人気ブログランキング |

Diary #519 :
6月の北海道」は美しく、吹く風は爽やか。

久しぶりに札幌を訪れたが、今回は予定が立て込んでいて、フィールド散歩に出る時間などほとんど無いように思えた。でも、この一年中で最も良い季節に北海道まできているのに、5日間も建物の部屋の中に閉じこもったままなんて-----ウーム、耐えられません。とにかく、「人生には限りがあって、サメは泳ぐのを止めれば死に、虫林は散歩を止めると廃人と化す」----関係がありそうでいてなさそうなありとあらゆる理由を周囲に羅列して、なんとか金曜日の午前中に3時間だけ時間をつくることができた。


*********************************************************************************************************************************


札幌市郊外のジョウザンシジミのポイントに到着。
そこは足がすくむような切り立った崖だった。

眼下には、白波を立てながら蛇行して流れる豊平川。その流れは太くて荒々しく、凛として人間への妥協を許さない野生がそこに感じられた。この川を見ただけで北海道の自然力の大きさがわかるというものだ。

d0090322_7202481.jpg
- A Landscape of the Toyohira River from the Edge of Cliff.

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye



崖に面したイタドリの葉にドリス君(カラカネハナカミキリ)とカツオ君(カツオゾウムシ)を見つけた。

d0090322_721029.jpg
- Gaurotes (Paragaurotes) doris

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye


d0090322_7212049.jpg
- Lixus impressiventris

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye




ジョウザンシジミ
エゾノキリンソウが繁茂する斜面を見上げていると、小さなシジミチョウの飛ぶ姿。
ウーム、まさしくジョウザンシジミだ。
ジュースのボトルで吸水した姿を撮影した。

ここ石狩の個体は十勝平野の個体よりも翅表の青鱗の発達が弱くて黒っぽい。

d0090322_7221540.jpg
-The Orion Blue resting on the bottle cap

----- Olympus OM-D E-M5, MZD 50mm Macro



ポイントでは何人もの地元の方たちとお会いしました。ご挨拶して様子を聞くと、今年の北海道は5月中の天候不順で季節が2週間ほど遅れ、そのためジョウザンの発生状況はあまり思わしくないとのことでした。

ちなみにジョウザンシジミは僕にとっては Mile Stone Butterfly といえます。というのも、このチョウは今から9年前(2004年)の6月に道東(帯広の近く)でも撮影していますが、実はこの時の北海道旅行がきっかけになって、ホームページ(虫林花山の散歩道)を作成•開設することになり、その後にブログ(Nature Diary)までも開始したのでした。今回、このチョウに再び出会えて感慨深いものでした。

今回はフィールド散歩を諦めていましたが、札幌で滞在中に思い立ち、maedaさん蝶の観察記録-十勝蝶改め相模蝶の観察記録」に突然メールして、札幌市近郊の情報をご教示いただきました----感謝。


いつかまたこの愛らしいシジミチョウに会いたいものです。


Nature Diary vol.8(32): #519
Date: June-08 (Friday)/2013
Place: Hokkaido


by tyu-rinkazan | 2013-06-09 07:29 | ▣ジョウザンシジミ | Comments(20)