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Diary #515 :

季節の歩みが驚くほど速い。やっと今年も桜が開花したと喜んだのもつかの間、気がつけばいつの間にか緑が濃くなり「ミツバウツギの花咲く頃」になってしまった。まるで早送りの動画でも見ているみたいだな。この現象は年のせい?---虫林よ年とったか。Why does time go faster as we get older?

とにかく、毎日の慌ただしい生活の中で、週末くらいは鳥たちのさえずりを聞きながら、緑の薫風に包まれて、ゆっくりほっこりと野山を散歩したいものだ。お気に入りのカメラを片手にね。

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甲府市の郊外の「ぶどう棚」では、「芽かき」の作業が忙しい。

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- The Grapevine Trellis

-----Ricoh GR-D IV


ミツバウツギの白い花にはアオバセセリが好んで集まるが、これまでこのチョウのまともな撮影ができていない。というのも、アオバセセリの色彩はいかにも南国系で違和感を覚えていたからだ(失礼---反省)。でも、今回のフィールド散歩は、このアオバセセリが「本命」で「メインディッシュ」になった。

到着してみると、ミツバウツギの花はほぼ満開。
アオバセセリが一頭だけ訪花していた。

撮影したアオバセセリの目にキャッチライト catchlight が目立つ。
これは自然光ではなくて、ストロボ光を反射しているのだろう。

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-The Indian Awlking

-----Canon EOS 7D, EF300mm F4L IS USM、外部ストロボ



しばらく周囲を散歩してから、再びミツバウツギの木に戻ってみると、目の前の花でアオバセセリが吸蜜してくれた(同じ個体だと思う)。おかげでGR-Dで近接撮影することができた。

広角近接撮影には、気合が入っているときだけ一眼レフを使用するが、片手だけを伸ばして気軽に撮影する場合は、重い一眼レフは非力な僕には少し苦しい。そこで、今年は軽いマイクロフォーサーズのOM-Dを導入することにしたが、とっさの撮影にはいつもポケットに入れている小さなGR-Dに手が伸びてしまう。

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-The Indian Awlking

----- Ricoh GR-D IV



春型のサカハチチョウも目の前の花で吸蜜してくれたので、GR-Dで撮影した。
そういえば、今年はサカハチチョウを撮影するのは初めてだ。

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-The Large Map Butterfly

----- Ricoh GR-D IV



イチモンジチョウがタイヤに静止した。

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-The White Admiral

----- Ricoh GR-D IV



道路の上に沢山の「落し文」が落ちていた。

上を見ると大きなケヤキの木。どうやらケヤキの葉を巻くオトシブミの仕業らしい。ケヤキの葉で揺籃をつくるオトシブミには、カシルリオトシブミ、ルイスアシナガオトシブミなど何種かあるようだが、この場所ではルイスアシナガオトシブミしか見ていない。それにしても、落された揺籃の数が多いので驚く。

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-The Cradles on the Road

-----Canon EOS 60D, Sigma 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO



低いケヤキの木の葉上でルイスアシナガオトシブミ

ルイスアシナガオトシブミは、アシナガオトシブミよりも赤色が強くて美しい。また前脚が同じ赤色で太くなっていて、なかなかオシャレな感じのオトシブミだと思う。

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- Henicolabus (Henicolabus) lewisii

-----Canon EOS 60D, Sigma 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO



ルイスアシナガオトシブミは、オトシブミの仲間では中くらいの大きさだが、それでも体長は5-6㎜程度で小さい。そこで、虫の目レンズ(Gyorome)で、超近接拡大撮影してみることにした。。

Gyoromeの威力がはっきりとわかる。

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- Henicolabus (Henicolabus) lewisii

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ



ヨモギの葉上に体長9㎜程度のキクスイカミキリが交尾していた。
OM-DにGyoromeを装着して虫の目撮影。

とにかく、小さな昆虫をこれだけ超近接拡大しても、背景がしっかりと写り込むのは虫の目(Gyorome)レンズ以外ではありえないと思う。大きな被写体では通常のフィッシュアイが画質も良くて使いやすいが、Gyoromeは小さな昆虫で威力を発揮する特殊レンズなのだ。ただ、超近接撮影では、絞り込みすぎると画質の低下が目立つ。近接もほどほどが良さそうだ。

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-Phytoecia rufiventris

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ




ミツバウツギの花はほぼ満開で、天気も悪くなかったが、アオバセセリは1頭のみが訪花しただけだった。でも、この場所は美しいルイスアシナガオトシブミが多いので、たとえアオバセセリが少なくとも飽きることはない。実は今週はクヌギの幹でクロミドリシジミ(以下クロミ)の終齢幼虫も探した。しかし、それなりに努力したつもりだったが、クロミの幼虫は見つけることができなかった-----残念。クロミの幼虫を見くびったのが原因だな。来年はしっかりと撮影したいものだ。

これから良い季節だが、次週から2週間ほどバタバタする予定。
NDの更新ができるかわからない(そういいながら何とかこれまでは更新してきたけどね----)。



Nature Diary vol.8(28): #515
Date: May-18 (Saturday)/2013
Place: Hokuto-shi in Yamanashi


by tyu-rinkazan | 2013-05-19 21:59 | Comments(20)