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昨日(土曜日)は新潟から夜遅くに帰宅した。新潟では全く散歩する時間がとれず、少し欲求不満気味である。書を捨てて野にでよう!

本日は、「蝶の写真館」のダンダラさんとご一緒して、秋のシジミ御三家(シルビアシジミ、クロツバメシジミ、ミヤマシジミ)の撮影に行くことにした。

この時期の山梨は、ブドウの収穫盛期である。写真はダンダラさんの知人の経営するぶどう園に立ち寄った時のもの。ブドウ園に行くと、とても素晴らしいブドウの房が鈴なりになっている。地面に敷かれた白いシートは、熟成させるために温度と光を付加させるためだろうか。このように大事に栽培されたブドウなのだから美味しくて当然だよね。

この鈴なりになっているブドウの品種は、「ゴルビー」というらしいが、これは旧ソ連の首相のゴルバチョフ(俗称はゴルビー)の意味かな? 山梨にいながらブドウの品種には疎いのだ。
虫林もご相伴させていただいたが、とても美味しいブドウであった。
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。。ブドウ園

。。。Please note the man, Mr. Dandara, who is bending forward in the grape farm
。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)

注:広角のGR-Dで撮影したら、写真の左に屈んで歩くDさんが偶然(?)写りこんでしまった。
(顔はモザイクをかけています---実際はもっと、Good lookingですよ)。

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§シルビアシジミ Zizina otis, The lesser Grass Blue§

先ず初めにシルビアシジミのポイントに向かった。昨年はここでシルビアを見ることができたのだが、今回はなかなか見つけることが出来ない。草原の間を歩きながら探していると、ダンダラさんがシルビアシジミの♀を見つけて呼んでくれた。
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。。吸蜜するシルビアシジミ

。。。A lesser grass blue feeding on the flower
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


しばらく二人で探したが、その後、シルビアシジミは出現しなかった。そこで、数日前に虫林の知人から教えていただいた別のシルビアポイントに移動することにした。

虫林もそこを訪れるのは初めてなので、地図を頼りにそのポイントに到着した。
車から降りて、観察すると、遠くに数人のネットマンの姿が見えた。どうやらここがポイントで間違いないらしい。ネットマンの存在で、ポイント確認するとは、何となく気が引けるが、仕方が無い。

それでも気を取り直して歩き始めると、数分もしない間にちらちらと飛ぶ小さなシジミチョウが出現し、草の上に静止した。半信半疑で、静止したシジミチョウに近寄って、その裏面を確認すると、なんと目的のシルビアシジミだったので驚いた。
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。。。。。。。。。。草上で静止するシルビアシジミ

。。。。。。。。。。。A lesser grass blue resting on the grass
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


しばらくこの個体を撮影していると、ちょっとの間だけだが、翅を開いてくれた。虫林も慌てて撮影した。ひとまず、これでシルビアシジミの撮影はOKである。
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。。開翅するシルビアシジミ

。。。A lesser grass blue resting on the grass, with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


この土手は年に何度かの草刈がはいって整備されているようで、丈が低い草が密生している。シルビアシジミの食草のミヤコグサは、大きな群落などは無いが、草の間に散在性に認められる。この時期、ツルボなどの吸蜜植物も多く、環境的にはとても良いようだ。

ここにシルビアが産することがあっけなく確認できたことに気を良くして、土手の下の道をさらに歩いていくと、目の前に交尾しているシルビアシジミを見つけた。
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。。交尾するシルビアシジミ

。。。A pair of lesser grass blue mating on the grass
。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA200
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


シルビアシジミに限らず、交尾個体の撮影は楽である。ゆっくりと近寄って、♂と♀の状態を確認しながら撮影できる。近寄りすぎて何度か蝶が飛んでしまったが、別々に離れてしまうことは無く、すぐに近くの葉に静止した。

拡大してみると、雌はまだ新鮮で裏面の紋も綺麗だが、オスは少し古く、すれてしまっているようだ。時々、別な♂が絡んできた。
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。。交尾するシルビアシジミ

。。。 A pair of lesser grass blue mating on the grass
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


シルビアシジミは開翅をあまりしないようなので、飛翔写真を撮影することにした。
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。。飛翔するシルビアシジミ

。。。Flying a lesser grass blue
。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA200,
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)

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§クロツバメシジミ Tongeia fischeri, The black cupid§

シルビアの後は、クロツバメシジミのポイントに向かった。
ここには、クロツの食草のツメレンゲが河原の中や土手で群落を形成している。昨年からここでクロツを撮影しているが、今まで採集者に出会うことも無く、大事にしたい場所だ。
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。。静止するクロツバメシジミ

。。。 A black cupid resting on the grass
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


ツメレンゲで静止する個体を見つけて撮影したが、ツメレンゲはまだ蕾のようだ。この花の開花は大体10月中旬頃になるので、その頃にもう一度訪れてみることにしよう。
撮影時には気づかなかったが、ツメレンゲの蕾は先端部に紅がのって、とても綺麗だ。
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。。。。。。。。。。食草のツメレンゲで静止するクロツバメシジミ

。。。。。。。。。。。 A black cupid resting on the grass
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


クロツバメシジミの裏面は、灰色の地色にくっきりとした黒紋が散布され、尾状突起も短くなかなかお洒落な雰囲気を持っている。黒紋の位置が地域によって異なるようだ。
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。。クロツバメシジミの裏面拡大

。。。 A black cupid resting on the grass
。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


土手の一部で、ニラの花の群落があり、みると数頭のヒメアカタテハとともに、クロツバメシジミも訪花していた。白い花にクロツバメシジミの組み合わせはなかなか綺麗だった。
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。。ニラの花で吸蜜するクロツバメシジミ

。。。 A black cupid feeding on the flower
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)

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§ミヤマシジミ Lycacides arygyronomon praeterinsularis§

この場所には、毎年ミヤマシジミの観察に訪れている。
しかし、今年の春に、大規模な河川敷整備が行なわれてしまった。幸いにして、この工事は、しっかりしたナチュラリストの指導の元に行われたものらしく、食草のコマツナギは残されたようだ。
-------一安心である。

ポイントに到着すると、明るいブルーのシジミチョウがあちらこちらで我々を迎えてくれた。本日は今までで一番個体数が多いようだ。しかし、天候のためなのか、時間的な要因のためなのか、ミヤマシジミは、静止してもなかなか翅を開いてくれない。

綺麗な♂のミヤマシジミを見つけたので、しつこく追っていると、食樹のコマツナギの花にとまり吸蜜した時に開翅してくれた。
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。。コマツナギの花で吸蜜するミヤマシジミ

。。。 A argyrognomon blue feeding on the flower
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


小さな花に吸蜜に訪れたオスをGR-Dで縦位置広角写真を撮影した。
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。。。。。。。。。。半開翅するミヤマシジミ♂

。。。。。。。。。。。 A argyrognomon blue resting with the wings semi-opened
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)

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。。。。。。。。。。吸蜜するミヤマシジミ

。。。。。。。。。。。 A argyrognomon blue feeding on the flower
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)


今回は♂とともにいくつかの♀も見た。しかし、開翅してくれないので、飛翔写真で翅表を撮影することにした。いくつか撮影した中での1枚が、何とかフォーカスがあっていたので、トリミングして掲載した。
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。。飛翔するミヤマシジミ♀

。。。Flying a female of the argyrognomon blue
。。。. Pentax K10D, Sigma 18-50mm, ASA200
。。。.(2007-September-16 , Yamanashi)

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Epilogue§

山梨の秋の御三家であるシルビアシジミ、クロツバメシジミ、ミヤマシジミともそれぞれ魅力あるが、いずれも限られた場所でしか棲息できないチョウ達だ。

今回訪れたシルビアシジミの新たなポイントは、信頼できる知人から教えていただいたものだ(有難うございます)。しかし、ここにはすでに、採集者が入っているようで、本日も数人のネットを持った人を見てしまった。情報管理は十分に注意した方がよさそうだ。

このシルビアポイントでは、1人の地元の若者が採集者に色々聞いていた。どうやら、このポイントを保護しているようである。今回は小生も初めてなので、よく事情が飲み込めていないが、組織だった保護があるようであれば積極的に参加しようと思う。

今回は、ダンダラさんとご一緒して、秋の一日をのんびりと楽しく撮影できた。ご苦労様でした。
by tyu-rinkazan | 2007-09-17 06:17 | ▣シルビアシジミ | Comments(29)