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DIARY Vol.12 (746): #10, 2017 :


Visited Hakuba village, Mr. Kurobe guided me to the damp ground. We took some pictures of tiny scarlet dragonflies, Nannophya pygmaea, which are known as scarlet dwarf and consideredto be the world smallest, measuring 1.5-2.0 cm in body length. To my joy, I found another rare dragonfly, Libellula quadrimaculata..


白馬村を訪れた時に、蝶友のkurobeさんに案内していただいた湿地で、小さな赤トンボ(ハッチョウトンボ)を撮影した。このトンボは体長が1.5-2.0cmで、日本はもとより世界で最も小さいとみなされている。真夏の湿地は暑かったな----


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珍しいヨツボシトンボも見つけました
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by tyu-rinkazan | 2017-07-19 22:13 | ■トンボ | Comments(2)

DIARY Vol.10 (677): #39, 2015 :  

ハッチョウトンボは日本で一番小さなトンボ。
体長20ミリ前後で1円玉の外径ほどしかない。
近年、その数が減少し、分布は局地的。

そんなハッチョウトンボに会いに白馬村の湿地を訪れた。


ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉、 Nannophya pygmaea )

案内されたのはヌマトラノオやスゲ類が繁茂する湿地。
長靴でゆっくりと踏み込んでみたが、意外に歩きやすい。

ほどなくあちらこちらからハッチョウトンボが飛び出した。
飛翔力は弱く、飛び立ってもすぐに静止した。
そこで、魚眼レンズを用いて広角撮影してみた。

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---- ハッチョウトンボ- Nannophya pygmaea

-----(Nagano, 30/July/2015, Canon EOS 70D, EF8-12mm F4/L USM Fisheye


ハッチョウトンボは小さくとも存在感がある。

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---- ハッチョウトンボ- Nannophya pygmaea

-----(Nagano, 30/July/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro


オスとメスでは全く色彩が異なる。
オスの色合いはまさしく「真紅」で、頭部や複眼まで赤い。

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---- ハッチョウトンボ- Nannophya pygmaea

-----(Nagano, 30/July/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro


未熟なオスは色が薄い。

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---- ハッチョウトンボ- Nannophya pygmaea

-----(Nagano, 30/July/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro



マメハンミョウ

ハンミョウと名がついておりますが、これは道案内のハンミョウではない。
むしろ毒を持つことで知られるツチハンミョウに近い。
この虫の体液が皮膚につくとやけどをしたようになってしまう。

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---- マメハンミョウ-Blister beetle

-----(Nagano, 30/July/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro



アリバチ

アリのように見えるが実はハチ。
とくにムネアカオオアリに擬態しているのでムネアカアリバチだろう。
これって、ベーツ型擬態それともミュラー型擬態なのだろうか。

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---- ムネアカアリバチ-Bischoffitilla pungens

-----(Nagano, 30/July/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro



🔍虫眼鏡ノート

ハッチョウトンボの名前は昔から知っていました。いつかゆっくりと撮影してみたいと思っていましたが、おいそれと見ることができないトンボでした。このトンボは世界的に最も小さいトンボですし、オスは頭部を含めて体全体が真紅でフォトジェニックです。そんなこともあって、虫林のような虫写真屋にとっては魅力的なサブジェクトだといえますね。ハッチョウトンボは北方系のトンボだと思っていましたが、調べてみると実は東南アジアに広く分布する南方種なのですね。たしかに、その毒々しいともいえるブリリアントな赤色は南方系の趣が漂っています(勝手な思いこみ)。。

ところで、ハッチョウトンボのハッチョウとは、このトンボの発見地である「矢田鉄砲場八丁目」からきているといわれています。すなわち、「八丁目のトンボ」ということだろう。ずいぶんとローカルな名前だね。それでは1丁目で見つかっていれば「イッチョウトンボ」になったかもしれないな。


この場所は村内の小さな湿地ですが、訪れる人も無くゆっくりと撮影できるのが嬉しい。
ご案内いただいたkmkurobeさんに感謝します。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-08-02 19:48 | ■トンボ | Comments(2)

Nature Diary #0225
Date: November 30th, 2008
Place: Shibakawa-cho, Shizuoka Pref.
Weather:Fine


<<写真考>
道の脇のトチの木を何気なく下から見上げたら、透かした太陽の光が黄葉した葉の色と渾然と融和して何とも言えない色彩を演出していた。--------と書くと、いかにも綺麗に黄葉した立派な木を撮影したように思えるが、実はこの写真のトチの木は、車が往来する国道脇のショボイ木であった。

写真とは、 一瞬の場面の任意の一部だけを切り取ったもの なのだ。切り取る場所やその表現方法は撮り手の自由で、そこに美的センスが問われるわけだが、これがなんとも曲者だね。

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トチの黄葉と太陽 (11月30日、芝川町)

.
Yellow-tinged leaves of Japanese horse-chestnut
(Canon Power Shot G10, f6.3, 1/1600, EV-1.0, ASA100)


§ Diary §

ナツアカネ; Symptrum frequens

枯草で日光浴するアカトンボ。

いつもはあまり見向きもしない光景だが、この時期になるとにわかにアカトンボが愛おしく感じる。
虫林の虫に対する価値観なんて、いつも自己中心的で身勝手なものだ。

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。。。。。。。。。。ナツアカネ(11月30日、芝川町)

.
。。。。。。。。。。 A red dragonfly basking on the leaf.
。。。。。。。。。。(Olympus E-3, ZD50mm MACRO, EC-14, f2.8 1/500, ASA200)


冬なのに連結飛行するアカトンボ。

連結した2頭とも足をきっちりと折りたたんで飛んでいるのが面白い。
後ろのトンボ(メス)の翅は、翅の残像が黒っぽい線になって見えている。

前を飛ぶ赤いオスは、メスの頭部の上に尾端をただのせているだけのようにみえる。しかし、飛びまわってもこの2頭のトンボがなかなか離れないのは、メスの頭部をオスの尾端の付属器でしっかり固定しているからだろう。

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ナツアカネの連結飛翔 (11月30日、芝川町)

.
A flying feature of coupling red dragonflies
(Olympus E-3, ZD50mm MACRO, EC-14, f9.0 1/1600, ASA800, trimming)


この写真でも、後ろのトンボの翅の残像のようなものが写っている。とすると、後ろのトンボはただ引っ張られているだけではなくて、前のトンボよりも羽ばたいているのだろうか?

少なくとも、羽ばたきの速度などをある程度同調させないと2頭では飛びにくいかもしれないね、例えば二人三脚みたいに。すると、トンボによっては連結飛行の相性が悪い場合もあるだろうな。

余計なお世話かな。

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ナツアカネの連結飛翔 (11月30日、芝川町)

.
A flying feature of coupling red dragonflies
(Olympus E-3, ZD50mm MACRO, EC-14, f3.5 1/2500, EV-0.7, ASA200, trimming)



オツネントンボ; Sympecma paedisca

林の横のブッシュで数頭のオツネントンボを見つけた。

このトンボは飛んでもすぐに静止する。しかし、小さい上に枯れ草と同じ色なので、目を離すとすぐに見失ってしまうのだ。目に自信の無い虫林は少し苦手なトンボだ。

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。。。。。。。。。。オツネントンボ(11月30日、芝川町)

.
。。。。。。。。。。 A dragonfly basking on the leaf.
。。。。。。。。。。(Olympus E-3, ZD50mm MACRO, EC-14, f3.5 1/3200, ASA200)


細い枝に静止してじっとしているので、そっと近づいて広角写真を撮影した。絞りはF8までだが、コンデジは被写界深度が深いので、背景までしっかりわかるのだ。

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オツネントンボ (11月30日、芝川町)

.
A dragonfly basking on the branch.
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/200, EV-1.3, ASA80, RD2000)


オツネントンボの複眼はデメキンみたいに側方に飛び出している。複眼の縞模様はここまで拡大しないと認識するのは難しいかも知れない。

d0090322_2041237.jpg
オツネントンボ (11月30日、芝川町)

.
A dragonfly basking on the branch.
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/125, EV-0.7, ASA80, Sunpack RD2000m, Laynox DCR-250)



サシゲチビタマムシ; Trachys robusta

小さな鳥居の横に太い杉の木があった。

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タマムシの越冬する杉(11月30日、芝川町)

.
The Japanese cedar with jewel beetles passing winter
(Olympus E-3, ZD50mm MACRO, EC-1, f8.0 1/160, ASA80)


その幹に日が当っていたので樹皮を少しめくってみたら、数ミリの小さなチビタマムシの越冬集団を見つけた。タマムシというと、大きなヤマトタマムシを連想するが、米粒より小さいこのチビタマムシも立派なタマムシの仲間なのだ。

英語でタマムシは 「jewel beetle」 と呼ぶらしいが、このタマムシの色彩はかなり渋いので、焼き物のワビやサビの世界かもしれない。とにかく小さすぎてそれどこれではないか。

そこで、レイノックスのスーパーマクロレンズを装着して撮影したが、DCR-250の拡大ではこの程度。

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サシゲチビタマムシ (11月30日、芝川町)

.
Trachys robusta
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/125, EV-0.7, ASA80, Sunpack RD2000m, Laynox DCR-250)


もっと拡大できるMSN-202を用いると、やっと翅表の模様がわかる。

このタマムシは鞘羽の模様や体の形から サシゲチビタマムシ と同定した。このチビタマムシの仲間は似たような色彩のものが多いので、同定は少し自信が無い--------間違っていたら教えてください。

サシゲチビタマムシはスダジイの葉を食するみたいなので、この場所に生息していても不思議はない。

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サシゲチビタマムシ (11月30日、芝川町)

.
Trachys robusta
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/125, EV-0.7, ASA80, Sunpack RD2000m, Laynox MSN-202)


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§ Afterword §

今回はムラサキシジミ以外の昆虫たちを掲載した。

この時期はさすがに昆虫たちも少なくなり、まだ生き残っているアカトンボや成虫越冬する昆虫たちが撮影対象になることが多い。シーズン中は見向きもされない普通種が、この時期にはにわかにスターになるのである。

これから春までが長い--------。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-12-03 20:44 | ■トンボ | Comments(6)

山口県宇部市を所用で訪れた。滞在中、雨が降ったり止んだりで、部屋に引きこもってしまっている。入梅宣言をしてから、好天が続いていたが、とうとう本格的な梅雨になってしまったようだ。まあ、梅雨の時期に、雨に文句をいっても仕方が無いよね。

ウーム、このままでは山口まで来たのに、散歩が出来ないかも知れない--------と思ったら、滞在最終日の土曜日の天気予報は「曇り」------何とか回復するみたいだ。

そこで、以前から是非見たいと思っていたイトトンボ(ヒヌマイトトンボ)の棲息地に行くことにした。ちなみに、ヒヌマイトトンボは環境省レッドデータブックの絶滅危惧I類に属する、貴重なトンボなのだ。今回は、有難い事に、山口県でのヒヌマ第1発見者の原隆氏が同行していただけることになった。

ヒヌマイトトンボの棲息地は海に程近い河口の葦原にあった。幼虫も成虫も汽水域に生息するトンボで、この湿原も海から近く、汽水環境となっている。
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。。河口近くの葦原(ヒヌマイトトンボの棲息地)

。。。 The habitat of Mortonagrion hirosei located at the river mouth
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§ヒヌマイトトンボ§

中腰になって、目を皿のようにしながら探すが、虫林にはなかなか見つけることが出来なかった。しばらくして、原氏の「いましたよ!」の声で、駆けつけてみると、そこに今まで憧れてきたヒヌマイトトンボの可愛らしい姿があった。

ファインダーから見るヒヌマイトトンボは思ったよりも小さく、また前胸前面に見られる黄緑色の鮮やかな斑点は思いのほか綺麗だった。
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。。ヒヌマイトトンボ♂ Mortonagrion hirosei 

。。。 A male of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


まだ発生初期のようで、成熟した個体は少なかった。成熟した雄の翅胸前面は黒地に黄緑色の鮮やかな斑点が4個あり、非常に綺麗だ。また腹部各節には黄緑色の輪がある。
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。。ヒヌマイトトンボ♂ Mortonagrion hirosei 

。。。 A male of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


面白いのは、山口県のヒヌマイトトンボでは、♂と同系色の♀(♂に見える♀)が出現することである。このような♀は、他の地域では見られないものらしい。

♂と同系色のメスが交尾したのを見れば、♂と♂が交尾していると思うだろうね。
まあ、ヒトでは、オスに見えるメスなど近年は珍しくも無く(外見上の話だぞ)、実際に♂同士の交尾すらあるみたいだ。
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。。♂と同系色の♀:ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei

。。。 A female of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


やっとオレンジのヒヌマ♀を見ることができた。この個体は羽化して間も無い様で、綺麗な淡いオレンジ色をしている。メスは成熟するとややくすんだ緑褐色に変化する。
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。。未熟な♀:ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei

。。。A female of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


アシに静止しながら、腹部を曲げたり伸ばしたりしていた。面白い格好なので撮影してみた。
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。。ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei

。。。A female of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§アオモンイトトンボ§

アオモンイトトンボがすでに発生していた。このイトトンボはオス、メスともとても美しい姿をしている。しかし、実はヒヌマイトトンボの天敵なのである。この時期にすでにアオモンイトトンボが発生しているとなると。ヒヌマはおちおち昼寝などしていられなさそうだ。
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。。アオモンイトトンボ♂ Ishunula senegalensis

。。。A male of Ishunula senegalensis resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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。。アオモンイトトンボ♀ Ishunula senegalensis

。。。A female of Ishunula senegalensis resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


アオモンイトトンボが静止したところから突然、飛び出し、獲物を捕まえた。みるとハエの1種らしい。可愛いイトトンボであるが、現実は、鳥でいうなら猛禽類と同じ行動を示しているのだ。
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。。昆虫(ハエの仲間?)を捕獲したアオモンイトトンボ♂ Ishunula senegalensis

。。。A male of Ishunula senegalensis catching and eating the insect.
。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§ムスジイトトンボ§

目の前に鮮やかな青色のトンボが出現した。後で調べたら、ムスジイトトンボという名前だ。このトンボ美しいので、もっと撮影したかったが、すぐに見失ってしまった。
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。。ムスジイトトンボ♂

。。。 The dragonfly resting on the dried grass
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§ショウジュウトンボ§

目の前に茶色いトンボが止まった、はじめはネキトンボと思ったが、それにしては変だ。ハラビロトンボでもない。どうやらショウジョウトンボの未熟個体のようだ。ショウジョウトンボは真っ赤なイメージが強いので驚いた。
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。。。。。。。。。。ショウジュウトンボ (未熟) Chrocothemis serilia

。。。。。。。。。。。 The dragonfly resting on the dried grass
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


真っ赤な成熟個体を見つけた。
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。。。。。。。。。。ショウジュウトンボ(成熟) Chrocothemis serilia

。。。。。。。。。。。 The dragonfly resting on the dried grass
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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THE LAST NEW DRAGONFLY SPECIES FROM JAPAN?

ヒヌマイトトンボのヒヌマとは、発見された場所(宮城県茨城町中石崎宮前の涸沼)の名前で、The last new dragonfly species from Japan ? というタイトルで、1972年に記載された。全国で16都府県33カ所の生息地が確認されたものの、そのうち7ケ所は絶滅、生息地の一部消滅が9ケ所という厳しい生息状況にある(染谷, 1998)。そのような現状を受けて、国のレッドデータブックの改訂リスト(2000)でも《絶滅危惧I類》の指定を受けている。

山口県宇部市には、昨年10月にも訪れ、ヒヌマイトトンボを探してみたのだ。しかし、時期的には遅すぎたようで、この時は見ることができなかった(虫林花山の散歩道日記参照)。
今回は、やっとその希望を果たすことができて、とても嬉しい。

今回のヒヌマイトトンボの観察には、原 隆氏に大変お世話になった。原氏がいなければ多分、このトンボを見つけることが出来なかっただろうと思う。有難うございました。
by tyu-rinkazan | 2007-06-24 07:15 | ■トンボ | Comments(11)

シリーズリスト
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■ おいでませ山口1  (アオモンイトトンボなど)。。。
■ おいでませ山口2  (アオイトトンボなど)。。。。。.
■ おいでませ山口3  (オオウラギンヒョウモンなど)
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シンポジウムも無事終了し、半日時間が空いたので、早速、レンタカーをかりて、ドライブすることにした。

この季節、田園は色づき、マルコポーロのいう「黄金の国」だ。
あぜ道にはヒガンバナ(こちらでは曼珠沙華)が満開で、輝く田園を縁取っている。



◆ヒガンバナの咲く田園◆
d0090322_20204589.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =




◆ヒガンバナの咲く田園◆
d0090322_6294532.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



途中、湿地があったので、立ち寄ってみた。
すると歩き始めてほどなく、大型のイトトンボが現れた。
ウーム、目が青い----。

アオイトトンボだ。
目が青く、体が金緑色に輝き、すこぶる美しいイトトンボだ。
ファインダーを覗きながら、息を呑んだ。



◆アオイトトンボ♂  Lestes sponsa
d0090322_20212324.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =





◆アオイトトンボ未成熟固体  Lestes sponsa
d0090322_2021581.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




次にマユタテアカネの♂♀が出現した。



◆マユタテアカネ♂◆
d0090322_20222658.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆マユタテアカネ♀◆
d0090322_20224764.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆アキアカネ♂◆
d0090322_20274356.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆ハグロトンボ◆
d0090322_2025976.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




先日の台風の影響で、宇部市内の街路樹の葉がほとんど枯れている。
しかしながら、青々とした木もあるので、木の種類により、塩害に対する抵抗力に差があることがわかる。




◆塩害の宇部市内◆
d0090322_20244787.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =

by tyu-rinkazan | 2006-09-30 20:30 | ■トンボ | Comments(8)

シリーズリスト
**************************************************
■ おいでませ山口1  (アオモンイトトンボなど)。。。
■ おいでませ山口2  (アオイトトンボなど)。。。。。.
■ おいでませ山口3  (オオウラギンヒョウモンなど)
**************************************************

。。。。。日本臨床分子形態学会でのシンポジウムに参加するため、山口県宇部市にやってきた。
。。。。。実はこのシンポジウムへのお招きを喜んでお受けしたのは、ヒヌマイトトンボの存在による。

。。。。。学会を主催される山口大学医学部病理学教室のK先生が、拙ホームページをご覧になって虫林が
。。。。。昆虫に興味があることを知り、シンポジウムのメールに大学の傍で撮影されたというヒヌマイトトンボ
。。。。。の写真を添付して送ってこられたからだ。

。。。。。ウーム、ヒヌマイトトンボといえばレッドデータブックに載っている絶滅危惧種ではないか。
。。。。。見てみたい---------。

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

。。。。。学会前日の会長招宴の席上で、K先生からヒヌマイトトンボの棲息地である汽水域のアシ原の場所を
。。。。。教えていただき、早速、早朝に訪れてみた。

。。。。。学会があるので、正味2時間ほどしか時間がない。



。。◆ヒヌマイトトンボの棲息地◆
d0090322_0332392.jpg
。。=Pentax*istDS, Pentax-DA 10-17mm FISHEYE (10mm)、ASA200、 1/1000sec、 F7.1、露出補正+0.7=



。。。。。アシ原の中の小道を歩き始めてすぐに、数匹のイトトンボが出現した。
。。。。。え! ヒヌマイトトンボ?

。。。。。しかし、出現したのはヒヌマイトトンボではなく、より大型のアオモンイトトンボだった。



。。◆アオモンイトトンボ♂ Ischnuma senegalensis
d0090322_0342283.jpg
。。= Ricoh Caplio GX8 =



。。。。。その後、アオモンイトトンボは次々に現れた。

。。。。。アオモンイトトンボは、平地の草の生えた池沼、河川敷の水溜り、水田やその周囲の溝などで普通に
。。。。。見られるイトトンボだ。ヒヌマイトトンボが6-7月に出現のピークを示すの対して、アオモンイトトンボは
。。。。。8月から個体数増える。どうやら、アオモンはヒヌマイトトンボの天敵らしい。



。。◆アオモンイトトンボ♂ Ischnuma senegalensis
d0090322_0345448.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。オレンジ色のアオモンイトトンボのメスに出会った。



。。◆アオモンイトトンボ♀ Ischnuma senegalensis
d0090322_0353445.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。水辺では多数の交尾したアオモンイトトンボが観察できた。
。。。。。なかなか敏感で近くには寄れないが、水溜りの草に静止した交尾個体を撮影した。



。。
◆アオモンイトトンボの交尾 Ischnuma senegalensis
d0090322_0375024.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。このアシ原に接して水路があり、そこでもアオモンイトトンボを見ることが出来た。
。。。。。ねばった末、周囲の環境を入れた広角レンズでの撮影に成功した。



。。◆アオモンイトトンボの交尾 Ischnuma senegalensis
d0090322_0392218.jpg
。。= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =




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。。。。。アシ原を歩いていたら、チョウトンボがひらひらと飛翔していた。
。。。。。このトンボと出会うのは何年ぶりだろうか。
。。。。。懐かしさを感じるトンボである。



。。◆チョウトンボ  Rhyothemis fuliginosa
d0090322_040511.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。しばらく見ていたら、やっと草の上に静止してくれた。
。。。。。脅かさないようにゆっくりと近づきシャッターをきった。

。。。。。見れば見るほど、面白い模様のトンボだ。



。。◆チョウトンボ  Rhyothemis fuliginosa
d0090322_041035.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




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。。。。。このアシ原には、ツバメシジミが多い。
。。。。。開翅したツバメシジミの♂をみると、青色の色調や翅脈がはっきり出ているところなど、いつも見てい
。。。。。るツバメシジミとなにか違う。

。。。。。気のせいだろうか?



。。◆ツバメシジミ Short Tailed Blue
d0090322_0412861.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



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。。。。。残念ながら目的のヒヌマイトトンボは見ることが出来なかったが、時期が遅すぎるので仕方
。。。。。が無いだろう。
。。。。。いつか見てみたいものだ。

。。。。。ところで、山口県の宇部市について気になったのは、市内の街路樹などの葉がほとんど枯
。。。。。れていることだ。一体どうしたのだろう?

。。。。。どうやら、先日の台風による塩害らしい。
。。。。。ひどいものだ---------。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-30 00:59 | ■トンボ | Comments(15)