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Nature Diary #0321
Date: May 9th (Sunday), 2010
Place: Hakuba, Nagano Pref.
Weather: fine and sometimes cloudy



§ Diary §

ここ数年は、ギフチョウ、ヒメギフチョウの撮影に長野県白馬村を訪れています。

今年も虫友 kmkurobe 氏安曇野の蝶と自然から 「こちらでも、ギフがそろそろ出てますよ~」 という有難いお声がかかりましたので、なにはともあれ白馬村まで馳せ参じました。

今年は4月の低温や降雪の影響で、ギフチョウの発生が例年に比べてかなり(1週間間以上)遅れているようです。まあ、虫林としては、チョウの撮影はともかくとしても、虫友とお会いして色々とお話しできるのがとても楽しみです。



オオルリ; Blue-and-white Flycatcher

朝、現地に到着して、林の中の開けた場所でギフチョウが飛来するのを待ちました。

腰かけて、コンビニで調達したおにぎりをほおばりながら朝食を摂っていると、聞き覚えのあるオオルリの元気な囀りが聞こえてきました。声の方向に目をやると、朝日に輝く新緑の枝に南の国から渡ってきたばかりのオオルリをすぐに見つけることが出来ました。

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オオルリ

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A Blue-and-white Flycatcher resting on the branch
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400
(2010-May-9, Hakuba)



ギフチョウ; Luehdorfia

カタクリ群落の近くで、蝶の飛来を楽しみに待っていましたが、待てども暮らせどもギフチョウは出てきてくれせんでした。

そこで、場所を変えてみることにしました。

次に訪れたポイントは、昨年産卵シーンを撮影した場所です。しばらく林の中を散策してみると、陽だまりになって暖かい場所でやっと待望のギフチョウが飛来しました。見失わないように注視していると、嬉しいことにタチツボスミレの群落に降下しました。

タチツボスミレの群落の中で吸蜜するギフチョウを何とか撮影することができました。

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タチツボスミレで吸蜜するギフチョウ

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A Luehdorfia feeding on the flower.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400
(2010-May-9, Hakuba)



こちらは別の個体です。
タチツボスミレでの吸蜜をやや側面から撮影しました。

横から見ると、ギフチョウのオスはかなり長い毛が密生しているのがわかりますね。

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タチツボスミレで吸蜜するギフチョウ

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A Luehdorfia feeding on the flower.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400
(2010-May-9, Hakuba)



ギフチョウの飛翔速度は遅いので、望遠マクロレンズのままで飛翔写真の撮影を試みました。シャッター速度優先(1/1600)で撮影しましたが、翅が少しぶれてしまいました。

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飛翔するギフチョウ

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A flying feature of Luehdorfia.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400
(2010-May-9, Hakuba)



最後に非常に新鮮なギフチョウのオスが出現して地面で開翅してくれました。

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日光浴するするギフチョウ

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A Luehdorfia basking on the ground.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400



ヒメギフチョウ; Small Luehdorfia

ギフチョウがとても少ないので、kmkurobeさんがヒメギフチョウのポイントに案内してくれました。そこは杉林に囲まれた小さな空間で、ヒメギフはどこからともなく現れて、日向ぼっこやカタクリで吸蜜を繰り返していました。

やはり、ギフチョウやヒメギフチョウはカタクリの花での吸蜜シーンが絵になります。

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カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ

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A small Luehdorfia feeding on the flower of dogtooth violet.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400



<求愛飛翔>

吸蜜していた個体(多分メス)に、突然、オスが襲うような勢いで急降下してきて、すぐに求愛飛翔になりました。この求愛は交尾までに至らずに、見守る中、空中高く舞い上がり最後には分かれてしまいました。多分メスは交尾拒否したのでしょう。

長い間(といっても数秒)求愛飛翔をしてくれたので、その飛翔シーンを何とかカメラで撮影することができました。撮影した写真の1枚を後でみると(最初の方)、興味深いことに、飛翔中に交尾を迫っているみたいです。

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ヒメギフチョウの求愛飛翔

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Courtship behavior of Small Luehdorfia in flight.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400, Trimming (+)




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§ Afterword §

白馬村のギフチョウは例年よりも少なくて驚きました。

いつもなら三々五々にギフチョウガ現れるポイントでも、姿を見るのがやっとの状態でした。これからが本当のギフシーズンかも知れません。

今回はバンドの撮影はできませんでしたが、ギフ、ヒメギフとも撮影出来ましたので満足です。ご案内いただいたkmkurobeさんに感謝したいと思います。また、現地では何人かの撮影者の皆さんにもお会いできて、とても楽しい一日になりました。




以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2010-05-12 06:43 | Comments(16)