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朝、家内とNHKの連ドラ「ちりとてちん」を見て、またまた涙腺がゆるんでしまった。最近、涙もろくなってきたのかも知れない。それにしても、このドラマは週末や祝日に山場を持ってくるのが上手だと思う。

本日は、クリスマスイブだ。
我が家では、今年はクリスマスパーティやデコレーションまではしないが、ケーキくらいは家族で食べることにしている。子供が幼い頃は、面白かったが、大きくなった現在では、クリスマスも年々盛り上がりに欠けてくるようだ。日本では基本的に、商業戦略としてつくられたものだから、軽薄なのだ。

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外に出てみると、風が少し強いが快晴だ。
甲府盆地を囲む山々(南アルプス、富士山、八ヶ岳、秩父連山)が青空をバックにくっきりとその雄姿を見せている。よし、今日は天気が良いので、富士川に沿って南に下ろう!

虫林の運転する車は、いつのまにか県南の南部町を過ぎて、お隣(静岡県)の芝川町まで来てしまった。ここまでくると、道路沿いにはカシ類や竹林が多く、サザンカの赤い花が色を添えている。

道路脇に車を止めて、小道に沿って中に入ってみた。しばらく坂を上ると、広場になり、その奥に古い神社を見つけた。木の葉が積もっていて見難いが、神社の前には土俵がある。夏にはここで相撲大会をやるのだろうか。神社の入り口の大きなイチョウが歴史を物語っているようだ。
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古い神社

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Old shrine
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14,, F18.0, 1/250, EV-2, ASA 400

(2007-December-24, Shizuoka)


神社の手前に日当たりの良い草原があり、みると青白いシジミチョウが飛んでいた。どうやらヤマトシジミのようだ。この時期にヤマトシジミに会えるとは思わなかった。静止したチョウをみると冬の装いの♂であった。裏面も見たかったが、無常にも飛んでいってしまった。

南国(沖縄以南)では、ヤマトシジミは1年中見られるチョウらしいが、この辺りでは、12月下旬にこのチョウを見ることは少ないと思う。12月24日(クリスマスイブ)のヤマトシジミの観察は、僕の最も遅いヤマトシジミ観察レコードになった。

これが、今年見ることができる最後の非越冬チョウの観察になるのかな。
でも、こんな年の瀬もせまった寒い時期にも関わらず、非越冬チョウのヤマトシジミがけなげにも生きている姿は、最普通種であってもとても愛おしくまた貴重なチョウのように思えた。
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冬のヤマトシジミ♂

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I saw a pale grass blue in the grass land around the shrine. This may be my latest record to see the Pale Grass Blue.
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, F18.0, 1/800, EV-2.7, ASA 400

(2007-December-24, Shizuoka)


神社の奥は、杉林で、部分的に竹林やカシやタブなどの暖帯樹木も混ざっている。
ゆっくりと周りの木を観察しながら歩いていくと、チラチラと2頭のムラサキシジミが飛んで目の前のチャの葉に静止して日光浴を始めた。
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日光浴するムラサキシジミ♀

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A female Japanese Oakblue basking on the leaf with the wings opened.
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Olympus E-3, Olympus 8mm FISHEYE, EC-14, Gyorome-8, F18.0, 1/800, EV-2.7, ASA 400

(2007-December-24, Shizuoka)


先週(土曜日)、ブログにアップしたGyoromeレンズのテストの結果を、早くも実践で試すときが来た。やはり、条件設定さえ間違わなければ、GyoromeはZuiko 50mm MACRO + EC-14になかなか良い相性を示すみたいだ。

ここまで寄ると、細部まで描写できるが、広角的な虫の目写真にはならない。
とりあえずGyoromeが実際に使用できそうなので安心した。
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ムラサキシジミ♀

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Gyorome image;a female Japanese Oakblue basking on the leaf with the wings opened.
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, Gyorome-8, F20.0, 1/160, EV-4.0, ASA 400

(2007-December-24, Shizuoka)


ふらふらと歩いていたら、ムラサキツバメが開翅しているのに出会った。今日は気温が高く、ぽかぽかしているが、それにしてもチョウが活発に飛んでいるとは思わなかった。
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日光浴するムラサキツバメ♂

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A male Powdered Oakblue basking on the leaf with the wings opened.
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Olympus E-3, Olympus 8mm FISHEYE, EC-14,F20.0, 1/80, EV-0.7, ASA 400

(2007-December-24, Shizuoka)


アオキの葉上にウラギンシジミを見つけた。何とか近づいて撮影できそうだったので、Gyoromeレンズで、太陽バックの写真を撮影してみた。もちろんストロボを日中シンクロさせている。面白い雰囲気の写真になったようだ。

それにしても、gyoromeで太陽をバックに撮影すると、ゴーストやフレアが多く、これとの戦いになる。大部分の写真はゴーストのためにボツになった。
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太陽とウラギンシジミ

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Gyorome image;Angled Sunbeam resting on the leaf.
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, Gyorome-8, F32.0, 1/160, EV-3.7, ASA 400, Built-in flash(+)

(2007-December-24, Shizuoka)

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芝川町からの帰り際に、南部町のムラシ・ムラツの混合越冬集団を覗いて見ることにした。3週間ぶりなので、少し心配だったが、まだしっかりと確認することができた。
本日は、ムラシ4、ムラツ1で、前回の観察よりも、ムラシの数が減ってしまった。

でも、集団が健在であることを確認できたので、一安心といったところである。
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ムラシ・ムラツ混合越冬集団

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A wintering colon of mixed Japanese Oakblue and Powdered Oakblue the leaf .
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Olympus E-3, Olympus 8mm FISHEYE, EC-14, F29.0, 1/60, EV-0.7, ASA 400, Built-in flash (+)

(2007-December-24, Yamanashi)


Gyoromeを装着して、ストロボ撮影をしてみた。
4頭のムラシに1頭のムラツからなる集団だ。ムラツは大きく、裏面の模様も複雑なので、見ればわかるね。2頭ずつ、チョウが頭を接触させている。

越冬中の個体が頭(顔?)を接触させている姿は、房総半島を訪れたときも見かけたが、何か特別な意味があるのかな?
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ムラシ・ムラツ混合越冬集団

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Gyorome image;A colony of mixed Japanese Oakblue and Powdered Oakblue
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, Gyorome-8, F32.0, 1/160, EV-3.3, ASA 400, Built-in flash(+)

(2007-December-24, Yamanashi)


大きなカエデの幹にヒメカマキリを見つけた。
虫林はもともと直翅目が好きではない。あのおなかが膨らんだ状態が、何とも生理的に受け付けないのだ。でも、被写体としては、カマキリも面白いかも。
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。。。。。。。。。。ヒメカマキリ

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。。。。。。。。。。Gyorome image;Rearhorse
。。。。。。。。。。Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, Gyorome-8, ASA 400
。。。。。。。。。。(2007-December-24, Yamanashi)

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§Epilogue§

クリスマスだというのに、ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメが飛翔していたのには驚いた。これが異常気象の影響でないことを祈るばかりだ。

甲府市内に比べると、南部町や芝川町は吹く風も温かい。これからは寒くなるにしたがって、虫林もアサギマダラのように南下していこうかな。
by tyu-rinkazan | 2007-12-24 21:32 | ▣ヤマトシジミ | Comments(22)