはありませんが、是非とも今年はご一緒させてください。
有難うございます。
外部ストロボ併用は今年から試していますが、なかなか面白い雰囲気が
でるかもしれません。でも、今回は良いモデル(テリ張りギフ)に出会えた
のが最も大きな要因だと思います。色々と試してみるのは面白いです
ね。
飛翔写真は、今までも試行錯誤の連続で、なかなかセッティングが決ま
りませんでした。皆さんのアドバイスや写真を参考にして、何とか撮影で
きるんまでになりました。これからも色々と教えてください。

2枚目が気に入りました。
MDMSS方式、これは使えますね(笑。
ISO800でも全くノイジーではないですね。下から2番目の拡大の絵もきになりません。私はISO400までしか使ったことがないのですが、飛翔の時には使ってみようと思います。

私の使ったオンパレードと言う言葉が安っぽいと言う意味ですので。
決して安っぽい飛翔写真のという意味ではございませんので。
失礼しました(笑。
素晴らしい飛翔の数々ですね。
近くからの、ボケ交じりきちんとピントあってる画像は、試行したいテーマです。暈とのショットは、ねらっても無理なものでますますうらやますい。
ところでブレークスルーってなんですか?
コメント有難うございます。
ASA400がつかえればその方が良いと思いますが、被写界深度を稼ぐ意味でASA800 で撮影しています。Canon40Dは、かなりノイズが少ないカメラですので、ASA800は十分実用域ですよね。是非とも試してください。
有難うございます。
今回はテリ張りしているモデルが良かったと思います。周遊してくれて、何回も撮影させてくれましたからね。
ブレークスルーはブレイクスルー(breakthrough)と書けば良かったです。(行き詰まりの)突破口あるいは打開策とかいう意味です。

いいですね~。。飛翔は難しいです。。下手な鉄砲・・って、なかなか当たらないんですよね~(^^;)。。羨ましいです。

CANONの内臓ストロボはシンクロ同調が1/200と遅いので、外付けストロボが欲しくなってきました。
ちなみに私はMSM方式(メタボだけどサボって待つ)でしょうか(笑)
有難うございます。
1枚目は空の広がりが僕も好みですよ。
飛翔写真は、フォーカス深度が問題になりますから、望遠で撮影するの
はかなり難しいかもしれません。でもうまく行けば良い写真になります
ね。ISO感度は800固定し、シャッタースピード優先で、広角レンズ撮影
すれば、ノゾピーさんなら今お持ちのカメラでも難しくないと思いますが--。
お褒めいただき恐縮です。飛翔は難しいと思いますが、よいモデルに出
会えばなかなか面白い写真になるので好きです。下手な鉄砲でも少しは
あたる見たいですよ。小生もたまにあたります。
有難うございます。MSMSS方式は、場合によってはかなり疲れます。で
も今回は周遊しているギフでしたので、寝転びながらの飛翔写真の撮影
でしたので楽でしたよ。内蔵ストロボでも撮影できますが、シャッター速度
に全速同調するストロボは、CANONでも出ていると思います。あれば何
かの時には便利ですね。----と思い衝動買いしました(笑)。MSMは究極
の撮影ですね。
何よりすごいのは8mmで、この大きさですか?相当近寄れてますね。虫林さんの撮影、ぜひ参考にしあいです。

見よう見まねでトライしていますが、難しさを実感していましたので、
設定条件を紹介していただいていますので、有難いです。すごく参考になりました。
機材も選ぶ必要があるのでしょうね。
この方法は疲れるかもしれませんが、目が悪くなっている私としては目がつかれないので魅力を感じています。もっともPCで選ぶので疲れるので同じかもしれませんが(-_-;)
コメント有難うございます。
良いモデルの出会えたのでかなりの大きさには写せましたが、 この大きさはかなりトリミングをしているためですよ。僕の飛翔は数ウチャ当たる方式ですので、参考になるかどうか疑問ですが、セッティングは上述のごとくです。
お褒め頂き有難うございます。
この時はたまたま良いモデルの出会えましたので、なんとか撮影できました。機材もさることながら、飛翔は距離感が難しいですね。いまでも試行錯誤の連続です。是非ともがんばってみてください。参考になれば幸いです。

ここはギフがテリ張りしている場所で、周遊していますので、飛翔写真は座ったままで撮影できるのですよ。それも日陰でね。もちろん、いつか、chochoensisさんもご一緒できれば良いですね。暈はなかなか良いでしょう?これは撮影時には気づいていませんでした。
有難うございます。2枚目の写真の翅を通した日光はなかなか綺麗で僕も好きなものですね。あまり意識はしていませんでしたが、偶然に撮影できました。
只々感心して見せていただいております。
MDMSS方式、いいですね~。
有難うございます。
MDMSS方式では、非常に疲れて、撮影打率もなかなか高くなりませんが、トレーニングだと思えば何てことも無いかもしれませんね。