NATURE DIARY

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20180505 マレー半島の散歩道;キャメロンハイランドのアカエリトリバネアゲハ



DIARY Vol.12 (763): #07, 2018 :


<盆と正月が同時にやってきた>
この3月末で大学を離れ、生活の自由度が増した。そこで、ゴールデンウィークは海外での虫三昧の旅を目論んでみたが、いかんせん、海外の虫ポイントの知識が無い。いつも親しくさせていただいている昆虫写真家の山口 進氏に相談したところ、「ボルネオ島ダナンバレーとマレー半島のキャメロンハイランドに一緒にどうですか?」---とのこと。どうもこうもない、虫林にとって両者は憧れの地で、盆と正月がいっぺんにやってくるようなものだ。


アカエリトリバネアゲハ

公園の駐車場に車を止め、林の中の小道を少し歩いて河原に出た。
ここKuala Woを流れるバタンパダン川(Sungai Batang Padang)は、明るい川底を透過しながらゆっくりと流れ、キラキラと輝く川面に水浴びの子供たちの声がはじけていた。
その透明な流れの縁のさほど広くもない河原を見渡すと、大きな石の間の砂地に黒いアゲハの集団を見つけた。そう、アカエリトリバネアゲハの吸水集団だ。

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----アカエリトリバネアゲハの集団吸水
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(May-05-2018, Malaysia, Canon EOS 7D M-II + Sigma 15mm F2.8 Fisheye)

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----アカエリトリバネアゲハの集団吸水
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(May-05-2018, Malaysia, Canon EOS 7D M-II + Sigma 15mm F2.8 Fisheye)


近くで見るアカエリトリバネアゲハは、僕の想像を超えて大きく立派で、王者のように悠々と飛ぶときに見せる輝くような緑色の紋に胸の高鳴りを禁じ得ない。

あの有名な英国英物学者のアルフレッド・ラッセル・ウォレスをして、「おそらく世界で最も優雅なチョウである」といわしめたアゲハチョウが目の前に群れているのだ。やっと王様に謁見できたような気分でシャッターを切った。

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----アカエリトリバネアゲハ
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(May-05-2018, Malaysia, Canon EOS 7D M-II + Sigma 15mm F2.8 Fisheye)

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----アカエリトリバネアゲハの飛翔
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(May-05-2018, Malaysia, Canon EOS 7D M-II + Sigma 15mm F2.8 Fisheye)




Written by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2018-05-11 17:17 | ● Malaysia | Comments(6)

20080629 イナズマチョウの森 (マレーシア:ペナン島)

Nature Diary #0184
Place: Penang island, Malaysia
Date: June 29th (Sunday)
Weather:Fine and very humid


<ジャングルへの憧れ>
子供(小学生)の頃に通った小学校の図書室には、加藤正世著の「趣味の昆虫採集」という本があった。当時は頻繁にこの本を借りていたので、図書カードには自分の名前が並んでいた。その本には、昆虫採集や標本の作成方法とともに、蛮族の住む台湾奥地での採集旅行記があり、当時はジャングルでの冒険に胸を膨らませて何回も読み返したものだ。

そんな子供の頃の記憶は、いつしか熱帯への憧れとなった。
--------東南アジアのジャングルを歩いて見たい。

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§ Diary §

本日(日曜日)はペナン滞在の最終日。

浜辺とジャングルからなるペナン国立公園(Penang National Park)を1人で散歩することにした。国立公園入り口から今回の目的地の Pantai Keracut という浜辺までは、ジャングルの中のトレイル(小道)をたどり、片道2時間ほどかかる。

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ペナン国立公園のジャングル (2008-June-29, Penang)

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Lush green tropical jungle.
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro


ジャングルの中は薄暗くそして蒸し暑い。小道の脇にはシダの仲間が群生していた。シダ類は良くわからないが、とにかく種類が多い。このシダは葉の形がとても面白く印象的だった。

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シダの1種(2008-June-29, Penang)

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fern
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro


熱帯のジャングルを構成する木は巨大で、その下をはしる薄暗いトレイルを歩いていると、鳥の声やセミの鳴き声、さらにはサルの声などが辺りをつつむ。

木の上で音がしたので見上げると、尾の長いサルがこちらを警戒して声をあげていた。

幹の横から突然大きなトカゲが姿を現した。大きさは40cmほどもあろうか。こんなトカゲが姿を現すとはまさしくここはジャングルだ------嬉しい。しかし、図体は大きいもののあまり怖く無さそうなので不用意に近寄っていったら、身を投げるようにして草の中に落ちた。

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猿(左)とトカゲ (右) (2008-June-29, Penang)

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猿はダスキールトン Presbytis obscurus とトカゲはミズオオトカゲ Varanus salvator
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm
注:名前は蘭丸さんにご教示いただきました。有難うございます。


オオイナズマ ディルテアオオイナズマ (L. dirtea)

このトレイルはやや薄暗いが、所々で樹林の切れ間があり、そこは陽が差し込んでいる。そんな陽だまりような場所にオオイナズマがしばしば現れた。ここでは比較的多いチョウのようである。

しかし、出現したオオイナズマの多くは翅が破損し、被写体として耐えうるものは意外に少ない。きっと行動がかなり激しいのだろう。

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。。。。。。。。。。ディルテアオオイナズマ(L. dirtea)♂ (2008-June-29, Penang)

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。。。。。。。。。。 A male of Lexias pardalis feeding on the ground
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。。。。。。。。。。 Ricoh GR-D

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ディルテアオオイナズマ(L. dirtea)♂ (2008-June-29, Penang)

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A male of Lexias pardalis feeding on the ground
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


ある場所にさしかかるとオオイナズマの数がいやに多くなった。不思議に思いその辺りをみると何と道の脇にバナナの皮が落ちていて、そこに集まっているようだ。

そういえば、先ほどお行儀の悪そうなインド人のパーティとすれ違ったが、彼らが落としたに違いない。すると、まだそれほど時間がたっていないはずなのにこれほどチョウが集まっていたことになる。

fanseabさんのブログで、熱帯雨林でのトラップについては知っていたが、その威力をはからずも知ってしまった。次回に東南アジアのジャングルを訪れる時はバナナの皮を沢山もってこよう。----イナズマチョウはバナナが好きなのだからね。

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バナナの皮に集まったディルテアオオイナズマ♂♀ (2008-June-29, Penang)

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Two males and two females of Lexias pardalis feeding on the banana peel
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


オオイナズマのオスとメスは色彩が全く異なりまるで別種のようである。オオムラサキも♂♀で色彩が異なるが、これほどの違いではない-----驚いた。

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ディルテアオオイナズマ(L. dirtea)♀ (2008-June-29, Penang)

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A females of Lexias pardalis feeding on the banana peel
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


イナズマチョウの仲間
ここではイナズマチョウの仲間らしいタテハチョウをいくつか見ることができた。いずれも薄暗いジャングルの中で日が差し込んでいる陽だまりで見つけた。そんな場所がイナズマチョウたちのお気に入りのようである。

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イナズマチョウの仲間 (2008-June-29, Penang)

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Four different sorts of Lexias
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

左上から時計回りに、Euthalia monina♂(モニナイナズマ)、E. ipona♂(イポナイナズマ)、E.monia♀、Dophla everina(エベリナイナズマ)

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ジャングルを抜けると前が開けて綺麗な海岸が現れた。ここまではあまり人が訪れないようで静かなところである。しばらく休んだ後に、海岸とジャングルの接点に沿って歩いて見ることにした。

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Pantai Keracutの浜 (2008-June-29, Penang)

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Four different sorts of Lexias
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro



ハンミョウ

白砂の浜を歩いて見ると、足元から小さな甲虫が飛び立った。みるとどうやらハンミョウの仲間のようである。ハンミョウは大好きな甲虫なので、喜んで撮影した。

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ハンミョウの仲間 (2008-June-29, Penang)

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Tiger beetle
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


実はジャングルの中でもハンミョウを見つけた。こちらは写真で拡大しているがかなり小さいもので、青緑に輝く体を持っている。これを見つけたとたんに飛ばれてしまい、再度見つけるのには苦労した。

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ハンミョウの仲間 (2008-June-29, Penang)

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Tiger beetle
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


キンカメムシ

キンカメムシが飛んできたので、タオルで払い落として撮影した。よく見るとあちこちで飛んでいたので驚いた。個体数は多いようである。

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キンカメムシの一種 (2008-June-29, Penang)

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Calicoback
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


その他のチョウたち

オオゴマダラを小さくしたようなゴマダラチョウの1種がふわふわと飛んで枝に静止した。なかなか綺麗なチョウである。

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ヒメゴマダラ (2008-June-29, Penang)

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Ideopsis gaura
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


美しい青い翅を持つタテハチョウが花で吸蜜していた。名前は良くわからない。

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Terinos terpander (テルパンデールビロウドタテハ)♀(2008-June-29)

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A kind of nymphalid butterfly
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

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シマジャノメ (2008-June-29, Penang)

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Ragadia macuta umbrata
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

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Cethosia penthesllea (ペンテシレアハレギチョウ) (2008-June-29, Penang)

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A kind of nymphalid butterfly
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

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Drupadia ravindra (ラビンドラオナガシジミ) (2008-June-29, Penang)

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A kind of nymphalid butterfly
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


注:蝶の同定に関しては、fanseabさんから多大なご教示を頂きました。有難うございます。

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§Afterword§

ジャングルの中はとにかく暑く、湿度が高い。したがって、知らないうちにカメラのレンズが曇ってしまい何度かそれで失敗した。しかし、そんな場所に棲むイナズマチョウたちを見ることができたのは嬉しい。まるでジャングルの住人といえるね。

ホテルでシャワーを浴びた後、タクシーでペナン国際空港へ行き、あわてて飛行機に乗った。ホッとしたが、気圧の関係なのだろうか貧血気味で体の調子が悪くなったのだ。こんなことは初めてだったので驚いたが、やはり蒸し暑いジャングルでの散歩が関係しているのだろう。

熱帯雨林に住む昆虫達にまた会いたいものだ。

以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-03 07:35 | ● Malaysia | Comments(16)

20080628 ペナンのキシタアゲハ (マレーシア)

Nature Diary #0183
Place: Penang island, Malaysia
Date: June 28th (Saturday)
Weather:Fine and very humid


§ Diary §

週末の土曜日と日曜日のお昼まではペナンに滞在して熱帯雨林での散歩を楽しむことにした(ペナン発の飛行機は日曜の夕方)--------せっかくここまで来たのだから。
しかし、はてさて昆虫の姿を見るにはどこに行けば良いのかな?

ペナンに来る前は、準備や仕事で忙殺されていたため、ガイドブックもなく、もちろん昆虫関係の情報もない。ホテルで聞いても、バタフライファームのことしかいわない(有名らしいが、今回はパス)。結局、色々検討した結果、土曜日はペナンヒル、日曜日はナショナルパークを散歩することにした。

<ペナンヒル>
ペナンヒルは丘という名前が付いているが、標高830mのジャングル(熱帯雨林)の山で、サルなどの動物が多く、キングコブラもいるそうだ。頂上には公園があって、そこから市街を一望できる。通常はケーブルカーでいけるが、この時期(6月下旬から9月まで)は、メインテナンスのためにケーブルカーの使用は不可。そこで頂上まではジープタクシーを利用した。ここは観光地になっているので、この位不便な方が静かで良いかもしれない。

丘の上はさすがに涼しく、気持ちがよい。

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ペナンヒルから市街地を望む (2008-June-28, Penang)

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A landscape from the top of Penang Hill which is the highest summit in Penang and has the lush green tropical jungle.
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro


キシタアゲハ

ペナンヒルの頂上から CANOPY WALKWAY という2km弱の自然散策路があったのでそこをゆっくりと歩いて見ることにした。しばらくすると、大きなキシタアゲハがジャングルの上を素晴らしい速度で飛翔するのを見かけた。「憧れのトリバネアゲハの仲間」を自分の目で見ることができたのだ------嬉しい。

聞くところによると、東南アジアでは、キシタアゲハを見ること自体はそう難しいことではないそうだ。しかし、多くはジャングルの高所を高速で飛ぶので、これをカメラで撮影することは容易ではない。

それにしても、何とすごい蝶なのだろうか。その大きさといい、滑空するスピードといい、一般的なアゲハチョウのイメージからはかけ離れた風格があり、トリバネアゲハの仲間に属することがやっと納得できた。

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空を滑空するキシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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A male of Troides aeacus flying in the sky.
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm


CANOPY WALKWAY には、少数であるが民家も点在している。驚いたことにキシタアゲハは、ある民家の垣根で咲くオレンジ色の花(多分、ランタナの園芸品種)の周りを飛び回っていた。これならばかなり近づけるので、しばらく待ってなんとか撮影することに成功した。

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キシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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A male of Troides aeacus
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm

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キシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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A male of Troides aeacus
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm


<静止>
しばらく見ていると、ジェット機のように飛ぶキシタアゲハも時々枝先や葉上で静止することがわかった。オオムラサキのように占有行動でもしているのだろうか。時々他のチョウを追いかけている。丁度、運が良いことに目の高さの枝にキシタアゲハの♂が静止してくれたので、苦労せずに近接撮影まで成功した。

こうして真近にキシタアゲハをみると、心臓の高鳴りを抑えることはできない。心の中で Freeze!, Stay!, Do not move ! (なぜか英語---日本語は通じないかも?)と叫びながら、シャッターを押した。

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。。。。。。。。。。静止するキシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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。。。。。。。。。。 A male of Troides aeacus resting on the leaf
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。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Tamron 70-300mm

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枝先で静止するキシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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A male of Troides aeacus resting on the leaf
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm



<吸蜜>
人家の近くであるが、開けた斜面が南側に広がり、ジャングルを上から見下ろすことができる場所に来た。ここの斜面と道路脇に野生のランタナの花が群生し、下からの吹き上げる上昇気流が気持ちよい。こんなヒルトップ的な場所には、様々な昆虫が集まるはずなので、しばらく待ってみることにした。

案の定、斜面のランタナの花にキシタアゲハをはじめ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、シロオビアゲハなどの大型チョウ類やセセリチョウ、シジミチョウ、ジャノメチョウの仲間などが何匹も飛んできてくれた。

突然、目の前の花でキシタアゲハが吸蜜しだした。吸蜜は特徴的で、足が長いのがまず目に付く。その長い足であたかもつま先立ちするようにして花に止まり吸蜜している。結構綺麗なオスだった。

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ランタナの花で吸蜜するキシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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A male of Troides aeacus feeding on the flower of Lantana.
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm

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ランタナの花で吸蜜するキシタアゲハ♂ (2008-June-28, ペナン島)

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A male of Troides aeacus feeding on the flower of Lantana.
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm


<求愛飛翔>
背後の斜面でバサバサという音がしたので振り返ると、驚いたことにキシタのオスとメスが求愛飛翔をしているではないか。ファインダーの中で踊る2匹のキシタアゲハを見ながら、額の汗がカメラに流れ落ちるのも気にせず、久しぶりに興奮して撮影した。

これこそ「ペナンの奇跡」といっても過言でない

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求愛行動をするキシタアゲハ (2008-June-28, ペナン島)

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A pair of Troides aeacus showing “courtship flight”
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm

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求愛するキシタアゲハ (2008-June-28, ペナン島)

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A pair of Troides aeacus showing “courtship flight”
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm

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。。。。。。。。。。求愛するキシタアゲハ (2008-June-28, ペナン島)

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。。。。。。。。。。 Troides aeacus showing “courtship flight”
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。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Tamron 70-300mm

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。。。。。。。。。。求愛するキシタアゲハ (2008-June-28, ペナン島)

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。。。。。。。。。。 Troides aeacus showing “courtship flight”
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。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Tamron 70-300mm


海野和男氏の日記(2000年12月05日)によれば、オスはホバリングしながらメスに匂いをおくるそうだ。この匂いは後翅の内側にある毛の束から出すということだ。求愛のときに毛を出し入れするが、毛が出るのが一瞬なのでなかなか写真に写らないそうだ。

そこで、撮影した写真を見直してみると、オスの後翅の内側に白っぽい毛が写っていた。これが匂いを出す毛の束ということなのだろうか。そうだとすると面白い。

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。。。。。。。。。。後翅の内側の毛から匂いをだして求愛 (2008-June-28, ペナン島)

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。。。。。。。。。。 Troides aeacus showing “courtship flight”
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。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Tamron 70-300mm



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§Afterword§

ペナンヒルでキシタアゲハを撮影できたのはとても良かった。上にも書いたが、このチョウの迫力は、今まで経験したことの無いものだった(なんといってもトリバネチョウの仲間だからね)。こんなチョウを撮影できただけでも幸運だったといえよう。

それにしても、ペナンは湿度が高くて蒸し暑いことこの上ない。外に出るとすぐに汗が滝のように流れてしまう。したがって、夜は汗で濡れた服を自分で洗濯をしなければならない。メタボで汗をかき易い虫林にとっては、東南アジアでの熱帯雨林散歩はきついものがある。

ペナンヒルでは、キシタアゲハの他にもいくつかのチョウの撮影をした。その他のチョウについてはゆっくりと調べて、いつかこのブログでアップしたいと思う。

明日はペナン国立公園でジャングルの中を散歩する予定だ。

以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-06-30 21:07 | ● Malaysia | Comments(36)

20080627 ペナン島散歩 (マレーシア)

Nature Diary #0182
Place: Penang island, Malaysia
Date: June 27th (Friday)
Weather:Fine and humid


§ Diary §

<6月26日>
ペナン島(マレーシア)での国際学会のシンポジウムに参加。

水曜日(25日)は甲府駅午後2時過ぎの特急「かいじ」で成田空港に向かった。成田空港到着後、午後7時発の飛行機で深夜1時過ぎにシンガポール空港に到着(約6時間のフライト)。ペナン行きの飛行機は朝8時発なので、空港内で7時間待ち(長すぎる)、ペナン島の国際空港には朝10時に到着した。

結局、甲府駅を発ってからペナン島のホテル(Park Royal Hotel)に到着するまでに何と20時間以上を要したことになる------ペナン島は遠かった。

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Park Royal Hotel (2008-June-26, ペナン島)

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International conference held in Park Royal Hotel.
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Ricoh GR-D


1日目のセッション終了後、学会主催の晩餐会がホテルの傍のシーフードレストランで行われた(写真左)。レストランのエントランスには、魚貝類の水槽が水族館のように並んでいた(写真右)ので見ると、名前とともに価格が付いている。どうやらこの水槽は全て食材のようだ。

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晩餐会の行われたシーフードレストラン (2008-June-26, ペナン島)

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Congress Banquet in seafood restaurant
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EXS MACRO


驚いたのは、日本では天然記念物に指定されているカブトガニの水槽もあった。こちらでは食材になっているようだ。値段は一匹20RMなので一匹が約680円。そのほか、ウツボ、巨大なシャコなどもあった。

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レストランで売られていたカブトガニ (2008-June-26, ペナン島)

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helmet crab
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EXS MACRO


夕方になると、ホテルの周囲の道には観光客目当ての露店が並んだ。なんとなく怪しい店が多いが、売っているものは、衣服、アクセサリー、みやげ物などで通常の観光地と同じである。とにかく、日中は蒸し暑いので、夕方から店を開くほうが効率的なのだろう。

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露店 (2008-June-26, ペナン島)

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Street shop
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EXS MACRO

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露店 (2008-June-26, ペナン島)

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Street shop
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EXS MACRO


<6月27日>
金曜日の夕方に学会終了。1人で浜辺を散歩し、海が見えるレストランで、マレーシアカレーを食べた。チキンカレーを注文したが、ココナッツが入っているようで、辛さの中にココナッツ独特の風味があった。味はそこそこといったところか。

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海辺のレストラン (2008-June-26, ペナン島)

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Restaurant by the sea
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EXS MACRO


ホテルの前のペナンの浜辺は、砂が白く綺麗だ。ただ、浜辺の面積(奥行き)は小さく、海の水は白くにごっていて透明度は低い。沖縄で見るような浜辺の風景とは違うようだ。

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海辺の風景 (2008-June-26, ペナン島)

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A landscape of the beech
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm f2.8 EXS MACRO

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§Afterword§

この時期のペナン島は雨季(6月後半から9月)。しかし、雨は夕方に降ることが多く、日中は晴れることが多いそうだ。ただ、とにかく蒸し暑いのだ、日中の最高気温は30度を少し越えるくらいだが、湿度が高く最低気温は25度前後もある。クーラーの効いた学会場から外に出ると、メガネがたちどころに曇ってしまう。東南アジアに来たのを実感。

明日の土曜日と日曜日の午前中は、フリーなのでフィールドに出ることができる。
ホテルの傍には、昆虫写真家の海野和男氏の日記で紹介されている有名なバタフライファームがあるが、今回は時間的に余裕が無い。それに、昆虫は自然の中でみたい。

<カメラ>
今回の旅行ではペンタックス携行した。レンズはPentax 100mm macro,  Pentax 40mm, Sigma 18-59mm, Tamron 70-300mm。いずれも使い慣れたレンズたちで信頼度の高いものだ。40mmはいわゆるパンケーキレンズで、この手のレンズでは最も薄いので重宝している。

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ペンタックス40mm (2008-June-26, ペナン島)

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International conference held in Park Royal Hotel.
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Ricoh GR-D


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-06-30 21:00 | ● Malaysia | Comments(3)