人気ブログランキング |

タグ:東北地方 ( 33 ) タグの人気記事

みちのく一人旅シリーズ2である。

盛岡市内の裁判所前に、石を割って成長したといわれる「石割り桜」という有名なサクラの木がある。盛岡を訪れたときに、ちょうどその石割り桜が満開で、多くの人が見物に来ていた。

サクラの花も綺麗だが、サクラを取り囲む人々の表情は、皆笑顔で幸せそうに見える。まるで石割り桜が人々に幸せを振りまいてくれているようだ。
d0090322_21312785.jpg
。。石割サクラ

。。。 The cherry tree grown in the large stone
。。。.Ricoh GR-D, , ASA 100
。。。.(2007-Apr-28, Morioka-shi/Iwate)    

**************************************************

ヒメギフチョウはどこからなくとも現れて、吸蜜する花を選びながら、あるいはパートナーを探しながらのんびりと飛ぶ。見ているだけで癒される光景だ。

トリミングすると、飛翔するヒメギフの背景が気に入らない。何とか写真上部に見えるキクザキイチゲやカタクリの花も残したいので、縦の写真としてトリミングすることにした。
d0090322_2133787.jpg
。。。。。。。。。。飛翔するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。Flying L. puziloi inexpecta
。。。。。。。。。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm Fisheye, Telecon X1.4, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


この写真(↓)は、Sigmaの70-300mmでカタクリでの吸蜜を撮影していたら(200mm)、何となく撮れてしまった。カタクリとヒメギフの両方にピントが合っていてラッキーでした。
ウーム、偶然の産物なので、嬉しいやら少し恥ずかしいやら複雑な心境である。
d0090322_21382820.jpg
。。飛翔するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。Flying L. puziloi inexpecta
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


本日は条件が良いのだろうか、ヒメギフチョウの交尾を3ペアも見ることが出来たのである。初めに見かけたのは、一休みして汗を拭いている時に目の前で見つけた。不安定なキクザキイチゲの花にぶら下がるようにしていた。
d0090322_21391645.jpg
。。。。。。。。。。交尾するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。Mating L. puziloi inexpecta
。。。。。。。。。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm Fisheye, Telecon X1.4, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


これは別な交尾ペアであるが、細い枝で見つけた。背景の広がりを持たせるために斜面に這い蹲るようにして撮影した。
d0090322_21393537.jpg
。。交尾するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。Mating L. puziloi inexpecta
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm Fisheye, Telecon X1.4, ASA 100
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


gyorome-8で撮影した交尾写真であるが、虫の目レンズでみると、蝶の目が本当にギョロ目になるようだ。Gyoromeの名前はそこからきているのだろうか。また、蝶の体の毛も強調されて、毛むくじゃらのヒメギフチョウになる。
d0090322_21395311.jpg
。。虫の目イメージ:交尾するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。Mating L. puziloi inexpecta
。。。.Ricoh Caplio GX8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


<産卵>
観察していると、種々の葉にタッチングを繰り返しているメスのヒメギフチョウを見つけた。これは面白い-------。
後をついていくことにした。すると、とうとうウスバサイシンの葉で産卵した。
しかし、産卵部位を入れた写真が撮影できなかったのが残念である。
d0090322_21401089.jpg
。。産卵するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。Egg-lying of L. puziloi inexpecta
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


ウスバサイシンやカンアオイは地味だが面白い形の花を付ける。
虫林はこの花の時期のウスバサイシンが被写体としてとても好きだ。
d0090322_21344942.jpg
。。食草ウスバサイシン Asiasarum sieboldii

。。。Food plant (Asiasarum sieboldii)
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)

**************************************************

カタクリは食用になる植物で、とりわけ「カタクリ粉」は有名だが、現在はジャガイモから作っているらしい。それだけ、以前はカタクリは豊富にあったのだろう。

東北では、カタクリは少し山に入れば普通に見られる花みたいだ。それ故、カタクリが豊富な地域で、観光ポイントになっていないカタクリの群落は、比較的容易に発見できる。またそのような場所ではヒメギフが舞うことが多い。

東北には、ヒメギフの楽園がまだまだ人知れずにのこっているのだ。
そんな場所を散歩できて嬉しい------。

<どんど晴れ>
by tyu-rinkazan | 2007-05-01 21:40 | ▣ヒメギフ | Comments(38)

みちのく岩手県盛岡市を訪れることになった。
親しくしていただいているN教授が大学を突然辞職するので、「N教授を囲む会」を開くというのだ。彼は定年までまだ5年ほどもあるが、自分の引き際は自分で決定するという。日頃、だくだくと何もしないで定年を迎える多くの凡人よりは、その姿勢はとても潔く、また格好が良い。さすが団塊の世代はたくましいと思う。

---------ということで、このゴールデンウィークの初めは、岩手県に行くことになり、「みちのくのヒメギフチョウ」を見る機会が出来たのは嬉しい。虫林としてはカタクリのお花畑の上を飛び交う春の女神様にお目にかかりたいものだ。

東京駅八重洲口で乗った夜行バス「らくちん1号」は早朝に盛岡駅に到着した。
盛岡駅前の橋からは、「南部富士」との愛称をもつ岩手山を望むことができる。
「ふるさとの山にむかひて言ふことなし、ふるさとの山はありがたきかな」(石川啄木)。
d0090322_19263210.jpg
。。南部富士(岩手山) Mt. Iwate

。。。 The Mt. Iwate (Nambu Fuji) appearing over the Kitakami river
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, , ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Morioka-shi/Iwate)    

**************************************************

駅前でレンタカーをかり、みちのくのヒメギフチョウに会うために出発した。
盛岡は北国だけあって、朝の空気は少し肌寒いが、今日は天気が良く、空は晴れ渡っている。
は~れた空、そ~よぐ風♪------かなり古いね。

現地には9時過ぎに到着した。
ヒメギフポイントは山の南斜面にあり、一面にキクザキイチゲの花が咲き、カタクリも咲き始めていた。ゆっくりと見渡してみると、すでに数頭のヒメギフが飛んでいる。
d0090322_19344693.jpg
。。日光浴をするヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。Wide-angle view of L. puziloi inexpecta basking on the ground
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


ヒメギフはまだ発生初期のようで、黄色が鮮やかで新鮮な個体が多い。
これだけ飛んでいれば、あせる必要はないのだ。ここには虫林一人しかいないのだから-----。
なんと贅沢な時間なのだろうか、この幸せに感動すら覚えるのだった。
d0090322_1936229.jpg
。。日光浴をするヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta basking on the ground
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


カタクリの花はまだ咲き始めのようで、開花したものでは濃いピンクの花色をみせてとても美しい。昔から「梅にウグイス」というが、ヒメギフにはカタクリの花が良く似合う。
「カタクリにヒメギフチョウ」なのだ。
山梨県ではこの組み合わせでの撮影は絶望的なので、ここで真面目に撮影することにした。

ヒメギフチョウの吸蜜は、スミレの花も良いが、やはりカタクリの花のとの組み合わせは最高だ。カタクリの花は意外と綺麗な時期は短いようで、すぐに青く変色し、斑状に痛んでしまう。本日のカタクリの花は、数は最盛期に比較してみるべくも無いが、花の質が良いようだ。
d0090322_194166.jpg
。。。。。。。。。。カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


飛び回るヒメギフチョウたちは、次々とカタクリの花で吸蜜してくれるが、今日は気温がやや高いせいか、吸蜜時間が短い。

背景をなるべくぼかしたいので、300mm(デジタルカメラ換算で450mm)の望遠で吸蜜を狙ったが、うまく背景を整理するのがなかなか難しい。
d0090322_19415838.jpg
。。。。。。。。。。カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


斜面を登ったり、下ったりしていると、汗はでるは、足はガクガクになるはで、消耗してしまう。小休止して、ゆっくり周囲を見渡してみると、自分がスプリングエフェメラルの群落のど真ん中にいることに気づいた。それはまさしく天国のイメージなのだ。
背景がうまくぼけた写真ができた。
d0090322_2175533.jpg
。。。。。。。。。。カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violet
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


ヒメギフチョウの吸蜜を拡大して写真を撮った。
ファインダー越しにみるヒメギフチョウは、息を呑む美しさだ。
d0090322_19425126.jpg
。。カタクリで吸蜜する Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)

d0090322_1943988.jpg
。。カタクリで吸蜜する Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


突然、ヒオドシチョウが舞い降りてきて、目の前のキクザキイチゲの花で吸蜜をはじめた。
キクザキイチゲは多数咲いているが、この花でヒメギフチョウが吸密する場面は見たことがない。
d0090322_19445572.jpg
。。キクザキイチゲで吸蜜する ヒオドシチョウLuehdorfia puziloi inexpecta

。。。The large Tortoiseshell feeding at Anemone pseudoaltaica
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)

**************************************************

午前中数時間の訪問であったが、ヒメギフチョウとの出会いを楽しむことができたのはとても嬉しい。みちのくのヒメギフは虫林の期待を裏切らなかった。

実はこのヒメギフの時間を捻出するために、日程的にかなりの強行軍を強いられた。
盛岡入りする前日に甲府から神戸に向かい、ミーティング後、夕食会は途中で失礼して、その日の夜に新幹線で東京、さらに夜11時10分発の夜行バス(らくちん1号)で、早朝に盛岡入りしたのだ。

さらに、「N教授を囲む会」の次の日は、父の米寿の祝いが神奈川であるので、朝一の東北新幹線で盛岡を離れた。

今週のみちのく盛岡行はさらに飛翔写真なども撮影したので、2部作とする。
--------------乞うご期待。

最後に、今回の「N教授を囲む会を運営し、虫林を招待してくださいましたSさんに感謝します。有難うございました。

<どんど晴れ>
by tyu-rinkazan | 2007-04-29 19:47 | ▣ギフ | Comments(18)

20070210 連休1日目
本日は色々と予定が詰まっており、フィールドに出る時間が無い。
ウィークエンドナチュラリストの虫林としては真に残念ではある。でも、連続フィールド出場記録に挑戦しているわけでも無いし、まあこんな週もあってもよいかなとも思う。
-------といいながら自分を慰める。

午後は甲府市内のホテルで行われたある学会の支部会に参加し、夕方からは、甲府を訪れた中国の友人(Wさん)と一緒に食事をした。久しぶりに会ってとても楽しかった。

**************************************************

20070211 連休2日目
東北のある研究会で講演依頼を受けたので、朝から特急「あずさ」で甲府駅を出発した。東京駅で東北新幹線「はやて」に乗り換え、仙台に到着したのは午後3時をまわっていた。途中、福島を越えた辺りで、霙や雪が降っていたが、仙台は晴れていた。
屋外は甲府よりもさすがに寒いが、キリッとした寒さはかえって気持ちが良いものだ。
d0090322_21412885.jpg
。。ホテルから見た仙台の風景(宮城県仙台市, 2007-Feb-11)

。。。Ricoh DR-D

ホテルでチェックインの後、T大のG会館に向かった。
夕方は、I医大のM教授、S教授そして県立中央病院のS先生に夕食をご馳走になった。
--------ということで、結局、この日もフィールド無しであった。

**************************************************

20070212 連休3日目
仙台から甲府の自宅に帰った時には、既に午後4時で、太陽もかなり傾いていた。このまま楽になってしまうのも良いかな---------とも思ったが、やはり少しでもフィールドに出ないと、精神衛生上良くない。
自宅から車で15分ほどの武田の杜を散歩した。
丘の上から見ると富士山と甲府市内が西日に照らされてくっきりと見えた。
d0090322_21414831.jpg
。。富士山と甲府市街(山梨県甲府市, 2007-Feb-12)

。。。Ricoh DR-D

午後の日に輝く、エノコログサの穂が美しかった。
ところで、エノコログサは別名ネコジャラシである。子供の頃、ネコジャラシの穂でネコをからかって遊んだことがあるが、ネコはネコジャラシに本当にじゃれ付いていた。
ちなみに、ヒトはじゃれ付くどころか怒り出すことがあるので、ご注意を。
d0090322_2142349.jpg
。。エノコログサ(山梨県甲府市, 2005-Feb-12)

。。。Pentax K10D, ASA100

d0090322_21422094.jpg
。。逆光に輝く草の種(山梨県甲府市, 2005-Feb-12)

。。。Pentax K10D, ASA100

結局3連休とはいえ、休んだ気がしない。
まあ、もう少しすれば花は咲き蝶が飛ぶのだ。
by tyu-rinkazan | 2007-02-12 21:44 | その他・雑 | Comments(14)