人気ブログランキング |

≪梅雨明け≫
土曜日(7月6日)、気象庁は「関東甲信地方の梅雨明け」を発表。今年の梅雨明けは、平年より15日早く、去年よりも19日早い。どうやら、夏の太平洋高気圧がいつもより早く強まり、梅雨前線を北へ押し上げたためらしい。以前には梅雨明け宣言が出された後に取り消されたこともあったように記憶しているけど、今年の早い宣言は大丈夫なのかな?また、この短い梅雨による水不足の可能性は?


*********************************************************************************************************************************

Diary #524 :
梅雨明け宣言が出された翌日の日曜日。

ダンダラさん(小畔川日記)とご一緒して、ゼフィルス(ミドリシジミの仲間)の撮影に長野県の白馬村に向かった。早朝に到着した白馬村では、kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)と ネイチャーkendamarさん(ネイチャーkendamarの歳時記)とお会いし、午前中はウラクロシジミなどのゼフィルスを目的に近くのフィールドを散歩することにした。

白馬の空は朝から厚い雲で覆われ、時々雨も降ってきた----梅雨明けなのに。



ウスイロオナガシジミ 
小雨の中、道路脇の枝をたたくと、ウスイロオナガシジミがイタドリの葉に降りた。
雨に濡れた草を少し気にしながら、斜面に少し上って撮影した。

d0090322_2144286.jpg
-A Brown-banded Hairsreak resting on the leaf.

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01




ジョウザンミドリシジミ
雨脚が激しくなったので、開店前の喫茶店を開けてもらい雨宿りと休憩。
一杯のうまいコーヒーと気のおけない仲間とのチョウ談義----雨に感謝。

しばらくして、窓から外をみると、雨も小降りになったので、意を決して再びフィールドに戻って散策していたところ、kmkurobeさんから「こちらでジョウザンミドリが交尾しているよ」という連絡が入った。ゼフィルス(ミドリシジミの仲間)の交尾シーンとは何とも珍しい。虫林はこれまでアカ系ゼフの交尾シーンは撮影しているが、ミドリ系ゼフの交尾は初めてなのだ。

下の写真は、ジョウザンミドリの交尾シーンを撮影するkmkurobeさん+カメラ。

d0090322_21441945.jpg
-A mating couple of the Cognatus Green Hairstreak

-----Canon EOS 7D, EF100mm Macro



交尾する個体を見ると、裏面が黒味がのったオスと綺麗な茶色のメスとのコントラストが面白い。
顔もオスは精悍で、メスは優しい感じがします。

d0090322_21443282.jpg
d0090322_21444291.jpg
-A mating couple of the Cognatus Green Hairstreak

----- Canon EOS 69D, Sigma 10mm Fisheye, Canon EOS 7D, EF100mm Macro



周囲が少し明るくなると、ジョウザンミドリシジミの占有行動が始まった。
ここでは、背の低い下草に静止するので、撮影がとても楽だった。

d0090322_21445531.jpg
d0090322_1874515.jpg
d0090322_1895854.jpg
- The Cognatus Green Hairstreak

----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



ジョウザンミドリの♂が、目の高さより高い位置のクズの葉に開翅したので、1脚+雲台にオリンパスOMDを付けて、モニターで確認しながら開翅写真を撮影した(kmkurobeさんのシステムを参考)。僕のこの撮影システムは少し時代遅れのような気がするけど、モニターで確認しながら撮影すると、失敗は少なくて使い勝手もとても良い。

d0090322_1842886.jpg
-A male of the Cognatus Green Hairstreak resting with the wings opened
----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01


ジョウザンミドリの♂による巴卍飛翔が始まったので、広角レンズに変えて飛翔撮影。

d0090322_21454139.jpg
d0090322_21455139.jpg
-Flying features of the Cognatus Green Hairstreak

----- Canon EOS 60D, Sigama10mm Fisheye, Flash (+)




ウラキンシジミ
雨脚が激しくなったので帰宅しようと思った時に、黄色いチョウが下草に舞い降りてくれた。みると、黄色味が強くでた新鮮なウラキンシジミ♀だった。

ウラキンシジミの翅裏の地色は、雌雄差だけではなく個体変異もあるようだ。これまで、何度か本種を撮影しているが、これほど美しい裏面を持つ個体はなかったように思う。久々に気持ちの高揚を抑えながら撮影した。

d0090322_17595486.jpg
-The Golden Hairstreak

----- Canon EOS 7D, EF100mm Macro




今回は雨のために、かなり早めに切り上げて帰途につきましたが(梅雨明け宣言が嘘のよう---白馬だけ?)、雨の中とはいえ、気のおけない仲間との撮影行はやはり楽しいものでした。これから昆虫撮影のハイシーズンも1か月ほどですので、週末の一日を大事に過ごしていきたいと思います。

今回は不順な天気にも関わらず、ジョウザンミドリシジミの交尾シーン黄色味の強いウラキンシジミの♀などの僕にとって貴重な写真が撮影できたのはとてもラッキーでした。この結果は、同行した皆さんのおかげです----感謝。また、機会がありましたら、ご一緒できれば幸いです。


Nature Diary vol.8(39): #526
Date: July-08 (Sunday)/2013
Place: Hakuba-mura, Nagano






by tyu-rinkazan | 2013-07-08 22:03 | ▣ジョウザンミドリシジミ | Comments(22)