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DIARY Vol.13 (771): #02, 2019

このところ、食事の量が増え、運動量が減り、必然的に体重が増える。年末年始の「不健康シークエンス」だ。ウーム、このままでは体によくないな。そうだ「シモバシラ」を見に行こう。ここでいう「シモバシラ」とは、いわゆる冬の地面の霜柱ではなくシソ科の多年草のことだ。この植物は冬になって気温が下がると枯れた茎に氷ができるのが面白い。命名者はこの氷でシモバシラと名付けたらしいが、同名異義は紛らわしいな。

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----シモバシラの氷 (2018年12月)



シモバシラがみられる日陰に白く輝くものがあった。近づいてみると越冬するウラギンシジミだった。こんなシモバシラの氷がみられる寒い場所では越冬は無理かもしれないな。
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----ウラギンシジミ (2018年12月)



Notes
一眼ないしは一眼レフカメラで等倍以上の撮影は、三脚、補助も必要になり物々しいばかりではなく難しくもある。等倍以上の撮影では、オリンパスのTough TGは手軽だし使いやすいので重宝している。特に近年は機材をダウンサイジングしたいと思っているのでTG使用は合目的だと思う。これまでTG3を5年も使用してきたが、さすがに本体は傷が目立ち、モニターも見難くなってきた。そこで年末にTG5を購入した。今回使用してみて、LEDや広角レンズをつけたときに、TG5ではストッパーがついていて安心だった。

by tyu-rinkazan | 2019-01-02 18:45 | ■野花 | Comments(1)
DIARY Vol.12 (757): #01, 2018 :

寒波到来。寒がりでレイジーな虫林だが、今年は拙ブログ「Nature Diary」をしっかり更新したいと思っているので、お昼近くになって市内の愛宕山を散歩することにした。この時期の散歩の目的は、昆虫や植物探しよりも気分転換や健康維持のほうにシフトせざえるをえない。

木枯らしと氷
風にあおられて木の葉がたくさん舞っていた。

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----木枯らし
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS M6+EF-M 28mm Macro)


日陰では霜が降り、氷が張っていた。
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----霜と氷
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS M6+EF-M 28mm Macro)



フユノハナワラビ
細い道に沿って歩いて行くと、斜面にフユノハナワラビを見つけた。
この植物は、ワラビという名前が付いているが、食用にはならない。
冬緑性のシダの仲間で、秋に芽生えて春に枯れるというヘンテコリンなシダ。

日本大百科全書によれば、ヨーロッパでは古くから霊草とされ、魔女が月夜にこれを摘んで呪術(じゅじゅつ)に用いたり、錬金術師がこの草の力を借りて水銀を純銀に変えたりすると考えられていた。冬に青々とした葉をつけるこのシダはどこか神秘的なのかもしれないな。
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----フユノハナワラビ
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS 5D-MIII6+EF100mm Macro, M6 + EF-M 28mm Macro)



フユシャク♀
桜の幹でイチモジフユシャクのメスを見つけた。
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----フユシャク雌
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS 5D-MIII6+EF8-15mm Fisheye, M6 + EF-M 28mm Macro)



アカボシゴマダラの越冬幼虫
道端のエノキの幼木の枝にアカボシゴマダラの越冬幼虫の姿。アカボシゴマダラは数年前まで分布していなかったが、最近は常連さんだ。外来種なので、少し割り切れない気もするが、これも自然の姿なのだろう。
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----アカボシゴマダラの越冬幼虫
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS 5D-MIII6+EF100mm Macro)



Written by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2018-01-14 18:23 | ■野花 | Comments(1)
DIARY Vol.11 (737): #34, 2016 :

多忙にかまけていたらいつの間にか12月になっていました。そんな時、昆虫・植物写真家の山口進氏から「シモバシラの霜柱」のことを聞きました。シモバシラとは「地面の霜柱」のことではなくシソ科植物のことです。この草は気温が下がると根元に様々な形の氷ができて面白いらしい。シモバシラの氷の存在は以前に誰かのブログの記事で見て知っていましたが、実際のものはこれまで見たことありません。是非、奇妙な氷の花を見てみたいなと思っていました。このところの寒波で気温が氷点下まで下がったので、山口氏に連絡してみたところ、シモバシラの自生地を案内していただけることになりました。


シモバシラ(霜柱、学名:Keiskea japonica)

車を止めて渓流に沿った林道を歩いて行くと、脇の斜面に白い固まりがポツポツ点在していました。シモバシラの氷に違いありません。さっそく、近づいて観察してみると、枯れた草の根元に不定な形の白い氷が付いていました。

まるで氷の花が咲いているようです。
シモバシラの氷は様々な形をしていました。

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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm F2.8L IS USM)

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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15mm F4L USM)

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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15mm F4L USM)


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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm F2.8L IS USM)


虫眼鏡ノート

シモバシラの氷花をみることができました。氷花の様々な形には、結氷の際のどのような条件的相違あるのかよくわかりません。自然現象はいつも不思議で興味深いものですね。約一ヶ月ぶりにブログを更新しました。この間、フィールドを散歩しなかったわけではなく、仕事の方が忙しくて ブログ の記事をまとめる時間がとれなかったのでした。不定期になっても維持したいと思っています。



Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-12-18 18:48 | ■野花 | Comments(3)
DIARY Vol.10 (659): #21, 2015 :  

雑木林は若葉をまとい、すでに初夏の装い。
光、空気、風の音、匂い
全てがナチュラリストの心を揺さぶる。

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---- 初夏の雑木林-The beginning of summer

-----(Yamanashi, April/26/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm)



ギンラン

野生のエビネを探して雑木林の中を歩いてみた。
ふと見ると足元にギンランの花がひっそりと咲いていた。

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---- ギンラン-Cephalanthera erecta

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus Pen E-P5,, M.ZD12mm)



エビネ

野生のエビネランを発見。
いつかお目にかかりたいと願っていた蘭。
うまい具合にちょうど花は盛期。

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---- 野生のエビネ-Calanthe discolor

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm)

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---- 野生のエビネ-Calanthe discolor

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus OM-D E-M1, Pen E-P5, M.ZD12mm, 60mm macro)



ウラゴマダラシジミが前蛹になった

ウラゴマダラシジミの幼虫はすでに前蛹になっていた。
アリがウラゴ前蛹から離れないのが面白い。

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---- ウラゴマダラシジミの前蛹-The Blue Hairstreak

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD60mm Macro, Flash)



ハンミョウ

甲府市内にはハンミョウは少ない。
この場所は通常の色彩のもの(赤タイプ)と赤が緑になったもの(緑タイプ)がある。


下の写真の上は通常の赤タイプで、下は緑タイプ。

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---- ハンミョウの通常型と緑型-Butterbur scape

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus OM-D E-M1, 60mm Macro)

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---- ハンミョウ-Butterbur scape

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm)





コナラシギゾウムシ

コナラの葉にコナラシギゾウムシ。
以前から見てみたいと思っていた。

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---- コナラシギゾウムシ-Viola rostrata var. japonica

-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm)



ファウストハマキチョッキリ

カエデの葉上にファウストハマキチョッキリを見つけた。
濃い紅色と強い光沢。
宝石ような昆虫といえばファウストが最右翼にあげられる。

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---- ファウストハマキチョッキリ-Viola rostrata var. japonica

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD60mm Macro)



ホソミオツネントンボ

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---- ホソミオツネントンボ- Indolestes peregrinus
-----(Kofu, Yamanashi, April/26/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD60mm Macro)



🔍虫眼鏡ノート

目にまぶしい新緑の雑木林を散歩するのは楽しい。
今回は野生のエビネランを探して歩いた。
見つけるまで少し苦労したので、発見した時はとても嬉しかった。
この感激を忘れないようにしようと思う。
ヨッシーさん有難う。

Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-04-26 23:16 | ■野花 | Comments(4)
DIARY Vol.10 (649): #11, 2015 :

今週は研究仲間のN教授からのお招きで長崎市に出張しました。


駅にドラゴンが飛んでいた

長崎市内は旧正月(春節)を祝うランタンフェスティバル。
JR長崎駅の構内には大きな龍バルーンが飛んでいました。

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---- 長崎駅に飛ぶドラゴン-A Flying Dragon in Nagasaki Station

-----(Nagasaki, Feb/28/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



野母崎半島の海岸にて

土曜日の午前中は長崎市内から車で1時間ほどの野母崎半島樺島。
樺島灯台公園から細い道を下ると小さな海岸にでました。

ここは数年前の秋に訪れた時にタテハモドキやリュウキュウムラサキと出会った場所です。
今回は風が強い上に気温も低く、蝶どころか虫の気配すらまったくありませんでした。

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---- 海岸-Seashore

-----(Nagasaki, Feb/28/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



ツバキの落花

この海岸の周りにはアカガシやウラジロガシなどのカシ類、ヤブツバキ、サンゴジュ、トベラなどの常緑広葉樹が茂っていました。ヤブツバキの花期はすでに過ぎ、花が沢山落ちていました。

ツバキの落花はフォトジェニック

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---- ツバキの落花-Falling Blossoms

-----(Nagasaki, Feb/28/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)




タチツボスミレが咲いていた

林の縁でタチツボスミレの花を見つけました。

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---- タチツボスミレ-Viola grypoceras

-----(Nagasaki, Feb/28/2015, Olympus OM-D E-M1, M.ZD12mm f2.0、M.ZD40-150mm f2.8)


タチツボスミレは個体変異や地域変異が多いスミレです。

西日本から九州の海岸には「ツヤスミレ」というタチツボスミレの一型があります。このツヤスミレは通常のタチツボスミレに比べて、葉が肉厚で光沢があるのが特徴です。以前から見てみたいと思っていましたが、今回やっとそれらしいスミレを見ることができました。

ちなみに、この「葉が肉厚で光沢をもつ」という特徴はシチトウスミレ(伊豆諸島と伊豆半島の南部)テリハタチツボスミレ(本州の新潟県以北の日本海側の海岸部)にも見られるものです。つまり、ツヤスミレはタチツボスミレの海浜適応?

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---- タチツボスミレ(ツヤスミレ)-Viola grypoceras

-----(Nagasaki, Feb/28/2015, Olympus OM-D E-M1, M.ZD60mm f2.0 Macro)



オオウナギの井戸

帰りがけにオオウナギが棲む井戸に立ち寄ってみました。

今でも井戸の中にオオウナギが棲んでいるということですが、中を見ても暗くてなにも見えません。でも、すぐ後ろの小屋の中の水槽でオオウナギの姿を見ることができました。とても大きくて隠れ家に入りきらずに体の半分くらいが出てしまっているのが笑えました。

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---- オオウナギが棲む井戸-

-----(Nagasaki, Feb/28/2015, Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



Note

今回の出張も1泊2日の強行軍でしたが、講義の後の懇親会では古い友人たちやその教室員の皆さんとゆっくり語らうことができて嬉しかったな。N先生有難う。

帰りの飛行機を夕方にしたので、土曜日の午前中数時間だけでしたが何とかお気に入りの散歩道を歩くことができました。風が冷たくて、さすがに蝶の姿などは見ることができませんでした。でも。、チョウの撮影を諦めてみると見えなかったものが見えてくるから面白いですね。意識と視覚は深く関係しているのです。

酸素ではなく散歩中毒症状を治すには薬や手術ではだめで(当たり前)、実際の散歩療法が一番ですね。フィールド散歩をすると日々の疲れが体から離れ、エネルギーが湧き上がってきます-----とか何とかいいながら、周りを煙にまいていつも散歩にでています。

By 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-03-01 12:45 | ■野花 | Comments(4)
DIARY Vol.10 (648): #10, 2015 :

朝起きると曇ってはいたが雨は降っていませんでした。この「雨水(二十四節気)」の時期にこんな天気だと蝶との出会いはノーチャンスです。そこで、今回は「早春に咲く”セツブンソウの花”」の様子を見に行くことにしました。セツブンソウの自生地は里山の民家の裏斜面にあります。以前はその民家に住むお婆さんが守っていましたが、今は娘さんが後を継いでいます。


セツブンソウが咲いていた

自生地に到着してみると、周囲にまだ雪が残っていました。
この状態では今年の開花は遅れているのかなと心配。
でも、さらに歩を進めてみると斜面に沢山の白い花を見ることができました。
すでにセツブンソウは花を付けていたのでした。
ちなみに、訪れた人の話では、先週はまだ花を付けていなかったとのことでした。

春まだ浅いこの時期に群れて咲くセツブンソウは何度見ても感激してしまいます。

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---- セツブンソウの群落-A community of Shibateranthis pinnatifida

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0, M.ZD40-150mm f2.8)



セツブンソウは意外に気難しくてその自生地はとても限られています。
ここは石灰岩質の土壌で、その上には落ち葉がたっぷりと積もっています。
つまり、この場所は土質と栄養のバランスが良いのかもしれません。

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---- セツブンソウ- Shibateranthis pinnatifida

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD12mm f2.0、M.ZD40-150mm f2.8)



セツブンソウは白い花ですが、実は黄色い花(?)なのです。

実は花びらに見える部分はガク片で、花芯周辺の小さな黄色の部分が花弁です。
花びらが退化して蜜槽(蜜腺)となっているのです。

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---- セツブンソウ- Shibateranthis pinnatifida

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



ミスジチョウの幼虫

以前に見つけた「カエデの枯葉で越冬するミスジチョウの幼虫」は、セツブンソウの自生地の近くでした。そこで、帰りがけにミスジチョウの越冬幼虫も見に行きました。前回は3頭の幼虫を見つけましたが、1頭は枝ごと消えていて観察できたのは2頭のみでした。多分、雪で折れてしまったのかもしれません。

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---- ミスジチョウの越冬幼虫- A Catterpillar of the Sailer

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



Note

虫林の撮影対象は主に昆虫ですが、今回はセツブンソウを撮影してみました。
今年は昆虫とともに花の写真もアップしていく予定です。
来週末は長崎に出張ですが、何とかフィールド散歩してみたいなと思います。

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By 虫林花山



by tyu-rinkazan | 2015-02-22 23:33 | ■野花 | Comments(4)
DIARY 9 (55): #616 :


秋も深まり稲田は黄色く輝く。
収穫の季節

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----- 収穫の季節 Harvest Season

--------長野県 9月14日 (Canon EOS 6D, EF24-70mm f4, IS USM)



里山の民家の庭先のマリーゴールドにはキアゲハが熱心に吸蜜。
近寄ると飛び去るが、すぐにまた吸蜜にやってきた。

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----- キアゲハ The Common Yellow Swallowtail

--------長野県 9月14日 (Canon EOS 70D, EF8-15mm f4, USM + Speedlite 430EX)



雑木林にはキノコが多い。
一応、写真に撮ったキノコは図鑑で調べることにしている。
名前がわからないことも多いけどね。

このキノコはヌメリスギタケモドキだと思う。
煮つけや汁物にすると美味しいらしいが食べたことはない。

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----- ヌメリスギタケモドキ Pholiota aurivella

--------長野県 9月14日 (Canon EOS 6D, EF100mm f2.8, IS USM)



林の中では 毒キノコ キホウキタケ
ホウキタケの仲間は紛らわしいから怖い。

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----- キホウキタケ Ramaria flava

--------長野県 9月14日 (Canon EOS 70D, EF8-15mm f4, USM)



朽ちた切り株には美味しそうなキノコが群生していた。

当初、形や色から判断して毒キノコのニガクリタケかなとおもいましたが、キノコにも詳しい諏訪のHさんから、このキノコは ナラタケではないかとのご指摘をいただきました。よく言われることですが、キノコの同定は難しいですね。ご指摘、感謝です。なるほどナラタケなら美味なキノコだね。

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----- ニガクリタケ ナラタケ Hypholoma fasciculare

--------長野県 9月14日 (Canon EOS 6D, EF100mm f2.8, IS USM)



野生のキノコを売っているお店で キノコ汁を食べた。
僕は野生のキノコは採らないが食べるのは嫌いではない。

醤油だけの素朴な味付けだが、ダシが効いていて美味だった。

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----- キノコ汁 Mushroom Soup

--------長野県 9月14日 (Canon EOS 70D, EF8-15mm f4, USM)


by tyu-rinkazan | 2014-09-17 05:34 | ■野花 | Comments(6)
DIARY 9 (53): #615 :

写友のヨッシーさん(山梨百名山から見る風景)から トラキチラン(虎吉蘭)を撮影したという連絡を受けた。トラキチランといえば、明治35年神山虎吉により最初に発見されたランで、その後50年間も再発見されなかったという「幻のラン」だ。現在でも稀で、環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類にその名前をみる。時期的に遅めだと思ったが、ヨッシーさんが撮影したという場所を訪れてみることにした。


そこは亜高山帯の深い樹林の中で、苔むした地面にトラキチランがひっそりと咲いていた。
英名 Eurasian ghost orchid(ユーラシア幽霊蘭)と呼ばれるだけあって怪しい雰囲気が漂う。

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----- 樹林内に咲くトラキチラン Epipogium aphyllum

--------八ヶ岳 9月7日 (Canon EOS 70D, EF8-15mm f4, USM + Speedlite 430EX, EF100mm f2.8, IS USM + Macro Ring light MR 14EX )

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----- 群落を形成するトラキチラン Epipogium aphyllum

--------八ヶ岳 9月7日 (Canon EOS 6D, EF100mm f2.8, IS USM + Speedlite 430EX)


さらに怪しいことに、このランは普通のランと異なり、花が上下さかさまに付いている。
つまり、通常は下になる唇弁 (紅紫色の斑紋がある部分)が上部になる。
株により唇弁の赤紋の色や数に個体差があるようだった。

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----- トラキチラン Epipogium aphyllum の花

--------八ヶ岳 9月7日 (Canon EOS 6D, EF100mm f2.8, IS USM + Macro Ring light MR 14EX)



トラキチランを見つけた森には大きくて背が高いキノコも発見。

このキノコはハラタケ科の仲間で、 カラカサタケ Macrolepiota proceraというらしい。
おなじみの「マッシュルーム」と同じ仲間なので、食べると中々美味とのことだ。
大きさを表現するために、キノコの下にカメラ(Canon 70D)を置いて撮影してみた。

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----- カラカサタケ Macrolepiota procera

--------八ヶ岳 9月7日 (Canon EOS 6D, EF100mm f2.8, IS USM + Macro Ring light MR 14EX)


トラキチランの情報をいただいた写友のY氏に感謝。


by tyu-rinkazan | 2014-09-09 12:15 | ■野花 | Comments(10)
Nature Diary #0246
Date: April 4th (Saturday), 2009
Place: Asagiri Highland, Shizuoka Pref.
Weather:cloudy and rain



§ Diary §

本日(土曜日)はギフチョウに会うために、いそいそと県南部のポイント(富士川流域)を訪れた。しかし、天気は朝から曇りがちで昼近くになって少し日が差したものの気温が上がらない。

どうやら僕は選択を誤ったようだ----------ウーム、これではいくら待ってもギフチョウは飛ばない。not my day。



春景; Spring Landscape

あちらこちらの山では、桜や桃などの花々が山肌を飾るように咲き誇っている。
一年中で最も美しい----桜花爛漫

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桜花爛漫(4月4日、笛吹市)

Cherry blossoms in full bloom
(Olympus E-3, ZD16-60mm)



キスミレ; Viola orientalis

キスミレの自生地に到着して間もなく危惧していた雨が降り出してしまった。まあ、雨が降っても花の撮影は可能なので(むしろ良い場合もある)、傘をさして林の中をゆっくりと探索して見た。春雨の中の散歩も風情があって良いものだ。

どういうわけは当初はなかなか見つけることが出来なかったが、しばらくすると枯葉の堆積した林床にポツポツと黄色い花の小さなスミレが可憐な姿を見せてくれた。

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キスミレ (4月4日、富士宮市)

Viola orientalis
(Olympus E-510, ZD8mm + EC-14)


群生することなく孤立性に咲くキスミレの花はどこか頼り無げで、どこか愛らしくて、どこか楚々としていて愛おしく感じる。

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キスミレ (4月4日、富士宮市)

Viola orientalis
(Olympus E-510, ZD8mm + EC-14)


キスミレは現在ではその数が著しく減少し、多くの県で絶滅危惧種の指定を受けている。幸いなことに富士山周辺では局所的ではあるがまだ見ることができるのが嬉しい。

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キスミレ (4月4日、富士宮市)

Viola orientalis
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO)

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キスミレ (4月4日、富士宮市)

Viola orientalis
(Olympus E-3, 150mm MACRO)



フモトスミレ; Viola sieboldii

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フモトスミレ (4月4日、富士宮市)

Viola sieboldii
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO)



ナガバノスミレサイシン; Viola bissetii

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ナガバノスミレサイシン (4月4日、富士宮市)

Viola bissetii
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO)



ミヤマセセリ; Spring flat

日曜日は所用があって遠出はできず、用が終わった午後3時過ぎから再びミヤマセセリの小径を散歩した。目的はミヤマセセリのメスの翅裏撮影である(オスは先週に撮影成功)。

そろそろ日が傾く時間帯だというのに多くのミヤマセセリが姿を見せてくれた。

メスが飛び出したので、その後を追っていると、突然、オスが飛んできてメスに求愛を迫ってきた。2頭はしばらく同じ石の上に静止していたが、メスにその気がないことを悟ったオスは諦めたように飛び去っていった。

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ミヤマセセリの求愛行動 (4月5日、甲府市)

A courtship behavior of Spring Flats
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO)


ススキの枯葉に静止したメスのミヤマセセリを逆光で裏側から撮影してみた。

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ミヤマセセリ♀の翅裏 (4月5日、甲府市)

A female of Spring Flat resting on the dry leaf.
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO)


翅裏撮影はメスの方がオスより難易度が高いようだ。

何頭ものメスを追ってみたがなかなか翅裏撮影はできなかった。とにかく、メスは地面に静止してもすぐに翅を開いてしまい閉じることがないのだ。

諦めかけていた時、少し離れた前方に静止したメスを見ると、何と翅を閉じていた。すわ、千載一遇のチャンス到来とばかりに慌てて数枚を撮影した。さらなる近接撮影はできなかったが、一応、メスの裏面を撮影できた。

しかし、まだまだ満足できるレベルではない。この写真はトリミングして掲載している。


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ミヤマセセリ♀の翅裏 (4月5日、甲府市)

A female of Spring Flat resting on the dry leaf with the wings closed
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO、トリミング)

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§ Afterword §

今年はまだギフチョウに会っていない。

ギフチョウの撮影のために勇躍県南部のポイントを訪れたが、はっきりしない天気と低気温のためだろうかその姿を見ることができなかった。残念であるが、虫屋は「泣く子と天気には勝てない」のだ。そういえば、昨年はこの場所に来る途中で、車の底を打ってしまい、レッカー車で運ばれたことを思い出す。その後に購入した車はダートに強いので安心だ。

キスミレは数が年々減っているように思える。この場所でも以前に多くの株を見ることができた斜面では絶滅してしまったようだ。少し心配である。

この時期はフィールドを歩けるだけでワクワクする。



以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-04-05 22:20 | ■野花 | Comments(16)
Nature Diary #0169

Place: Hokuto-shi, Yamanashi Pref.
Date: May 11th (Sunday)
Weather:cloudy after rain



§ Diary §

日曜日は朝から雨。さすがの虫林もこの雨ではフィールドに出る気になれなかった。しかし、午後から雨もあがり、薄日さえもさしてきた。ウーム、それではいつもの散歩道を歩いてみよう。

ダイミョウセセリ
雨は上がったものの気温は低く、蝶はほとんど飛ばない。しかし、ダイミョウセセリ、コミスジ、ヤマトシジミは少数ながら見ることができた。春型のダイミョウセセリは地色が黒くとても綺麗だが、行動が蛾に似ているのがちょっとね------。

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ダイミョウセセリ (2008-May-11, 北杜市)

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A China flat resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


キンラン
いつもあまり入らない雑木林の小道でキンランを見つけた。驚いたことにこの小道には30株以上のキンランを見つけることができた。まさしく、「キンランの小道」だ。ギンランの方は毎年見るのだが、キンランに出会うのは櫛形山で出会って以来だろう。この花は開花するとすぐに散ってしまう。

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。。。。。。。。。。。。キンラン (2008-May-11, 北杜市)

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。。。。。。。。。。。。 Cephalanthera falcata
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。。。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, SIGMA 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200


クロホシタマムシ
森を横切る明るい小道を歩いていくとコナラの葉を後食するクロホシタマムシを見つけた。このタマムシは大きさ7-8mmくらいで、翅、前胸背、頭が全て金緑色に輝きとても美しい。

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クロホシタマムシ(2008-May-11, 北杜市)

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A buprestid, Ovalisia virgata, resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm F2.8 FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200


クロホシタマムシは以前から虫の目レンズで撮影たい昆虫の一つであった。しかし、タマムシの仲間はかなり敏感で、見つけてもすぐに飛ばれてしまい撮影できなかったのだ。

今回はやっと、虫の目写真を撮影させてもらえた。

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虫の目像:クロホシタマムシ(2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye image showing a detail of body surface with brilliant golden-green color of Ovalisia virgata
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash


アシナガオトシブミ
ナラの葉の上にアシナガオトシブミが静止していた。とても鮮やかな赤で綺麗だ。
ご存知のように、緑色と赤色は補色の関係にあり、赤が最も目立つのが緑色になるはずである。鳥などに見つからないように保護色をする虫もいれば、この虫のように補色の色を持つ虫もいるのが面白い。

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アシナガオトシブミ (2008-May-11, 北杜市)

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A elephant beetle, Phialodes rufipennis resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200, Built-in Flash


このオトシブミは、顔(頭)が非常に長い。このような場合、目は触角の付着部付近にあるのが普通だと思う-----と勝手に思い込んでいた。しかし、虫の目写真を撮影して見ると、どうやら目は触角付着部よりかなり体側にあるみたいだ。どうもバランスが悪いような気がする。

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虫の目像:アシナガオトシブミ (2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye image: A elephant beetle, Phialodes rufipennis
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash

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飛翔:アシナガオトシブミ (2008-May-11, 北杜市)

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A elephant beetle, Phialodes rufipennis
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OLYMPUS E-3, ZD8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200


イチモンジカメノコハムシ
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イチモンジカメノコハムシ (2008-May-11, 北杜市)

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A leaf beetle, Thlaspida biramosa, mating on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200

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虫の目像:イチモンジカメノコハムシ(2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye view: Thlaspida biramosa
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash


マダラアシゾウムシ
体のいたるところに凹凸が目立つマダラアシゾウムシを見つけた。葉上に静止していたので、不用意に近づいたら、ポロッと落ちてしまった。慌てて探すと、得意の「擬死」をしている。そこで、虫の目レンズでゆっくりと撮影した。

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草上のマダラアシゾウムシ(2008-May-11, 北杜市)

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A elephant beetle, Ectatorrhinus adamsi, resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200

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虫の目像:擬死するマダラアシゾウムシ (2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye image: Death feigning of a elephant beetle, Ectatorrhinus adamsi
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OLYMPUS E-3, ZD50mm Macro + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash

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§Afterword§
今週は時期的に八ヶ岳のヒメギフの撮影に適していたが、天候が不良では仕方がない。
虫林も「泣く子と天気には勝てない」のだ。

来週は色々忙しいそうだが、是非ともこの初夏の自然を楽しみたいものである。
by tyu-rinkazan | 2008-05-11 18:54 | ■野花 | Comments(22)

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