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20061229 コンデジ用虫の目レンズ「魚露目gyorome-8」test 3

天気は良いが風が強く寒い。

今日からやっと冬休みに入った。
しかし、休みとはいえ、家の仕事が山積みになっているので何となく落ち着かない。
まあ、近場の散歩ぐらいは良いだろう。
-------ということで、自宅から車で20分ほどにある雑木林を訪れた。
ここは夏にはオナガシジミのポイントとなる場所で、オナガの食樹であるクルミの木が多い。

ここを訪れた目的は、gyorome-8でオナガシジミの越冬卵を撮影することだ。
虫林は目があまり良くないので蝶の卵を探すのは得意ではない。
それでも、30分ほどの探索で、数個の卵を見つけることができた。

早速、GX-8にgyorome-8を装着し、ストロボと自家製ディフューザーを付けた。

Gyoromeレンズは被写体にかなり近づくことが出来るが、いかんせんオナガシジミの卵は小さい。オリジナル画像では下の通りで、この位がgyoromeの限界かな?
デジタルズームX1.6が入っているが、これをX2.0かそれ以上にすればもっと拡大率が上がるのであるが、画質が犠牲になる。



◆オナガシジミの卵(オリジナル写真)◆
d0090322_21485671.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyorome-8, SS1/90, F14, 補正(-1.7), ASA 64, Panasonic PE28S =




オリジナル画像を縦トリミングしたのが下。



。。。。。。。。。。。◆オナガシジミの卵◆
d0090322_21491466.jpg
。。。。。。。。。。= Ricoh Caplio GX8, Fit gyorome-8, ASA 64, Panasonic PE28S , トリミング=




さらに大きくトリミングした画像。ここまでトリミングすると、卵表面のディテールがわかりやすいが、画面にノイズがめだち、解像度もかなり損なわれる。



◆オナガシジミの卵◆
d0090322_21493324.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyorome-8, SS1/90, F14, 補正(-1.7), ASA 64, Panasonic PE28S =



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さらに林の中で、朽木の樹皮下からベニヒタラムシを見つけた。
ベニヒラタムシの顔はこのレンズでなければ簡単には拝めないかもしれないぞ。



◆ベニヒラタムシ◆
d0090322_21494547.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyorome-8, SS1/90, F14, 補正(-1.3), ASA 64, Panasonic PE28S =



小さな黄色い実もgyoromeで撮影するとこうなる。
この実は大きさ6mmくらいのものであるが、虫の目レンズを通してみると、「夏みかん」みたいで美味しそうにみえる。



◆木の実◆
d0090322_2150326.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyorome-8, SS1/90, F14, 補正(-1.3), ASA 64, Panasonic PE28S =



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gyorome-8のテストもこれで3回目になる。
gyorome-8は魚眼効果が強く出るので、魚眼広角レンズとしても使用可能である。しかしその場合は虫の目レンズを使用するメリットにはならない。この虫の目レンズは超接近して撮影してこそその価値を発揮するのだと思う。

虫林はgyorome以外の虫の目レンズを知らないので、このレンズの能力についてコメントできないが、多くの虫の目レンズを使用しているプロ写真家の湊さんによれば、gyorome-8は非常に良いレンズだということだ。それは、虫の目レンズといわれるレンズ群の中で優れているということだろう。

これからも工夫しながらgyorome-8を使用していく。
by tyu-rinkazan | 2006-12-29 21:52 | ■撮影機材ほか | Comments(26)

20061217 虫の目レンズ "魚露目8号 gyorome-8" test 2

朝起きたら素晴らしい天気だ。
かるく運動をして、NHKの連ドラ「芋たこなんきん」を見ながら、家族とともに朝食を済ませた。
そういえば、昨日は冬至だったので、これから日が長くなっていくのが楽しみだ。

この気温では厚着は必要ないので、フリースのみを羽織って、フランチャイズにしている甲府市内にある近場の散歩道"武田の杜"を訪れた。

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先週、GR-Dでの虫の目レンズを試したが、今回はGX-8でgyoromeを試す事ができた。

レンズアダプターにgyoromeを直接装着するため、レンズアダプターにつけるアダプターの作製を、このレンズの販売元のフィット(Fit)社にお願いした。この会社代表のN氏は虫林の無理を快く聞き入れてくれて、すぐに作成し、数日後には虫林の元に送ってくれた。

この特注アダプターはフィルター状のプラスチックで作られており、径37mm用なので、GR-Dばかりでなく、口径が同じ37mmのGX-8のレンズアダプターにもgyoromeが直接装着できるのだ。すなわち。両レンズアダプターの口径が一緒というわけだ、gyoromeはレンズアダプターに直接付けたほうがすっきりすると思う。

虫の目レンズの場合は、被写体にかなり近づくので、被写体が影になってしまうことが多い。そのため、外部ストロボによる補助光が必要になるが、手持ちの外部ストロボ(Panasonic PE28S)にディフーザーを付けて、補助光として用いることにした。このライトセッティングで何とか光がまわるみたいだ。

後は実践あるのみ!



◆虫の目レンズ(gyrome8) を装着したGX8(左)、ストロボ(PanasonicPE28S)をさらに装着(右)◆
d0090322_15122785.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA 200 =



gyoromeはGR-Dよりもズーム機構のあるGX8に付けたほうが相性良さそうだ。
ただ、GX8のテレ側一杯(85mm)で撮影しても、まだ周辺がけられてしまう。そこで、デジタルズームでさらにX1.4ないしX1.6にするとうまく行くみたいだ。画質が少し損なわれていると思うがそれほど顕著ではない。

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以下の写真はいずれもノートリミングである。

もう蝶の可能性はほとんど無いので、越冬中の昆虫を見るために、土の斜面を少し掘ってみた。すると出てきたのは、土の中で眠っていた大きなスズメバチだ。スズメバチは死んだように動かないが、指で持つと体温で蘇生してしまうかも知れないので怖くて持つことができない。スズメバチは大きな巣をつくるが、土の中で1頭ずつ越冬するとは知らなかった。



◆越冬中のスズメバチ◆
d0090322_19483593.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, shutter speed (1/7), F14, 補正(-1.7), ASA 64, Panasonic PE28S =



ただ寝ているだけでも怖いオオスズメバチだが、めったにゆっくりと顔など拝む事がないので、早速、GX-8にgyoromeをつけ、さらにストロボを装着して、スズメバチの大きな顔をアップで撮ってみた。こんな画像が撮影できるのは虫の目レンズの威力だろう。
しかし、スズメバチにこんな毛が生えていたとは思わなかった。
それにしてもやっぱり恐ろしい顔に見えるぞ------。



◆スズメバチの顔のアップ◆
d0090322_17342144.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, shutter speed (1/7), F14, 補正(-1.7), ASA 64, Panasonic PE28S =



枯葉を踏みしめながらさらに歩いていると、散策路の下の斜面に大きな赤松の倒木を見つけた。歩き難い斜面を何とか降りて、その倒木を近くで見てみた。昆虫の越冬にはあまり新しい木は不向きである、しかし古すぎても良くない。この木は古くも無く新しくも無くなかなか昆虫の越冬に良い木のように見えた。

早速、木の皮をめくってみるが、昆虫の姿が無い。首をかしげながら、根元に近い部分の樹皮を剥いで見ると、フレーク上になった木片の中にクロナガオサムシを見つけた。

クロナガオサムシは冬季には、土の中よりも朽木の中で発見することが多い。
多分、朽木中の水分がこのオサムシに適しているのだろうか。



◆フレーク状の木片の中に越冬していたクロナガオサムシ◆
d0090322_17343523.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, 1/21sec, F14, 補正(-1.3), ASA 64, Panasonic PE28S =




◆クロナガオサムシ◆
d0090322_17345192.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, 1/13sec, F14, 補正(-2.0), ASA 64, Panasonic PE28S =




樹皮の上にオサムシをおいて撮影していると、すぐに動き出してしまった。何とかクロナガオサムシの顔のアップを撮影できた。



◆クロナガオサムシの顔のアップ◆
d0090322_17351463.jpg
写真2= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, 1/13sec, F14, 補正(-2.0), ASA 64, Panasonic PE28S =



遊歩道に戻ってまた道の脇の斜面を「オサ掘り」をすると、今度は赤銅色に輝くヒメオサムシが現れた。
眠っているところを起こしたのでご機嫌が悪いみたいだ(気のせいだと思うが------)。



◆赤銅色のヒメオサムシ◆
d0090322_17352824.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, 1/32sec, F14, 補正(-1.3), ASA 64, Panasonic PE28S =




綺麗なオサムシなので、石の上まで運んで写真を撮った。
しかしすぐに動き出し、石から落ちて、また土に入り込もうとする。斜面を登っているところを斜め下からアップで撮影してみた。



◆ヒメオサムシ◆
d0090322_17354259.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, 1/14sec, F14, 補正(-2.0), ASA 64, Panasonic PE28S =



林の中で見回してみると、太陽が木の間から輝いていた。そこでgyoromeの魚眼効果を期待して林を撮影した。



◆林◆
d0090322_173617.jpg
= Ricoh Caplio GX8, Fit gyrome 8, 1/810sec, F8, 補正(-0.7), ASA 64 =




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やはりGX-8の方がgyoromeとの相性は良いようである。手持ちの外付けのストロボも何とか連動して使用できるみたいなので良かった。gyoromeレンズの解像度をみると、思ったよりは良いようであるが、やはりかなり暗くなるので、シャッター速度が遅くなる。

Gyroromeレンズの超近接撮影は、普段見ることができない昆虫の表情まで見ることができる。うまく使えば面白い。しかし、クセがあるレンズなので、使いこなすにはトレーニングが必要だ。
by tyu-rinkazan | 2006-12-23 17:37 | ■撮影機材ほか | Comments(20)

061112 武田の杜散歩 (山梨県甲府市)

今週末も学会に出席したために、昨日まで東京に滞在した。
朝起きて外をみると、天気は良いようだが風が強く寒い。もう立冬も過ぎて、暦の上ではもう冬になってしまったのだ。こんな日は寒くて風が強い河原の散歩道よりも、森の中の散歩道が良い。そうだ、武田の杜にいってみよう。


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武田の杜は、虫林の自宅から車で20分ほどの近さの散歩道の一つだ。
ここの駐車場からは甲府市内が一望できる。ここから見渡すと、富士山や白峰三山は雪をかぶって白く輝いている。



◆甲府市一望◆
d0090322_2152681.jpg
=Ricoh GR-D+GW-1, ASA100 =



武田の杜の林に囲まれた小道は風が少なく、日溜りはポカポカ暖かい。落ち葉を踏みしめながら歩いていると、綺麗な木の実を見つけたので、思わずコンデジで写真を撮ってみた。



◆木の実◆
d0090322_2154576.jpg
= Ricoh GR-D+GW-1, ASA100 =



日向になった斜面ではアメリカセンダングサが猛烈に増殖している。そこにヤマトシジミがチラチラと飛んでいた。
ヤマトシジミは虫林の自宅でも見ることのできる普通の蝶なので、今まで真面目に写真を撮ってこなかった。さすがに蝶がいないこの時期には貴重な蝶になるのだ。開翅したところをみると、低温(晩秋)型のヤマトは明るいブルーでまるでルリシジミのように見える。



◆ヤマトシジミ♂ Pale Grass Blue 
d0090322_2155944.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



ヤマトシジミ♀も見つけたが、♂に比較すると少ない。♂♀比では10:1くらいであろうか。個体数が多ければ、もっと青いメス個体を探したいところだが、この程度の青さでもかなり綺麗に見える。



◆ヤマトシジミ♀ Pale Grass Blue  
d0090322_2161270.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



ゆっくりと近寄り、アップで♂の翅裏を撮影した。
見たときからなにか違和感があると思ったが、この違和感の原因は翅裏の紋が薄いためだった。
この蝶は決して古い個体ではないが、紋が薄墨のように薄くなっている。
この変化はこの時期の特徴なのだろうか。それとも単に個体変異なのだろうか。
他の♂も裏面の紋がかなり薄いように思えた。



◆ヤマトシジミの翅裏 Pale Grass Blue 
d0090322_2162446.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



求愛行動をするペアのヤマトシジミを見つけたので撮影した。
残念ながらこのペアは交尾までには至らなかった。



◆ヤマトシジミの求愛行動 Pale Grass Blue 
d0090322_2163512.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



キチョウがふらふら飛んでいたが、みると紅葉した葉の上に静止した。
赤に黄色でなかなか綺麗なコントラストだ。
今の時期ならではカットだろう。



◆キチョウ Common Grass Yellow 
d0090322_2164876.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



綺麗なヒメアカタテハが飛んできた。
センダングサの花で吸蜜したが、虫林のいる場所から離れている。ヒメアカのいる場所まで行くには、実が付いたアメリカセンダングサの海の中を行かなくてはならない。
少し躊躇したが、意を決して海にのりだした。何とか近くで1枚だけ撮影したが、こんなにヒメアカが美しい蝶だとは思っても見なかった。



◆ヒメアカタテハ
d0090322_217183.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



綺麗でなかなか大きなハチが飛んできたので撮影してみた。
どうやらハキヒメバチのようであるが、ハチの同定には自信が持てない。



◆ハキヒメバチ?
d0090322_217154.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



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今日は風が強く寒いので、早々に引き上げた。
午後は家族とともにレンタルビデオショップで借りてきた「ダビンチコード」をみた。
by tyu-rinkazan | 2006-11-12 21:13 | ▣ヤマトシジミ | Comments(16)

061105 黒い天使(Black Cupid)を探して3 (山梨県身延町)

ある学会の学術集会に参加し、昨日の夕方、東京から帰宅した。連休最終日の今日、やっとフリーになった。

さて、どの辺を散歩しようかな?ここ数週間ほど近場ばかりを散歩しているので、今日は富士川流域のクロツバメシジミの発生地を探して、県南に足を伸ばしてみることにした(実は富士川流域のクロツ発生地探索は、昨年もトライして失敗している)。

知識、記録情報などを総動員して、発生地を探し出す事は大変だが楽しいものだ。昆虫撮影の醍醐味の一つだと思う。そう、ウィークエンドナチュラリストはいわばシャーロックホームズなのだ(虫林は英国推理小説のファン)。

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何箇所かで車を止めてはツメレンゲを探しつつ、身延町までやってきた。この辺りは河原も広く茫洋としている。
こんな広々としたところで風に吹かれていると、世の中の小事などは気にならなくなってしまうものだ。
精神衛生上、とてもよろしい。

ボブディランの「風にふかれて」を思わず口ずさんでしまう。
How many road must a man walkdown
before they call him a man. ------------



◆富士川の広い河原◆
d0090322_19325344.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE (10mm), F8.0, 1/400, ASA200 =



色々と歩き回った挙句、やっと古い石組みの上でお目当てのツメレンゲ群落を見つけることができた。ここのツメレンゲは小型だが、数が多く、また群落の範囲は虫林の知る中では最大だ。



◆ツメレンゲ群落◆
d0090322_2052967.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



ツメレンゲ群落の周囲では、主役のクロツバメシジミも飛んでいる。
やっと富士川流域のクロツバメシジミの産地を見つけることができた。
今まで笛吹川、釜無川、ミダイ川流域のクロツ発生地は虫林のファイルにあるが、富士川流域はここが初めてなのだ。
良かった----------。

ここのクロツバメシジミの第一印象は小さいことだ。シルビアシジミよりも小さい個体がしばしば認められた。まあ、大きさの印象はかなり主観的なのであまり参考にはならないとは思うが---。



◆ツメレンゲの芽で静止するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_19331133.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE + X1.5 RC, F3.5, 1/640, ASA200 =



クロツバメシジミは翅裏がやや褐色味を帯びているのが特徴だ。どういうわけか、現れたクロツは皆すぐに開翅してしまうので、翅裏を撮る機会がとても少なかった。この時期では、体温を高めるためにすぐに開翅するのだろうか。

この翅裏に西日が当たると露出がなかなか難しい。



◆クロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_19333924.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, F4.0, 1/640, ASA200 =



11月とはいえ、ここでは新鮮な個体も結構いるように見えたが、後でアップ写真を見てみると、やはりそれなりのようだ。韮崎や南アルプス市の個体に比較して、後翅表の外縁に並ぶ青白色の点状紋がやや小さい。



◆石上で静止するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_19335241.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, F5.9, 1/640, ASA200 =



すぐ傍でモンキチョウが追飛していたので、一応写真におさめた。構図はうまくいったものの、ピントが甘くなってしまったのが残念だ。



◆モンキチョウの追飛◆
d0090322_19341023.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE+X1.5RC, ASA200 =



かなりぼろいヤマトシジミだが、裏の紋が大きいような気がする。
個体差なのか、異常範囲に入るのか分からないが、一応掲載しておく。



◆ヤマトシジミ◆
d0090322_20572645.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



秋型のベニシジミが美しい。
ベニシジミは沢山見るのであまり気にかけないが、よく見るとその美しさは日本産蝶類の中でもトップクラスに位置するものではないかと思われる。



◆ベニシジミ◆
d0090322_212594.jpg
= = Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



突然、目の前にカエルが現れた。このカエルは石の色に合わせて白色化しているのがなかなか渋い。ちょっと不気味なのと少し可愛いので写真を撮った。
最近の若者用語では、このような場合、「キモカワイイ」というらしい。

このキモカワイイカエルは丸々と太っていいたが、まさかクロツを食べて太ったのではないだろうね!。



◆石の上で白色化したカエル◆
d0090322_1934244.jpg
= Ricoh GR-D, F5.6, 1/640, ASA100 =



虫林の大嫌いなカマキリを見つけた。
写真の対象としては面白いので撮ってみたが、こっちは、キモカワイイではなく、ただの、キモイだ。


◆カマキリ◆
d0090322_19343938.jpg
= Ricoh GR-D, F6.3, 1/640, ASA100 =



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本日は虫林のファイルの中に、また新しいクロツポイントをくわえる事が出来たのでとても満足だ。そろそろ午後1時30分になり、日も弱くなってきたので帰ろう。
by tyu-rinkazan | 2006-11-05 19:55 | ▣クロツバメシジミ | Comments(22)

061028 黒いキューピットを探して2 (山梨県韮崎市)

昨日の天気予報では、今日は曇り後雨。
ところが、朝から非常に良い天気になってしまった。

昔から「女心と秋の空」という言葉があるが、これは女心と同様に、秋の天気はうつり易く、理解し難いことの例えであろう(女性の方、失礼)。このままでは、「天気予報と秋の空」になってしまうぞ。あるいは、天気予報ならぬ天気予想になるかもしれない。頑張れ、気象庁!

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下の写真は、韮崎市の河原で見た飛行機だが、ここには航空高校という学校があるので、しばしばこのような飛行機を見ることができる。青空に西日を受けて輪郭を際立たせた飛行機がとても印象的だったので思わず撮影してしまった。うまい具合に飛行機が丁度良い位置に飛んでくれた。



◆青空と飛行機
d0090322_18481623.jpg
= Ricoh GR Digital、ASA100 =


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午前中、虫林は何もしないでノンビリしていた。たまには完全休養日もいいものだ。
家内の買い物にポーターとしてお供して帰った後、PCでメールをチェックしてみた。
北海道の「蝶の観察記録」のMさんから、メールが入っており、以前に訪れたことのある山梨県のクロツポイントを紹介してくれた。

うーむ、せっかく教えてくれたのだから、すぐに行ってみないと失礼かもしれない。
そこで、昼食後、Mさんのクロツポイントに行ってみることにした。え!今日は完全休養日だったはずだが--------。
ご親切に地図とコメントがあったので、そのポイントには楽に到達できた。

なるほど、ツメレンゲが草原のあちこちに生えている。昨日もこの辺りはチェックしたのだが、石の堤ばかりに目がいって、地面のツメレンゲに気がつかなかった。
今回は見渡したところ、クロツの成虫は見つからなかったが、もう少し早い時期であればかなり期待できそうだ。

腕時計を見たらまだ午後2時をまわったところなので、昨日、クロツをみたポイントによってから帰宅する事にした。ここは終日日向になっており、クロツの成虫もそこそこ飛んでいる。



◆クロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_18434882.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17 (10) mm FISHEYE, F5.0, 1/640, ASA200 =



今日は広角写真を中心に撮影してみることにした。
クロツが静止したときに不用意に近づくと、西日による影でうまく撮影できない。まあ、四苦八苦しながらも、何とか数枚の広角写真を写すことができた。しかし、どうしても、西日により黄色味が強くなってしまった。

10-17mm FISHEYEレンズで、絞りf5.0で撮影すると、バックのツメレンゲがまだかなりボケている。もう少し絞りを入れたほうが良かったみたいだ。
ちなみに、「黒いキューピットを探して1」には、同じようなアングルで、GR-Dで絞り(f7.1)を入れて撮った写真をのせてある。コンデジの被写界深度には目を見張ってしまう。
比較していただきたい。



◆ツメレンゲで吸蜜するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_1844769.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17 (17) mm FISHEYE, F5.0, 1/2000, ASA200 =



この時期、ツメレンゲが満開でも、クロツバメがいない事が多いようだ。
そういう意味では、この場所は、まだ成虫がかなり飛んでいるので、貴重なポイントと言えるのではないか。



◆クロツバメシジミの飛翔 Black Cupid  
d0090322_18442658.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, F10, 1/180, ASA200, Flash(+) =


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3時近くになると日が傾いてくる。何となく寂しい-----。
とぼとぼ歩いていると、モンキチョウの交尾に出会ったので、一応、写真に収めてみた。さらにもう一組のモンキチョウの交尾を見かけた。

交尾時間なのかな?



◆モンキチョウの交尾 Black Cupid  
d0090322_18444585.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/750, ASA200=



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M氏から教えていただいたクロツポイントは2箇所で、もう1箇所は少し離れている。
また、時期を改めていくことにした。
Mさん、貴重な情報ありがとうございました。
by tyu-rinkazan | 2006-10-29 18:52 | ▣クロツバメシジミ | Comments(18)

061027 黒いキューピットを探して1 (山梨県韮崎市)

昨日の夜に東京から帰宅して、朝起きたときには少し疲れていたが、窓から外を見たら天気が良い。朝食の後、日本チョウ類保全協会のN氏から教えていただいたクロツバメシジミのポイントを見にいくことにした。

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ポイントに向かう途中、綺麗な柿の木林があったので、写真を撮った。
実は山梨県はブドウばかりではなく、桃や柿の産地でもあり、とくに百目柿からできるコロ柿(枯露柿)と呼ばれる干し柿は、あの武田信玄公も賞味したといわれているのだ。


◆柿林
d0090322_2283431.jpg
= Ricoh GR Digital+GW-1、ASA100 =


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韮崎市のポイントの場所は、すぐにわかった。
到着後、歩きはじめてすぐにツメレンゲの群落を見つけた。このポイントのツメレンゲは、概して痩せている。どうもツメレンゲという植物は、栄養状態で著しく大きさが異なるみたいだ。

良く見ると、ツメレンゲの群落には、目的のクロツバメシジミ(英名:黒いキューピット Black Cupid)もチラチラ飛んでいるではないか。しばらく、カメラやレンズをとっ換えひっ換えしながら、クロツ君の撮影に精を出した。

もう秋も深まっているのに、直射日光はまだ暑い!
汗が顔を伝わって流れる--------。



◆クロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_2285091.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, F8, 1/640, ASA200 =



ツメレンゲの花の時期はすでに終わり、茶色い花茎だけが立ち枯れのように残っている。
クロツバメシジミは小さいので、ツメレンゲがまるで林のように見える。
空が青いので、GR-DにワイコンGW-1を装着し、空が入るように撮影してみた。



◆クロツバメシジミとツメレンゲ林 Black Cupid  
d0090322_22205697.jpg
= Ricoh GR Digital + GW-1, F7.1, 1/800, ASA100=



ツメレンゲは満開の株が少ないながらあった。
巧い具合にその満開の花にクロツ君が吸蜜に訪れてくれた。
みると、開花した部分の一番上の花、すなわち新鮮な花の蜜を吸っているみたいだ。



◆ツメレンゲで吸蜜するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_2294193.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, F4.5, 1/1500, ASA200=



虫林の知るポイントでは、食草のツメレンゲ群落のある場所から10m以上は決して離れなかった(虫林の決めたクロツの10mルール)。しかし、ここのクロツ君達は、「10mルール」を無視して、簡単に飛び回るのだ。

「ところ変われば、チョウも変わる」のだ。

クロツバメシジミの新鮮な個体が開翅した。翅全体にピントが合うように、絞りを入れ、注意深く撮影した。興味あることに、虫林が以前に他の場所で撮影した個体と翅表の白青鱗の紋の形が違うような気がするが---------。



◆クロツバメシジミの開翅 Black Cupid  
d0090322_22101493.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/125, ASA200 =



さらに、100mmマクロで最短距離まで近づき、アップで翅裏の撮影もしてみた。
アップにしていると肉眼で見る事ができない、意外な美しさやチョウの表情などが見えてくるのだ。



◆クロツバメシジミのアップ Black Cupid  
d0090322_22102716.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/250, ASA200 =


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キタテハがセイタカアワダチソウの黄色い花を訪れていた。
キタテハの秋型はGRデジタルの格好のモデルである。
背景がなるべく入るように撮影してみた。



◆キタテハ Chinese Comma 
d0090322_22104052.jpg
= Ricoh GR Digital+WD-1、ASA100 =



アメリカセンダングサの花を訪れたキチョウの飛翔写真を撮ってみた。
キチョウの飛翔は緩やかで、落ち着いて飛翔写真がとれる。
チョウを大きく見せるため、トリミングして掲載した。



◆キチョウの飛翔 Common Grass Yellow 
d0090322_22105344.jpg
= Ricoh GR Digital、ASA100 Trimming (+) =



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チョウ類保全協会のNさんのお陰で、クロツポイントを一つ増やすことができた。情報をありがとうございました。
そのポイント以外にも、色々歩き回ってみたところ、ツメレンゲの分布はここでは結構広いことがわかった。土手斜面ばかりではなく、河原の平坦な場所にも群落が発見できて驚いた。さらに、支流の土手も調査してみたところ、ツメレンゲの株を何箇所かで発見することができた。しかし、見た限りでは成虫が見つからなかった。

この秋から冬にかけて、ツメレンゲを頼りに、山梨県内のクロツバメシジミの棲息地を探してみるのも悪くない。
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by tyu-rinkazan | 2006-10-28 22:24 | ▣クロツバメシジミ | Comments(13)

061021 県南のチョウ達 (山梨県南部町)

我々、ナチュラリストは昆虫や植物の状態や分布から、温暖化や暖冬あるいは自然界の異常を察知するのだ。
ウィークエンド・ナチュラリストを自認する虫林も、最近の北進する昆虫たちの勢いに垂れた目を丸くして驚いている次第である。

クロコノマチョウは、以前は山梨県には分布していなかった蝶である。しかし近年、静岡県に近い県南の南部町や身延町では越冬する個体が観察されているらしい。

そうだ!今日はクロコノマチョウの撮影に行ってみよう。
この蝶は秋になると個体数が多くなるはずだから、撮影できるかもしれないぞ。

-----------というわけで、山梨県南部の町、南部町を訪れてみた。

クロコノマは英名を Dark Evening Brownというように、夕方の薄暗い時間帯に好んで活動する蝶なのだ。日中は暗い林の中にいるので、通常、見つけるのが難しい。
そこで、モウソウチクの混在するやや薄暗い林の中の道を歩いてみた。



◆クロコノマチョウが棲む林
d0090322_85634.jpg
= Ricoh GR Digital, F3.2, 1/60, -1.3 補正、ASA100 =



突然、目の前の茂みから大きな黒い蝶が飛び立った。
そのまま飛び去るのかと思いきや、近くの木の枝の葉上に静止した。
クロコノマチョウだ! ウーム、なんと大きい蝶なのだろう。

ところが、やっと出会ったクロコノマ君は意外に敏感で、近づくとすぐに飛んでしまう。
まるで、鬼ごっこをやっているみたいだ。

うーむ、このままではいつまでたっても撮影ができないぞ-----------。
よし、こうなったら説得作戦を展開しよう!。
静止するクロコノマ君に向かって、自分は怪しい人間ではないこと、危害を絶対に加えないこと、写真を1枚だけ取らせてほしいこと、などを必死で犯人いやクロコノマ君に訴えた。

最後にはクロコノマ君も納得してくれたみたいで、何とか数回だけシャッターを押すことができたのだ。

絞り開放、ASA800で、シャッター速度がやっと1/90だ。いかに暗い林だったかわかるだろう。
気が付くと、竹林のかなり奥まで入ってきてしまい、元の道に出るまで少し時間がかかった。



◆静止したクロコノマチョウ秋型 Dark Evening Brown 
d0090322_853057.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F2.8, 1/90, ASA800 =



その後、数箇所の別な林に立ち寄ったが、クロコノマを見つけることは出来なかった。

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次にツマグロキチョウを探してみることにした。
今までどういうわけか、山梨県内でツマグロキチョウを観察していなかったのである(静岡県ではあるが)。
ここは、静岡県にも程近いので、ツマグロキチョウがいてもおかしくない、否、いるはずだ、否、いなければならない。

富士川の河川敷からそれほど離れていない、山林の中の草原を探した。
セイタカアワダチソウなどの咲く場所を覗いてみると、はたしてツマグロキチョウ君が飛んでいるではないか。



◆ツマグロキチョウの棲息地◆
d0090322_854631.jpg
= Ricoh GR Digital, F3.2, 1/60, -1.3 補正、ASA100 =



ツマグロキチョウは1頭ではなく、数頭がふわふわと飛翔したり、地面や背の低い草上で休止していた。これだけ複数のツマグロキチョウがいると、落ち着いて観察することができる。

秋の雰囲気を出したいので、黄葉した葉に止まったツマグロキチョウをやや逆光気味に撮影していたら、ナミキチョウ(写真の上方)がちょっかいを出しにきた。
その時、ツマグロキチョウがもじもじしながら少し開翅したのだ。キチョウ類の開翅は今まで見たことがない。貴重?

でも、これは交尾拒否行動によるもので、本当の開翅写真ではなく、偽開翅写真といわざるをえない。



◆黄葉した葉上に静止するツマグロキチョウ > Angulated Grass Yellow
d0090322_861890.jpg
=GR Digital =



どこでもアメリカセンダングサが猛烈に増えている。
ツマグロキチョウは同時に咲いていたセイタカアワダチソウよりもセンダングサの方が好きみたいだ。

アメリカセンダングサの花で吸蜜しているツマグロキチョウを撮影した。
翅辺縁の細かい毛が逆光で光り、なかなか綺麗だ。



◆ツマグロキチョウ Angulated Grass Yellow  の吸蜜
d0090322_863466.jpg
= Ricoh GR Digital, F5.6, 1/380, ASA400=



おとなしいツマグロキチョウに会ったので、超アップの写真を撮影した。
アップで見ると、細かい黒点が散在しているのがわかる。

本当はGRデジタルで撮影したかったが、どうしても蝶がカメラの影に入ってしまうのだ。



◆ツマグロキチョウ > Angulated Grass Yellow
d0090322_865092.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F4.0, 1/1500, ASA400 =



ツマグロキチョウの飛翔はゆっくりで、飛翔写真も撮影しやすい。
ちなみに、この写真はトリミングしていない。



◆ツマグロキチョウ > Angulated Grass Yellow  の飛翔◆
d0090322_8641.jpg
= Ricoh GR Digital + GW1, F7.1, 1/1070, ASA200 =




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路傍でホトトギスの花を見つけた。
咲いていたのはこの1輪だけで、時期的にはもう遅いので、花はこれが最後なのかも知れない。
綺麗な花だ。



◆ホトトギス◆
d0090322_87781.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/30, ASA400 =



マムシ養殖場が近くにあるみたいだ。
虫林は色々なところを散歩しているが、幸いにしてマムシは過去2回しか見たことがない。
1回は高尾山の日陰沢で、あとの1回は本栖高原だ。



◆看板◆
d0090322_872429.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F5.6, 1/1000, ASA400 =



マムシ養殖場がどういうところか非常に興味があったが、本日は午後に家内の手伝いを約束してしまったので、帰らなければならない。
by tyu-rinkazan | 2006-10-22 08:23 | ▣クロコノマチョウ | Comments(26)

061015 秋の河原のミヤマシジミ2 (山梨県甲府市)

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秋の河原のミヤマシジミ1。。。
秋の河原のミヤマシジミ2。。。
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本日は朝から学会のハンドアウトを書こうと思っていた。
しかし、朝食の後、あまりに天気が良いので、家内の呆れた顔を尻目に、また近くの河原まで散歩に出かけてしまった。

河原から見る空には「いわし雲」が浮かび、もう秋も終わりを告げている。
ノイバラの実を前景にして秋の空を撮影してみた。



◆ノイバラの実と秋の空◆
d0090322_15291024.jpg
= Ricoh GR Digital, GW-1 =



今日はミヤマシジミのメスを見ることが目的だ。
ゆっくり歩いていると、数頭のオスが飛び出した。
やはり、今日は昨日よりも条件が良さそうで期待が持てるみたいだ。

ほどなく、目的のメスが飛び出した。
昨日と違い(昨日はGRデジタルのみ)、今日はPentaxの1眼も持ってきているので、開翅したメスのアップをゆっくりと写すことができた。こんなとき、100mmマクロレンズの有り難味がわかろうというものだ。

新しい個体といえないが、それでも晩秋に見られるメスの特徴である後翅の青燐が発達しているのがわかる。



◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomon の開翅◆
d0090322_15293590.jpg
= Pentax K100D, Pentax DA 100mm MACRO=



コマツナギの葉上で開翅するメスをゆっくり見ながら、ペットボトルのお茶を飲んでいたら、突然、枝をつたわって根元に降り出した。ウームどうやら産卵だ!

ミヤマシジミの産卵は、夏まではコマツナギの上部の葉で行うが、晩秋になると根元でするといわれている。卵で越冬するための知恵なのだ。

あわててカメラで追ってみたが、草の間に入って動いているのが分かる程度で、なかなか見ることができない。地面に這いつくばって、やっと一枚だけ写真が撮れた。



◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomon の産卵◆
d0090322_1530165.jpg
= Pentax K100D, Pentax DA 100mm MACRO, トリミング =



GRデジタルにワイコンをつけて、ミヤマシジミの広角写真を撮ってみた。今日は天気が良いので、意識的に空が入る位置にカメラを構えて写した。



◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomon の静止◆
d0090322_15302026.jpg
= Ricoh GR Digital, GW-1 , ASA100 =




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の静止◆
d0090322_15303630.jpg
= Ricoh GR Digital, GW-1 , ASA100 =



ついでにGRデジタルで飛翔写真を写してみた。昨日よりは日が強く当たっているので、より速いシャッター速度で写すことができた。ただ、成功率はまだ1眼の方が良いが、数枚使える写真を撮ることができた。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔◆
d0090322_15305148.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA200 , トリミング=




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomonの飛翔◆
d0090322_153147.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA200, トリミング =




◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomonの飛翔◆
d0090322_15311956.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA200, トリミング =



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その他の蝶としては、ウラナミシジミとキチョウがアメリカセンダングサやセイタカアワダチソウの花に集まっていたので、GRデジタルで写真を撮った。



◆アメリカセンダングサの花で吸蜜するウラナミシジミ Zebra Hairstreak
d0090322_1531333.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =




◆セイタカアワダチソウの花で吸蜜するキタテハ Chinese Comma
d0090322_15314789.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =




◆セイタカアワダチソウの花で吸蜜するキタテハ Chinese Comma
d0090322_1532079.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =

by tyu-rinkazan | 2006-10-15 15:47 | Comments(22)

061014 秋の河原のミヤマシジミ1 (山梨県甲府市)

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秋の河原のミヤマシジミ1。。。
秋の河原のミヤマシジミ2。。。
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天気予報は晴れであったが、起床して外をみるとうす曇だ。
本日は午前中だけ時間が出来たので、GRデジタルとワイコンGW-1だけをポケットに入れて、近場の散歩道に行ってみることにした。

向かったのは虫林のお気に入りの散歩道、「ミヤマシジミの河原」に行ってみた。
到着してゆっくり歩き回るが、いつも出てくる可愛いシジミチョウ君が現れてくれない。

しばらく散歩してみたら、青いシジミチョウが足元の草むらから飛び立った。静止したところに駆け寄り、覗いてみるとやはりミヤマシジミ君だった。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon 
d0090322_2291857.jpg
= Ricoh GR Digital + GW1, f5.6, 1/111, ASA100 =



この河原もご他聞にもれず外来種「セイタカアワダチソウ」の黄色い花が群生している。このこの花は、もうすでに日本の秋の風景として定着してしまった感がある。

ちなみにセイタカアワダチソウは、他の植物の生育を妨げる物質を発ながら生育する。このような作用をアレロパシー(他感作用)というらしい。それでは、この植物が、日本の固有種を全て駆逐してしまうかというと、そうではない。増えすぎると、今度は自分の出した毒に自分がおかされ衰えるというのだ。
自然界とはうまく出来ているものだ。

ミヤマシジミのオスがセイタカアワダチソウの花で吸蜜を始めた。
みると、小型のクモがその蝶にゆっくりと近づいてきたではないか。何となく嫌な予感がしたが、どうやらそのクモにはミヤマシジミが大きすぎたみたいで、また諦めて戻っていた。



◆セイタカアワダチソウで吸蜜するミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon とクモ◆
d0090322_2294092.jpg
= Ricoh GR Digital, f3.2, 1/1000, ASA100 =



ミヤマシジミの個体数はさすがに少なく。見ることが出来たのはわずか数頭だけであった。多分、採集などによる減少ではなく、時期的なものと思うが------。
ここは、甲府市内で虫林の知る唯一のミヤマシジミの棲息地なので、いつも心配している。

不思議なことに、見ることが出来た個体は全てオスなのだ。実は、♀の産卵写真を目的として訪れたのだが------。
でも見かけたオスは嬉しいことに結構綺麗だった。

それにしても、開翅したミヤマシジミ君は本当に美しい。他のブルーとは一味違うのだ。
ところで、後翅表面の外縁の黒い帯が広く、紋がかなり大きいが、これは第3化の特徴だろう。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の開翅◆
d0090322_2210066.jpg
= Ricoh GR Digital, f3.2, 1/1000, ASA100 =



ミヤマシジミの飛翔は遅く、長い距離を飛ばない。その意味では飛翔写真は比較的楽な種類に属すると思われる。

GRデジタルを飛翔写真用のセッティングにする。なかなか利口なカメラで、マイセッティングを登録しておくと、通常撮影から1発でチェンジすることが出来るのだ。
飛翔写真ではシャッター速度を1/600以上で撮影したいが、本日は曇っているので絞りの方を小さくせざるをえない。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔
d0090322_22101915.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 , トリミング=




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔◆
d0090322_2210321.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100、トリミング=



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ミヤマシジミのポイントを1時間ほどで後にし、シルビアのポイントをのぞいて見ることにした。
到着してみると人影がある。ネットマン?
ご挨拶してお話を聞いてみると、「蝶の玉手箱」のcactussさんとそのお師匠さんであった。
3人で周辺を探した。

シルビアシジミの食草であるミヤコグサの葉を見ていたときに、お二人がシルビアシジミの卵を発見してくれた。かなり小さい-------。
後で、幼虫図鑑で調べたら、この蝶卵はシジミチョウのものに違いなく、形や色もシルビアシジミのものとして矛盾しない。また、さらに食草のミヤコグサ葉上だとすると、シルビアシジミの可能性がかなり高いと思われる。

そういえば、今日はGRデジタルしかもって来ていないので、マニュアルフォーカスに切り替えて最短撮影距離にあわせた。そして、ポケットにあった自作デフューザ(単なる紙)を手で押さえてストロボをたいた。
あとで拡大してみると、ちゃんと卵の輪郭がわかるではないか。



◆シルビアシジミの卵 Lycaeides argyrognomon 
d0090322_22104627.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =



シルビアシジミを探しているときに、ヤマトシジミ♀の低温型を発見し、撮影してみた。これからもっと綺麗になるんだよ。



◆ヤマトシジミ♀低温型 Pseudoziseeria maha 
d0090322_2211130.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =



小生がご一緒した間に、シルビアシジミを発見することが出来なかったのは残念であるが、12時近くになったので、そろそろ帰らなくてはならない。cactussさんとお師匠さんにご挨拶して帰宅した。

短い時間でしたが、お2人とお話できてとてもよかったです。

そういえば、シルビアポイントで、ネットマン1人とも出会ってしまった。
小生は昔、カミキリムシの採集を行っていたので、偉そうなことはいえない。
むしろ、採集者の気持ちが少し分かる虫写真屋として、一言だけ言わせていただければ、採集よりもカメラで撮影する方が楽しいし、もっと自然が見えてくるよ!

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ヒメアカタテハの英名は「お化粧した淑女」という意味の名前だ。それほど厚化粧というようなイメージは無く、むしろ薄化粧の乙女の印象だったのだが、裏面をゆっくりと見てみると、確かに厚化粧だな~。



◆ヒメアカタテハ painted lady 
d0090322_22111546.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =



河原にはカーネーションの仲間のカワラナデシコがまだ結構咲いていた。



◆カワラナデシコ◆
d0090322_22112973.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =

by tyu-rinkazan | 2006-10-14 22:14 | ▣ミヤマシジミ | Comments(12)

061007 強風の1日 (山梨県南アルプス市)

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。。。。。。。061007 強風の1日 (山梨県南アルプス市)。。。。。。。。。。。。
初冠雪の富士山とツマグロキチョウ(静岡県富士宮市)
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ここ2年ばかり愛用してきたRicoh Caplio GX8が故障してしまった。
時々、シャッターがきれなくなるのだ。
近くのキタムラに行って、相談したら、修理よりも買い換えを勧められた。

確かに我が愛機GX8は、野外での過酷な使用に、カメラ本体の一部が凹み、レンズにも傷がある。思えば、落とすこと数回、ぶつけること数知れず。今までよくもったものだ。
結局、GX8の修理は諦め、同じリコーの GR Digital(以下GR-D)を注文した。

本日届いたGR-Dは、手に取った瞬間に気に入った。GX-8よりもコンパクトで、出っ張りも少なく、ポケットにも楽に入る。もちろん、操作はGX8と似ているので、問題ない。

はてさて、何はともあれ出かけよう。


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自宅近くの河原を訪れたが、台風の通過後で、風が非常に強い。

どこかのブログか写真雑誌でみたように、風の強さを表現するために、一眼のPentaを絞り優先モードにし、絞込み、シャッター速度を遅くした。ススキの穂がスローシャッターのためにブレながらなびく様子が面白い。



◆強風にたなびくススキの穂◆
d0090322_18325847.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, 1/45, F32, ASA200 =



車の中から、桜の花が咲いているのが見えた。
あれ、今は秋なのに何故桜が-------。

思わず通りすぎた後にわざわざ戻って、早速、DRデジタルをだして、花と青空を撮影してみた。絞り優先モードでF5.6まで絞っただけで、ほぼ全体にピントがあってしまう。

冬に咲く桜は寒桜というが、秋の桜は何と呼べばよいのだろうか?
秋桜と漢字で書くと、コスモスのことになってしまうので、この漢字はあまり適切ではないだろう。



◆秋に咲いた桜の花◆
d0090322_18331825.jpg
= Ricoh GR Digital, 1/540 sec, F5.6, =



さらに、驚いたことに、河原ではなんとスミレ(?)の花を見つけた。
一体どうなっているの?
桜の花とスミレの花をみれば季節は春だろ。

最近、何かがおかしい。
不気味だ。



◆秋に咲いたスミレ?◆
d0090322_18333535.jpg
= Ricoh GR Digital =



いつものクロツバメシジミのポイントに行ってみた。
今日は風が強すぎて、蝶の撮影はなかなか難しい。

ポイントに到着して、周囲を見渡すと、雑草が綺麗に刈られていた。
そういえば、2-3週間前に市の草刈が入ったのだ。
嬉しいことに、クロツバメシジミの食草のツメレンゲはしっかりと保護されていた。

隣接する家のご主人が、草刈のときに注意してくれたみたいだ。
ご主人、ありがとうございます。

しかし、クロツバメシジミの個体数が、数週間前に比べて、激減している。
まさか風のせいでもないだろう。
ウーム、採集者に乱獲されたのかも知れない。
残念だ---------。

でも何とか、GR-Dでツメレンゲをバックに、クロツバメシジミの写真を数枚撮影した。



◆クロツバメシジミ◆
d0090322_18335576.jpg
= Ricoh GR Digital =



クロツのポイントの周りで、ツマグロヒョウモンのオスがフワフワと飛んでいた。
よし、GR-Dで次は飛翔写真に挑戦してみよう。

正直な話、GR-Dでの飛翔写真は、GX8のときと同様で、シャッターの切れが悪いようだ。シャッターをきった時に、ビシッと撮影できたような感覚が無いのだ。
でも、後で見てみると、トリミングしてまあまあの写真がゲットできたのは嬉しい。



◆ツマグロヒョウモンの飛翔◆
d0090322_18341234.jpg
= Ricoh GR Digital、トリミング =



ウラナミシジミの撮影をしていたら、突然風が吹いて、飛びあがった。
偶然に飛翔写真が撮れてしまった。しかし、これはあくまで偶然なので、あまり嬉しくない。



◆ウラナミシジミの飛翔◆
d0090322_18342785.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm Macro, トリミング =




◆オオスカシバ◆
d0090322_18343967.jpg
= Ricoh GR Digital、トリミング =



本日は午後から、埼玉・山梨の細胞診合同講習会があるのであまりゆっくりも出来ない。
急いで帰ろう。
by tyu-rinkazan | 2006-10-08 18:47 | ▣クロツバメシジミ | Comments(6)