20080827 グダンスク(Gdansk)のチョウ散歩 (ポーランド)
2008年 08月 30日
Nature Diary #0200
2006年の9月にこのNature Diary (ND)を開設してから、今回が200回目の日記となった。この間、虫林の駄文と拙い写真にお付き合いいただいた沢山の方々に心から感謝します。
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§ Diary §
グダンスクはバルト海に面するポーランドの北の都市なので、この時期にはすでに秋の気配が濃く、蝶の撮影など難しいだろうと思っていた。しかし、実際に訪れてみると多くの蝶たちが遠く極東 (far east) から訪れたナチュラリストを迎えてくれたのだ。
そんな晩夏のヨーロッパの蝶たちを少しだけ撮影してみた。
▶ 蝶の飛ぶ丘: Prairie in Gdansk
学会場(グダンスク医科大学)は市街地にあるが、大学の裏のオークの林を歩いて抜けると、突然目の前が開けて広い牧草地(meadow)が広がる。緩やかな起伏を示す丘には見渡す限り晩夏の花々が咲き誇り、蝶たちがあちらこちらで飛んでいる-----ここはまさしく別天地だ。
◆花々で輝く牧草地 (2008-August-27 グダンスク)◆
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Meadow bright with flowers
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro, F6.3, 1/1600. EV-0.3, ASA400
この牧草地には幾種類もの色の花が咲いていて、ニンジン科に属する"Ground-elder" (地面のお年寄り)の白い花が特に多く、またヤグルマソウや地中海ハーブで食用にもなる青い花の"Chicory"が群落を形成していたりする。しかし、Ground-elder や Chicory に吸蜜に訪れるチョウは意外に少なく、黄色の花をつけたレンリソウの仲間の Meadow vetchling に蝶たちは集まっていた。
ここはどうやら私有地と思われるが、虫林の他にも散歩する老人や子供連れの家族も見たので、立ち入っても文句はいわれないようだ。以前に滞在した英国には、フットパス(foot Path)といわれる歩くことを楽しむ小道が私有地の中を通過していて、牧草地の中をよく散歩したものだ。ここポーランドでも英国のようなフットパスが存在するようにみえた。
◆牧草地の花々 (2008-August-27 グダンスク)◆
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Meadow flower
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro, F6.3, 1/1600. EV-0.3, ASA400
▶ Small Heath: Coenonympha pamphilus
このmeadow を歩いていると足もとからSmall Heathといわれるヒメヒカゲの仲間が何度も飛び出して、少し離れた葉上に静止する。飛ぶとやや橙色をおびた褐色の翅が渋い美しさを見せていた。毒々しい原色の蝶もよいが、日本のわびやさびを理解している虫林には(ウソつけ)、褐色の地味なこのチョウがとても綺麗にみえるのだ。
◆飛翔するヒメヒカゲ(2008-August-26 グダンスク)◆
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Flying feature of Small Heath
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EX MACRO, F8.0, 1/1000, EV+0.7, ASA800, トリミング
Small Heathはヨーロッパ全体に分布し、このヒメヒカゲの仲間ではもっとも個体数が多い。ポーランドの牧草地では、どんな場所でも散発性には見ることができるが、やはり個体数の多い場所は、広い牧草地の中でも限られている。
◆ヒメヒカゲ (2008-August-26 グダンスク) ◆
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Small Heath
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 MACRO
◆ヒメヒカゲ(2008-August-26 グダンスク)◆
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Small Heath
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm Macro
Small Heath達は盛んに探雌飛行を繰り返し、すぐに追飛を行う。よく見ていても♂♀なのか♂♂なのかは区別ができない。彼らにしてみれば子孫維持の本能に基づく真剣な行動かもしれないが、虫林にはただ遊んでいるようにしかみえない。
◆追尾するSmall Heath (2008-August-26 グダンスク) ◆
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Small Heath
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EX MACRO
▶ オオベニシジミ: Large Copper
目の前をオレンジ色の閃光が走った。あわてて目で追っていると少し離れた草の上で静止して翅を開いた。それはベニシジミの仲間のようだが、オレンジ色が翅表の縁まで全体に広がり、その翅の色が眩しいほどに鮮やかだ。
Large Copperは、フランス、イタリア、ドイツ、ラトビア、フィンランド、ポーランドなどに分布するが、生息地は狭く、局地的で少ない種だ。英国では1848年に絶滅しているが、ケンブリッジ州の北部ではオランダから移入された本種がいまでも少数飛んでいるそうだ。
◆開翅するオオベニシジミ (2008-August-27 グダンスク)◆
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A Large Copper resting on the leaf with the wings opened
.
Pentax K10D, Pentax 100mm Macro
はじめに出会ったときは、シャッターを数回切ったところで飛び去ってしまったので、もう一度くらいは会いたいと願っていた。その願いは後日に通じたが、今回の個体は前回よりも古いみたいだ。でも、この個体はゆっくりと撮影させてくれた。
◆オオベニシジミ (2008-August-27 グダンスク)◆
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Large Copper
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
▶ ベニシジミ: Small Copper
見たところ日本のベニシジミとそっくりサンもいた。いやベニシジミそのものだ。ここポーランドでもこのベニシジミは時々見ることができた。やはり普通に見られる蝶のようだ。
◆ベニシジミ (2008-August-26 グダンスク) ◆
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Small Copper
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm Macro
▶ Common Blue: Polyommatus icarus
この草地の一部で、素晴らしく美しいブルーのシジミチョウを見つけた。たった2頭だけだったが、その青い輝きは日本のミヤマシジミのものに近いものだ。飛翔速度も速く、飛び立つとあたかもメスを探してさまようようで、なかなか静止してくれなかった。
Common Blueはヨーロッパに広く分布し、個体数も多い。
◆豆科の花で週蜜するCommon Blue (2008-August-26 グダンスク) ◆
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A male of Common Blue
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro
◆葉上に静止する Common Blue (2008-August-26 グダンスク) ◆
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A male of Common Blue resting on the leaf
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro
◆吸蜜するCommon Blue (2008-August-26 グダンスク)◆
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Common Blue
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
◆静止するCommon Blue(2008-August-26 グダンスク) ◆
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Common Blue
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
▶ ヤマキチョウ: Brimstone
見慣れたクリーム色のシロチョウがゆっくりと飛んできてマメ科の黄色い花で吸蜜を始めた。そっと近づいて覗いてみると、やはり日本にもいるヤマキチョウのようだ。こんな遠くの地でヤマキに出会うなんて、少し不思議な気になってしまう。
◆吸蜜するヤマキチョウ (2008-August-26 グダンスク) ◆
.
Brimstone
. Ricoh GR-D
▶ グダンスクの夜: Nightscape of Gdansk
グダンスク最後の夜は、運河沿いのロマンティックなシーフードレストランで同行のK講師と一緒に食事をした。ポーランドビールで乾杯した後、ややすっぱいポーランドスープとアトランティックサーモンのボイルチーズ添えを楽しんだ。基本的にポーランドの食事は質、量とも素晴らしいと思う。昔風のレストランはハンフリー・ボガードとイングリッド・バークマンが主演した映画「カサブランカ」を連想してしまう------関係ないか。
少しライトアップされたグダンスクの夜の街は、静かでゆっくりとした時の流れを思わせる。
◆グダンスク最後の夜 (2008-August-28 グダンスク)◆
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Night view of Gdansk
.
Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
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§Afterword§
金曜日(29日)の午前中に成田に着いたが、昨日の大雨で中央線が不通になっていた。「ゲリラ豪雨」というそうだが、なかなか面白い名前を付けたものだ。我々は高速バスで何とか甲府に無事たどり着けたが、帰宅したとたん疲れが出てすぐに寝てしまった。
今回のポーランド行は8月下旬で、時期的にはチョウの観察は難しいと思ったが、何種かの牧草地に遊ぶ蝶たちを撮影できたので嬉しい。もう少し早い時期に訪れることができれば、また異なる種類を見ることができるだろうが、グダンスクを訪れることはもう無いかもしれない。
-end-
この日記を開設してからほぼ2年が経ち、200回目になったことは冒頭で述べた。結局、1週間に1.9回も更新したことになる。たしかに、この2年間は忙しい仕事の合間に毎週更新を目標に、時間との闘いであった。これからの日記では、少しのんびりとチョウに限らず自然を自由に楽しんでみたいと思っている。
以上、 by 虫林花山
2006年の9月にこのNature Diary (ND)を開設してから、今回が200回目の日記となった。この間、虫林の駄文と拙い写真にお付き合いいただいた沢山の方々に心から感謝します。
§ Diary §
グダンスクはバルト海に面するポーランドの北の都市なので、この時期にはすでに秋の気配が濃く、蝶の撮影など難しいだろうと思っていた。しかし、実際に訪れてみると多くの蝶たちが遠く極東 (far east) から訪れたナチュラリストを迎えてくれたのだ。
そんな晩夏のヨーロッパの蝶たちを少しだけ撮影してみた。
▶ 蝶の飛ぶ丘: Prairie in Gdansk
学会場(グダンスク医科大学)は市街地にあるが、大学の裏のオークの林を歩いて抜けると、突然目の前が開けて広い牧草地(meadow)が広がる。緩やかな起伏を示す丘には見渡す限り晩夏の花々が咲き誇り、蝶たちがあちらこちらで飛んでいる-----ここはまさしく別天地だ。
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Meadow bright with flowers
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro, F6.3, 1/1600. EV-0.3, ASA400
この牧草地には幾種類もの色の花が咲いていて、ニンジン科に属する"Ground-elder" (地面のお年寄り)の白い花が特に多く、またヤグルマソウや地中海ハーブで食用にもなる青い花の"Chicory"が群落を形成していたりする。しかし、Ground-elder や Chicory に吸蜜に訪れるチョウは意外に少なく、黄色の花をつけたレンリソウの仲間の Meadow vetchling に蝶たちは集まっていた。
ここはどうやら私有地と思われるが、虫林の他にも散歩する老人や子供連れの家族も見たので、立ち入っても文句はいわれないようだ。以前に滞在した英国には、フットパス(foot Path)といわれる歩くことを楽しむ小道が私有地の中を通過していて、牧草地の中をよく散歩したものだ。ここポーランドでも英国のようなフットパスが存在するようにみえた。
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Meadow flower
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro, F6.3, 1/1600. EV-0.3, ASA400
▶ Small Heath: Coenonympha pamphilus
このmeadow を歩いていると足もとからSmall Heathといわれるヒメヒカゲの仲間が何度も飛び出して、少し離れた葉上に静止する。飛ぶとやや橙色をおびた褐色の翅が渋い美しさを見せていた。毒々しい原色の蝶もよいが、日本のわびやさびを理解している虫林には(ウソつけ)、褐色の地味なこのチョウがとても綺麗にみえるのだ。
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Flying feature of Small Heath
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EX MACRO, F8.0, 1/1000, EV+0.7, ASA800, トリミング
Small Heathはヨーロッパ全体に分布し、このヒメヒカゲの仲間ではもっとも個体数が多い。ポーランドの牧草地では、どんな場所でも散発性には見ることができるが、やはり個体数の多い場所は、広い牧草地の中でも限られている。
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Small Heath
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 MACRO
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Small Heath
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm Macro
Small Heath達は盛んに探雌飛行を繰り返し、すぐに追飛を行う。よく見ていても♂♀なのか♂♂なのかは区別ができない。彼らにしてみれば子孫維持の本能に基づく真剣な行動かもしれないが、虫林にはただ遊んでいるようにしかみえない。
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Small Heath
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EX MACRO
▶ オオベニシジミ: Large Copper
目の前をオレンジ色の閃光が走った。あわてて目で追っていると少し離れた草の上で静止して翅を開いた。それはベニシジミの仲間のようだが、オレンジ色が翅表の縁まで全体に広がり、その翅の色が眩しいほどに鮮やかだ。
Large Copperは、フランス、イタリア、ドイツ、ラトビア、フィンランド、ポーランドなどに分布するが、生息地は狭く、局地的で少ない種だ。英国では1848年に絶滅しているが、ケンブリッジ州の北部ではオランダから移入された本種がいまでも少数飛んでいるそうだ。
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A Large Copper resting on the leaf with the wings opened
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro
はじめに出会ったときは、シャッターを数回切ったところで飛び去ってしまったので、もう一度くらいは会いたいと願っていた。その願いは後日に通じたが、今回の個体は前回よりも古いみたいだ。でも、この個体はゆっくりと撮影させてくれた。
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Large Copper
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
▶ ベニシジミ: Small Copper
見たところ日本のベニシジミとそっくりサンもいた。いやベニシジミそのものだ。ここポーランドでもこのベニシジミは時々見ることができた。やはり普通に見られる蝶のようだ。
.
Small Copper
.
Pentax K10D, Tamron 70-300mm Macro
▶ Common Blue: Polyommatus icarus
この草地の一部で、素晴らしく美しいブルーのシジミチョウを見つけた。たった2頭だけだったが、その青い輝きは日本のミヤマシジミのものに近いものだ。飛翔速度も速く、飛び立つとあたかもメスを探してさまようようで、なかなか静止してくれなかった。
Common Blueはヨーロッパに広く分布し、個体数も多い。
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A male of Common Blue
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro
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A male of Common Blue resting on the leaf
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro
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Common Blue
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
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Common Blue
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
▶ ヤマキチョウ: Brimstone
見慣れたクリーム色のシロチョウがゆっくりと飛んできてマメ科の黄色い花で吸蜜を始めた。そっと近づいて覗いてみると、やはり日本にもいるヤマキチョウのようだ。こんな遠くの地でヤマキに出会うなんて、少し不思議な気になってしまう。
.
Brimstone
. Ricoh GR-D
▶ グダンスクの夜: Nightscape of Gdansk
グダンスク最後の夜は、運河沿いのロマンティックなシーフードレストランで同行のK講師と一緒に食事をした。ポーランドビールで乾杯した後、ややすっぱいポーランドスープとアトランティックサーモンのボイルチーズ添えを楽しんだ。基本的にポーランドの食事は質、量とも素晴らしいと思う。昔風のレストランはハンフリー・ボガードとイングリッド・バークマンが主演した映画「カサブランカ」を連想してしまう------関係ないか。
少しライトアップされたグダンスクの夜の街は、静かでゆっくりとした時の流れを思わせる。
.
Night view of Gdansk
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Pentax K10D, Pentax 100mm f2.8 Macro
§Afterword§
金曜日(29日)の午前中に成田に着いたが、昨日の大雨で中央線が不通になっていた。「ゲリラ豪雨」というそうだが、なかなか面白い名前を付けたものだ。我々は高速バスで何とか甲府に無事たどり着けたが、帰宅したとたん疲れが出てすぐに寝てしまった。
今回のポーランド行は8月下旬で、時期的にはチョウの観察は難しいと思ったが、何種かの牧草地に遊ぶ蝶たちを撮影できたので嬉しい。もう少し早い時期に訪れることができれば、また異なる種類を見ることができるだろうが、グダンスクを訪れることはもう無いかもしれない。
-end-
この日記を開設してからほぼ2年が経ち、200回目になったことは冒頭で述べた。結局、1週間に1.9回も更新したことになる。たしかに、この2年間は忙しい仕事の合間に毎週更新を目標に、時間との闘いであった。これからの日記では、少しのんびりとチョウに限らず自然を自由に楽しんでみたいと思っている。
以上、 by 虫林花山
Commented
by
maeda
at 2008-08-30 06:40
x
なんだかモンゴルを思い出してしまいました。
ヒメヒカゲの仲間は可愛らしいですよね。とっても好きです。
それと日本には居ないメタックオレンジのベニシジミ。普通種でもとっても綺麗です。
ヒメヒカゲの仲間は可愛らしいですよね。とっても好きです。
それと日本には居ないメタックオレンジのベニシジミ。普通種でもとっても綺麗です。
0
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by
蝶山人
at 2008-08-30 09:20
x
200回!素晴らしい業績です。
御多忙な仕事にも関わらず継続されたことに
深く敬意を表します。
これまでの連載でも
オオイチやアサマシジミの集団吸水がとても印象に残っています。
虫林さんしか撮れない数々のシャッターチャンスと映像
後世に残して下さい。
グダニスク(ダンツィヒ)はポーランド人とロシア人
ドイツ人とジプシー多くの民族に征服と併合を繰り返された
歴史の深い町なんですね。
ヒトラーの有名なダンツィヒ併合演説を忘れることは出来ません。
Danzig war Deutsch, Danzig ist Deutsch geblieben
御多忙な仕事にも関わらず継続されたことに
深く敬意を表します。
これまでの連載でも
オオイチやアサマシジミの集団吸水がとても印象に残っています。
虫林さんしか撮れない数々のシャッターチャンスと映像
後世に残して下さい。
グダニスク(ダンツィヒ)はポーランド人とロシア人
ドイツ人とジプシー多くの民族に征服と併合を繰り返された
歴史の深い町なんですね。
ヒトラーの有名なダンツィヒ併合演説を忘れることは出来ません。
Danzig war Deutsch, Danzig ist Deutsch geblieben
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banyan10 at 2008-08-30 11:50
海外での撮影機会はないので、海外シリーズはいつも羨ましく拝見しています。
僕も最初のヒメヒカゲの仲間に魅力を感じますね。
オオベニシジミの翅表も鮮やかですね。ムモンアカシジミを連想してしまいます。
僕も最初のヒメヒカゲの仲間に魅力を感じますね。
オオベニシジミの翅表も鮮やかですね。ムモンアカシジミを連想してしまいます。
Commented
by
fanseab at 2008-08-30 21:40
200回目の更新おめでとうございます!これからも素敵なレポートを期待しております。
小生にとって、Coenonympha pamphilus はロンドンの飛行場周辺で採集した思い出深いジャノメです。こちらのヒメウラナメジャノメのような感覚で飛んでいますね。
小生にとって、Coenonympha pamphilus はロンドンの飛行場周辺で採集した思い出深いジャノメです。こちらのヒメウラナメジャノメのような感覚で飛んでいますね。
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by
chochoensis
at 2008-08-31 09:58
x
虫林さん、200回記念、おめでとうございます。一週間に2回の更新ですか!忙しい仕事を持ちながらの意欲に脱帽します、素晴らしいです。ポーランドに行かれていたのですね、お疲れ様でした。ヨーロッパの蝶と言うと地味な感じがしますが魅力的なチョウがたくさん居るんですね!驚きました。チョウの観察では未だ経験が無いのでゆっくりと訪れてみたいです、私は、特にCommon Blue が好きです・・・。
maedaさん、
確かにヒメヒカゲの仲間はモンゴルの草原に多いかもしれませんね。メタックオレンジのベニシジミは、僕の持っている図鑑では局所的な発生らしく、英国では絶滅したらしいです。
確かにヒメヒカゲの仲間はモンゴルの草原に多いかもしれませんね。メタックオレンジのベニシジミは、僕の持っている図鑑では局所的な発生らしく、英国では絶滅したらしいです。
蝶山人さん、
有難うございます。NDをやっていると、週末にアップまでいかないと、ウィークデーに影響が出てしまい困ります。その辺が難しいところですね。でも、楽しみですからしょうがないです。
グダンスクはナチスに破壊された町ですが、旧市街は市民によって完全に復元されています。素晴らしい街ですよ。
有難うございます。NDをやっていると、週末にアップまでいかないと、ウィークデーに影響が出てしまい困ります。その辺が難しいところですね。でも、楽しみですからしょうがないです。
グダンスクはナチスに破壊された町ですが、旧市街は市民によって完全に復元されています。素晴らしい街ですよ。
banyanさん、
あくまで学会出張のついでですので、情報も無く、行き当たりばったりで、適当に撮影しています。でも、いつも欲求不満ですよ。いつかチョウの撮影を目的に旅行してみたいと思います。
あくまで学会出張のついでですので、情報も無く、行き当たりばったりで、適当に撮影しています。でも、いつも欲求不満ですよ。いつかチョウの撮影を目的に旅行してみたいと思います。
fanseabさん、
コメント有難うございます。
皆さんのご指導もあり、お蔭様で何とか200回目を更新しました。これからどうしようかな?
Coenonympha pamphilus は、英国でも広く分布していますね。確かに、イメージとしてはヒメウラナミジャノメに似ているかもしれません。
コメント有難うございます。
皆さんのご指導もあり、お蔭様で何とか200回目を更新しました。これからどうしようかな?
Coenonympha pamphilus は、英国でも広く分布していますね。確かに、イメージとしてはヒメウラナミジャノメに似ているかもしれません。
chochoensisさん、
有難うございます。
熱しやすく、さめやすい小生が、200回も更新できるとは思いませんでした。これというのも皆様のおかげと思っています。
ヨーロッパにはブルーのシジミの種類が非常に多いようです。Common Blueは比較的良く見るチョウのようですが、とても綺麗で驚きました。
有難うございます。
熱しやすく、さめやすい小生が、200回も更新できるとは思いませんでした。これというのも皆様のおかげと思っています。
ヨーロッパにはブルーのシジミの種類が非常に多いようです。Common Blueは比較的良く見るチョウのようですが、とても綺麗で驚きました。
私がレ島で撮ったシジミもcommon blueかも。しかし、虫林さんの写真の質と比べると・・・ブログにアップするのもはばかられますよ~。あんなちらちら動き回るチョウをよくこんなにくっきり・・・。色も素晴らしいです。
Commented
by
thecla
at 2008-08-31 19:26
x
200回更新おめでとうございます。
オオベニシジミ綺麗ですね。ヨーロッパのベニシジミは複数いてオスは綺麗なオレンジだから、撮っていて楽しいですよね。
ところで、私は何回更新したんだろうか、数えたことありません(笑)
オオベニシジミ綺麗ですね。ヨーロッパのベニシジミは複数いてオスは綺麗なオレンジだから、撮っていて楽しいですよね。
ところで、私は何回更新したんだろうか、数えたことありません(笑)
ここっとさん、
Common Blueはヨーロッパに広く分布していますから、レ島のシジミもこれからも知れませんね。でも、ブルーはかなり多くの種類があり、中には珍しい種も多いので、ゆっくりと鑑別する必要がありますね。
ブルーの撮影は日本でもかなり経験があります。とくに翅の色は見る角度によってかなり違いますので、ぜひとも色々な角度から写真を撮影されると、新たな発見があるかもしれません。
フランスの自然も素晴らしいと思います。そちらでもいつか撮影してみたいです。
Common Blueはヨーロッパに広く分布していますから、レ島のシジミもこれからも知れませんね。でも、ブルーはかなり多くの種類があり、中には珍しい種も多いので、ゆっくりと鑑別する必要がありますね。
ブルーの撮影は日本でもかなり経験があります。とくに翅の色は見る角度によってかなり違いますので、ぜひとも色々な角度から写真を撮影されると、新たな発見があるかもしれません。
フランスの自然も素晴らしいと思います。そちらでもいつか撮影してみたいです。
theclaさん、
有難うございます。だらだらと更新してきたら200回目になってしまいました。theclaさんのブログなら小生よりももっと多いと思いますよ。
以前、hteclaさんのスイスの日記でベニシジミが出ていたように思いますが、ヨーロッパのベニシジミ類は種類も多くて面白いですね。
何回目の更新かは、ブログにログインして、「記事管理」をクリックすればタイトルの左側に数字がでてきます。見てみてください。
有難うございます。だらだらと更新してきたら200回目になってしまいました。theclaさんのブログなら小生よりももっと多いと思いますよ。
以前、hteclaさんのスイスの日記でベニシジミが出ていたように思いますが、ヨーロッパのベニシジミ類は種類も多くて面白いですね。
何回目の更新かは、ブログにログインして、「記事管理」をクリックすればタイトルの左側に数字がでてきます。見てみてください。
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by
たにつち
at 2008-09-01 12:48
x
日本ではヒメヒカゲは初夏のチョウという存在ですが、遅いのもいるんですね。
それにオオベニシジミ、うらやましい!会いたいと思っていた外国のチョウのひとつです。
無事帰国もよかったですね、お疲れ様でした。
むろん、200回記念おめでとうございます。これからも楽しみにしています
それにオオベニシジミ、うらやましい!会いたいと思っていた外国のチョウのひとつです。
無事帰国もよかったですね、お疲れ様でした。
むろん、200回記念おめでとうございます。これからも楽しみにしています
こんばんは。
(ウソつけ)に思わずププッと笑ってしまいました!
ウチの庭にも居る普通のベニシジミがポーランドでも見られるのですね。なんだか、嬉しいような気持ちになりました。
イングリッド・バークマン、本当に美しい女優さんでしたね。蝶で例えるなら何蝶でしょうね?(笑)
(ウソつけ)に思わずププッと笑ってしまいました!
ウチの庭にも居る普通のベニシジミがポーランドでも見られるのですね。なんだか、嬉しいような気持ちになりました。
イングリッド・バークマン、本当に美しい女優さんでしたね。蝶で例えるなら何蝶でしょうね?(笑)
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by
kmkurobe at 2008-09-01 20:46
ポーランドでしたか・・・・・北方系が大好きな私にとって憧れのオオベニシジミ・・・・ほんとうに綺麗ですね。
いつもながらの素晴らしい写真の数々堪能させていただきました。
いつもながらの素晴らしい写真の数々堪能させていただきました。
Commented
by
mtana2
at 2008-09-01 21:20
x
虫林さん、200回更新おめでとうございます!!ほぼ1週間に2回とはすごいですね。お忙しい中、これだけレベルの高い写真と軽快な文章、いつも脱帽です。僕は。海外に行ってもなかなか昆虫の撮影までできません、せいぜい街角の撮影くらいです。唯一できたのは、10年くらい前に前の会社の英国の前の研究所がバッキンガムシャイアーのビーコンスフィールドにあって、近くのホテルに宿泊した時、隣が牧草地で、アザミにベニモンマダラがいっぱいいたのを撮影したくらいでした。
ここの研究所は、ちょっとしたお城のような建物で、何だか秘密基地のようなかっこいい研究所で好きだったんですが、製薬業は世界的に不況で、日本より早く閉鎖になっちゃいました。
話がそれましたが、今後もゆっくりマイペースでブログを更新して下さい。楽しみにしています。
ここの研究所は、ちょっとしたお城のような建物で、何だか秘密基地のようなかっこいい研究所で好きだったんですが、製薬業は世界的に不況で、日本より早く閉鎖になっちゃいました。
話がそれましたが、今後もゆっくりマイペースでブログを更新して下さい。楽しみにしています。
たにつちさん、
ポーランドの蝶は半分あきらめていたので、全く情報もありませんでした。その分、気軽に撮影できたと思います。オオベニシジミが現れたときには、その美しさにびっくりしました。やはり、数は少なく、2頭ほどしか見ることができませんでした。
200回更新はひとつの区切りで、これからこのブログをどうしようか考えていきたいと思っています。
ポーランドの蝶は半分あきらめていたので、全く情報もありませんでした。その分、気軽に撮影できたと思います。オオベニシジミが現れたときには、その美しさにびっくりしました。やはり、数は少なく、2頭ほどしか見ることができませんでした。
200回更新はひとつの区切りで、これからこのブログをどうしようか考えていきたいと思っています。
空飛ぶhaha さん、
コメント有難うございます。
日本から遠い国で、日本にいる蝶をみると確かに変な感情にとらわれますね。ベニシジミは凄い奴です。
カサブランカを見て、イングリッド・バークマンの美しさとハンフリー・ボガードのかっこ良さが今でも憧れています。イングリッド・バークマンを蝶にたとえるとすれば-----ウーム、難しい問題ですね。イメージからすれば、ヨーロッパの高山蝶のアポロウスバシロチョウあたりかな。是非とも見てみたいな。
コメント有難うございます。
日本から遠い国で、日本にいる蝶をみると確かに変な感情にとらわれますね。ベニシジミは凄い奴です。
カサブランカを見て、イングリッド・バークマンの美しさとハンフリー・ボガードのかっこ良さが今でも憧れています。イングリッド・バークマンを蝶にたとえるとすれば-----ウーム、難しい問題ですね。イメージからすれば、ヨーロッパの高山蝶のアポロウスバシロチョウあたりかな。是非とも見てみたいな。
kmkurobeさん、
またまた中途半端なついで撮影ですので、見ることのできる範囲でのチョウ達でした。オオベニシジミの美しさには驚きました。下調べもせずにいったもので、オオベニシジミが目の前に現れたときは息を呑みましたね。
いつかkmkurobeさんも出会えると良いですね。
またまた中途半端なついで撮影ですので、見ることのできる範囲でのチョウ達でした。オオベニシジミの美しさには驚きました。下調べもせずにいったもので、オオベニシジミが目の前に現れたときは息を呑みましたね。
いつかkmkurobeさんも出会えると良いですね。
mtana2さん、
有難うございます。いつのまにか200回になってしまい驚いています。
一応、これで一区切りということで、色々考えてみたいと思います。今までのようには行かないかも知れませんが、ゆっくりと楽しみたいと思います。これからもご指導宜しくお願いします。
有難うございます。いつのまにか200回になってしまい驚いています。
一応、これで一区切りということで、色々考えてみたいと思います。今までのようには行かないかも知れませんが、ゆっくりと楽しみたいと思います。これからもご指導宜しくお願いします。
アッキーさん、有難うございます。
僕の外国での撮影は、ほとんど情報無しで、行き当たりばったりデス。仕事がらみですので、仕方がないと思っています。でも、時間を見つけて、できるだけフィールドにはでるようにしています。
小生は英国に住んだ事がありますが、その当時は昆虫写真をしていなくて、もっぱらバードウォッチングで野山を散歩していました。今考えればもったいない事をしたなと思っています。
今後とも宜しくお願いします。
僕の外国での撮影は、ほとんど情報無しで、行き当たりばったりデス。仕事がらみですので、仕方がないと思っています。でも、時間を見つけて、できるだけフィールドにはでるようにしています。
小生は英国に住んだ事がありますが、その当時は昆虫写真をしていなくて、もっぱらバードウォッチングで野山を散歩していました。今考えればもったいない事をしたなと思っています。
今後とも宜しくお願いします。
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clossiana at 2008-09-03 11:30
200回の更新、おめでとう御座います。200回って私には気の遠くなるような数字です。虫林さんのブログはご本人は何気にアップされているのかもしれませんが毎回中身が凄く濃いですから、さぞ大変であったろうと推察しています。ところでポーランドのヒメヒカゲやベニシジミも凄いですが、なんといっても牧草地の景観が日本と全く違っていますね。高原のイメージです。緯度の違いでしょうか?そういう場所で私も戯れてみたいです。
clossianaさん、
有難うございます。小生も200回も更新したとは、驚いています。これからは少しゆっくりとNature Diaryを楽しんでいこうと考えています。
ポーランドの緯度は北海道レベルですので、気候や自然環境もにているように思えます。今回の牧草地もミニ原生花園のような雰囲気でした。
蝶もそこそこ飛んでいますので、のんびりと散歩するには最高ですよ。
有難うございます。小生も200回も更新したとは、驚いています。これからは少しゆっくりとNature Diaryを楽しんでいこうと考えています。
ポーランドの緯度は北海道レベルですので、気候や自然環境もにているように思えます。今回の牧草地もミニ原生花園のような雰囲気でした。
蝶もそこそこ飛んでいますので、のんびりと散歩するには最高ですよ。
by tyu-rinkazan
| 2008-08-30 05:00
| ● Poland
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