NATURE DIARY

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20180324 早春の散歩道:ミヤマセセリとニホンセセリモドキ


DIARY Vol.12 (760): #04, 2018 :

今年は4月から仕事場を変えるので、今は残務整理に追われています。気が付いたら、いつの間にか「早春の蝶の季節」に入っていたのに驚きました。ウーム、書を捨てて野に出よう。ところで、長年愛用してきたキャノンのマクロレンズの調子が悪くて困っていたところ、嬉しいことにミルバスマクロレンズをいただきました。このMilvus 2/100mm Mはコシナとカールツァイスが共同開発したもので、DxOMarkというレンズ性能の評価サイトで、かなりのハイスコアをマークしています(特に解像度が高い)。しかし、そんなベンチマークよりも、このレンズを手に持った時の触感やフォーカスリングの絶妙な重さなどの感覚的な操作感に、何とも言えない質の高さを感じます。良いレンズとは、カタログ性能値ではなく「撮影者に撮る勇気を与えてくれるレンズ」なのです。
   
コブシの花

春になるとよく訪れる丘の小道にコブシの花が咲き始めていた。

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----コブシの花
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(Mar-24-2018, Kofu, Yamanashi, Zeiss Milvus 100mm f2.0 Macro)



ミヤマセセリ

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----ミヤマセセリ
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(Mar-24-2018, Kofu, Yamanashi, Sigma 15mm F2.8 Fisheye, Zeiss Milvus 100mm f2.0 Macro)

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----ミヤマセセリ雄
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(Mar-24-2018, Kofu, Yamanashi, Zeiss Milvus 100mm f2.0 Macro)

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----ミヤマセセリ吸蜜
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(Mar-24-2018, Kofu, Yamanashi, Zeiss Milvus 100mm f2.0 Macro)



ニホンセセリモドキ

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----ニホンセセリモドキ
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(Mar-24-2018, Kofu, Yamanashi, Sigma 15mm F2.8 Fisheye)



Written by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2018-03-26 04:59 | ▣ミヤマセセリ | Comments(3)

20180224 早春の散歩道:フチグロトゲエダシャク

DIARY Vol.12 (759): #03, 2018 :

まだ寒い日が続いていますが、そろそろ春を感じたくて、フチグロトゲエダシャクを探してみました。この蛾は早春だけに出現するスプリングエフェメラル。年年歳歳、春を迎える喜びは薄れるどころか強くなって来るようです。時期的に少し早くてフライングかもと思いましたが、以前にその姿を見た河川敷を訪れてみました。

フチグロトゲエダシャク

まだ冬枯れた薄茶色一色の草原に、風に乗って飛ぶフチグロの姿を何度も見ることができました。小さくて可憐なフチグロをゆっくり撮影することができました。
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----枯草に休むフチグロトゲエダシャク雄
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(Feb-24-2018, South-Alps-city, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF 100mm Macro F2.8 IS USM)


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----枯草に休むフチグロトゲエダシャク雄
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(Feb-24-2018, South-Alps-city, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF 100mm Macro F2.8 IS USM)


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----フチグロトゲエダシャク雄
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(Feb-24-2018, South-Alps-city, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF 100mm Macro F2.8 IS USM)


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----フチグロトゲエダシャク雌、交尾
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(Feb-24-2018, South-Alps-city, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF 100mm Macro F2.8 IS USM)



モンキチョウ

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----モンキチョウ
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(Feb-24-2018, South-Alps-city, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF 100mm Macro F2.8 IS USM)




Written by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2018-02-25 13:29 | ■他の昆虫 | Comments(1)

20180121 河原の散歩道:モンキチョウが飛んだ

DIARY Vol.12 (758): #02, 2018 :

朝晩は寒いけど日中は気温が上がって暖かくなった。そこで、昼食後に自宅裏を流れる荒川の河川敷を散歩することにした。実はここに居を構えた理由の一つが、この河川敷の散歩道の存在だった。でも、最近は整備されすぎてしまい、綺麗ではあるが味気なくなってしまったな。

梅の花が咲いた
日当たりの良い梅の木では、蕾が膨らみポツポツと花が咲いていた。

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----梅の花
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS M6+EF-M 18-150mm Macro)



モンキチョウ初見
歩いていると、突然足元からモンキチョウが飛び出した。
1月21日のモンキチョウ初見は僕のレコードになる。

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----モンキチョウ
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(Jan-21-2018, Kofu, Canon EOS M6 + EF-M 18-150mm)



ミスジチョウの越冬幼虫
昨日、昆虫写真家の山口 進さんの家の近くでミスジチョウの越冬幼虫をみつけた。山口さんによれば、ここのミスジチョウは最近見ていないそうなので、かなり少ないのだろう。

どこにいるかわかるかな?
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----ミスジチョウの越冬幼虫
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(Jan-14-2018, Kofu, スマホ)



Written by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2018-01-21 22:29 | ▣モンキチョウ | Comments(3)

20180114 木枯らしの散歩道:フユノハナワラビとフユシャクなど

DIARY Vol.12 (757): #01, 2018 :

寒波到来。寒がりでレイジーな虫林だが、今年は拙ブログ「Nature Diary」をしっかり更新したいと思っているので、お昼近くになって市内の愛宕山を散歩することにした。この時期の散歩の目的は、昆虫や植物探しよりも気分転換や健康維持のほうにシフトせざえるをえない。

木枯らしと氷
風にあおられて木の葉がたくさん舞っていた。

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----木枯らし
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS M6+EF-M 28mm Macro)


日陰では霜が降り、氷が張っていた。
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----霜と氷
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS M6+EF-M 28mm Macro)



フユノハナワラビ
細い道に沿って歩いて行くと、斜面にフユノハナワラビを見つけた。
この植物は、ワラビという名前が付いているが、食用にはならない。
冬緑性のシダの仲間で、秋に芽生えて春に枯れるというヘンテコリンなシダ。

日本大百科全書によれば、ヨーロッパでは古くから霊草とされ、魔女が月夜にこれを摘んで呪術(じゅじゅつ)に用いたり、錬金術師がこの草の力を借りて水銀を純銀に変えたりすると考えられていた。冬に青々とした葉をつけるこのシダはどこか神秘的なのかもしれないな。
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----フユノハナワラビ
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS 5D-MIII6+EF100mm Macro, M6 + EF-M 28mm Macro)



フユシャク♀
桜の幹でイチモジフユシャクのメスを見つけた。
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----フユシャク雌
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS 5D-MIII6+EF8-15mm Fisheye, M6 + EF-M 28mm Macro)



アカボシゴマダラの越冬幼虫
道端のエノキの幼木の枝にアカボシゴマダラの越冬幼虫の姿。アカボシゴマダラは数年前まで分布していなかったが、最近は常連さんだ。外来種なので、少し割り切れない気もするが、これも自然の姿なのだろう。
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----アカボシゴマダラの越冬幼虫
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(Jan-14-2018, Kofu, Canon EOS 5D-MIII6+EF100mm Macro)



Written by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2018-01-14 18:23 | ■野花 | Comments(1)

20171223 冬の散歩道:シモバシラの氷花とオオムラサキの越冬幼虫

DIARY Vol.11 (755): #19, 2017 :

Merry Christmas!

このところ週末が連続してつぶれてしまい、拙ブログを数ヶ月も更新することができなかった。こんなに長い休止は、ブログを開始してから初めてのことなので、虫林は悪い病気にかかり、床に臥せっているに違いないという病気説、おっちょこちょいなので、足でも踏み外して大怪我したという大怪我説、さらには、悪い女性にたぶらかされて、どこか遠くに雲隠れしたという悪女説まで流れた。いずれもあり得ないことではないが、フェイク噂だ。

虫林は、ウィークエンドナチュラリストを自認しているが、このままではその名を返上しなければならない。あの世にいったという死亡説がでる前にフィールドに出て、何とかブログを更新しようと思う。


シモバシラ
シモバシラの様子を見に、昆虫・植物写真家の山口 進さんとシモバシラ自生地を訪れた。シモバシラとは「地面の霜柱」ではなく、シモバシラという「シソ科植物の一種」のことで、この草は冬になると枯れた茎に氷がつくことで知られている。シモバシラの氷は天候に左右されるので、いつでも見ることができるわけでもばない。

流れの脇の小道を歩いていくと、ほどなくいくつかのシモバシラ氷を見つけることができた。でも、昨年みたものと比較すると、小型で、形もいまひとつだ。
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----シモバシラの氷
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(Dec-23-2017, Nirasaki, Canon EOS M6+EF8-15mm Fisheye, Canon EOS 5D M-III + EF100mm Macro)


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----シモバシラの氷
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(Dec-23-2017, Nirasaki, Canon EOS M6+EF8-15mm Fisheye, Canon EOS 5D M-III + EF100mm Macro)



オオムラサキの幼虫
虫林が住む甲府市内では、オオムラサキの姿を見ることが少なくなった。幼虫も同じで、以前は越冬幼虫を簡単に見つけたものだが、今は容易ではなくなってしまった。そこで、今回はエノキの枯葉おこしをしてみたところ、何とか数頭の越冬幼虫を見つけることができた。

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----オオムラサキの越冬幼虫が多かったエノキ
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(Dec-23-2017, Holuto-shi, Canon EOS M6, EFM 28mm Macro)


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----オオムラサキの越冬幼虫
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(Dec-23-2017, Holuto-shi, Canon EOS M6, EFM 28mm Macro)

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----オオムラサキの越冬幼虫
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(Dec-23-2017, Holuto-shi, Olympus Stylus TG3 Tough)



Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2017-12-24 07:37 | ▣オオムラサキ | Comments(4)

20170731 八ヶ岳の散歩道:ハンノキ林の妖精(ミドリシジミ)に出会う

DIARY Vol.11 (751): #15, 2017 :

今週末は、昆虫写真家の山口進さんと一緒に八ヶ岳山麓のハンノキ林にミドリシジミを見に行くことにした。しかし、週末の天気予報は曇りのち雨でどうもパッとしない-----ネバーマインド、ミドリシジミの撮影には、ピーカンよりも曇っている方が適しているのだ。というのも、この蝶は曇っていても少し明るくなれば容易に開翅してくれるし、翅の輝きや色の出も雲のフィルターがあった方が良いからね。


ハンノキ林のミドリシジミ

湿地の周りのハンノキ林。竿で枝をペシペシと叩いてみると、ミドリシジミが飛び出した。今年はまだ発生初期のようで、新鮮な個体が多いようだ。面白いことに、ミドリシジミはクルミの葉で休んでいるようで、クルミの枝をたたくとオナガシジミとともに飛び出した。オナガシジミとは大きさや飛翔速度が違うので、飛んでいても両者の区別は難しくない。

下の写真は目の高さよりも高い位置のハンノキの葉に静止しているミドリシジミを、手を伸ばして広角撮影した時のものだ。キャノンのEOS M6にアダプターを介してEF8-15mm を装着しての撮影だが、この組み合わせは片手でも楽に操作できるので気に入っている。


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----ハンノキに静止したミドリシジミ
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(July-30-2017, Yamanashi, Canon EOS M6, EF 8-15mm F3.5 IS STM)


下草に静止したミドリシジミの♂は少し待つとおもむろに開翅してくれた。
久しぶりに見るミドリシジミのメタリックグリーンはとても綺麗だ。


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----ミドリシジミ♂
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(July-30-2017, Yamanashi, Canon EOS M6, EF 8-15mm F3.5 IS STM)

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----ミドリシジミ♂
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(July-30-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm Macro F4 IS USM)


ミドリシジミの♀は地味だが、斑紋多型が面白い。
下の写真は赤紋だけが出るA型だ。
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----ミドリシジミ♀(A型)
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(July-30-2017, Yamanashi, Canon EOS M6, EF 8-15mm F3.5 IS STM)


ミドリシジミのメスの紋には多型性があり、A型、B型、AB型、O型(血液型みたい)に分類されている。下の写真は左上がA型、右上がB型と言いたいところだが、うっすらと橙紋があるのでAB型への移行型とした方が良いかも。左下はAB型、右下は紋がないO型である。

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----ミドリシジミ♀の斑紋多型
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(July-30-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm Macro F4 IS USM)


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----ミドリシジミ
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(July-30-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm Macro F4 IS USM)


さらにオリンパス TG-4で深度合成接写してみた。
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----ミドリシジミ
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(July-30-2017, Yamanashi, Olympus Tough TG4)



虫眼鏡ノート

今年のミドリシジミは個体数が多く、♂♀とも新鮮な個体を見ることができた。開翅させるために充電式LEDライトを使用してみたが、意外に効果があったように思う。蝶の撮影には色々な小道具を用いるのも楽しいものだ。これからも色々と試してみたいと思っている。本日は昆虫写真家の山口 進さんに同行していただき楽しい一日でした------感謝。

Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2017-08-05 01:55 | ▣ミドリシジミ | Comments(4)

20170717 県南の散歩道:キリシマミドリシジミが飛ぶ峪にて


DIARY Vol.11 (750): #14, 2017 :

キリシマミドリシジミは「見ることはできるが撮ることができない蝶」だと思っている。これまで、何度もこの蝶の撮影にトライしたが、いまだに満足のいく写真が撮れていないからだ。この蝶はゼフの中でも大きくて、翅の輝きもすこぶる強く、飛翔する時の迫力は格別である。いわば「ゼフィルスの王様」といってよい。本日は、県南部の照葉樹林の峪に、古い蝶友のダンダラさんと一緒に再訪してみた。ゼフ王にお目通りがかなえばありがたき幸せ。


県南部の峪

県南部の照葉樹が繁茂する峪にはヒル(ヤマビル)が多い。

ヒルに血を吸われてもさほど痛くはないので、少しぐらい吸わしてあげても良いのだが、ヒルジンの血液凝固阻害作用で出血するのが気持ち悪い。聞くところによると,ヒル対策としてはパンティストッキングを履くと良いらしいが、わざわざ買うのもなんだし、さりとて家内のものを借りると変に誤解されそうだ。結局のところ、時々立ち止まって靴を観察するだけにとどめることにした。ちなみに、現地では何度もヒルが靴についていた。

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----ヒルが多い照葉樹の峪
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS M6, EF-M 28mm F3.5 IS STM)



キリシマミドリシジミ(霧島緑蜆、Chrysozephyrus ataxus)

ダンダラさんとキリシマミドリの飛来を待った。こんな時は一人で待つよりも時間がつぶせるし、何よりも心強いものだ。しばらすると、ダンダラさんの背後のカシの木で何かが飛んで葉に静止したのが見えた。慌てて確認すると、どうやらキリシマミドリの雌らしい。距離は3mほどだろうか、かなり近いので喜んで撮影した。

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----キリシマミドリシジミ♀
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm Macro F4 IS USM)


翅裏の模様がオスとメスでこれだけ違う蝶も珍しい。オスの翅裏は銀色に輝くが、雌は茶色の紋があって保護色になっている。しばらく静止していたが、突然飛んで行ってしまった。とにかく、ボウスは免れてメスの撮影ができたのでホッとしたとお互いに顔を見合わせた。

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----キリシマミドリシジミ♀
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF300mm F4 IS USM)


近くの木にも日差しが当たり始めると、樹上でゼフが飛び始めた。ここのウラギンシジミはゼフのようなテリ張りをして紛らわしいことこの上ない。それでも、飛来したキリシマミドリの飛翔写真を何とか撮影できた。

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----キリシマミドリシジミ♂飛翔
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm Macro F4 IS USM)

その後も何度も飛んできたが、どうやらメス探しのようでなかなか静止してくれなかった。やっと1頭のオスが葉上に止まり翅を開いてくれた。至近距離とは言えないが、300㎜の望遠レンズに三脚を用いて何とかその様子を撮影することができた。クリソゼフの翅の輝きはとても強くて、何度も露出をマイナス補正した。

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----キリシマミドリシジミ♂
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF300mm F4 IS USM)



虫眼鏡ノート

キリシマミドリは虫林の大事な課題昆虫の一つなのだ。これまでこの蝶の撮影には苦労してきたが、今回は不十分ながらも少しはましな写真が撮影できた気がする。でも、さらに良い写真を撮影するためには、山梨県内のこの場所に何度も足を運ぶことになるだろう。ダンダラさんとは久しぶりの撮影行だったが、やはり撮影時の阿吽の呼吸は、お互いに旧知の間柄のためだろう。ご同行いただいたダンダラさんに感謝します。



Written by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2017-07-31 20:51 | ▣キリシマミドリシジミ | Comments(4)

20170718 富士山の散歩道:ミドリヒメスギカミキリとチャイロヒメコブハナカミキリ


DIARY Vol.11 (749): #13, 2017 :

ミドリヒメスギカミキリという美しくて稀なカミキリの産地は極めて限られていて(栃木県の日光や長野県の一部)、これまで見たことはなかった。しかし、信州で偶然出会った方からこの虫が富士山にも棲息することを教えていただいた。自宅で調べてみると、昨年の「月間むし12月号」の短報特集号(550号, 64pp)に富士山での記録が載っていた。こりゃあ、カミキリ好きの虫林にはたまらないな。いてもたってもいられず、とにかく富士山に出かけてみることにした。


ミドリヒメスギカミキリ(緑姫杉天牛、学名:Callidium kuratai)

現地に到着してみると、そこは植林カラマツ、天然カラマツ、モミなどが混在する森。数年前に伐採されたときに設けられた林道のわきに大きな天然カラマツが見られた。ミドリヒメスギの食樹はカラマツだ。

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----天然カラマツの森
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS M6, EF-M 28mm F3.5 IS STM)


ふとみると、カラマツの樹皮にカミキリムシの姿。
目的のミドリヒメスギカミキリに違いない。

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----樹幹のミドリヒメスギカミキリ
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF8-15mm F4L USM)


大きさや形はは普通種のヒメスギカミキリに似ているが、鞘翅は細かい凹凸があり緑色を帯びる。やはりどことなく只者ではない雰囲気を持っているな。
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----ミドリヒメスギカミキリ
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF-S60mm Macro F2.8 USM)


目の前の幹に来たので、さらにアップで撮影できました。
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----ミドリヒメスギカミキリ
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF-S60mm Macro F2.8 USM)



チャイロヒメコブハナカミキリ(茶色姫瘤花天牛、学名:Pseudosieversia japonica)

チャイロヒメコブハナカミキリもなかなか出会えないカミキリムシだ。このカミキリは花にも来るが、むしろ大きなカツラの幹のひこばえに来集するといわれている。やや薄暗い林の中の大きなカツラの木を見回ると、いつのまにか木漏れ日が当たる葉の上にひっそりと休むチャイロヒメコブハナを見つけた。

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----チャイロヒメコブハナカミキリ
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS M6, EF-M 28mm F3.5 IS STM)



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----チャイロヒメコブハナカミキリ
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(July-19-2017, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF-S60mm Macro F2.8 USM)



虫眼鏡ノート

これまで蝶の撮影をメインにしてきたが、やはり元カミキリ屋の虫林はカミキリの姿を見つけると胸がどきどきしてしまう。やはり三つ子の魂百までなのかな。カメラで小さなカミキリムシを拡大してしまうと大きさはわからなくなる。つまり、小さな虫をあえて小さく写す努力もしないとね。



Written by 虫林花山


Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2017-07-28 22:24 | ■カミキリムシ | Comments(0)

20170319 早春の散歩道:今年もミヤマセセリに会えた

DIARY Vol.12 (745): #09, 2017 :

Every year I look forward to the start of spring, not only because of the warmer temperatures and longer days, but for the brief appearance of spring butterflies flying in the early spring landscape. One of the first butterflies in this forest area we will see at the start of spring is Spring Flats (Erynnis montanus Bremer). Although they are not very beautiful, they makes me very happy.

毎年春を楽しみにしていますが、それは暖かくなることや日が長くなることばかりではなく、ミヤマセセリたちに会えるからです。ミヤマセセリは里山の春を告げる蝶なのです。この蝶はけっして綺麗とは言えませんが、この蝶は長い冬を越えたこに時期に、春の訪れを実感させてくれるのです。


ミヤマセセリ

本日は山口 進さんと一緒にコナラ林がある武田の杜を訪れた。山口さんとは今年の1月にフレンチギアナでご一緒して以来になるかな。本日の目的はミヤマセセリだが、今年は季節が遅れているようなので心配だ。でも、歩き始めて間もなく、黒っぽいセセリチョウが足元から飛び立ち、少し前の枯葉に静止した。ミヤマセセリにちがいない。驚いたことに、今年初見のミヤマセセリはメスだった

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----ミヤマセセリ雌 -
(March-19-2017, Kofu, Yamanashi)


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----ニオイスミレで吸蜜するミヤマセセリ -
(March-19-2017, Kofu, Yamanashi) 


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Written by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2017-03-20 12:05 | ▣ミヤマセセリ | Comments(3)

20161217 冬の散歩道:シモバシラの霜柱(氷の花)を見た

DIARY Vol.11 (737): #34, 2016 :

多忙にかまけていたらいつの間にか12月になっていました。そんな時、昆虫・植物写真家の山口進氏から「シモバシラの霜柱」のことを聞きました。シモバシラとは「地面の霜柱」のことではなくシソ科植物のことです。この草は気温が下がると根元に様々な形の氷ができて面白いらしい。シモバシラの氷の存在は以前に誰かのブログの記事で見て知っていましたが、実際のものはこれまで見たことありません。是非、奇妙な氷の花を見てみたいなと思っていました。このところの寒波で気温が氷点下まで下がったので、山口氏に連絡してみたところ、シモバシラの自生地を案内していただけることになりました。


シモバシラ(霜柱、学名:Keiskea japonica)

車を止めて渓流に沿った林道を歩いて行くと、脇の斜面に白い固まりがポツポツ点在していました。シモバシラの氷に違いありません。さっそく、近づいて観察してみると、枯れた草の根元に不定な形の白い氷が付いていました。

まるで氷の花が咲いているようです。
シモバシラの氷は様々な形をしていました。

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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm F2.8L IS USM)

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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15mm F4L USM)

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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15mm F4L USM)


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----シモバシラの氷花
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(December-17-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm F2.8L IS USM)


虫眼鏡ノート

シモバシラの氷花をみることができました。氷花の様々な形には、結氷の際のどのような条件的相違あるのかよくわかりません。自然現象はいつも不思議で興味深いものですね。約一ヶ月ぶりにブログを更新しました。この間、フィールドを散歩しなかったわけではなく、仕事の方が忙しくて ブログ の記事をまとめる時間がとれなかったのでした。不定期になっても維持したいと思っています。



Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-12-18 18:48 | ■野花 | Comments(3)