NATURE DIARY

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20151212 県南の散歩道:ムラサキシジミとウラギンシジミの日光浴

DIARY Vol.10 (701): #64, 2015 :  

木々は葉を落とし、地面には霜が降りる季節。そこで、「陽だまりの蝶たち Sunny spot butterflies」の撮影に、県南部の照葉樹林を訪れてみることにした。「え〜こんな寒い時期に蝶なんているの?」と周囲には驚かれるが、この時期でも天気さえ良ければ、越冬蝶たちが陽だまりに出てきて日光浴するのだ。



小さな神社

照葉樹林や竹林がある県南の小さな神社に到着。
神社の境内への入り口には2本のイチョウの木。

このイチョウは樹高20メートル以上の大きな古木で、幹周りも太い。樹齢は不明だが、100年は優に超えるだろう。冬になると大量の葉を落とし、境内はもちろんのこと神社の屋根まで黄葉したイチョウの葉に埋め尽くされる。日光の加減が問題だが、なんとか雰囲気のある写真が撮影できた。

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---- A yellow carpet of fallen leaves (ginkgo tree) on the ground of the small shrine-- (Nanbu-cho, Yamanashi)

------- December-12/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4L Fisheye USM



しだれ(垂れ)柿と小屋

川の横にたわわに実をつけた柿の木を見つけた。

葉が落ちて柿の実だけが枝に残っている。熟して落ちてしまわないうちに撮影しておこう。ところで、この木は枝が垂れていて、通常の柿の木とは雰囲気が異なる。「しだれ柿」という品種なのだろうか。古い小屋とこの垂れ柿のコラボが、なんとも言えない良い?雰囲気だった。

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----A persimmon tree with a lot of fruit and an old shed-- (Nanbu-cho, Yamanashi)

------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM



ムラサキシジミ

樫の木の周りをチラチラと飛び回る褐色の蝶を見つけた。
目的のムラサキシジミだ。

敏感でなかなか近づけないが、しばらく待っていると、目の前の葉に静止してくれた。「来ぬのなら、来るまで待とうムラサキシジミ」だね。でも、半開翅した後、直ぐに飛び去ってしまった。まったく、落ち着きが無い蝶だな。ムラサキシジミは毎年撮影しているけど、翅表の青い紋を見ると今でも動揺する。

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----A female of the Tailless Bushblue basking on the leaf -- (Nanbu-cho, Yamanashi)

------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM

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----A female of the Tailless Bushblue basking on the leaf -- (Nanbu-cho, Yamanashi)

------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM



神社のウラギンシジミ

ウラギンシジミがチラチラと白い翅裏を点滅させていた。止まるようで止まらない。ウラギンシジミは夏には高い木の上で生活しているようで、あまり見る機会がないが、秋なるとこちらではよく見る蝶だ。南方系の蝶だが、最近はその数が増えているような気がするな。どうだろうか?

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---- A Toothed Sunbeam basking at sunny spot-- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

-------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM

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---- A Toothed Sunbeam resting under the leaf -- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

-------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM



ヤマトシジミ

ヤマトシジミを1頭だけ見つけた。
この蝶は越冬しないので、文字通りの生き残り蝶なのだ。

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----A male of the pale grass blue-- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

-------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM



ミスジチョウの越冬幼虫を発見

ミスジチョウの幼虫は、カエデの枯葉で越冬する。越冬する葉は糸で枝に固定されているので、彼らを見つけるのは葉が完全に落ちた後が良い。今年も道路脇の枝にその姿を見つけることができた。挿入写真は夏に撮影したミスジチョウの成蝶。

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----A overwintering caterpillar of the Sailer-- (Ashikawa, Yamanashi)

-------- December-12/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM, MT-24EX Macro Twin Light



??虫眼鏡ノート

このごろスマホで写真を撮影する人が急増している。昨今のスマホは手振れ補正までも付いていて、そこそこばかりか結構良い写真が撮影出来る。さらにアプリと一体化した動画撮影も簡単にできるので、携帯性や利便性を考慮するならば普及するのはあたりまえだ。通常の一眼カメラは限られた目的のみの使用になってしまうのかも知れないな。不肖虫林は、スマホでの撮影はしない(というかガラケーなのだ)。

デジタル機器は使用しても、心はアナログ人間のままでいたいと思う。

Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-12-13 17:08 | ▣ミスジチョウ | Comments(8)

20151128 県南の散歩道:落ち柿とクロコノマチョウ(開翅撮影)

DIARY Vol.10 (700): #63, 2015 :  

<翅を開かない蝶たち>
蝶の中には、静止時にけっして翅を開かない種類がいくつもある。
例えば、春に出現するコツバメという蝶の開翅シーンを見た人はたぶんいないだろう。
翅表に大きな橙色の紋があるベニモンカラスシジミの開翅を見た人がいるだろうか。

ひるがえって、クロコノマチョウも翅を開かない蝶のひとつだ。
これまで飛翔撮影以外に、この蝶の翅表を撮影できていない。
この蝶は翅裏が超地味だけど、翅表はそれなりに美しいのだ。
いつかクロコノマの開翅を撮影したいと思っていた。


寒い朝

本日(土曜日)の朝は今年一番の寒さになった。

こんなに寒いと生来レイジーな虫林は布団から出るのが億劫になる。
とにかく、布団から這い出て、カメラを片手にフィールドに出よう。
ということで、本日は少しでも暖かい県南部に進路をとった。

丘からは雪化粧の富士山と朝靄に包まれた市街地が一望できた。

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---- Morning mist and Mt. Fuji with snow overlooked from hill -- (Kofu-city, Yamanashi)

------- November-28/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM


川面に湯気(水蒸気)が立ちのぼり、日陰の葉には霜のデコレーション。
自然がみせる冬の表情を撮影してみた。

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---- Steaming surface of the river and frosted Leaves-- (Nanbu-cho, Yamanashi)

------- November-28/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM



神社のウラギンシジミ

入り口に大きなイチョウの木がある小さな神社。

イチョウの葉が黄葉して美しい。いつもだとこの時期にはイチョウの葉は完全に落ちて、地面がイチョウの葉で埋め尽くされる。でも、今年は黄葉の時期(進行)がすこし遅れているようで、イチョウの木はまだ葉をつけたままだ。今年は例年よりも暖かいのかな?


神社に続く道の脇の垣根で、葉裏で休むウラギンシジミを見つけた。
ストロボを装着し、弱い補助光を用いて日中シンクロ撮影をしてみた。

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---- A Toothed Sunbeam resting under the leaf -- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

------- November-28/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4L Fisheye USM, Speed Light 430 EX

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---- A Toothed Sunbeam resting under the leaf -- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

-------- November-28/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM, MT-24EX Macro Twin Light



落ち柿とクロコノマチョウ

今年の柿は豊産らしく、どこでも沢山の実をつけている。
林に接した柿の木の下にはたくさんの柿の実が落ちていた(落ち柿)。
みると、落ちた柿の実は熟しすぎて(腐って?)、果肉が見えている。

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----Dropped persimmons on the ground -- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

------- November-28/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4L Fisheye USM


しばらく見ていると、日中にもかかわらず大きなクロコノマチョウが出てきた。
大きな個体で、バタバタという羽ばたきの音まで聞こえてくるようだ。

クロコノマという蝶はとても敏感で用心深いようだ。
そっと近づいても、すぐに飛ばれてしまうことが多い。
でも、落ちた柿で吸汁している時には近接撮影が可能。
食いしん坊な蝶に違いない。

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----Dark Evening Brown-- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

------- November-28/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4L Fisheye USM, Speed Light 430 EX


この個体は落ちた柿の近くに飛来して、翅を開閉しながら柿の実に近づいた。
そこで、開翅時にタイミングを合わせてシャッターを押してみた。
後で確認すると、うまい具合に半開翅とフル開翅した状態が撮影できていた。

これまでクロコノマの開翅は撮影したことが無かったので嬉しかった。

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----A Dark Evening Brown with the wings opened-- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

------- November-28/2015, Canon EOS 70D, EF300mm F4L IS USM


クロコノマには明るい茶色の個体と黒っぽい個体がある。

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---- A Dark Evening Brown taking the nectar from dropped persimmon fruits -- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

------- November-28/2015, Canon EOS 70D, EF300mm F4L IS USM



犬が寝るバス停留所

この集落のバス停の待合所には犬がのんびりと寝ていた。

人が多くていつも忙しい都会では、バス停の待合室の前に犬でも寝ていようものなら、むやみに可愛がられるか、さもなくば文句の一つも出るかもしれないな。そもそも犬の方も、車やオートバイが通り過ぎる道の脇では騒がしくてのんびりと寝ることができないだろう。ここの犬は何とも太平楽だ。

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----The rural bus stop with a sleeping dog-- (Shibakawa-cho, Shizuoka)

------- November-28/2015, Canon EOS 6D, EF24-70mm F4L IS USM



??虫眼鏡ノート

これまで、クロコノマチョウの翅表は撮影できないと思っていた。でも、虫林も拙写真を提供させていただいたフィールドガイド「日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会編, 2012)を見てみると、クロコノマの開翅写真が載っている。よくぞ撮影したものだと感心して、ため息をつきながら見ていた。今回、虫林もなんとかクロコノマの開翅シーンが撮影できた。カメラの液晶モニターで開翅を確認した時はとても嬉しかった。

蝶の開翅を撮影することの拘りや価値など、蝶の写真を撮っていない人にはまず理解できないに違いない。マニアックと言えばマニアックだが、それが蝶撮影の楽しみでもあるよね。

ウオールストリートジャーナルによれば、「自然の中に出かけると、創造性や幸福度、集中力が上がった」という研究結果が出ているとのことだ(http://www.lifehacker.jp/2012/06/120620naturemeritte.html)。たしかに、忙しい毎日の中で、ウィークエンドだけでもフィールドをのんびりと散歩すると精神的にも肉体的にも良いように思う。これからも、できるだけ散歩しようと思っている。

Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-12-03 01:01 | ▣クロコノマチョウ | Comments(23)

20151115 晩秋の散歩道:擬態の達人(達虫?)コマダラウスバカゲロウの幼虫を見つけた

DIARY Vol.10 (697): #59, 2015 :  

このところ週末になると天気がくずれて雨がシトシト。
虫屋殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降れば良い
虫林は全天候型ナチュラリストなので気にしない---うそ。


秋色

フランチャイズにしている郊外の里山はすでに晩秋色。
全てが黄色〜茶色を帯びてそろそろ冬支度。

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---- A landscape of late autumn-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM


エノキの葉をみるとオオムラサキの幼虫。
体が褐色に変化し「越冬準備完了」かな。

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---- A caterpillar of Great Purple Emperor -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM


コマダラウスバカゲロウの幼虫を見つけた

「コマダラウスバカゲロウの幼虫」は地衣類が多いところにいると聞いた。
というのも、この幼虫は地衣類を体に付着して擬態する。
擬態の名人(名虫)として知る人ぞ知るマニアックな虫なのだ。

この土手は上が樹木に覆われていて、地衣類もかなりついている。

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---- A habitat of Dendroleon yezoensis -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM


土手の表面を見てみるがなかなか見つけることができない。
でも、しばらくしてそれらしきもの(虫?)を見つけた。
目をこらしてみるとどうやらコマダラウスバカゲロウの幼虫。

やはりこんなところに棲息していたのだ。

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---- A larva of Dendroleon yezoensis -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX


TG−3に純正のLEDライトガイドLG-1を装着。
顕微鏡モードで拡大し、深度合成を使って撮影。

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---- A larva of Dendroleon yezoensis -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Olympus Stylus Tough TG-3


気を良くしてさらに探してみると小さな個体を見つけた。
下の写真ではストロボを用いているので、虫の輪郭が強調されている。

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---- A larva of Dendroleon yezoensis -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX, Olympus Stylus Tough TG-3


茶色い土が露出している場所でも見つけることができた。
ちいさな窪みにはまっているようだ。

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---- A larva of Dendroleon yezoensis -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Olympus Stylus Tough TG-3


地衣類の中に埋もれてしまったような個体。
この個体は頭を下に向けている(わかるかな?)

自分でもよく見つけたものだと思う。

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---- A larva of Dendroleon yezoensis -- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX



キノカワガ

この地衣類が付着した壁面にはキノカワガも持つけた。
こちらも素晴らしい擬態。

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---- Blenina senex-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-15/2015, Olympus Stylus Tough TG-3



??虫眼鏡ノート

d0090322_19594233.jpg秋も深まり、そろそろ冬支度の季節になった。この季節は赤色や黄色、茶色が混ざり世界がカラフルに感じる。

今回はなんとかコマダラウスバカゲロウの幼虫を見つけることができた。目に自信が無い虫林には、コマダラウスバカゲロウの幼虫のような擬態の名人(名虫)は到底見つからないだろうと諦めていたが、今回は散歩の途中で偶然見つけた土壁の表面で数頭の個体を見つけることができたのは嬉しい。この虫を初めて見つけた時には半信半疑で、撮影して画像を拡大してみるまで確信が持てなかったほどだ。我ながらよく見つけたものだと感心してしまう。

来週はインドネシアに学会出張----少しだけでも散歩したいな。


Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-11-15 19:51 | ■他の昆虫 | Comments(4)

20151108 秋雨の散歩道:コミスジの幼虫を見つけた

DIARY Vol.10 (696): #58, 2015 :  

本日はせっかくの日曜日なのに朝から生憎の雨模様。
こんな日は家でほっこりするのも良いが、週に一度はフィールドを散歩したい。
そこで昼食後に、近くの雑木林の周りを傘を差しながら歩くことにした。



秋色(黄色〜レンガ色)に色づく葡萄棚

面白いことに、棚の色合いが微妙に異なっている。
これは葡萄の種類が異なるため-----かも知れない。

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---- A Landscape of Vineyard with Autumn Colour-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM



コミスジの幼虫を見つけた

クズの葉の一部が枯れている部分で茶色い幼虫を発見。
本日の散歩の課題にしたコミスジの幼虫にちがいない。

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------A Catterpillar of Common Glider-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm FISHEYE USM


コミスジの幼虫は、背面の模様が魚の形。
とくに、後部は金魚の尾ヒレみたい。

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---- -A Catterpillar of Common Glider-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm FISHEYE USM, Macro twin light MT-24EX


横から見ると波打った枯れ葉みたいだ。

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---- -A Catterpillar of Common Glider-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX


TG-3の顕微鏡モードで深度合成。
体に細かい毛が密生しているのがわかる。

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-----A Catterpillar of Common Glider-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Olympus Stylus Tough TG3


まだ緑色が残る葉でもコミスジの幼虫を見つけた。
この幼虫はうっすらと緑色を帯びている。

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-----A Catterpillar of Common Glider-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Canon EOS 6D, EF100mm Macro IS USM, Olympus Stylus Tough TG-3



擬態の名人 キノカワガ

地衣類がついた斜面で偶然キノカワガを見つけた。
何度見てもすごい擬態だな。

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-----Blenina senex-- (Shikishima-cho in Yamanashi)

--------November-08/2015, Olympus Stylus Tough TG3



??虫眼鏡ノート

秋も深まり肌寒い季節になってきた。

本日は小雨模様だったので、傘を差しての散歩になった。嬉しいことにクズの葉にコミスジの幼虫を見つけることができた。コミスジの幼虫は今年の課題だった。興味深いのはまだ緑色が残る葉では幼虫も緑色を帯びていたことだった(擬態?)。擬態といえば、地衣類が付着した斜面で「擬態の名人キノカワガ」も見つけることができた。昆虫たちの擬態はいつも巧みなものだ。

今月は毎週のように出張があって落ち着かない。でも、週末の日曜日だけは何とかフィールドに出たいと思っている。このところ万歩計を持参しているが、先週、東京に滞在した時に水道橋から御茶ノ水まで歩いて、1日で2万歩を超えた。いつか1日3万歩にも挑戦したいと思っている。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-11-08 23:28 | ▣コミスジ | Comments(4)

20151017 晩秋の散歩道:ミヤマシジミ青♀、クロツバメシジミなど

DIARY Vol.10 (693): #55, 2015 :  

本日(土曜日)は晩秋の蝶たちを探して散歩した。
この時期のフィールドはとにかく気持ちが良い。


富士にはウラナミシジミがよく似合う ----???

甲府市街地と富士山が見下ろせる丘に立ち寄ってみた。

何頭ものウラナミシジミやヤマトシジミがエノコログサ(ネコジャラシ)の上に静止していた。両種とも草の上を寝ぐらにする蝶なので、ブラシのような枯れ穂はお気に入りのベッドになっているみたいだ。ちょうど雲が切れて富士山が顔を出してくれたので、蝶の背景に富士山を入れて撮影することができた。

富士には月見草がよく似合う」は太宰治の有名なフレーズ。
富士にはウラナミシジミがよく似合う」は虫林の無名なフレーズ---アホ。

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---- ウラナミシジミと富士山-A Pea Blue and Mt. Fuji

-----(Yamanashi, 17/October/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX


逆光の蝶をシルエットにして撮影。
こちらもそれなりに雰囲気があって良いなと思う。

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---- ウラナミシジミと富士山-A Pea Blue and Mt. Fuji

-----(Yamanashi, 17/October/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM



ミヤマシジミの青♀を探して

久しぶりにミヤマシジミのポイントに立ち寄ってみた。
新鮮なメスが飛び立って、オオマツヨイグサの黄色い花に静止した。

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---- オオマツヨイグサの花で静止するミヤマシジミ♀-A female of the Reverdin's Blue on the yellow flower

-----(Yamanashi, 17/October/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX


新鮮なミヤマシジミ♀が低い場所で開翅した。
みると、翅に青い麟粉がのって美しい。
まるで青いシャドーでお化粧したようだ。

ミヤマシジミの♀は秋になると青麟がのって美しくなる。
これは幼虫時の低温環境によるものらしいが、詳しいことは不明。

青♀の青い程度をグレード(3段階)にすると、今回のものは結構グレードが高そうだ(グレード2.5?)。
以前の青♀グレード3の記事)←ここをクリックするとジャンプ。

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---- ミヤマシジミ青♀-A female of the Reverdin's Blue with well developed blue scales

-----(Yamanashi, 17/October/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX



クロツバメシジミ

そろそろツメレンゲの開花期なので、クロツバメシジミ(クロツ)のポイントにも寄ってみた。ここのツメレンゲ群落は他の場所よりも立派だが、数は年々減ってきているようで、株も小型化しているように思える。回復してほしいものだ。

新鮮な個体が1頭現れてくれたので撮影。

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---- ツメレンゲ群落とクロツバメシジミ-A female of the Reverdin's Blue on the yellow flower

-----(Yamanashi, 17/October/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX



ホシホウジャクの翅を止める

ツメレンゲの花には沢山のホシホウジャクが訪れていた。

ホウジャクはホバリングしながら蜜を吸うので、良い花で待っていると次々に訪れてくれた。しかし、ホシホウジャクの翅の動きはとても速くて、自然光ではシャッター速度が2000の1でも翅が止まらない。そこで、ストロボ発光量を32分1にして撮影してみたところ何とか翅の動きを止めることができた。。

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---- 吸蜜するホシホウジャク-Macroglossum pyrrhosticta

-----(Yamanashi, 17/October/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM, Macro twin light MT-24EX



??虫眼鏡ノート

僕のフィールド散歩は、昆虫探索とその撮影が主たる目的だが、気分転換、思索、健康増進(維持?)なども大事な要素だと思っている(むしろ僕には後者の方が重要かも)。どんなに忙しくても、週1回くらいはフィールドを歩く時間がひねり出せるので(たとえ出張先でもね)、高いお金を払ってスポーツジムに行く必要は無いと思っている。最近、腕時計型の万歩計を購入したので、フィールド散歩での歩数を計測しているが、おおむね6000−7000歩だ。これでは散歩といっても「ドライブ散歩」で「歩く散歩」ではない。10000歩は超えないとね。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-10-18 20:22 | ▣ミヤマシジミ | Comments(8)

20150920 シルバーウィークの散歩道2:赤と黒(ヒガンバナと黒系アゲハなど)

DIARY Vol.10 (689): #51, 2015 :  

虫友のカオヤイさんがタイから一時帰国されました。そこで、本日(日曜日)はタイ王国のカオヤイさんタイの自然と風景)、昆虫・植物写真家の山口 進さん花と虫の地球)、けっして目がふしあなではない(むしろかなり鋭い)spaticaさんふしあな日記)たちとマイポイントで「秋のムシ撮影」を楽しむことになりました。とにかく、爽やかな秋晴れの一日を気のおけない虫仲間と時空間を共有できることはとても嬉しい。


秋景色

ちょうど収穫時期になり、黄色く色づいた稲田が目に眩しい。
連結赤とんぼが稲田の上を飛んでいたのでカメラを向けた。
アキアカネかナツアカネか確認したいけど-----野暮かな。

山口さんによれば、最近はアキアカネが減少しているらしい。

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---- 秋景色- Autumn Landscape (Red dragonfly)

-----(Yamanashi, 20/September/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM



ヒガンバナと黒系アゲハ

途中、土手を赤く色どるヒガンバナ(彼岸花)の群落を見つけた。
このヒガンバナは別名「曼珠沙華」、「死人花」「地獄花」。
お彼岸の頃に花をつけるのでこんな名前が付いたみたいだ。
少しおどろおどろしくて怖いが、ヒガンバナには罪はない。

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---- ヒガンバナ- Hurricane lily

-----(Yamanashi, 20/September/2015, Canon EOS6D, EF24-70mm F4/L IS USM


ヒガンバナの群落はどこにでもあるが、そこに蝶の姿を見ることは少ない。虫林がこの時期に訪れる林道では、ヒガンバナの赤い花に黒系アゲハ(ナガサキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、オナガアゲハ)が次々に集まる。ちかくにミカンの木があるからだろう。

赤と黒」はスタンダールの小説のタイトル。
ヒガンバナとクロ系アゲハは自然界の「赤と黒」だね。

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---- オナガアゲハ-The Long Tail Spangle

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8

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---- クロアゲハ-The Spangle

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8

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---- ナガサキアゲハ-The Great Mormon

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8



クリシギゾウムシ

クリシギゾウムシはクリの実に穴を開ける害虫だが、その長い口吻はとてもフォトジェニックだ。ここのクリは枝が低いので撮影しやすい。今回も多くの個体を観察することができた。

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---- クリシギゾウムシ-Glosbe

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8



マエグロハネナガウンカ

時系列的に逆になってしまったが、朝、集合場所の山口 進さん宅に到着してみると何やら雰囲気がおかしい。山口さんが笑顔で「虫林さんが大好きな虫がいるよ」と声をかけてくれたので、早速、下草の葉に目をやるとそこにはヘンテコリンな虫の姿。聞くと、spaticaさんが見つけたとのこと---さすが。

姿形はアカハネナガウンカに似ているが、それよりも一回り大きくて赤くない。撮影してモニターで確認してみると、禿げ上がった頭、大きくて丸い目、象の鼻のような口吻。かなり異形のヘンテコリンな虫だ。

調べてみるとマエグロハネナガウンカらしい----同定に自信ない。

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---- マエグロハネナガウンカ-Zoraida pterophoroides

-----(Yamanashi, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm F2.8 Macro



??虫眼鏡ノート

秋晴れの穏やかな1日を虫仲間たちと一緒に楽しめたのが嬉しい。夕方、山口さん宅ではオオクワ大好きのN君夫妻も加わり、虫談義は尽きることなく続いてしまいました。皆さんのタイの話に胸の高鳴りを禁じ得ず、タイ王国をまた訪れてみたくなります(タイ王国中毒症に罹っているのかも)。皆さん、またいつかご一緒しましょう。


Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-23 16:39 | ▣ナガサキアゲハ | Comments(8)

20150919 シルバーウィークの散歩道:高嶺のヒメオオクワガタにやっと出会えた

DIARY Vol.10 (688): #50, 2015 :  

これまで何度もヒメオオクワガタ(以下、ヒメオオ)の探索行を行ってきましたが、残念ながらまだ一度も出会えていません。虫林にとっては「憧れの虫」です。憧れの虫は出会えない(出会うことが難しい)から憧れなのですが、憧れのままで終わるのはなんとも残念です。連休初日の今日(土曜日)は、「高嶺の花」ならぬ「高嶺のヒメオオ」を探して、県内のブナ・ミズナラ帯を散歩してみることにしました。


秋の風物詩(きのこ売店)

秋になると野生のキノコを売る店が増えます。

並んでいるキノコを見るとハナイグチ、タマゴタケ、クロタケ、ハイイロシメジ、キシメジ、シモフリシメジ、コウタケ、ホウキタケなどがあるようです。とにかく、野生のキノコはそれぞれが秋の風物詩です。

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---- キノコを売る店-

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Canon EOS 6D, EF24-70mm F4/L IS USM


とうとうヒメオオクワガタを発見!

ブナ・ミズナラが混在する林に沿った道をゆっくりと歩いた。
道路脇のヤナギの木をみていくが、そこにヒメオオの姿はない。
この場所で探し始めてから何本のヤナギの木を見ただろうか?

諦めて帰ろうとした時、高さ5mほどのヤナギの木の枝に黒い塊を見つけた。
早速、望遠レンズで撮影して確認すると交尾しているクワガタでした。
腹部が黒いのでヒメオオに違いありません。
葉が邪魔してうまく撮影できませんが、とにかくヒメオオに出会えたので満足。

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---- ヒメオオクワガタ- Dorcus montivagus montivagus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8


さらにこの木では手の届く範囲の枝に単独のオスが発見できました。

でも、かなり古い個体のようで、両方の触角の半分が欠損し、大顎もすり減っているようです。クワガタの触角は匂いやメスのフェロモンを感じ取るためのセンサー。これが欠損するとメスを見つけることができません。

近くで見るヒメオオの♂はとても迫力があります。

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---- ヒメオオクワガタ- Dorcus montivagus montivagus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8, Olympus Stylus TG-3 Tough

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---- ヒメオオクワガタ- Dorcus montivagus montivagus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM



ハスオビヒゲナガカミキリに出会った

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---- ハスオビヒゲカミキリ- Cleptometopus bimaculatus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro, Stylus TG-3




??虫眼鏡ノート

d0090322_8202350.jpg性格、性質などを考慮しながら場所を決めてヒメオオを探すのはなかなか楽しいものです。今回やっと憧れのヒメオオに会えてとても嬉しく思いました。

今回の散歩の前に家で「検索入門 クワガタムシ」(黒澤良彦、岡島秀治、山口進 著)をめくってみました。このハンディなフィールド図鑑は初版(昭和63年)からすでに27年もたっていますが、内容は驚くほど豊富かつ正確。今でも古さはまったく感じられません。この本は「クワガタムシのバイブル」といわれるのがよくわかります。年号をまたぐ名著ですね。

ところで、ラグビーW杯で日本チームが南アフリカのスプリングボックスに勝利した! おめでとう!



Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-21 08:20 | ■甲虫 | Comments(6)

20150913 白露の散歩道:秋告虫(ツマグロキチョウ秋型やクリシギゾウムシなど)に会いに行く

DIARY Vol.10 (687): #49, 2015 :  

チョウの季節型には、幼虫時の気温とともに日照時間が強く関係(環境適応)。
9月の中旬という時期は、虫たちが夏型から秋型に入れ替わる移行期だ。
そろそろ僕も服を変えて、気分も変えて体型も変えて、「秋型の虫林」に変身???
今回は秋告虫たちに会いに南部に向かった。


秋型のツマグロキチョウに会う

小雨が降っていたが、数頭のツマグロキチョウが飛び出した。
みると、すでに翅はとんがり、翅裏の線状紋も明瞭だ----秋型。

秋型のツマグロキチョウは枯葉や黄変した葉で翅を休めた。
たしかにこのような場所にいる彼らはとても見つけにくい。
秋型のツマグロキチョウと枯葉や黄葉した葉の組み合わせは秋らしい。

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---- 秋型のツマグロキチョウ- The Angulated Grass Yellow, autumn type

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm


秋型の独特の姿、すなわち翅が尖り、翅裏の線状紋が明瞭。
この時期はツマグロキチョウの秋型に秋の深まりを感じる。

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---- 秋型のツマグロキチョウ- The Angulated Grass Yellow, autumn type

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm


まだ夏型の姿も見ることができた。
下の写真は水滴がついた葉の上で静止したツマグロキチョウ夏型。

ツマグロキチョウの夏型は翅が丸く、線状紋が不明瞭。

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---- 夏型のツマグロキチョウ- The Angulated Grass Yellow, autumn type

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm



クリシギゾウムシ

近くの栗の木でクリシギゾウムシ♂♀を観察。

メスはお風呂に浸かるような姿で産卵し、オスはそのそばに待機している。
オスの口吻も長いが、メスの口吻はオスよりも倍以上も長い。

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---- クリシギゾウムシ-Chestnut weevil

-----(Shizuoka, 12/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro


クリシギゾウムシ♀の長い口吻を魚露目レンズで強調してみた。

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---- クリシギゾウムシ-Chestnut weevil

-----(Shizuoka, 12/September/2015, Olympus Stylus TG3 tough, Gyorome8


TG-3の顕微鏡モードでメスの頭部を拡大した。
以前から撮影したいと思っていたが、今回やっと満足できる写真が撮れた。

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---- クリシギゾウムシ-Chestnut weevil

-----(Shizuoka, 12/September/2015, Olympus Stylus TG3 tough,



ヒガンバナと黒系アゲハ

真っ赤な色のヒガンバナに黒系アゲハが群れていた。
みたところ、ナガサキアゲハ、オナガアゲハが多い。

ヒガンバナ(彼岸花)の英名はhurricane lilyというらしい。
台風百合(hurricane lily)とは何ともクールな名前だ。
このヒガンバナには黒系アゲハが多く集まるようだ。

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---- ヒガンバナに黒系アゲハ-Sawtooth oak

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm


吸蜜するナガサキアゲハ♂を撮影した。
雨上がりで蜜が多いのだろうか、ゆっくりと吸蜜していた。

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---- ヒガンバナに黒系アゲハ-Sawtooth oak

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm



葛の花のウラギンシジミの幼虫

教えていただき、クズの花でウラギンシジミの幼虫を探した。
下の写真の丸で囲んだところに幼虫がいるのがわかるかな。
幼虫は花弁の色や形、大きさによく似ていると思うがどうだろう。

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---- 葛の花のウラギンシジミの幼虫-A caterpillar of Toothed Sunbeam

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



ウラギンシジミの幼虫を拡大。

突起がある方が前のように見えるが、実はそちらが後ろになる。
刺激するとその突起から線香花火のような毛が出てくるらしい。

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---- 葛の花のウラギンシジミの幼虫- A caterpillar of Toothed Sunbeam

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



クロコノマチョウとフクラスズメガの幼虫

ススキの葉裏に細長い幼虫を見つけた----クロコノマチョウの幼虫。
クロコノマチョウの幼虫は頭部が黒くて角(突起)がある。

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---- クロコノマチョウの幼虫-A caterpillar of the Dark Evening Brown.

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro


イラクサに静止するフクラスズメガの幼虫。

この幼虫は刺激すると頭部を激しく振るので驚いた。
この行動はフクラスズメの幼虫独特のものらしい。

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---- フクラスズメガの幼虫-A caterpillar of Arcte coerula

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD12mm



??虫眼鏡ノート

稲穂も色づいて、秋が日1日と深まってくるのが実感出来る季節になりました。今回は秋を告げる「秋告虫」に会いたくて、県南の県境部を中心に回ってみました。同行者は敬愛してやまない昆虫写真家の山口進さんで、ストレスフリーの気楽な散歩となりました。次週末はシルバーウィークですが、まだ行く先を決めていません。でも、虫を探すフィールド散歩ではどこに行こうか考えるのも楽しいものですね。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-14 19:08 | ▣ツマグロキチョウ | Comments(10)

20150905 里山の散歩道:オオクワガタ♂とアケビコノハの幼虫など

DIARY Vol.10 (686): #48, 2015 :  

今週末(土曜日)は虫友のNさんがオオクワガタ(以下オオクワ)のポイントを案内してくれることになった。オオクワガタといえば 「日本の甲虫界のスーパースター」 の名をほしいままにしている有名な虫。でも、近年は乱獲と自然破壊でその個体数が激減し、自然条件下でこの虫に会うのは容易ではない。虫林はオオクワ産地の山梨県に住んでいながらこれまでオオクワを撮影したことが無い。つまり、虫林にとってオオクワは「目の上のたんこぶ」ならぬ「目の上のオオクワ」になっているのだ。今回は是非とも-----。


里山の散歩道

春先によく訪れた谷戸。
今は夏の暑さも過ぎて、気持ちが良い散歩道だ。
この周りの雑木林には里山の昆虫が多い。

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---- 里山の散歩道-Walking path in Satoyama

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF24−70mm F4/L IS USM



台場クヌギ

オオクワは幹が肥大して怪物のような台場クヌギに棲む。
台場クヌギの表面はキノコや苔が生えて貫禄十分だ。

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---- 台場クヌギ-Sawtooth oak

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF24−70mm F4/L IS USM


台場クヌギにはしばしば空洞ができる。
そこがオオクワの棲家になるようだが、この木の空洞にはスズメバチの巣-----要注意。

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---- 台場クヌギにスズメバチの巣-Sawtooth oak

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF24−70mm F4/L IS USM



オオクワガタ

陽が西に傾き始めると、Nさんは台場クヌギの林を次々と見回った。
大きな木に登り樹洞をチェックしていたNさんから突然の声。

Nさん「オオクワがいるよ!中歯型のオスだね」
虫林「本当? やったー」
Nさん「あ! 下に落ちた」
虫林「ま、まずい。僕にはみえないよ---」
Nさん「見えてるよ。もっと前、そこそこ」
虫林「あ!いた。嬉しいな」

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---- 台場クヌギ-Sawtooth oak

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM Fisheye


中歯型のオオクワガタ♂。
光量が乏しいので、ストロボ使用。

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---- オオクワガタ♂-A male of giant stag beetle

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro, Flash(+)

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---- オオクワガタ♂-A male of giant stag beetle

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L IS USM Macro



アケビコノハの幼虫

アケビコノハといえば成虫もユニークなのだが、幼虫もなかなか面白い。

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---- アケビコノハの幼虫- The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF24-70mm F4/L IS USM



ゴマダラチョウの幼虫

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---- ゴマダラチョウの幼虫-A caterpillar of Eudocima tyrannus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-12mm F4/L USM



クサカゲロウ類の幼虫

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---- クサカゲロウ類の幼虫-A caterpillar of green lacewing

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM



??虫眼鏡ノート

ヒメオオクワガタは今年の課題。本日の午前中は高原でヒメオオクワガタを探しましたが、残念ながら見つけることができませんでした。とにかく何度かトライしてみたいと思っています。午後からはNさんの後をついてオオクワガタポイントを何箇所も回りました。さすが彼はオオクワ専門家だけあってオオクワガタの中歯型♂を見つけてくれました。中歯型とはいえ、オオクワガタはオオクワガタですね。憧れの虫にフィールドで会えて嬉しいです。Nさんに感謝。ちなみに、見つけたオオクワガタは撮影後に元の場所に戻しました。

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名残りセミ

これから秋もますます深まりフィールド散歩が楽しみですが、本来の仕事の方も忙しくなります。
でも、「人間万事が塞翁が馬」。なるようにしかならない、

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-06 20:57 | ■甲虫 | Comments(10)

2015080 秋霖の散歩道:美麗なハンミョウと異形のエゴヒゲナガゾウムシほか

DIARY Vol.10 (685): #47, 2015 :  

週末は前線が停滞して典型的な「秋霖」になった。フィールドは晴れた時のキラキラとした輝きも良いが、曇り空の下のしっとりと水の気に満ちた空気の中での散歩も気持ちが良いものだ。まるで自然の水に疲れた心が溶けていくような気持ちになる---かな。この時期にみることができる虫たちの多くは、今年の夏をすぎた「なごり虫」。


稲穂の間に小さなセセリの姿を見つけたので虫景写真。
秋になってイチモンジセセリの数が増えてきたようだ。

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---- 稲田の秋(イチモンジセセリ)- Autumn Landscape

-----(Yamanashi, 29/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro



ハンミョウ

川沿いのコンクリートの土手上に何頭もの道教え(ハンミョウ)が点々と見られた。
甲府市内でのナミハンミョウの棲息地はかなり限られるいるように思われる。

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---- ハンミョウ-Japanese tiger beetle

-----(Yamanashi, 29/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE


日本のハンミョウやタマムシの美しさは国際的にもトップクラスと思う。ハンミョウの毒々しい色彩(青い地に赤、緑、白い紋が混在)は太陽光の反射のためと言われているが、本当のところはわからないといえる。南国にも地味な色のハンミョウはいくらでもいるからね。

美しい模様の虫を美しく撮るのは簡単のようだが意外に難しいものだ。
今回はハンミョウをマクロレンズ付きのフルサイズ機で「本気撮り」した。

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---- ハンミョウ-Japanese tiger beetle

-----(Yamanashi, 29/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro


ハンミョウはTiger beetleと呼ばれる肉食性昆虫。
美しいが獰猛な昆虫ハンターなのだ。
頭部を前から見るとやはり怖い顔だな。

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---- ハンミョウ-Japanese tiger beetle

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM



コニワハンミョウ

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---- コニワハンミョウ-Cicindela transbaicalica japanensis

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM



エゴヒゲナガゾウムシ

道路の脇に実を沢山つけたエゴノキを見つけた。
みると多くの実に小さな穴が空いているではないか。
エゴヒゲナガゾウムシの仕業に違いない。
でも、8月も終わりなので、さすがに時期的に遅すぎるかもしれない。

幸いなことに、成虫を探してみるとメスの姿を見つけた。

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---- エゴヒゲナガゾウムシ♀ -Exechesops leucopis

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM

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---- 穴を開けるエゴヒゲナガゾウムシ♀ -Exechesops leucopis

-----(Yamanashi, 29/August/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm f2.8 Macro, Tough TG-3

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---- 産卵するエゴヒゲナガゾウムシ♀の顔のアップ (馬顔)-Exechesops leucopis

-----(Yamanashi, 29/August/2015, Olympus Tough TG-3, 深度合成



ウラギンシジミ

甲府市内を一望できる丘の上の展望台に立ち寄ってみた。
ウラギンシジミが草の茎に何頭も付いていた。

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---- ウラギンシジミ- Toothed Sunbeam

-----(Yamanashi, 29/August/2015, Ricoh GR-D III



??虫眼鏡ノート

今週末は今年の目標虫の一つのカワラハンミョウに会いたいと思い、広い河原を3時間ほど歩いた。でも、残念ながら見つけることができなかった。時期的なものかそれとも天候不順のためなのか理由はわからないが、もともと個体数が少ないのですでに絶滅したのかもしれない。憧れの虫は憧れのままになった。

でも、ハンミョウやコニワハンミョウはみることができ、さらに異形の虫エゴヒゲナガゾウムシもみることができたのは嬉しい。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-08-30 18:28 | ■甲虫 | Comments(6)