20081025 秋色の虫たち:ツマグロキチョウ他 (山梨県)
2008年 10月 26日
Nature Diary #0215
Date: October 25th, 2008
Place: Kofu-shi, Nambu-cho, Yamanashi Pref.
Weather:Cloudy
朝、ゆるゆると起き、いつものようにNHKの朝の連ドラ「だんだん」を見ながら朝食をとった。このドラマは内容もさることながら、主題歌(縁の糸)を歌う竹内まりやの声が、虫林のノスタルジーを刺激してとても耳に優しく聞こえる(若い頃を思い出す)。
外に出てみると、空は厚い雲に覆われ、風も強く気温も低い。
柿木林の向こうに富士山が見えるが、頂上にはいわゆる笠雲がかかっている。笠雲は天候不順を意味する雲である------富士山の様子で天候を知るとは、虫林もいよいよ山梨県人になったといえる。
そういえば、虫林が山梨県に移り住んでから早や18年が過ぎようとしているのだから驚いてしまう。
歳月人を待たず Time and tide wait no man.であるが、もう少しゆっくりして欲しいものだ。

◆富士山 (2008-October-25、甲府市)◆
.
Olympus E-3, ZD50mm,, ASA200
§ Diary §
▶ミヤマシジミ; Argyrognomon Blue
まずは近くの河原でミヤマシジミを探した。ゆっくりとポイントの河原を歩いてみると、エノコログサの上に2頭のミヤマシジミを見つけることができた。このチョウは本来コマツナギで撮影するのがよいが、エコログサ上のチョウもなかなか雰囲気があって宜しい。
とかなんとかいいながら、本当はミヤマシジミの青メスを探したのだが、この天気では開翅する見込みが無いので、エノコログサとミヤマシジミにテーマを変えたのである。
甲府市内のこの場所は、自宅から程近い(車10分)。そんな場所で、この時期にミヤマシジミを撮影できただけでも嬉しいじゃないか。

。。。。。。。。。。◆エノコログサの上のミヤマシジミ (2008-October-25、甲府市)◆
.
。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200

。。。。。。。。。。◆ミヤマシジミ (2008-October-25、甲府市)◆
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200
▶ツマグロキチョウ; Angulated Grass Yellow
甲府市から南部町に移動した。
現地に到着して、歩き始めるとすぐにツマグロキチョウを見つけた。チョウは気温が低いにも関わらず結構敏感で、近づくとすぐに飛び立ってしまう。さらに、いったん飛び立つと、今度はなかなか静止してくれないので神経が消耗してしまうのだ。
お茶を飲みながら、ふらふらといつまでも飛ぶ蝶を目で追っていると、茂みの前の枯れ草に静止した。
あわてて走り寄ってカメラのファインダー越しにチョウを見た時に驚いた。チョウの後ろの紅葉した葉(多分、ヌルデ)の赤が、黄色いチョウを秋色に染めていたからだ。
背景のヌルデは、少しオレンジかかっていたが、写真では結構どぎつい赤になったみたいだ。これほど赤がきついと彩度の設定などを変えたほうが良いかもしれないと思う。よく、オリンパスブルーという言葉がカメラ雑誌などに肯定的に出てくるが、虫林はあまり鮮やかな青も好ましくないと思っている。
何事も過ぎたるは及ばざるが如しなのだ。

。。。。。。。。。。◆秋色のツマグロキチョウ (2008-October-25、南部町)◆
.
。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200
▶クロツバメシジミ; Black Cupid
南部町からの帰途、身延町のクロツポイントに寄り道した。ここのツメレンゲ群落は、規模は大きいが草体が貧弱なのが残念だ。だが、クロツの個体数は多く、また遅い時期まで発生しているので、いつもシーズンの終了間際に訪れることが多い。
歩き始めると、足もとからクロツが飛び出していく。その中に交尾している個体を見つけた。そういえば、今年はまだクロツの交尾写真を撮影していなかったので嬉しい。
交尾している個体をよく見ると、メス(大きい方)は翅がまだ伸びきっていないようだ。すなわち、羽化後間もなくオスがやってきて交尾したのだろう。
背景の黄色はセイタカアワダチソウだ。

◆交尾するクロツバメシジミ (2008-October-25、南部町)◆
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Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200、ストロボ
▶オツネントンボ; Sympecma paedisca
成虫で越冬するトンボの仲間のオツネントンボが沢山いた。こんなにオツネントンボを見たことがない。越冬前には特定の場所に集まってくるのだろうか。

◆オツネントンボ (2008-October-25、南部町)◆
.
Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200

。。。。。。。。。。◆オツネントンボ (2008-October-25、南部町)◆
.
。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200
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§Afterword§
天気が悪いと神頼みをしたくなる。でも、よく考えると10月は「神無月」なのだ。すなわち、日本国中の神様は出雲大社に集まるため出張中だ。
神様が不在なのに神頼みしてもご利益は期待できようはずもないね。
でも、秋色の昆虫達を撮影できたのは嬉しい。
月曜日は神奈川のある大学で、学生講義を依頼されている。最近の講義はパワーポイントで行うので、ノートパソコンさえあれば、どこ(自宅)でもその準備ができてしまう。便利になった反面、準備にきりが無くなってしまい、休日に自宅での仕事フリーな時間が少なくなってしまうのはいただけない。
仕事と趣味の時間はそれぞれきっちりと分離しないといけない---というか、趣味の時間はきっちりと確保しなければいけないと考えている。
Quality of life はとても大事なのだ。
以上、 by 虫林花山
Date: October 25th, 2008
Place: Kofu-shi, Nambu-cho, Yamanashi Pref.
Weather:Cloudy
朝、ゆるゆると起き、いつものようにNHKの朝の連ドラ「だんだん」を見ながら朝食をとった。このドラマは内容もさることながら、主題歌(縁の糸)を歌う竹内まりやの声が、虫林のノスタルジーを刺激してとても耳に優しく聞こえる(若い頃を思い出す)。
外に出てみると、空は厚い雲に覆われ、風も強く気温も低い。
柿木林の向こうに富士山が見えるが、頂上にはいわゆる笠雲がかかっている。笠雲は天候不順を意味する雲である------富士山の様子で天候を知るとは、虫林もいよいよ山梨県人になったといえる。
そういえば、虫林が山梨県に移り住んでから早や18年が過ぎようとしているのだから驚いてしまう。
歳月人を待たず Time and tide wait no man.であるが、もう少しゆっくりして欲しいものだ。

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Olympus E-3, ZD50mm,, ASA200
§ Diary §
▶ミヤマシジミ; Argyrognomon Blue
まずは近くの河原でミヤマシジミを探した。ゆっくりとポイントの河原を歩いてみると、エノコログサの上に2頭のミヤマシジミを見つけることができた。このチョウは本来コマツナギで撮影するのがよいが、エコログサ上のチョウもなかなか雰囲気があって宜しい。
とかなんとかいいながら、本当はミヤマシジミの青メスを探したのだが、この天気では開翅する見込みが無いので、エノコログサとミヤマシジミにテーマを変えたのである。
甲府市内のこの場所は、自宅から程近い(車10分)。そんな場所で、この時期にミヤマシジミを撮影できただけでも嬉しいじゃないか。

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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200

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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200
▶ツマグロキチョウ; Angulated Grass Yellow
甲府市から南部町に移動した。
現地に到着して、歩き始めるとすぐにツマグロキチョウを見つけた。チョウは気温が低いにも関わらず結構敏感で、近づくとすぐに飛び立ってしまう。さらに、いったん飛び立つと、今度はなかなか静止してくれないので神経が消耗してしまうのだ。
お茶を飲みながら、ふらふらといつまでも飛ぶ蝶を目で追っていると、茂みの前の枯れ草に静止した。
あわてて走り寄ってカメラのファインダー越しにチョウを見た時に驚いた。チョウの後ろの紅葉した葉(多分、ヌルデ)の赤が、黄色いチョウを秋色に染めていたからだ。
背景のヌルデは、少しオレンジかかっていたが、写真では結構どぎつい赤になったみたいだ。これほど赤がきついと彩度の設定などを変えたほうが良いかもしれないと思う。よく、オリンパスブルーという言葉がカメラ雑誌などに肯定的に出てくるが、虫林はあまり鮮やかな青も好ましくないと思っている。
何事も過ぎたるは及ばざるが如しなのだ。

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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200
▶クロツバメシジミ; Black Cupid
南部町からの帰途、身延町のクロツポイントに寄り道した。ここのツメレンゲ群落は、規模は大きいが草体が貧弱なのが残念だ。だが、クロツの個体数は多く、また遅い時期まで発生しているので、いつもシーズンの終了間際に訪れることが多い。
歩き始めると、足もとからクロツが飛び出していく。その中に交尾している個体を見つけた。そういえば、今年はまだクロツの交尾写真を撮影していなかったので嬉しい。
交尾している個体をよく見ると、メス(大きい方)は翅がまだ伸びきっていないようだ。すなわち、羽化後間もなくオスがやってきて交尾したのだろう。
背景の黄色はセイタカアワダチソウだ。

.
Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200、ストロボ
▶オツネントンボ; Sympecma paedisca
成虫で越冬するトンボの仲間のオツネントンボが沢山いた。こんなにオツネントンボを見たことがない。越冬前には特定の場所に集まってくるのだろうか。

.
Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200

.
。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD50mm, EC-14, ASA200
§Afterword§
天気が悪いと神頼みをしたくなる。でも、よく考えると10月は「神無月」なのだ。すなわち、日本国中の神様は出雲大社に集まるため出張中だ。
神様が不在なのに神頼みしてもご利益は期待できようはずもないね。
でも、秋色の昆虫達を撮影できたのは嬉しい。
月曜日は神奈川のある大学で、学生講義を依頼されている。最近の講義はパワーポイントで行うので、ノートパソコンさえあれば、どこ(自宅)でもその準備ができてしまう。便利になった反面、準備にきりが無くなってしまい、休日に自宅での仕事フリーな時間が少なくなってしまうのはいただけない。
仕事と趣味の時間はそれぞれきっちりと分離しないといけない---というか、趣味の時間はきっちりと確保しなければいけないと考えている。
Quality of life はとても大事なのだ。
以上、 by 虫林花山
fanseabさん、
コメント、有難うございます。
仰るとおりで、今回は紅葉バックに焦点をしぼり、かなり紅葉を意識して撮影しました。意外としょぼい紅葉でも、バックで背景にすると綺麗になるので驚きます。
自分のコメントを書き直そうと思って、fanseabさんのコメントを誤って削除してしまいました。朝の出掛けでぼけていたようです。大変失礼しました。ごめんなさい。
コメント、有難うございます。
仰るとおりで、今回は紅葉バックに焦点をしぼり、かなり紅葉を意識して撮影しました。意外としょぼい紅葉でも、バックで背景にすると綺麗になるので驚きます。
自分のコメントを書き直そうと思って、fanseabさんのコメントを誤って削除してしまいました。朝の出掛けでぼけていたようです。大変失礼しました。ごめんなさい。
0
富士山の傘雲は見たことありません。地元でないとなかなか機会がないかもしれないですね。
ツマグロキチョウは秋型に紅葉と季節感ある組み合せですね。写真も素晴らしいです。
ツマグロキチョウは秋型に紅葉と季節感ある組み合せですね。写真も素晴らしいです。
いずれも良く考えられた背景で秋色が見事ですね。
オツネントンボ1枚目の赤と緑のせめぎ合いが抽象絵画みたいで面白いです。
オツネントンボ1枚目の赤と緑のせめぎ合いが抽象絵画みたいで面白いです。
banyanさん、
コメント有難うございます。
富士山に傘雲がかかることは地元では珍しくはないようです。とにかく、毎日見ていますので見る機会もおおくなりますね。
ツマグロキチョウの背景の紅葉は、あまりに赤がどぎついので、彩度の設定を考えなくてはいけないかなと思っています。
コメント有難うございます。
富士山に傘雲がかかることは地元では珍しくはないようです。とにかく、毎日見ていますので見る機会もおおくなりますね。
ツマグロキチョウの背景の紅葉は、あまりに赤がどぎついので、彩度の設定を考えなくてはいけないかなと思っています。
ダンダラさん、
有難うございます。
今回は紅葉(黄葉)を背景に意識的に入れて撮影してみました。
そろそろ山梨県の平地でも、ヌルデやウルシの紅葉が綺麗になってきました。そうですね、赤の色は少しレタッチで変えてみればよかったですね。有難うございます。
有難うございます。
今回は紅葉(黄葉)を背景に意識的に入れて撮影してみました。
そろそろ山梨県の平地でも、ヌルデやウルシの紅葉が綺麗になってきました。そうですね、赤の色は少しレタッチで変えてみればよかったですね。有難うございます。
furuさん、
有難うございます。
背景の紅葉(黄葉)は、意外としょぼくても写真にすると鮮やかさが増すようです。いろいろと試してみるのも面白いですね。
オツネントンボは沢山いたので、紅葉しているヌルデの木の周りで飛び立たせてみたら、なんとかうまい具合に良いところに静止してくれました。
有難うございます。
背景の紅葉(黄葉)は、意外としょぼくても写真にすると鮮やかさが増すようです。いろいろと試してみるのも面白いですね。
オツネントンボは沢山いたので、紅葉しているヌルデの木の周りで飛び立たせてみたら、なんとかうまい具合に良いところに静止してくれました。
虫林花山san、おはようございます。
莠に静止する、ミヤマシジミ。トテモ風情があって、大好きです。
私も、通勤中に莠にヤマトでも止まらないかなぁ。。。
と、オモウノデスガ、なかなか出合えません。
動体ブレを起こしそうなシーンですが、本当に素敵に撮れていますね。
リンクの件、ありがとうございます。私のブログでは、リンクの貼り方が解らず、
一方通行になってしまっているのが申し訳ありません。
リンクの貼り方を調べて、勉強せねば。と思っている次第です。
来シーズンは、北杜市へも遊びに行きたい。と思っております。
今年は、日の春へ行きましたが、昔日の面影もなく、リベンジを狙っております。。。
莠に静止する、ミヤマシジミ。トテモ風情があって、大好きです。
私も、通勤中に莠にヤマトでも止まらないかなぁ。。。
と、オモウノデスガ、なかなか出合えません。
動体ブレを起こしそうなシーンですが、本当に素敵に撮れていますね。
リンクの件、ありがとうございます。私のブログでは、リンクの貼り方が解らず、
一方通行になってしまっているのが申し訳ありません。
リンクの貼り方を調べて、勉強せねば。と思っている次第です。
来シーズンは、北杜市へも遊びに行きたい。と思っております。
今年は、日の春へ行きましたが、昔日の面影もなく、リベンジを狙っております。。。
竹内まりやの歌は何故かバイト時代の湘南海岸を思い出させます。私の育った北海道の海の色と違って、明るいブルーだったのが印象的でした。ヌルデの赤は派手すぎると仰られていますが私には、秋らしくて、とても綺麗に撮られていると感じます。
蘭丸さん、
コメント有難うございます。
紅葉の背景は意識して撮影しました。でも、なかなかチャンスが無くて苦労しましたよ。
リンクの件は気にしないで下さいね。わかってからでも良いですから。
日野春は昔とはかなり変わってしまったようです。
コメント有難うございます。
紅葉の背景は意識して撮影しました。でも、なかなかチャンスが無くて苦労しましたよ。
リンクの件は気にしないで下さいね。わかってからでも良いですから。
日野春は昔とはかなり変わってしまったようです。
clossianaさん、
竹内まりやの声は、どことなく小生の青春時代を思い起こさせてくれます。素晴らしい歌手ですね。歌にはその時の場面とリンクすることが多いようです。
ヌルデの紅葉は結構赤いですね。少しどうかなと思いました。
お褒めいただき有難うございます。
竹内まりやの声は、どことなく小生の青春時代を思い起こさせてくれます。素晴らしい歌手ですね。歌にはその時の場面とリンクすることが多いようです。
ヌルデの紅葉は結構赤いですね。少しどうかなと思いました。
お褒めいただき有難うございます。
歳月人を待たず、季節を追っていると1年の経つのが殊更早いように思います。歳の所為もありますがね。
オツネントンボ、集団でいましたか。昨年初冬、房総でホソミオツネントンボを見たときもたくさんいました。地味なトンボですが、背景を考えるときれいな写真になりますね~。
オツネントンボ、集団でいましたか。昨年初冬、房総でホソミオツネントンボを見たときもたくさんいました。地味なトンボですが、背景を考えるときれいな写真になりますね~。
grassmonblueさん、
コメント有難うございます。
お褒めいただき、感謝します。
ミヤマシジミはさすがに数が少なくなってきました。多分、今週くらいが限界だと思います。
お風邪を召されているとのト、どうぞご自愛されますように。
コメント有難うございます。
お褒めいただき、感謝します。
ミヤマシジミはさすがに数が少なくなってきました。多分、今週くらいが限界だと思います。
お風邪を召されているとのト、どうぞご自愛されますように。
by tyu-rinkazan
| 2008-10-26 14:40
| ▣ツマグロキチョウ
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Comments(15)
