20080713 みちのく散歩3;ミヤマカラスジシミ他 (岩手県)
2008年 07月 17日
Nature Diary #0188
Place: Iwate-Pref.
§ Diary §
<田園>
東北を旅するとこんなのどかな風景を良く見る。何気ない風景あるいはどこかで出会った風景であるが、妙に懐かしく感じるのはなぜだろう。

◆田園風景(2008-July-13, 岩手県)◆
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Rural paradise in country-side
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Olympus E-3, ZD50mm Macro,
<南部曲り家>
本州で最も寒いといわれる藪川地区をドライブしていたら、廃屋になっている茅葺の南部曲り家を見つけた。昔の南部藩は馬の産地で、ヒトは馬を大事にして一つ屋根の下で一緒に暮らしていたということだ。

◆南部曲り家 (2008-July-13, 岩手県)◆
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Traditional house named “Nanbu Magariya”
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Olympus E-3, ZD50mm Macro,
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▶ミヤマカラスシジミ
目の前に突然、茶色の小さなシジミチョウが現れた。みると、カラスシジミの仲間らしいが、前後翅裏の白い帯の発達が悪く、とくに後翅では途中で途切れている。
こんな個体は初めて見るので、図鑑で調べて見ると、ミヤマカラスシジミではこのようなことがあるらしい。とくに北海道産はこの傾向が強いと記載されていた。

◆葉上で休むミヤマカラスシジミ(2008-July-13, 岩手県)◆
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A Mera Black Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,

◆葉上で休むミヤマカラスシジミ(2008-July-13, 岩手県)◆
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A Mera Black Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,
▶(ミチノク)ケマダラカミキリ
このカミキリの分布は北海道と北上山地だけかと思っていたら、青森、秋田、福島、新潟などからも報告されているらしい。本州産はsakaiiという亜種になっているが、独立種とするむきもあるようだ。
今回、是非とも撮影したいと思っていたので、車を運転しながら道路脇のオオハンゴンソウ(食草)に注意していた。オオハンゴンソウの大きな群落で、車を降りて探して見ると、ほどなく葉の上に乗っているケマダラカミキリを数頭発見できた。

◆ケマダラカミキリ (2008-July-13, 岩手県)◆
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Agapanthia daurica sakaii
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14

◆ケマダラカミキリ (2008-July-13, 岩手県)◆
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Agapanthia daurica sakaii
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14 + Gyorome-8
▶ヘリグロリンゴカミキリ
ケマダラカミキリを撮影していたら、ヘリグロリンゴカミキリが飛んできた。このカミキリは非常に敏感で、虫林が苦手としているカミキリだ。しかし、この時は葉の上でしばらくおとなしくしていてくれたのでゆっくりと撮影できた。

◆ヘリグロリンゴカミキリ (2008-July-13, 岩手県)◆
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Nupseruha marginella
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14
▶オオアオイトトンボ
金緑色の大きなイトトンボが現れた。多分、オオアオイトトンボだとは思うが自信がない。

◆オオアオイトトンボ (2008-July-13, 岩手県)◆
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Nupseruha marginella
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14
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§Afterword§
今年の岩手県は、チョウアカの発生数がかなり少なく、また友人の話ではゼフもやはり少ないといっていた。理由はわからないが少し心配である。でも、短い時間であったが、それなりの写真が撮影できて虫林としては満足といえる。
来年、また訪れることを期待しながら、日曜日の正午に盛岡を離れた。
以上、 by 虫林花山
Place: Iwate-Pref.
§ Diary §
<田園>
東北を旅するとこんなのどかな風景を良く見る。何気ない風景あるいはどこかで出会った風景であるが、妙に懐かしく感じるのはなぜだろう。

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Rural paradise in country-side
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Olympus E-3, ZD50mm Macro,
<南部曲り家>
本州で最も寒いといわれる藪川地区をドライブしていたら、廃屋になっている茅葺の南部曲り家を見つけた。昔の南部藩は馬の産地で、ヒトは馬を大事にして一つ屋根の下で一緒に暮らしていたということだ。

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Traditional house named “Nanbu Magariya”
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Olympus E-3, ZD50mm Macro,
▶ミヤマカラスシジミ
目の前に突然、茶色の小さなシジミチョウが現れた。みると、カラスシジミの仲間らしいが、前後翅裏の白い帯の発達が悪く、とくに後翅では途中で途切れている。
こんな個体は初めて見るので、図鑑で調べて見ると、ミヤマカラスシジミではこのようなことがあるらしい。とくに北海道産はこの傾向が強いと記載されていた。

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A Mera Black Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,

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A Mera Black Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,
▶(ミチノク)ケマダラカミキリ
このカミキリの分布は北海道と北上山地だけかと思っていたら、青森、秋田、福島、新潟などからも報告されているらしい。本州産はsakaiiという亜種になっているが、独立種とするむきもあるようだ。
今回、是非とも撮影したいと思っていたので、車を運転しながら道路脇のオオハンゴンソウ(食草)に注意していた。オオハンゴンソウの大きな群落で、車を降りて探して見ると、ほどなく葉の上に乗っているケマダラカミキリを数頭発見できた。

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Agapanthia daurica sakaii
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14

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Agapanthia daurica sakaii
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14 + Gyorome-8
▶ヘリグロリンゴカミキリ
ケマダラカミキリを撮影していたら、ヘリグロリンゴカミキリが飛んできた。このカミキリは非常に敏感で、虫林が苦手としているカミキリだ。しかし、この時は葉の上でしばらくおとなしくしていてくれたのでゆっくりと撮影できた。

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Nupseruha marginella
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14
▶オオアオイトトンボ
金緑色の大きなイトトンボが現れた。多分、オオアオイトトンボだとは思うが自信がない。

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Nupseruha marginella
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14
§Afterword§
今年の岩手県は、チョウアカの発生数がかなり少なく、また友人の話ではゼフもやはり少ないといっていた。理由はわからないが少し心配である。でも、短い時間であったが、それなりの写真が撮影できて虫林としては満足といえる。
来年、また訪れることを期待しながら、日曜日の正午に盛岡を離れた。
以上、 by 虫林花山
虫林さん、お疲れ様です・・・こんな色合いの「ミヤマカラスシジミ」が居るんですね・・・はじめてみたら???となりそうです。でも綺麗に撮影されていますね、さすがです・・・経験があるから=カミキリ=探しも楽に見つけられるのですね、羨ましいです。
0
chochoensisさん、
有難うございます。さすがに疲れましたが、美しい昆虫達の写真が撮影できたと思えばダメージはありません。
ミヤマカラスは驚きました。まだ出はじめみたいでとても新鮮な個体なのに白い帯が消えかかっていたので不思議でした。でも、局地的にこういう個体も出現するそうなのです。面白いですね。
ケマダラカミキリは大分以前(20年前)に探したことがありましたので、今回は楽に見つけることができました。でも、どこにでもいるものでもなさそうですよ。
有難うございます。さすがに疲れましたが、美しい昆虫達の写真が撮影できたと思えばダメージはありません。
ミヤマカラスは驚きました。まだ出はじめみたいでとても新鮮な個体なのに白い帯が消えかかっていたので不思議でした。でも、局地的にこういう個体も出現するそうなのです。面白いですね。
ケマダラカミキリは大分以前(20年前)に探したことがありましたので、今回は楽に見つけることができました。でも、どこにでもいるものでもなさそうですよ。
裏面の白帯は消失気味になる個体は東北でも見られます。
産地によっては相当の確立で消えかかります。 ただし、伊吹山亜種のように痕跡も無く消える事はまれです。 でも・・・・良い個体です!!【ぽん!】
産地によっては相当の確立で消えかかります。 ただし、伊吹山亜種のように痕跡も無く消える事はまれです。 でも・・・・良い個体です!!【ぽん!】
数日振りに貴ブログを拝見したら、凄いことになっていたのですね。
みちのくのお土産がたっぷりで驚きました。むさぼるように拝見させていただき、唯々感心するばかり。見事ですね。
今まで足を踏み入れたことの無い地域なので、大変参考になりました。
大成果おめでとうございます。
みちのくのお土産がたっぷりで驚きました。むさぼるように拝見させていただき、唯々感心するばかり。見事ですね。
今まで足を踏み入れたことの無い地域なので、大変参考になりました。
大成果おめでとうございます。
とても懐かしさを感じさせてくれる風景です。子供の頃、こんな風景の中で半ズボンに麦わら帽子をかぶって、手には勿論トンボ採りの網、更に虫カゴを持たせた弟を従えて田圃のまわりを徘徊していました。たまに帰省しても、もう、あの時の風景は何処にも無くなってしまっていますが、久々に懐かしい絵を見させて頂きました。ありがとう御座いました。
banyanさん、
東北を旅していると、原風景といえるような妙に懐かしい感じの風景にであるみたいです。そんなときに、思わずカメラを向けてしまいました。
ミヤマカラスの白帯消失傾向も面白いです。でもまだ1頭だけなのでなんともいえません。ぽんぽこ山本さんによれば、東北では出るみたいです。
オオハンゴンソウは、慣れれば、花が咲いていなくてもわかりますよ。
岩手の山地ではかなり多いものです。
東北を旅していると、原風景といえるような妙に懐かしい感じの風景にであるみたいです。そんなときに、思わずカメラを向けてしまいました。
ミヤマカラスの白帯消失傾向も面白いです。でもまだ1頭だけなのでなんともいえません。ぽんぽこ山本さんによれば、東北では出るみたいです。
オオハンゴンソウは、慣れれば、花が咲いていなくてもわかりますよ。
岩手の山地ではかなり多いものです。
霧島緑さん、
岩手県はスケールの大きな場所ですね。でも広いので、ポイントが絞りにくい面があります。今回も色々と蝶を探して回りましたが、結局、キマルリは見ることもできず、キタアカは時期を過ぎていました。
来年以降もチャレンジしたいですね。
岩手県はスケールの大きな場所ですね。でも広いので、ポイントが絞りにくい面があります。今回も色々と蝶を探して回りましたが、結局、キマルリは見ることもできず、キタアカは時期を過ぎていました。
来年以降もチャレンジしたいですね。
clossianaさん、
有難うございます。
こういうのを「原風景」というのでしょうか、どことなく心が穏やかになるような気がします。誰もが子供の頃に感じた農村の豊かなイメージがそこにあるような気がしました。
こんな原風景を探す旅もいいですね。
有難うございます。
こういうのを「原風景」というのでしょうか、どことなく心が穏やかになるような気がします。誰もが子供の頃に感じた農村の豊かなイメージがそこにあるような気がしました。
こんな原風景を探す旅もいいですね。
by tyu-rinkazan
| 2008-07-17 23:39
| ▣ミヤマカラスシジミ
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Comments(12)
