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DIARY #561 :

冬至の候。

師走に入ってからたまっている仕事をハフハフとこなしている-----レイジーな虫林にこれまでのツケが回ってきたといえよう。米国のハーバード大学の図書館にあるといわれている20箇条の中に、「Stop walking today and you'll have to run tomorrow.(今日歩くことを止めれば、明日は走らなければならない)」という言葉がある。ウーム、今になって走らざるをえない虫林には耳が痛いな。

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3連休だが、土曜日は学術集会に出席のために東京の本郷に出張。
日曜日はのんびり起床して、朝食後に近場をフィールド散歩した。


サザンカの花で吸蜜するムラサキシジミ



照葉樹(シラカシ、アカガシなど)が多い雑木林を歩いていると、目の前に突然ムラサキシジミが出現した。本日は気温が上がったので、越冬から目覚めて活動しているようだ。自然界の多くの動植物は、寒い冬の間は休止して春に備える。虫林も冬には冬眠とまではいわないまでも、活動を休止したいものである----ダメか。


今回、アダプターを介してZD50-200mmレンズをE-M1に装着して使用した。E-M1でもフォーカス速度はE-5につけた時と同じくらい速く、シャッターのリスポンスも悪くない。とにかくZD50-200mmは図体が大きくて重いが、撮影ストレスは感じなかった。

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------ The Japanese Oakblue

----------- Olympus OM-D E-M1, MZD50-200mm



サザンカの花を見てみると、茶色いチョウの影。
ムラサキシジミがサザンカで吸蜜していたのだ。

他のブログでサザンカの赤い花とムラサキシジミのコラボ写真を拝見し、いつか虫林も撮影してみたいと思っていた。何といってもこの時期に赤い花との組み合わせは艶やかで良い。でも、サザンカの花にススキが入ってしまったのが残念。

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------ The Japanese Oakblue

----------- Olympus OM-D E-M1, MZD50-200mm




思わぬ場所でアイノミドリシジミの越冬卵を発見



道端の伐採されたナラの木の枝を見たらアイノミドリの越冬卵発見。

ここはクロミドリのポイントの近くで、クヌギとコナラの混生林。
さらにこの場所でこれまでアイノミドリを見たことがない-----意外。

オリンパス・タフ・TG-2のスーパーマクロで撮影した。
拡大してみるとアイノミドリの越冬卵はユニークでとても美しい。
蝶の美卵コンテストがあればトップスリーに入るだろうか。

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------ An overwintering egg of the Brilliant Hairstreak

----------- Olympus tough TG-2 (super macro)




桜の幹のクロスジフユエダシャク♀

午後になって桜の幹を見ると、クロスジフユエダシャクの♀を発見した。
久しぶりにTG-2にGyorome 8を装着して撮影してみた。

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------ Pachyerannis obliquaria

------------Olympus TG-2 tough + Gyorome 8



メスは翅が小さく退縮(萎縮)していて飛ぶことができない。
口吻は一応あるが飲まず食わずのはずだ。

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------ Pachyerannis obliquaria

------------Olympus E-M1 + MZD60mm Macro




キイロテントウ


カシの葉で越冬しているキイロテントウムシを見つけた。
葉の茶色い部分に静止しているのが興味深い。

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------ Illeis koebelei

------------ Olympus TG-2 tough




POSTSCRIPT :



いつの間にか冬至になり、日中が最も短くなってしまった。
これからますます寒くなり、一年中で一番厳しい季節に突入する。
でも、冬には冬の自然との触れ合いがあるので楽しみでもある。

下の写真は土曜日に東京に向かう電車の窓から撮影。
雪化粧という言葉の意味がわかる風景だね。

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Winter Colour




Nature Diary vol.8 (69): #561, 2013
Date: December-22 (Sunday)
Place: Kofu in Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-12-23 17:12 | ▣ムラサキシジミ | Comments(8)

DIARY #555 :

海外も含めて出張旅行が多い。そんな時に携行するカメラは、「できるだけ小さくて、できるだけ軽いもの」がやはり有り難い。最近発売された オリンパスOM-D E-M1 (以下、E-M1) は、防塵・防滴仕様で頑丈、高性能なのに小さくて軽いらしい。さらに、一眼レフ用のフォーサーズレンズもアダプターを介して普通に使用できるというのだからとても魅力的だ。そこで、使用していない古いレンズなどを売却処分して E-M1 本体を購入した。触った感触は E-M5 の方がメカニカルな感じで好みだが、E-M1 はグリップが大きくて使いやすそうだ。「豚に真珠」ならぬ「虫林にE-M1」-----といわれないようにしないとね。

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土曜日は出張先の大阪から遅くに帰宅。

日曜日はゆっくりと起床して、お昼近くから近くの丘や公園を散歩した。
下の写真は、午後の日差しを受けた柿の実と傘雲をかぶった富士山。

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---- Japanese Persimmon in the background of Mt. Fuji

------ Olympus OM-D E-M1, MZD14-42mm + WCON-P01, Flash (+)




青く輝く ムラサキシジミ

丘の中腹の樫の木が多い公園。

クズの葉の上にムラサキシジミの姿を見つけた。
落ち着きなく飛び回っているので、しばらく観察していると葉の上で開翅。
オスの青も良いが、♀のライトブルーは絶品。

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----Japanese Oakblue (Female)

----- Olympus OM-D E-M1, MZD14-42mm + WCON-P01, ZD50-200mm, MZD60mm Macro



半開翅するウラギンシジミ

翅裏を点滅させながらウラギンシジミが数頭飛来。
まるで越冬前の太陽の光を楽しんでいるようだ。

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----Angled Sunbeam (upper: male, lower: female)

------ Olympus OM-D E-M1, MZD14-42mm + WCON-P01, ZD50-200mm



紅葉の ヤマトシジミ

赤変した葉の枝にヤマトシジミが静止。
慌てて近づいて、数回シャッターを切った。
MZD60mmは相変わらずシャープだ。

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----A male of the Pale Grass Blue resting on the red-colored leaf.

----- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



逆光のモンキチョウ

エノコログサ(ねこじゃらし、欧米ではFoxtailというらしい)主体の小さな草地。

枯れた花穂の上に静止したモンキチョウを発見。
前方から陽がさしてエノコログサの枯れ穂が輝いた。

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---- A Pale Clouded Yellow resting on the foxtail grass against the light

------ Olympus OM-D E-M1, ZD50-200mm, MZD60mm Macro




キタテハ

エノコログサの枯れ穂ではキタテハの姿も発見。
翅の辺縁の切れ込みが強いキタテハはユニーク。

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----A Comma on the foxtail grass

----- Olympus OM-D E-M1, MZD14-42mm + WCON-P01, MZD60mm Macro



POSTSCRIPT :


東北楽天日本一おめでとう!
素晴らしい日本シリーズでしたね。


d0090322_153232.jpg<オリンパスE-M1使用感:デジタルテレコンについて
実は初期設定を間違えて 2倍のデジタルテレコン(DT)を入れたままで撮影したことに後で気づいた。DTは、理論的に中央部をトリミングしたことになるのだが、ファインダーで被写体が2倍に拡大されるので、昆虫撮影にはとても便利な機能といえる(EVFファインダーの利点)。DTを用いると、レンズのF値はそのままで、60㎜マクロは120mm(実質240mmの望遠マクロ)、200mmは400mm(実質800mmの超望遠)の画角で撮影、記録することができる。またDT機能をボタンに割り付けて、オンとオフをワンプッシュで切り替えることができるのも実用的。
 現在、カメラメーカー各社から優秀な製品が発売されていて、いわば百花繚乱状態。僕にとって良いカメラとは、カタログデータや機能ではなくて「 撮る勇気を与えてくれるカメラ」なのだ。E-M1が良い相棒になってくれることを期待している。







Nature Diary vol.8 (63): #555
Date: November-03 (Sunday) /2013
Place: Kofu in Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-11-04 15:15 | ▣ムラサキシジミ | Comments(10)

Nature Diary #0229
Date: December 21st (Sunday), 2008
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Fine



§ Diary §

撮影日記」のダンダラさんから市内のムラサキシジミのポイントを再訪するとの連絡を受けた。

これは 〔渡りに船〕 ならぬ 〔ムラシにダンダラさん〕 と喜んで同行したのは言うまでもない。というのも、冬期に甲府市内でムラシを観察するのは意外に難しいからだ。虫林はムラシポイントを市内には知らない。

案内していただいた場所は、丘の南斜面のブドウ棚に隣接する日当たりの良い雑木林だった。そこには、ムラシの食樹のシラカシやアラカシなどの照葉樹が比較的豊富に自生していた。

林に向かう道からは、本日の温かさのためか少しモヤに霞む甲府市街と御坂の山々が一望できた

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。。。。。。。。。。ムラシポイントから甲府市を望む (12月21日、甲府市)

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。。。。。。。。。。A landscape from habitat of Japanese Oak Blue
。。。。。。。。。。(Canon Power Shot G10, ASA100)



ムラサキシジミ; Japanese Oakblue

ムラシはそう簡単に姿を現してくれなかった。

本命ポイントを含めて数か所のポイントを二人で探したが、結果は-----ボウズ (林の中で飛び去る1個体は発見したけどね)。とうとう昼近くなって、そろそろ諦めて帰ろうとした時に、最後にもう一度だけ本命ポイントに戻ってみようとダンダラさんが提案した。

まさしく、結果的にこれがズバリ正解で、ポイントに到着して間もなく、目の前のシラカシの高さ1.5mほどの葉上で、翅をひろげて日光浴をするムラシ♂をあっけなく見つけることができた。

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シラカシの葉上で日光浴をするムラサキシジミ♂ (12月21日、甲府市)

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A male of Japanese Oak Blue basking on the oak leaf with the wings opened
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO, f7.1, 1/320, EV-1.0, ASA200)


このムラシの♂は、冬の弱い日差しを楽しむかのように、シラカシの周囲を飛び回り、葉上で日光浴を繰り返した。眩しさに目を細めながらチョウの姿を見守っていると、突然、旋回しながら地上の枯れ葉上に舞い降りて翅をひろげた。

この角度からは翅の輝きがイマイチであるが、回り込むような余裕がなかったので、とにかく撮影した。濃紺地にうっすらと青みを帯びた色合いもなかなか渋くて良いと思う。

ムラシの翅の輝きは、見る方向や角度によって著しく異なるのだ(まるで別のチョウになる)。

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枯葉の上で日光浴をするムラサキシジミ♂ (12月21日、甲府市)

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A male of Japanese Oak Blue basking on the dry leaf with the wings opened
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO, f10.0, 1/400, EV-0.7, ASA200)


いったん飛び去ったムラシが再び地上に舞い降りたので、輝きが強い角度に回り込んで撮影した。

ムラシ♂の青い輝きは、同属のムラサキツバメのそれよりも強くそして鮮やかで美しい。多分、日本のシジミチョウでもその美しさはトップクラスだろうと思う。

ゼフの緑が宝石のエメラルドならば、ムラシの青はサファイアだ。

オリンパスのデジ一眼は、昔から青色の発色には定評がある。写真雑誌などをみると「オリンパスブルー」という名で紹介されているようだ。

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枯葉の上で日光浴をするムラサキシジミ♂ (12月21日、甲府市)

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A male of Japanese Oak Blue basking on the dry leaf with the wings opened
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO, f3.2, 1/3200, EV-0.7, ASA200)

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。。。。。。。。。。枯葉の上で日光浴をするムラサキシジミ♂ (12月21日、甲府市)

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。。。。。。。。。。 A male of Japanese Oak Blue basking on the dry leaf.
。。。。。。。。。。(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO, f3.2 1/4000, ASA200)


ムラシのオスはネグラを探すような行動をしたかと思うと、何を思ったのか突然飛び去り、しばらく待ったがその後姿を現さなかった。しかし、別のシラカシに別ムラシが飛来したことをダンダラさんが教えてくれた。

この個体はメスのようだが、葉上で翅を閉じたまましばらく動かなかった。少し遠いが150mm(実質300mm)のレンズでは何とか撮影できた。

後翅の模様は特徴的で、後翅裏面に比較的明瞭な白い帯が出現していた。

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後翅に白い帯が目立つムラサキシジミ♀ (12月21日、甲府市)

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A female of Japanese Oak Blue basking on the oak leaf with the wings opened
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO, f3.2, 1/3200, EV-3.0, ASA200)

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シラカシの葉上で日光浴をするムラサキシジミ♀ (12月21日、甲府市)

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A female of Japanese Oak Blue basking on the oak leaf with the wings opened
(Olympus E-3, Sigma 150mm MACRO, f3.2, 1/3200, EV-3.0, ASA200)



ウラギンシジミ; Angled Sunbeam

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シラカシの葉裏で越冬するウラギンシジミ (12月21日、甲府市)

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An Angled Sunbeam winter-passing on the back of oak leaf
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/60, EV-0.7, ASA100)

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§ Afterword §

冬期のムラシは車で約2時間もかかる県南部の南部町で撮影していたが、今回は自宅から車で20分ほどの至近距離でムラシを観察できることがわかった。これは大変有難い。

ムラシポイントからほど近いクヌギ林には、オオミドリシジミの越冬卵も多く発見できたので、来年はオオミドリシジミやクロミドリシジミの観察も可能であろう。

ダンダラさん、ありがとうございました。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-12-23 19:00 | ▣ムラサキシジミ | Comments(14)

Nature Diary #0224
Date: November 30th, 2008
Place: Shibakawa-cho, Shizuoka Pref.
Weather:Fine


朝食後にお茶を飲みながらどこに行こうか考える。もっと前に行き先を決めておけば良いのだが、レイジーな性格の虫林はその日の朝に決めることが多いのだ。

そういえば、我が家では色々なお茶を飲むが、最近は「高山茶」が評判良い。このお茶は、たしか数年前に上海を訪れた際のお土産として購入したもので、今まで封を開けていなかったのだ。数年前ということで、賞味期限が少し気になるが、この葉に湯を注ぐと、とても香りが高く、気分が落ち着く。

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§ Diary §

外をみるとすばらしい天気で、空には雲ひとつない。

まさしく、今日のこの天気はムラサキシジミ(ムラシ)日和かもしれない-------常に自分に都合良く考える。とにかく、今年は今までムラシの姿を見ていないので、是非とも見たいと思う。

そこで、本日は静岡県の芝川町まで(短い)足を延ばすことにした。

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。。。。。。。。。。芝川町からの富士山 (11月30日、芝川町)

。。。。。。。。。。Mt. Fuji
。。。。。。。。。。(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/350, EV-0.3, ASA80)


芝川町の国道沿いを走っていたら、小さな暖帯林があった。早速、車を止め、歩いてその内部に入ってみると、奥には小さな神社があり、その境内には土が盛られ、土俵がつくられていた。寺社林はムラシの観察には有望かもしれない。

驚いたのは、御神木(2本ある)と思われるイチョウの大木から落ちた葉が、境内の地面を埋め尽くし、地面全体が真っ黄色になっていたことだ。

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イチョウの葉で埋め尽くされた神社の境内 (11月30日、芝川町)

The shrine ground was diffusely covered with yellow leaves of maidenhair tree.
(Olympus E-3, ZD8mm Fisheye, f10, 1/500, EV-1.0, ASA200)



ムラサキシジミ; Japanese Oakblue

神社の境内の裏に孟宗竹の林があり、その周りにはカシ(樫)やチャ(茶)の木が植えられている。境内で写真を撮影した後に竹林の方を見てみると、チャの木にからむように飛んでいる茶色いシジミを見つけた。
--------ムラシに違いない。

ムラシはチャの木の葉上に静止して開翅した。
チャ(茶)の木の葉上というところが、お茶を産する静岡県らしくてなかなか良いのではないかと思う。

翅表のブルーが目にしみるようだ。

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竹林の縁のチャノキ(茶の木)の葉上で日光浴をするムラサキシジミ♀ (11月30日、芝川町)

A female of Japanese Oakblue was basking with the wings upened on the leaf of tea plant by the bamboo forest.
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/100, EV-1.0, ASA80)


ムラシの英名は Japanese Oakblue、学名は Narathura japonica という。すなわち、日本を意味する単語がその名前に入っている数少ないチョウの一つなのだ。

それなら和名もいっそのこと ヤマト ムラサキシジミあるいはニホン ムラサキシジミなんていうのはいかがだろうか。ダメ?-----ウーム、誰も賛成しないか。

実際、ムラシは日本以外では台湾や朝鮮半島にしか分布しないようだ。同じ仲間のムラツやルーミスはもっと分布が広いので、国際的な観点からは、ムラシは意外と貴重な種なのかもしれないね。

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開翅したムラサキシジミ♀ (11月30日、芝川町)

A female of Japanese Oakblue with the wings upened on the leaf.
(Olympus E-3, Sigma 150mm, Macro f5.6, 1/500, EV-1.0, ASA200)


ムラシは秋にその数が増すといわれている。

夏の間のムラシは樹上生活者で、秋になると下に降りて盛んに吸蜜したり、低い木の葉にねぐらを求める。ウラギンシジミと同じような生態をしめすようだ。

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開翅したムラサキシジミ♀ (11月30日、芝川町)

A female of Japanese Oakblue with the wings upened on the leaf.
(Olympus E-3, Sigma 150mm, Macro f6.3, 1/500, EV-1.0, ASA200)


ムラシのメスは開翅すると、翅表の大きなブルーの紋が輝いてとても綺麗だ。この輝くブルーは、ルーミスシジミにも似て、少し空色がかっているのも良い。

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開翅したムラサキシジミ♀ (11月30日、芝川町)

A female of Japanese Oakblue with the wings upened on the leaf.
(Olympus E-3, Sigma 150mm, Macro f6.3, 1/500, EV-1.0, ASA200)


駐車場に戻ってみると、地面の周りを飛び回るムラシのオスを見つけた。

地面の葉に静止したので、翅を十分に開くまで待ってからじりじりと近寄り撮影した。ここであわてるとロクなことがないのだ(今まで何度失敗したかわからない)。

ムラシのオスは、翅表のブルーの面積が広く、また色調も青が深い。見る角度によっては目の覚めるような青色を呈する。

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開翅したムラサキシジミ♂ (11月30日、芝川町)

A male of Japanese Oakblue with the wings upened on the leaf.
(Olympus E-3, Sigma 150mm, Macro f10, 1/250, EV-0.7, ASA200)


午後1時30分を過ぎると、ムラシたちは葉上で日向ぼっこをする時間が短くなり、近くのカシの木の枝の内部を覗くように、もぐっては出てくるという行動を示していた。1頭が内部に潜り込んだままのように見えたので、近づいて確かめてみると、枯葉に静止していた。

どうやらそこが本日の「ねぐら(越冬場所?)」になるらしい。

午後1時半でねぐらについてしまうとなると、朝は気温が上がる10時過ぎからだろうから、この時期のムラシの活動時間は、どうやら3-4時間くらいになってしまうのだ。

意外と活動時間が短い。

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枯葉のねぐらとムラサキシジミ (11月30日、芝川町)

A male of Japanese Oakblue resting in the roost.
(Canon Power Shot G10, f8.0, 1/100, EV-1.0, ASA80, Sunpak RD2000)


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§ Afterword §

この時期のチョウの活動は、天候の影響を強く受けるのだ。今日の天気はそういう意味でも「ムラシ日和」といえるかもしれないね。

今年はまだムラシの姿を見ていなかったので、♂♀とも撮影できたのは嬉しい。他県では簡単に見ることができるチョウかもしれないが、山梨県ではあまり確実とは言えないからだ。

本日はその他に、ヤマトシジミ(多)、テングチョウ(2)、ウラナミシジミ(5)、クロコノマチョウ(1)、キチョウ(2)、モンキチョウ(3)、スジグロシロチョウ(2)なども見ることができた。

以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-11-30 23:16 | ▣ムラサキシジミ | Comments(12)

§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


詳しい内容はここをクリックしてください →Information


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§ 温暖化と蝶: Who knows next ? §

今年も地球温暖化が叫ばれている。

虫林の周りでも、もともと住んでいなかった暖地性の蝶たちが急激に増えてきた。
その最も顕著なものは、ツマグロヒョウモンとクロコノマチョウだろう。

15年ほど前の山梨県では、ツマグロヒョウモンは迷蝶あるいは偶産蝶(山梨の蝶:甲州昆虫同好会編、山梨日日新聞社)だったが、近頃では、甲府市内でも普通に見られる蝶になってしまった。このツマグロヒョウモンは、今や北関東をも完全に分布圏内に入れ、東北地方へと進出しようとしているのだ。一方、クロコノマチョウの方は、かなり前に山梨県や千葉県房総半島まで北上、東進していた。最近では本栖湖湖畔などでも姿を見かけた人がいるという。さらに、驚いたことに、クロコノマチョウが青森県内でも記録されているらしい(越冬は不可だろうけどね)。

暖地性の蝶達の北上は、この2種にとどまらない。
ナガサキアゲハは、神奈川県ではかなり普通に見られるし、最近は北関東(群馬県、栃木県)でも土着が確認されている。ムラサキツバメも北関東まで急速に北上し、神奈川県や千葉県では、関西方面よりも個体数が多く発生しているようにみえる。その他、ヤクシマルリシジミ(静岡県まで)やイシガケチョウ(三重県まで)なども年々確実に北上しているようだ。

一方、北上する蝶達に疑問を呈する人もいる。
高桑正敏氏は、「月刊 むし」という雑誌に、亜熱帯性チョウ2種の関東における発生の謎という興味あるレビュー記事を載せている(月刊 むし 2001; 364:18-25)。それによると、関東におけるムラサキツバメとナガサキアゲハの突然の分布拡大は不審な点が多々あり、放蝶などの人為的移入の可能性が高い事を指摘している(その根拠を列記すると長くなるので、原著をご覧になってほしい)。

虫林もつい最近まで、この2種の蝶については、人為による(食樹での移入も含めて)可能性が高いと考えてきた。その根拠として、分布拡大があまりに急激である事、北上したにしては、分布上、静岡県が空白になっていたからである。ところが、実際に調べて見ると、静岡県でもムラサキツバメは普通に見られるようだし、先月、1頭ではあるが山梨県でもムラツを見つけた。このような事実を考えると、両種の分布拡大は、必ずしも人為的な移入とはいえないかもしれないと思うようになった。

両種の分布拡大には種々の要因が関わっている可能性があるようだが、自然の北上であれ、人為的な移入であれ、南国の蝶たちの急速な分布拡大(北上)の背景に、温暖化(warming temperature)が重要な役割を果たしていることは間違い無さそうである。

この10数年間における、このような南国のチョウ達の急激な分布拡大を、誰が想像できただろうか?
この現象は、蝶に限ったことでないのは明白で、他の色々な昆虫や植物にも同様なことが考えられるのであろう。
------この先、いったいどうなるのであろうか。 Who knows next ?である。

P.S.
話は少しそれるが、昨年、ソテツを食するクロマダラソテツシジミの放蝶が、関西地方で相次いで見られた。その時に、「南国の蝶が身近な蝶になった」 とそれを歓迎する空気もあったように思う。少なくとも、厳しい糾弾はされなかった。これは、大変な間違いだ。そんなことが許されるのであれば、日本の生態系は乱れに乱れてしまうだろう。

関西および関東の都市圏では、蝶に限らず多くの他の動物(インコなどの鳥も含む)が、ブリーダーにより、安易に野外に離され、自然繁殖して、在来種を圧迫している。

また、娯楽目的で意図的に放される場合も多い。とくに、食魚性のブラックバスなどは、駆除不能な状態にまで追い込まれているのはご存知の通りである。

蝶でも、現実的に神奈川でのアカボシゴマダラや関東でのホソオチョウの例もあるので、是非ともそのような放蝶行為だけは謹んで欲しい。

アマチュア蝶愛好家はモラルを守って楽しもう!

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§Diary§

朝起きて、いつものように「ちりとてちん」を家族で見ながら朝食をとった。
本日は非常に天気が良いようだ。

ウーム、そうだ!
昨年の暮れに県南で見つけたムラサキシジミ(ムラシ)とムラサキツバメ(ムラツ)の混合越冬集団の様子を見に行ってみよう。最後に見てからすでに3週間も経っている。

山梨県内とはいえ、静岡県との境界に近い県南の町までくると、さすがに少し暖かく感じる。
この辺では、ユズを栽培している家が多い。冬の最中とはいえ、ユズがある風景はどことなく暖かく感じられるようだ。

ユズの実を大きく入れて、広角レンズで撮影してみた。---大きくしたので夏みかんみたいだね。
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ユズの実

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A fruit of Yuzu
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Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE, EC-14, ASA 200

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


先月、見つけた越冬集団は、アオキの葉の上にくっついた枯れ葉上で見られた。
今回、同じ場所を見たところ、葉の上の枯れ葉が消失していた。しかし、嬉しいことにムラシはまだ3頭ほど葉上で越冬していたのだ。

ムラシは基本的に枯葉の上で越冬する蝶なのだが、今回の緑葉上での越冬は、葉の上に付着していた枯れ葉が落ちたあとに残った個体なのだろう。
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越冬するムラサキシジミ

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Three Japanese Oak Blues passing the winter in group on a leaf
.
Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE, EC-14, ASA 200, Built-in-Flash (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)

d0090322_22321663.jpg
。。。。。。。。。。越冬するムラサキシジミ

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。。。。。。。。。。Three Japanese Oak Blues passing the winter in group on a leaf
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14 + Gyorome-8, ASA 400, Built-in-Flash (+)

。。。。。。。。。。(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


さらに、近くの別な場所で2頭のムラサキシジミを認めた。この個体も以前は同一場所にいたものだろう。

この場所の越冬集団は、最も多いときにはムラシ7頭+ムラツ1頭の計8頭だったので、それから比べると、かなり少なくなったといえるかもしれない。さらに、ムラツは消えてしまったのが、少し寂しく感じる。
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越冬するムラサキツバメ

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Two Japanese Oak Blues passing the winter under the leaf
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14 + Gyorome-8, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


林道奥の別な場所で、南向きの杉の木の樹皮をめくったところ(写真の右にある幹)、テントウムシの越冬集団を見つけた。以前にも見つけた木なので、いても当然であるが、それにしても沢山の個体が一緒に越冬しているものだ。
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杉の木

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Japanese cedar
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Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE, EC-14, ASA 200

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


これらはどれもテントウムシで、同一種であってもこれだけ色彩や斑紋が異なるのだ。
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越冬するテントウムシ

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The Lady birds passing the winter in group
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14 + Gyorome-8, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


その後、秋にキタキチョウやツマグロキチョウを多く見かけたポイントに行き、キチョウの仲間の越冬を1時間ほど探したが、残念ながら見つけることができなかった。

キタテハの翅の一部が、枯れた草原の上に寂しげに落ちていた。
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キタテハの翅の断片

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A fragment of Chinese comma’s wing
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14, ASA 200

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


まだ実の残る柿木を見ていたら、突然、メジロの群れが訪れた。
石化けしている虫林をあまり恐れずに、柿の実をついばんでいたので、マクロレンズのままで撮影した。
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柿の実とメジロ

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White-eyes and persimmons
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14, ASA 200, Trimming (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)

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§Afterword§

近年の南国のチョウ達の北上スピードは異常である。
温暖化は身近にあるに違いない。

冬が寒いから、春が嬉しい。夏が暑いから、秋になると気持ちが良いのだ。
こんな日本の四季が崩れない事をいのるばかりだ。

それにしても、この寒い時期に、成虫を見ることができるムラサキシジミはありがたい存在である。しかし、越冬集団を構成する蝶の数は、枯れ葉が落ちたためか、寒さのためか減少してしまったのが少し残念に思う。

今回はキチョウの越冬態は観察できなかったが、この蝶の越冬態なら甲府市内でも観察できるはずなので、これからも少し探していきたいと思っている。
by tyu-rinkazan | 2008-01-20 22:44 | ▣ムラサキシジミ | Comments(8)

土曜日は、学会出張で訪れた宮城県仙台市からの帰途、新宿御苑の横で開催されているチョウの写真展(日本チョウ類保全協会主催)を拝見する予定にしていた。しかし、会議やそのほかの所用が長引き、何とも残念なことに、写真展が開催されている新宿に到着したときは、すでに午後6時を過ぎていた。

今回の展示会には拙写真は送らなかったものの、多くの方の力作を見たかったし、本部のN氏にも久しぶりにお会いしようと思っていたのでとても残念だった。

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日曜日は朝から良い天気だ。
朝食後、先週末に県南部で、アオキの葉上で見つけたムラサキシジミ(ムラシ)の越冬集団をまた観察に行くことにした。この越冬集団の記事をブログにアップしたときに寄せられたコメントをみると、ムラシもムラサキツバメ(ムラツ)と同様に越冬集団を形成するようであるが、ムラツほど大きな集団ではなく、せいぜい数頭レベルのものらしい。

ムラシの越冬集団を発見した場所は、小さな広場(滝めぐりの駐車場)に面した南向きの林で、杉とともにアオキなどの常緑広葉樹が混在している。風が少なく、午前中9時半頃から午後1時30分頃まで日光が当たる。越冬集団(→)は地上から1m80cmくらいの高さにあるアオキの葉上で、そこは別の葉で上が覆われて、雨が直接当たらない。

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。。。。。。。。。。ムラシ+ムラツの越冬集団(→)の見られた場所

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After breakfast, I visited the place again in the southend of Yamanashi district to see a roosting colony of Japanese Oakblues. This place was the south facing edge of woods around the small carpark.
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


ポイントに到着して、アオキの葉をみると、すぐに同じ場所に越冬集団を見つけた。今回はムラシ7とムラツ1の計8頭だ。何と前回よりも越冬集団を形成するチョウの個体数が増していた(前回は6頭)。
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アオキの葉上のムラシ+ムラツの越冬集団

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I immediately found a group of butterflies (roosting colony) on the broad leaf.
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Ricoh Caplio GX-8, Gyorome-8 ISO100, Sunpak PF20XD

(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


面白いのは、ムラツ(矢印)だけが体を傾けていることだ。またムラツの位置も先週と同じであったのも興味深い。もしかして、集団の中で、それぞれのチョウのポジションがすでに決まっているのかもしれない。個々の蝶にマーキングして確かめたいところだ。
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ムラシ+ムラツ(→)の越冬集団 Roosting colony

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A roosting colony was composed of 8 butterflies; 7 Japanese Oakblues and one Powdered Oakblue.
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100, 内臓ストロボ
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

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日光浴をするムラサキシジミ♀

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A female of Japanese Oakblues basking on the leaf
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

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越冬集団を探して、アオキの葉をゆっくりと見ていくと、所々で真っ白い裏面のウラギンシジミを見つけた。ウラギンシジミも越冬する蝶である。
アオキの深緑の葉に静止するウラギンシジミは非常に目立つ。
d0090322_195332100.jpg
ウラギンシジミ♀

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A female of Angled Sunbeam resting under the leaf
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


ウラギンシジミが静止する木は決まっているみたいで、最も多く見られた木では、8頭のウラギンシジミを認めた。周りの木の個体をあわせると、計10頭以上のウラギンシジミの越冬個体を発見した。
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。。。。。。。。。。葉裏で休む2頭のウラギンシジミ

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。。。。。。。。。。Two Angled Sunbeams resting under the leaf
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。。。。。。。。。。Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。。。。。。。。(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


観察されたウラギンシジミは、1枚の葉に1頭が多かったが、中には2頭が寄り添うように葉裏に静止していた。3頭以上の集団は観察できなかった。
d0090322_19564763.jpg
葉裏で休む2頭のウラギンシジミ

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A female of Angled Sunbeam resting under the leaf
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


ウラギンシジミを多く認めた木は、ムラシの越冬集団の木の近くだったので、この場所自体が越冬に適しているのだろう。つまり、蝶が越冬に集まる場所なのだろう。
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葉裏で休むウラギンシジミ

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A female of Angled Sunbeam resting under the leaf
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GR-D, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

d0090322_19551653.jpg
ウラギンシジミ♀ 開翅

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A female of Angled Sunbeam basking on the leaf with the wings opened
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


越冬状態のウラギンシジミは、動かないので、Gyoromeで近接撮影してみた。大きな複眼が印象的なシジミチョウだ。面白いのは触角を翅の間に挟みこむようにして静止していることだ。このような形の静止姿勢は初めて見た。
d0090322_19584613.jpg
。。。。。。。。。。葉裏で休むウラギンシジミ

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。。。。。。。。。。 Angled Sunbeams resting on the leaf
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。。。。。。。。。。Ricoh GX-8, Gyorome-8, ASA 100
。。。。。。。。。。(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

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近くに実がまだ付いた柿の木があり、何気なく立ち寄ってみたところ、大型の黒いチョウが飛び出し、林の中に逃げ込んだ。何とか見つけて撮影したが、案の上、クロコノマチョウであった。相変わらず忍者みたいで静止場所を見つけるのに苦労した。
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。。。。。。。。。。クロコノマチョウ

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。。。。。。。。。。A Dark Evening Brown resting on the leaf
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。。。。。。。。。。Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。。。。。。。。(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)


この林でクロコノマチョウは4頭も見ることができた。もしかして、熟した柿に集まってきたのだろうか。これから、さらに観察を続けてみたいと思う。
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クロコノマチョウ

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A Dark Evening Brown resting on the leaf .
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Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

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駐車場の入り口のご神木みたいな大きな杉の古木の樹皮下で、少数のテントウムシをまじえたクロウリハムシの越冬集団を見つけた。かなり個体数が多く、樹皮をめくったときにいくつかは落下してしまった。とても綺麗で、gyoromeとストロボを装着して撮影した。
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。。。。。。。。。。越冬集団の見られた大きな杉

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。。。。。。。。。。Old cedar tree with a colony of Aulacophora nigripennis
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。。。。。。。。。。 Ricoh Caplio GX-8, Gyorome-8, ASA 100, Sunpak Flash(+)
。。。。。。。。。。(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

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。。。。。。。。。。クロウリハムシ

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。。。。。。。。。。Aulacophora nigripennis
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。。。。。。。。。。Ricoh Caplio GX-8, Gyorome-8, ASA 100, Sunpak Flash(+)
。。。。。。。。。。(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

d0090322_20078.jpg
クロウリハムシ

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Aulacophora nigripennis
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Ricoh Caplio GX-8, Gyorome-8, ASA 100, Sunpak Flash(+)
(2007-December-02, Nanbu-cho, Yamanashi)

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日が短くなってきて、午後1時過ぎになるとすでに日が傾き始めてしまう。
寂しい限りである。

今回はムラシの越冬集団を再確認できたばかりか、その周囲でウラギンシジミやその他の昆虫たちの越冬態についても観察できたことが嬉しい。これからももう少しこの場所で色々な昆虫たちの越冬を見ていきたい。
by tyu-rinkazan | 2007-12-03 20:18 | ▣ムラサキシジミ | Comments(26)